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世界遺産カカドゥ国立公園からダーウィン旅行記!ノーランジーロックやアボリジニ壁画を観光

カカドゥのノーランジーロック2007/4/8は、日の出前の5時半過ぎには起きて、テントの外へ出ました。夜一度目が覚めた時に、テント外で動物が走ったりしてる音が聞こえたのですが、何の動物か確かめたかったのです。しかしもういませんでした。
たぶん、野うさぎかワラビーだと思うのですが。そしてテントそばに「Danger!」の注意書きを見つけました。。クロコダイル注意!!です。ちょっと離れた場所には、Dingo:ディンゴ(野犬)注意!の標識まであります。夜は暗くて確認できなかったのですが、なんか恐ろしい場所にテントを張らせるものだなぁと思いました。それも自己責任だというのでしょうか。

ゆめぽろ(@yumepolo)です。こんちはっ!

クーインダYellow Water:イエローウォーターという大きな川(というか水たまり?)でクルーズするための町です。このクルーズはカカドゥ観光の主要なイベントの1つみたいなので、私も乗船するつもりでしたが、昨日もクロコダイルフィーディングでクルージングしてるし、一番安いのでA$45(約4,500円)/1.5hと結構高いため、今回はパスすることにしました。そして簡単な朝食をすませてから、近くにあるWarradjan Aborijinal Cultural Centerへ行きました。
開館の9時少し前に着いたので、まだ門が閉まってました。他にもう1台欧米系旅行者も後ろに待ってました。そして9時少し過ぎにどこからか車で乗り付けてきた人が門を開けたので同時に入っていきました。小さな展示館でしたが、アボリジニの生活や野生動物、特に川にいるクロコダイル、バラマンディという大魚、首の長い亀などとの関わりについて展示されていました。
その後は太古のアボリジニアートを見に向かったのですが、途中でMirai Lookout:ミライ展望台という展望エリアを見つけたので行ってみることにしました。往復45分と書かれてましたが、ちょっとした山登りで、しかもかなり暑かったので汗だくになりながらやっと頂上へ着きました。そこからの眺めはすばらしくて、カカドゥ国立公園の森林や岩場などが見渡せました。これからいくノーランジーロックも小さくですが見ることができました。少しそこで涼んでから車に戻って出発しました。
クロコダイル注意と私のテントと車 ノーランジーロックの入口 ノーランジーのアボリジニアート(カンガルー)
Nourlangie Rock:ノーランジーロックへは少し迷いました。というか標識を見間違えてオフロードを走ってたのですが、どうも違うぞと気づいて引き返しました。正規のルートはもちろん舗装道で、脇道を10分くらい走ると到着しました。ここは後で行く予定のUbirr(ウビルー)と並んで、カカドゥ国立公園のメイン観光の1つになると思います。カカドゥはエアーズロックやグレートバリアリーフほど日本では知られていませんが、世界遺産の複合というカテゴリに登録されています。
確かエアーズロックやペルーのマチュピチュも同じだったと思うけど「自然」と「文化」の両面から世界的に重要だと認められた地域だけが「複合」として登録されます。世界中に30くらいしかなかったと思います(うろ覚えですが)。カカドゥとは、5万年以上も前から住んでたアボリジニの一族名から名づけられたそうです。カカドゥより東にはアーネムランドという先住民保留地があり、先住民以外は通行許可書がない限り立入禁止区域になっています。
禁止と言われたら行きたくなるのですが(もちろん許可書を発行してもらって)、この時期は途中の道が水没してる可能性が高く、4WD専用道を通る必要もあるそうなのであきらめました。ノーランジーやウビルーでもアボリジニが3万5千年も前に書いたと言われる壁画が見られるそうだし、その壁画に興味がなくても、この辺の岩場はダイナミックなので見て損はないと思います。
このノーランジーにはウォーキングトレールが作られてるので迷うことはありません。入場料は取られませんでした。私は一番時間のかかるトレール(2時間だったと思う)はさすがにパスしたけど、それ以外には全て行きました。まず、あちこちの岩場にアボリジニの壁画が見られます。狩りの成功を祈る踊り、カンガルー、雷の神様、宇宙人のようなものなどいろいろでした。
既に消えかけてる絵も多かったけど、逆に言えば今まで何万年もの間残ってるのは描き方に技術があったのか、一族の保存方法がよかったのか、自然に守られてきたのか…いずれにしろすごいことだと思います!Lookoutまで歩いてもそれほど時間はかかりませんでした。ダイナミックな光景が360度に展開されています。
ノーランジーのアボリジニアート(踊る人々) ノーランジーのアボリジニアート(カンガルーと人々) ノーランジーのアボリジニアート(有名な雷神)
次は今夜宿泊予定のJabiru:ジャビルーへ向かいました。初代ガンダムで「ジャブロー」というジオン軍の重要拠点が出てきたけど、あれはアフリカだったでしょうか。オーストラリアだったのかな?。ジャビルーとはこの辺りでよく見かけるコウノトリのことです。コウノトリって子宝を運んで来ると言われてる鳥だったと思います。時期的なものか、私は見ることができませんでした。
ジャビルーの町の入り口近くにあるキャラバンパーク(キャンプサイト)でチェックインしました。そして水もA$3.5/1.5Lもしたけど、日曜でスーパーが13時には閉まっていたので仕方なく買いました。ダーウィンではかなり多めの水分を用意してたのに、40度近い暑さのためにすぐに飲んでしまいました。テントは張らずに近くでPETROL(ガソリン。A$141.9/L)を入れるとすぐに次の目的地へ出発しました。
次はBowali Visitor Center:ボワリ ビジターセンターです。カカドゥの観光案内や道路の通行状況などを知ることができます。また、小さな博物館もあり、周辺に住んでる動物のことや、巨大なシロアリ塚、巨大なクロコダイルの骨、放射能を持つという設定の作り物の岩(近くにウラン鉱脈があるので危険地帯はあるみたい)などが展示されてました。また、バードウォッチャーにはたまらない鳥の宝庫地なので、いろんな鳥の写真と名前が展示されていて、私はそれでジャビルーがどんな鳥か知りました。
次はジャビルーから少しダーウィンへ戻った脇道から30分くらいの場所にある、Ubirr:ウビルーへ向かいます。この辺りの地名は原住民アボリジニの言葉なので、英語では聞かないような名前がたくさん出てきます。このウビルーも岩場の集まる景勝地で、そこにはアボリジニの壁画が残っています。しかし…10kmくらい走った地点で行くのをあきらめざるを得なくなりました(>_<)。 舗装道なのですが、そばにある川の水があふれてて道路が水没していました。。しかもその川はクロコダイル注意!です。道路脇には2mまでの水深計の柱があるので、雨季にはそのくらい水没するのでしょうか。この時も0.6m以上水没してたので、私の普通車では無理です。しかし車体の高い4WDバンは躊躇なく走ってました。4WD普通車も一度立ち止まり、少し躊躇してたけど、ゆっくり慎重に走り抜けてました。今回は残念ですが機会があれば乾季(5~10月)に再挑戦したいと思ってます。 ノーランジーロックのルックアウトから ノーランジーロックのルックアウトから ウビルーは途中の道が水没してて断念(>_<)
その後はかなり時間が出来たので、ジャビルーからダーウィン方面へ約30kmのMamukala:マムカラという大湿原へ行きました。ここはバードサンクチュアリになっていて、いろんな水鳥が大量に見られるということです。しかし…「CLOSED」封鎖されていました。おそらく道が水没しているためでしょう。そのままジャビルーへ戻ったので60kmも無駄に走ってしまいました(>_<)。 ウビルーに引き続き残念だったので、とぼとぼとキャラバンパークへ戻ってテントを張り、暗くなる前に夕食を食べ始めました。そして陽が落ちたので誰かがキッチン&ダイニングエリアの電気を付けたのですが、予想どおりすごい大量の蚊が寄ってきました。蚊に対しては現地人も旅行者も気にする人としない人で別れます。オーストラリアの蚊は日本ほどではないにしても安全な方です。マラリアなどの伝染病もほとんど持っていません。 だから私もあまりガードしてないので結構刺されてしまいました。しかしこのカカドゥ周辺の蚊は何かの病気を感染させる場合があるそうです(名前は忘れました)。この日も私は蚊取り線香を2本付けてガードしました。2組いたドイツ人も1組は棒状の蚊取り線香のようなのを付けてました。オーストラリア人の2人は体に付いたのを感じた時だけ叩いてる程度でした。でも蚊取り線香が役に立たないほど大量の蚊がいたため、ドイツ人の1人が私も含めて許しを得て、電気を消しました。 もちろん近くに電灯もなく真っ暗闇です。そして各テーブルにロウソクを付けて過ごすことになりました。私はロウソクを持ってなくて懐中電灯を付けてたら、ドイツ人カップルがロウソクを1つ分けてくれました。感謝です☆。それにしてもロウソクがあっても快適とは言えず、皆結構早めに寝ることにしました。私はPCを付けてみたのですが、付けた瞬間、いろんな虫が光ってる液晶画面にぶつかってきます。気持ち悪いのですぐに消しました(>_<) 私はさすがにまだ寝るには早すぎると思い、かなり近くでディンゴの雄叫びが聞こえてきたので、ディンゴを探しに行くことにしました。しかし持ってる懐中電灯では暗闇の中、ディンゴを探すのには心細過ぎてあきらめました。。アウトドア用のカンテラ(だっけ?)ならかなり先まで照らせて強力です。テント生活するなら、ぜひ欲しいとこです。そんなわけで仕方なく寝ることにしたのですが、すぐに大雨が降ってきて昼間の水没の記憶もあったため、車で寝ることにしました。(-_-)zzz「コテッ」
巨大なシロアリ塚! 巨大シロアリ塚 フォグダムのバードサンクチュアリ
4/9は、日の出前の6時半過ぎにはダーウィンへ向けて出発しました。行きも同じだったけど、ダーウィンとカカドゥとの距離は約260kmで、2都市を結ぶAhrnem Highwayはこの時期だからかほとんど車が走ってません。おまけにタスマニアやカンガルー島とは違い、ほとんど真っ直ぐの道で、しかもオーストラリアでは初めて見た制限速度130km/hです。ほとんど速度を落とすことなく時速130kmで約2時間走り続けました。ダーウィンにかなり近づくと時間に余裕も出てきたので、いくつか寄りながら行きました。
まず、クロコダイルクルーズに行ったアデレードリバークイーンから約10kmくらいカカドゥ方向のとこに、巨大なシロアリ塚があります。ここらのシロアリ塚はとても大きいです。最も大きいのは6mに達するそうですが、ここにあるのは2~3mくらいだと思います。いくつかのシロアリ塚を遊歩道で見て回れるようになっています。シロアリ塚も観光名所になっているので、多くの人が訪れて触ったりするので少しづつ崩れてるそうです。ところでこういうアリ塚には、今はアリは住んでないのでしょうか?
次にFogg Dam:フォッグ・ダムという水鳥が多く見られる場所へ寄りました。ダーウィンからは約50kmくらいなので日帰り観光もされる場所です。それほど時間もなかったので、短めのウォーキングトレイルを45分ほど歩いた後、車で少し奥まで行って水鳥を見に行きました。しかしまだ乾季になってばかりなので水鳥の数は少なかったです。それでも一眼レフで熱心に撮り続けてたおじさんがいました。写真家かバードウォッチャーでしょうか。私はさっと見て写真を写したら、ダーウィンへの道へ戻りました。その途中の道では大きな孔雀が道路に出てきたので危なかったです。
ダーウィンのThrifty(レンタカーショップ)の近くで満タンに給油してから車を返したのは、期限の11:30ギリでした!2日間で計800kmも走ったので600kmから200kmオーバーで、+A$0.27/kmなので約A$50(約5,000円)を追加で支払いました。そして出発前と同じYouth Shakという宿へチェックインして、荷物整理したりのんびり過ごしました。夕食では3ヶ月ぶりくらいの日本版カレーライスを作って食べました。タイやインドのカレーもいいけど、やっぱり日本人は日本カレーライスが好きです☆夜は(-_-)zzz「コテッ」と寝てしまいました。ベッドで寝れる時に疲れを癒さなければね。

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