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ブルームで恐竜化石や干満差で海を歩き沈船や墜落飛行機を観光!オーストラリア旅行記

月2~3度の干潮時しか見れない第2次世界大戦時の墜落機2007/4/16の午前7時半頃、次の都市Broome:ブルームへ到着しました。ブルームではビジターセンターから少しだけ離れた(Canarrvon St.?)変な場所で降ろされます。そこから、予約はしてないけど宿泊予定のKimberley Klub YHAへは、バックパック背負いながら歩くと20分以上かかりました(ちょっと迷って)。
宿の前の大通りには横断歩道がないので、車が混んでる時には渡りづらいです。宿は空きがあって、6人ドミでA$24(約2,400円)とやや高めだけど、なんとかチェックイン。ブルームは小さくない町ですが、このYHAも含めてBackpackers(バックパッカー用の安宿)は2つしかないようです。2つとも宿泊することになったのですが、YHAの方が居心地もよくて私は断然オススメです。

ゆめぽろ(@yumepolo)です。こんちはっ!

ブルームはKimberley:キンバリー観光では、一番西側に位置するため、キンバリーツアーを探す最後のチャンスになります。それであらゆるツアーを探してみましたが、5月から始まるツアーが多かったり、ブルームからダーウィン方向へ向かうツアーが多かったり、A$300~A$2,000と高かったりして、悩んだ末あきらめることにしました。キンバリーはオーストラリアでも最後の秘境とも言われてるので、やはりツアーではパースやブルームから4日~1週間程度かけて4WDで回るタイプのがお得だと思いました。
それで約A$700~1,200します。または4WDの運転に自信があれば、キャンプグッズと食料をたっぷり用意して個人で廻る方法もあるかもしれません。いずれにしろ、いつか再挑戦できればなと思います。その日の昼はインフォメーションでキンバリー情報を調べる以外に、ダービーで知った潮の干満についても調べました。ブルームも干満差が大きいので、普段は海の底なのに、潮が引いてる時にだけ見られるものがあります。
まず、恐竜の足跡の化石は、いつでも見られる足跡以外に、1ヶ月のうち十数日しか見れないものがあります。また、第2次世界大戦時に日本軍によって打ち落とされた戦艦と飛行機(だと思う)は1ヶ月のうち最も潮が引いてる2~3日しか見ることができません。あと、潮の干満に関係あるかどうか分からないけど、満月の日と前後(1ヶ月に2~3日)に見れる「月への階段」が有名です。
空の月が水平線にほぼ接するので、月明かりが月へ向かう階段のように見えるそうです。この神秘的な光景を見るために人が集まるため、この時期はいつも宿がかなり混み合うそうです。私は時期的に恐竜の足跡と沈没船を見られそうなので、予定より長くブルームで3泊もすることにしました。その日は図書館にも行ってみました。新しい町へ着たら図書館へ行ってネット接続が無料か確かめるのが習慣になっています。
タウンビーチ満潮時 タウンビーチ干潮時 ケーブルビーチの夕陽
この町も無料でしたが、ワイヤレスはなくマイPCを接続することもできなさそうです。しかも台数が少ないので今日1日の予約は全て埋まってました。明日の朝、もう一度来てみることにします。そして、ショッピングセンターにあるスーパーWOOLWORTHへ買い物へ行ったのですが、これが思ったより宿から遠くて、3日分の食料を持って帰るのは大変でした。しかし3泊もできると食材をまとめて買えるので調理の幅も広がります。この日も鶏肉と野菜たっぷりコンソメスープとご飯を食べました。
食後、隣の席にいたイングランドと韓国の人達に誘われて卓球をしました。この辺りの宿にはプールやビリヤードは普通にあります。ここのKimberley Klub YHAでは卓球台も1台あり、無料で使えます。暑い昼を除くと、朝も夜もほとんどの時間、卓球台は使われています。しかも皆うまい!特に中国人に下手な人はいないのではないかと思いました。
しかしその中国人と激戦を繰り広げてた、ドライブショットのスウェーデン人も上手でした。彼は旅の中でするうちに覚えていったそうです。母国ではサッカーとアイスホッケーが盛んだそうです。ちなみに私達はその人達にはかなわないけど、初心者集団よりは強い2軍って感じでした。私はその中では1番でした(^^)v
4/17は、朝食を食べると、Town Beach:タウンビーチへ行きました。宿からゆっくり歩いて30~40分くらいかかりました。クラゲが発生したからか、あまり泳いでる人はいませんでした。私は潮が満ちてる時の様子を見たくて行きました。この日の最高満潮時は10:27で8.8mですが、見に行った時間は9:30過ぎだったので最高時より少し低いと思います。まぁ、普通の砂浜にしか見えません。
さて干潮時にはどうなるのでしょうか?ダービーでがっかりした経験もあり、あまり期待はしてないけど。その後、図書館へ行きネットを使いましたがUSBメモリすら警告が出て使えないシステムだったので、情報検索しかしませんでした。昼はあまりに暑くて40度近くあったので、少しプールで遊びました。暑いからか20人くらいプールにいて混雑してました。そして15時から恐竜の足跡の化石を見に行くべく、宿でレンタサイクルを借りました。4時間でA$9(約900円)。
受付のお兄ちゃんには「この暑い時間に本気?」と聞かれました。チェーンとヘルメットを貸してくれて「Good Luck!」と言われ出発。オーストラリアでは(州によって違うかも)自転車乗る時のヘルメット着用は義務付けられてるそうです。そしてここで借りれたのはオフロードも走れるタイヤの太い自転車です。ギヤも十段階以上変えられますが、使ったのは3つくらいです。
ガンシュームポイントの恐竜足跡化石 ガンシュームポイントの恐竜足跡(通常は海底) ケーブルビーチの夕陽の階段?
まずは約8km離れてるGantheaume Point:ガンシュームポイントへ向かいました。自転車は慣れてくるとかなりの速度を出せますが、道に砂や小石が散らばっててスリップするので怖かったです。また途中には、工事してる場所や、オフロードもあったりして思った以上に時間がかかりました。最後の1~2kmはオフロードというか砂浜のような道でタイヤがはまるため、降りて押して行きました。ガンシュームポイントは岩場の海岸できれいな場所です。
しかもそこでは、1億2000万年前の恐竜の足跡を見ることができます。ちなみにここへは朝一番のバスでも来れるそうです。でも帰りは6km歩いてケーブルビーチからバスで帰る必要があります。まず岩場の上で簡単に見ることが出来るけど、潮の引いてる時間に行ったので、いつもは海に隠れてる足跡も見ることができます。この足跡はインフォメーションでもらった地図を見ながら探したのですが、目印がないので容易に探すことができません。
同じように探してる人達がいて、そのうち1グループが見つけたので皆でそこへ集まりました。普段は海の中にあるため、かなり削られてるけどなんとか恐竜の足跡だと分かります。これを最初に見つけた人はすごいですね。足跡はあと2つくらいありそうだったけど、時間もないので自転車で次の目的地へ向かいました。次に向かったのはCable Beach:ケーブルビーチ。ここへは頻繁にバスも走ってるし、YHAからは10時と14時に無料シャトルバスが出ています。
私はせっかくレンタサイクルを借りたので、夕陽の時間に合わせてケーブルビーチへも行くことにしました。ガンシュームポイントからは約8kmくらいでしょうか。出発時間がサンセット時刻に近かったため、かなりの速度で自転車をこぎました。そしてなんとか間に合いました。このケーブルビーチのサンセット=夕陽は本当にきれいだと聞いてたけど、想像していた以上でした。これまでもサンセットは多く見てきたけど、このビーチでは遮蔽物が何もなく、ちょうど水平線に沈んでいく位置なので、とてもきれいでした。
このサンセットを見るために多くの人達がやって来ていました。宿への帰りは暗い道だったけど、自転車にライトが付いてなかったのでヘッドライトを付けて走りました。行きよりも疲れてたけど、気温が低くなってて陽も落ちてたので楽でした。宿に帰ると夕食です。宿には広いキッチンとダイニングがあるけど、今夜はかなり大勢が泊まってるようです。明日は、月に2~3度しか見れない海の底の飛行機を見れるからでしょうか?卓球台も大盛況で使えませんでした。
翌日(4/18)は朝起きてから、1泊追加しようとしたけど既に満員だと言われました。もっと早めにすればよかったと後悔です。仕方なく、近くにあるBroome’s Last ResortというBackpackers宿にチェックインして来てから、YHAをチェックアウトしました。キッチンやダイニングはYHAの方が居心地いいので、しばらくそこにいました。そして卓球台も開いたので1ゲームだけしてから、今朝チェックインした宿へ行きました。それからエアコンの効いてる図書館へ行って16時前まで過ごした後、沈没船?飛行機?を見に行きました。
ブルームの最干潮時。ビーチから海まで45分。 月2~3度の干潮時しか見れない第2次大戦時の墜落機 夕陽の落ちてる場所まで戻らないと…
船か飛行機か分からないのは、人によって言うことが違うからです。Flying Boatだから空母なのでしょうか?この日の最高満潮時は10:59で9.3m、最高干潮時は17:34で-0.3mです。実に9mもの海抜差があります。11時に水深9mだった海底が、17時には砂浜として見えてるということです。Flying Boatは0mくらいで見えて来るみたいなので、17時過ぎには見えてるはずです。しかしこの日のサンセット時刻が17:39なので、明るい中で見れるのは30分くらいということになります。
また、Flying Boatまでは、昨日朝行ったTown Beachから45分以上歩かないと着けないそうなので、16時過ぎにビーチを出発することにしました。ちなみに昨日来た時には海だった場所が、数km先までただの水たまりになっています。ダービーで見た引き方とは比べ物にならないくらい先まで海が向こう側へ下がってます。でもまだ海水があちこちに残って乾いてはいないので、時々水たまりや川に入って越えながら沈没船へ向かいました。普通の靴やビーサンの人は歩けないので裸足になってました。
私はかかとも留められるサンダルだったのでそのままで歩けました(^^)v。数時間前までは海の底だった場所なので、海草、貝、ヤドカリ、ヒトデ、小魚、カニなどがあちこちにいました。それを取りに来てる地元民もいました。私はそういう小魚などを見ながら歩いてたので、最初の沈船に辿り着くのに1時間くらいかかりました。3~4kmはあるように感じたけどどうなのでしょうか?
沈船?飛行機?は、全部で3箇所にあり、それらは歩いて数十mの場所に点在してました。一番最初のは船のようでした。二番目のは船か飛行機か分かりません。三番目のは明らかに飛行機でした。どれも海底に埋もれて錆びているのですが、それぞれの形は認識できます。特に最後の飛行機はパイロットが乗ってそうで怖いくらいです(^^;。私以外にも陸から歩いて来てる人が十数組いましたが、思ってより少なかったです。宿に大量にいたワーホリの人達は興味がないのか、先月見たのか?
陸から歩く以外にも、ホバークラフトですぐ近くまで乗り付けてきたツアー組もいました。陸から来た人達は見て写真撮影するとすぐにビーチへ向かい歩き出します。もうすぐ夕陽がビーチ側の地平線に落ちます。変な感じですが、その夕陽に向かって歩くのです。暗くなってきて夕焼け空の明るさを頼りに陸へ向かいます。数時間もすればこの辺りも水深数mの海の底になります。
ビーチ?の入り口?に戻ってきた時はもう辺りが真っ暗闇でした。足元もほとんど見えません。道も暗い中、トボトボと宿へ帰り、夕食を作って食べてから寝ました。この宿はYHAとは違い、アジア系がほとんどいなくて欧米系ばかりでした。6人ドミでA$22(約2,200円)です。9時頃に既に寝てる女性がいたため、部屋は真っ暗でシャワーの用意などするのが大変でした。。
翌日(4/19)は8:00発のGreyhoundバスに乗るため、7時前に起きて荷物をまとめ、朝食も食べてからチェックアウトしました。この宿、朝食が出るのですがパンはなくてコーンフレークとミルクとコーヒー、紅茶だけと、中途半端でした。のんびり食べてると遅くなってしまい、バスに着いたのはギリでした。早く起きても時間見ながら行動してると、どうしてもギリになってしまいます(^^ゞ。バスが出発して次の目的的Port Headland:ポートヘッドランドへと向かいます。

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