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キューバの首都ハバナで世界遺産の要塞群やキャバレーのダンスショーや革命博物館を観光

葉巻を加えたキューバ人ハバナは不思議の国キューバの首都らしく、いろんな顔があります!

ゆめぽろ(@yumepolo)です。こんちはっ!

ハバナはこの時期、昼も夜も過ごしやすい気温でした。
2007/11/29の夜に、ビニャーレスからのバスでハバナに到着しました。ハバナのバスターミナルは町から遠いからか、観光客が多いからか客引きはいませんでした。一緒のバスに乗り合わせた日本人と一緒に4人でタクシーで旧市街の旧国会議事堂前まで行きました。

4人のうち1人は既にカサを予約してたのでそこで分かれて、あとの3人で安いカサを探すことにしました。実は1件だけあてがあったのですが、そこへ行くと既にその人は引っ越したか何だかで居ませんでした。それでそこに居合わせたキューバ人の兄ちゃんが親身になって空いてそうなカサを一緒に探してくれました。でも結局どこも満員だったので、その兄ちゃんの家[宿について]へ泊めてもらうことになりました。
その兄ちゃんはマンガ「スラムダンク」のゴリにも似てる明るいナイスガイ!で、とってもかわいい恋人と一緒に住んでいました。すぐ近くには妹や他の家族も住んでて、初日は遊びに来てたので一緒にサルサを踊ったり、いろんな写真を見せてもらったりしました。ポヨフリート(鳥のから揚げ)の夕食まで格安で作ってくれました。
その夕食はどうやら彼らのものだったらしく、彼らはとても質素にライスだけを食べたり、バナナを食べたりしてたので申し訳なかったです。そしてベッドも彼らのを借りたので、彼らはキッチンの床にマットと布団を敷いて寝てました。確かに私たちが支払う宿泊費は臨時収入としては一般キューバ人にはとても大きい金額です。しかし、これがキューバ人流のもてなし方かと思うと本当に感動でした!
ハバナのカサのカップル 旧市街のボロボロの家 クラシックカーがいっぱい
11/30はハバナ旧市街観光詳細](La Habana Vieja)をぶらぶらしました。ハバナの町では何をするわけでもなく、ぶらぶらするのが楽しいです。人々はすぐ「チーノ」(中国人をばかにした言い方)と声をかけてくるので、「ハポン」(日本人のこと)だと言うと、「ハポンはアミーゴ(友達)」だとか「ペンやハボン(石鹸。ハポンと似てるから?)をくれ」だとか言ってきます。
道路ではクラシックカー(古い車のタクシー)がいっぱい走ってるし、トゥクトゥク(三輪タクシー)、馬車、ココタクシー(ココナッツ型タクシー)など種々雑多な乗物が走ってます。
広場にはキューバ名物の葉巻を加えたかっこいいおじいさんがいますが写真撮影するとお金を要求されます。広場のカフェでは昼間もソンやサルサやチャチャチャなどの演奏があり、踊ってる人達もいます。
旧市街にはぼろぼろで今にも崩れそうな家がたくさんあります。社会主義国なので、これは国が建て替えてくれるのを待つしかないのでしょうか。そういうところにも目が届いて社会システムが上手く機能していれば、社会主義も捨てたものではないのでしょうが、現在そういう国はないように思えます。
旧市街の旧国会議事堂 人気のソフトクリーム ロンプラ表紙の葉巻じじい
旧市街は旧国会議事堂を基準に考えれば分かりやすいと思います。その周辺にはCUP(クバーナペソ。現地通貨)で食べられる店も多いし、ちょっと西へ行けば安くておいしい中華街にもすぐ行けます。大通りのオビスポ通りには観光客用の店が多いですが、庶民向けの店も混じってるので好みによって楽しめます。両替所も多いです。
キューバの物価の不思議ぶりは相変わらずで改めて実感しました。とてもおいしいソフトクリームが1CUP(約5.5円)で買えるのに、ハムを挟んだだけのパンは10CUPもします。観光客用レストランで外食すると、5~10CUC(約600~1300円)もするし、革命博物館の入場料も5CUCもしたりします。
オビスポ通りの東端はもうすぐ海というか運河です。その運河沿いに美しい要塞がいくつかあります。運河沿いをプンタ要塞まで歩くとカリブ海が目の前に開けてきます。そのプンタ要塞から旧国会議事堂の方へ南へ歩いていくと革命博物館があります。
革命博物館のグランマ号 チェ・ゲバラとカミーロ? 革命博物館からの眺め
革命博物館キューバ革命に詳しくなければあまり見ごたえがないかも知れません。チェ・ゲバラカストロの写真がいっぱいあるので、それらのファンにはたまらないかも知れません。ゲバラコーナーにも多くのゲバラ写真、彼の銃などもあり、ボリビアから移送されてきたゲバラの遺骨をサンタクララに埋葬するシーンを収めたビデオも上映されていました。でもカバーニャ要塞のゲバラコーナーの方が見ごたえはあるかも。
博物館ではカストロやゲバラがメキシコから乗ってきた船グランマ号も展示されていて見れますが厳重です。外にはカストロがアメリカ空軍機を打ち落としたという戦車も展示されていました。
夜はキャバレー・トロピカーナ観光詳細](Tropicana)へ行きました。キューバには多くのキャバレーがありますが、最も格式があり有名なのがトロピカーナです。キャバレーとは日本では水商売のことを言いますが、キューバのはダンスを主とするエンターテイメントショーのことを言います。
トロピカーナの客席 セクシーなダンス! サーカスっぽい演目も
でもかなり高額なのでバックパッカーには敷居が高いです。私も行かないつもりでしたが、行った人から強力に薦められたり、もうキューバに来ることはないだろうと思うと奮発してみることにしました(^^)。
トロピカーナはその入口に入った瞬間から、高級キャバレーの雰囲気で迎えられます。服装や振る舞いは多少なりとも気をつけた方がいいなと思いました。しかし高級感というよりは、威圧感さえ感じさせる態度はどうかと思いましたが。
多くの客は裕福な観光客なので、食事付で鑑賞しますが、私は1ドリンクのみにしました。それでもピーナツやチーズなどのちょっとしたつまみは付きましたし、ハバナクラブ(キューバを代表するアルコール。ロン?)は飲み放題のようで、前に座ってる欧米人カップルについでもらって飲みました。
トロピカーナ華やかダンス トロピカーナ華やかダンス 客席に来たダンサー
ダンスショーはこれでもか!というほど華やかなものでした。その衣装もリオのカーニバルみたいでセクシーだったり、かっこよかったりで見ごたえあります。ダンサーの数も半端じゃなくて、広い舞台の上に入りきれないほどの大人数で踊りまくります!日本ではきっとこんな金額では見れないと思います。
しかし、私は他のキューバのキャバレーは行ってないので分かりませんが、歌劇とかに特に興味がないのであれば、他のもっと安いキャバレーでもよかったかなぁとも思いました。まぁいい思い出にはなりました♪
12/1もハバナ旧市街を観光しました。ハバナ旧市街にはいくつか石造りの要塞[観光詳細]が残されています。旧市街の海沿いを歩くと、北にプンタ要塞があります。ここから対岸のモロ要塞、カバーニャ要塞を眺めることが出来ます。プンタ要塞の南東1~2kmにフエルサ要塞があります。私はプンタ、フエルサには入場しませんでしたが、内部は博物館になってるようです。
プンタ要塞からモロ要塞を モロ要塞の大砲 カバーニャ要塞
モロ要塞は、プンタ要塞との間に鎖をかけて運河の管理をしていたそうです。その後、牢獄としても使用され、現在は灯台や展望台として使用されています。灯台へ登るのは別料金ですが、ここからのハバナの町やカリブ海の眺めはきれいです。内部の博物館はあまり見ごたえがありません。
カバーニャ要塞はモロ要塞の防衛力強化のために建設されました。横に長い要塞でフエルサ要塞そばの対岸からの眺めもすばらしいです。しかし内部は要塞っぽくなく、ちょっとした城の庭を歩いてるような感じがします。この要塞では、チェ・ゲバラ博物館と、夜の大砲儀式があるので、夕方以降は民芸品屋台なども出て観光客も多くなります。
チェ・ゲバラの紙幣コイン カバーニャのゲバラ執務室 チェ・ゲバラは人気者
チェ・ゲバラはこの要塞内で執務をこなしてたそうで、博物館内には彼の執務机や愛用してた品々などが展示されています。ゲバラの印刷された紙幣やコインも展示されてました。各国のお金を集めてる人はゲバラが印刷された、3CUPコイン3CUP紙幣3CUC紙幣を集めるといいと思います。私も欲しかったので両替所ですんなりともらえました。博物館と別の部屋では、チェに関する絵なども展示されてました。
大砲儀式は21時からですが、20時過ぎから大砲の周りは観光客だらけになります。儀式は大砲へ点火する衛兵が行進するとこから始まり、いろいろ手順があって大砲へ点火するまでは15分くらいかかりました。大砲の音は想像以上に大きいので、驚いた観客がたじろぐ動きには要注意です。この儀式は、行進を見るか、大砲発砲を見るかで、確保する場所が違ってきます。2人以上の場合は、写真やビデオ撮影を分担するといいと思います(^_-)
ハバナのサンセット カバーニャからハバナ夜景 カバーニャの大砲儀式
12/2は、いよいよ10日間のキューバ生活も終わりで、3泊お世話になったカサにお礼を行ってから出発しました。そしてまだ行ってない新市街を観光しようと思ったけど、新市街には私的にはあまり面白い場所がなかったのと、時間がなかったので革命広場のホセ・マルティ記念館と、その前のチェ・ゲバラのモニュメントだけ見に行きました。旧市街から空港までなら値切れば10CUC(約1250円)で行けるけど、革命広場で写真撮影したいと言うと、15CUCより安いタクシーはつかまえられませんでした。
ホセマルティ記念館のすぐ後ろには、カストロ議長のオフィスがあるそうです。そのカストロももう高齢なので、その後継者が今の体制を存続出来るかどうかは世界中が注目してることだと思います。旅行者としては今のキューバを見るなら、本当にが最後のチャンスかもしれませんよ!
革命広場のチェ・ゲバラ 革命広場のチェ・ゲバラ モロ要塞からのハバナ
空港へ着いた時にはなんともう離陸50分前でした!国際線だから2時間前にはチェックインしなきゃと思ってたけど、離陸時間を間違って覚えてたのと、空港まで意外と時間がかかったことによりギリギリになってしまいました(いつもですが。。)
でもなんとか飛行機にも乗れて、今回はクバーナ航空名物?の煙も出ず、無事にメキシコのカンクンへ戻ってきました。空港からは行きと同じADOバスでもセントロへ行けたけど、そのすぐそばにMX$9ペソで乗れるミニバスが止まってたのでそれでカンクンセントロへ向いました。そして荷物を預けてるロサス7ROSAS7(日本人宿)宿について]へ再び帰って行きました。
それでは、ブエナス ノチェース(Buenas Noches。スペイン語でおやすみなさーい)(-_-)zzz「コテッ」

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