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世界遺産ペリトモレノ洞窟で9000年前の手や動物の壁画を観光!アルゼンチン旅行記

紀元前の人間の手の壁画ペリトモレノという町の近くには9000年前に描かれた手や動物の壁画が残る洞窟があります。

ゆめぽろ(@yumepolo)です。こんちはっ!

っ(^^)v。ペリトモレノはこの時期、昼夜とも涼しかったです。
さて久々に旅クイズです!この洞窟はCueva de las Manos(クエバ・デ・ラス・マニョス。手の洞窟)と呼ばれ、世界遺産にも登録されています。ここにはグアナコ、トカゲや普通の人間の手がたくさん描かれています。その中に非常に珍しい手が1つだけあります。さて、それはどんな手なのでしょうか?

ペリトモレノは有名なペリトモレノ氷河日記]と同じ名前なので混乱しそうになりますが、全く違った町の名前です。エル・カラファテとバリローチェを結ぶRuta 40と言う、ほとんど未舗装の道路から更に少し外れた場所にあるため、ここへ行く旅行者は少ないようです。
2008/3/29の昼過ぎ、エル・カラファテからの長距離夜行バス[ペリトモレノへの移動手段]でペリトモレノへ到着しました。バスターミナルから歩いて町へ入り、観光案内所でマップをもらい、安宿と手の洞窟ツアーを実施してる旅行会社を聞きました。とても親切なきれいなお姉さんでペリトモレノ好印象♪しかし週末の午後だからか街中は人通りが少なくて警戒しながら歩き、安宿Hotel Santa Cruzペリトモレノの安宿・ネット]に無事チェックイン。
9000年前の手の壁画 トカゲもあります 9000年前の手の壁画
そして銀行ATMでキャッシングして、教えてもらった旅行会社Zoyenへ行き、翌日の手の洞窟ツアーを申し込みました。翌日の夜行バスのチケットもバスターミナルのオフィスが閉まっていたので、この旅行会社で手配してもらいました。それからバスターミナル近くまで戻ってフルーツを買って宿へ帰りました。
3/30は朝から、荷物を旅行会社オフィスに預けてから、紀元前の手の壁画の洞窟ペリトモレノの観光](Cueva de las Manos)へのツアーに参加しました。約9000年前にテウェルチェ族の祖先である先住民によって描かれたと考えられる壁画が保存状態良く残されています。ツアーは8時に出発して各宿でツアー客10人くらい拾い、Ruta 40をカラファテ方向へ走ります。
舗装道からすぐ未舗装道になり、周囲は高い木のないパタゴニア特有の景色が続きます。砂ぼこりがすごいのにドライバーは窓を開けっぱなし。口を覆うものを持っていくといいかも。ガイドは基本的にスペイン語ですが少し英語でも説明してくれました。洞窟見学後に大きいけどパサパサのサンドイッチが昼食として付きました。
アルマジロ発見! 狐を発見!逆光で残念 美しいPINTURAS渓谷
道中は馬や羊に混じって、ラクダ科でリャマ、アルパカの親戚のグアナコもたくさん見かけました。そしてアルマジロが道を横切り、間一髪で車に轢かれそうになりました!なんとか無事だったアルマジロ君はいそいそと草むらへと消えて行きました。
きつねも一匹見かけました。犬と区別が付きにくいけど、尻尾が特徴的です。柴犬のようで、かわいい顔してるけど小動物を食べて生きる肉食獣です(^^;。逆光できれいに撮影出来なかったのが残念。
10時半頃、洞窟のあるAL CANADON DEL RIO PINTURAS(リオ・ピントゥラス渓谷)へ到着。ここからの景色は360度すばらしいです。そこから約15分で洞窟入口です。洞窟へ向かうまでは遊歩道で、大きく切り立った崖が四方から迫って来るような眺めは雄大です。ゆっくり歩いて10分で洞窟へ到着。
切り立った崖に手の壁画 9000年前の手の壁画 狩猟場所を示す記号?
洞窟と言ってもほとんど露出してるので風化が心配です。現在でもはっきり残ってるのは気候的に好立地だからだそうです。壁画は岩に人間の手を置いて赤や黒の顔料を吹き付けたようなものがほとんどです。顔料は鉱物から、吹き付ける道具はから作ったことが分かっています。でも中には手に顔料を付けてスタンプのように押し付けたものもあります。本当に無数の手だらけなので、最初は珍しいけどずっと見てると気持ち悪いくらいです。
どういう目的で作られたものなのかは、まだはっきり分からないようですが、聖地での成人儀礼、雨乞いや狩猟の成功を祈るなどの儀式的なものだと考えられています。人間の手の他には、丸、点、渦巻き、波線などで狩猟の様子を示すようなもの、幾何学模様、グアナコやニャンドゥの群れやその足、トカゲ、カエル?、珍しいものでは6本指の宇宙人?人間?の手まであります。狩猟の様子や模様は古いのでは10000年以上前のものもあるそうですが、手は2500~2100年前に描かれたと推測されています。
トカゲ?カエル? グアナコの足 6本指!宇宙人の手?
あまりにもきれいな状態で保存され過ぎてて、最近付けられたものもありそうな気がします。現代ならスプレーなどで簡単に出来そうです。しかし世界遺産に登録されてるからには、ユネスコがそれなりの調査もしてるはずなので年代測定などの信憑性は高いのでしょうか。
10000年前というと紀元前8000年。インカやそれ以前の遺跡が多い南米ですが、これほど昔のものは多く見れないです。そんな昔の人たちが描いたものを今、目の当たりにしてるのだと思うととても不思議な気分になります。
ツアー終了後、ペリトモレノの町へ戻る時はほとんどの人が眠ってました。当然私も。そしてオフィスでバックパックなど荷物を受け取ってからバスターミナルへ向かいました。そして次の目的地バリローチェへ向かう長距離夜行バス[バリローチェへの移動手段]へ乗り込みました。
と言うわけで、旅クイズの答えは「6本指の手」でした(^^)/
Gracias(グラシアス。スペイン語)「(最後まで読んで頂き)ありがとうございます」、
Buenas Noches(ブエナス・ノチェス)「おやすみなさーい」(-_-)zzz「コテッ」

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