世界一周旅行記 ゆめぽろEarth世界一周旅行記 ゆめぽろEarth
夫婦の世界一周バックパッカー海外旅行記。135国、世界遺産595を訪問。写真や動画やホテル情報などを紹介!

インティライミ=インカ太陽の祭り!オリャンタイライミ in クスコ祭り編

インティライミ、皇帝みこしペルーのクスコで6月24日に開催される南米三大祭の1つインティライミを見てきました。標高約3600m。この時期、昼は暑くて夜は少し肌寒かったです。

ゆめぽろ(@yumepolo)です。こんちはっ!

/
クイズ!ゆめぽろ丼(解答は本文中)。インティライミの開催される6月のクスコは毎日祭りです。そして本番は1日がかり3箇所を移動しながら行われます。その最終儀式ではある動物の心臓と肺が生贄として捧げられますが、その動物とは何でしょうか?。果たして現在も本当に生贄にしてるのでしょうか。

ペルーでは6月に入ると、あちこちの町で祭りが行われます。規模は小さなものが多いけど、インカ時代の民族衣装を着た人達がパレードする、南米でよく見かけるカルナバル(カーニバル)形式がほとんどです。そして、毎年6月24日にはクスコにてペルー最大のインティライミが開催されます。この祭りは、南米三大祭りの1つとも数えられています。ちなみにあと2つは昨年見たリオのカーニバル(写真ブログ)と、ボリビアの2月のオルーロのカーニバルです。
クスコ、広場の街灯の飾り クスコ、巨大山車パレード クスコ、祭りの子供パレード
Inti Raimi(インティライミ。太陽の祭り)の概要
インカ帝国(タワンティン・スウユ)の公用語ケチュア語で、インティは太陽、ライミは祭りの意味です。インカ時代には毎年6月24日、つまり一年で一番太陽の出てる時間の短い冬至の日に開催されます。この祭りは太陽に対して、その年の収穫に感謝し、来期の豊作を祝ったり占ったりする儀式なのです。
スペインに征服されてから約400年間、この祭りの開催は禁止されてきましたが、1950年から復活して今に至ります。最近は観光客向けになってきたと批判されることもあるようですが、インカ帝国の末裔にあたる人々にとっては、アイデンティティを支えるため、または先祖をしのぶための重要な儀式でもあります。
クスコ、祭りの子供パレード クスコ、祭りの子供パレード クスコ、祭りの子供パレード
2008/6/15の夜、クスコに到着しました。そして翌日の昼前からアルマス広場で行われていたパレードを始めて見学しました。既に何日も前からパレードは行われていたようです。クスコへ来る前の6月前半にもリマのアルマス広場で民族衣装パレードを見ています。奇祭コイヨリッティも見たかったのですが、この年は5月後半と開催が早かったために間に合いませんでした。残念。。
6/19、マチュピチュ遺跡からクスコの街へ戻って来ました。すると、もう夕方だったのにアルマス広場前が超満員でした。この日はまだ幼稚園くらいの子供たちのパレードだったのです。とてもかわいい♪ので、間に合って良かったです。子供たちの踊りは、はっきり言って日本の保育園・幼稚園のお遊戯レベルなので、音楽に全く合ってないダンスを、それぞれが好きなように踊っています。でも民族衣装がかわいいので許せます。
クスコ、巨大な山車パレード クスコ、広場前で連日祭り クスコ、広場前で連日祭り
パレードの民族衣装やダンスにもいろいろあって、いろんな地域の衣装を着た団体が交互に、アルマス広場を回りながらカテドラル前を通って広場を抜けて行きます。アンデス風ポンチョ、派手な模様のスカート、マジシャンみたいな黒いスーツ姿、アマゾン地方の民族を思わせる衣装、農民っぽい衣装、酔っ払ったオヤジの仮面してビール持ってる姿、真っ黒な覆面、カラフルな服と帽子姿で弓を持っていたり、白い覆面付けてムチを叩いてたりと様々です。
6/20も、昼前からアルマス広場でパレードでした。この日は大学生っぽい若者たちで、さすがに踊りもそこそこきれいに合っていました。たまに山車が出てきたり、中央で寸劇を行う団体とかもあって楽しめました。リャマを連れた団体、上半身裸の団体とかもいました。インカの虹色の国旗を掲げる団体も多かったです。本番も含めて見学はもちろん無料です。
クスコ、広場前で連日祭り クスコ、巨大山車パレード クスコ、巨大山車と覆面
6/21は、巨大な山車の日でした。全ての山車には何か意味があるのでしょうが、個人的にはさっぱり分からないものもいくつかありました。インカ衣装の巨大おばちゃんは迫力満点。ペルーが原産地のポテトのお化けとか、ピューマ、コンドル、赤ちゃんの山車とかも面白かったです。この晩には広場でレーザー光線ショー、花火、そして夜通しのコンサートが行われて実質の前夜祭でした。くわしくはクスコ後半のブログにて。
6/22と本番前日の23日にも、同じようなパレードがありました。長い時には夜22時前まで行ってました。もう毎日のことなのでお腹いっぱいになりそうなのですが、私の結論としては6月24日の本番よりも、この数日前からのアルマス広場でのパレードの方がバラエティに富んでて興味深かったです。これらの前振りを見てない状態では、インティライミを語ることは出来ないと思います。
クスコ、夜通し祭りで花火 クスコ、巨大おばちゃん山車 クスコ、巨大ポテトの山車
6/24、いよいよインティライミ(太陽の祭り)の本番です。リオのカーニバルを一緒に見に行き、クスコで再会を果たしたZENさんやその知人と一緒に見に行きましたが、結局は人込みがすご過ぎるのではぐれてしまいました。8時過ぎにアルマス広場のカテドラルへ行くと、合唱団がパレードしてて、スーツを着たペルーの要人っぽい人達(市長も?)がちょっとしたイベントを行ってました。
でもこれを見てたのではもう間に合いません。。3部構成のうちの第1部の開催場所は、コリカンチャ(太陽の神殿)です。9時スタートですが7時半過ぎにはもう見やすい場所は人で埋まってたそうです。旅行会社やイス屋のおばちゃん(イスやベンチに座らせて金を稼ぐ非公式の商売)が席取りしてますしね。私が着いた8時半過ぎには超満員でした。それでもなんとか体が小さいのを利用して侵入していき、写真取りやすい場所に陣取りました(^^)v
クスコ、インカ衣装と覆面 クスコ、祭りの子供パレード インティライミ、踊り子達
第1部は9時半前に始まりました。太鼓の音が絶え間なく鳴ります。それに合わせて笛の音も時々鳴ります。音楽に合わせて、まず太陽の神殿からカラフルな兵士たちが広場へ降りて行きます。この兵士たちはインカ時代の4つの州を表す衣装を着てるそうです。その次に、青いマントを羽織った太陽の処女と呼ばれる女性たちや神官などが神殿上に並びます。みんな音楽に合わせて足踏みを続けます。
そして神殿の真ん中上方で煙玉が破裂すると同時に、ついにインカ王(皇帝?)が出現しました。手には権力の象徴なのかヤリを持っていました。そして何やら叫び始めました。もちろんスペイン語ではなく、ケチュア語だと思うのでさっぱり意味は分かりません。インカ帝国の誕生を祝い、これからインティライミの儀式(祭り)の開催を宣言する言葉だったのだと推測します。そして「インティライミー」と皆で叫んだ後、終了しました。約45分。
インティライミ、王族と家来 インティライミ、インカ皇帝 インティライミ、踊る兵士
そして出演者たちと一緒に見学者たちも次の舞台へ大移動開始です。私も急いで人混みをかき分けながら次の場所へ行き場所を確保しました。旅行会社のツアーや観光客の中には、この第2部を飛ばして第3部の舞台の場所取りや休憩時間に指定してる場合もあるそうです。確かに第2部はパレード中心なので、前日まで見てれば充分という意見もあるでしょう。しかし物語は続いているので全て見てインティライミだと思います。しかも無料で見るなら第2部が一番見やすいですし。
第2部の開始は午前11時過ぎ。場所はアルマス広場です。コリカンチャ(太陽の神殿)から歩いて来たインカ兵などが次々にカテドラル前を歩いて行きます。最初は太鼓や笛の合唱隊、斧や縦を持った兵士達、カラフル衣装でダンスする女性たち、豊作を祈願する農民のような男性・女性たち、そして金製品、銀製品などの貢物を担いできた兵士達、儀式用の草で皇帝の通る道を掃いて清める家来達などが続きます。
インティライミ、踊る兵士 インティライミ、踊る兵士 インティライミ、金銀の貢物
最後に、みこしに乗ったインカ皇帝と王族たちが広場中央へ入ります。広場中央には石の台座(作り物)があり、皇帝はその上に登ります。そしてまたケチュア語で何やら宣言したりしますが、よく見えないし意味も分かりません。もしかしたらこの時に、チチャの儀式と呼ばれる、トウモロコシを発酵して作った飲み物チチャを太陽に捧げる儀式が行われたかもしれません。
その後、なぜかミイラを担いだ御輿がいくつかあり、女性(おそらく皇后)を乗せた御輿も続きました。最後に皇帝を乗せた御輿がゆっくりと広場を一周しながらインカ式の万歳三唱でした。その時の民衆の興奮ぶりは本当にすごかったです。みんな、デジカメ、ビデオカメラ、携帯などを持った手を最大限に伸ばして写真動画撮影をしてました。第2部は約50分で終了しました。
インティライミ、豊作祝い インティライミ、豊作祝い インティライミ、掃き清め
第3部であるメインセレモニーはインカ遺跡、サクサイワマンの広場で13時半から開催でした。アルマス広場の儀式が終了後、宿へ戻って5分くらい休んで出発しました。幸い宿はサクサイワマンへの途中に寄れる場所なのでラッキー♪でした。しかし第2部を見た後に会場へ行っても近い場所は超満員なので、少し離れた所にしか陣取れなかったです。
このメイン儀式については事前に席を買うことも可能です。1人約20~30USドルと聞いたので、日本人感覚だと決して高額ではありません。短期旅行者や絶対近くで見たい人なら購入した方がいいと思います。サクサイワマンは入場制限が厳しくて、この席以外ではあまり近くで見れる場所がありませんので。この席は1週間前には売り切れるそうなので、早めに購入した方がいいでしょう。
インティライミ、皇帝みこし インティライミ、皇帝叫ぶ インティライミ、兵士たち
私はまだまだ旅を続けるので節約しました。無料の場所の中では良い位置を確保したので肉眼ではかなり見えました。しかし写真撮影には少し遠過ぎでした。セレモニーの進行は1部や2部と似ていました。最初に太鼓や笛の合唱隊、各地域の兵士や代表者たち、女性や農民や神官、道を掃き清める者たち、そして御輿に載った王族や皇后やインカ皇帝がやって来て、中央の石の台座(作り物)に登りました。
台座上でまた何かをケチュア語で宣言しました。それから各地方の有力者たちから貢物をもらいました。その後、台座上で煙が起こったので火の儀式(金の鏡で火をつけて地方代表者に渡す)が行われたのだと思います。それから問題のリャマの生贄儀式です。
インティライミ、太陽の処女 インティライミ、皇后みこし インティライミ、合唱隊と旗
生きたリャマを台座に上げて、Tumi(トゥミ)と呼ばれるインカのナイフで胸を切り開き、心臓と肺を問題なく取り出せて太陽に捧げれば、来期の豊作は約束されるという儀式です。ほんの最近までは生きたリャマを使っていたそうなのがびっくりです。しかし最近は動物愛護団体からの圧力かどうか分かりませんが、生きたリャマは使わずにマネごとだけしてるみたいです。
最後に皇帝が民衆に向かっていくつか叫ぶと、民衆もそれに応えて大喝采します。その後、出演者たちが広場から退場してインティライミの全プログラムは終了となります。第3部だけで約2時間20分かかりました。全て見てからの感想は「大規模な学芸会は一生に一度見ればいいかな」です。ブラジルのリオのカーニバルはまた見たいですけど。しかしインティライミ当日までの広場でのパレードや祭りの雰囲気はとても好きでした☆
インティライミ、皇帝儀式 インティライミ、台座儀式 インティライミ、遺跡眺望
これでインティライミは無事に終わったのですが、1つだけハプニングがありました。第3部では想像を絶するほどの大観衆だったのですが、セレモニーが開催されている広場を見下ろすことの出来る丘へは入場制限のロープが張られてて入れませんでした。そこへ入れなければ祭りがよく見えません。祭り後半には数人が警備員突破を試みましたが5~6人が失敗を繰り返しました。
しかしついに数人が警備員のスキを突いて突破に成功すると、皆が一斉に雪崩れ込みました。こうなるともう誰も止めようがありません。その小山は観客たちで埋め尽くされてました。私は横から見てたのですが、そこへ登れるのなら上からの方が見えやすいので移動しました。さて翌年2009年には警備が強化されるのでしょうか(^^;
オリャンタイライミ、入場 オリャンタイライミ、踊り オリャンタイライミ、合唱
6/29には、クスコ近郊のOllantaytambo(オリャンタイタンボ遺跡)で、Ollantay Raimi(オリャンタイタイミ)という祭りが開催されたのでそちらにも行ってきました。事前に遺跡見学へも行ってたので、遺跡の管理人のおじさんに祭りは何時からかと聞いたら午前11時からだと教えてくれました。だからインティライミ時の大混雑を想定して、8時半前にはクスコを出発してウルバンバでバスを乗り換えてオリャンタイタンボに着いたのは10時過ぎでした。ウルバンバまで3.5ソル、オリャンタイまで1ソル(計約170円)。
そんな時間でも観客はまだほとんどいませんでした。まだ時間があったので、一度見学した遺跡ですが再度登ってみたりしました。ZENさんが来てるかなぁと探したけど結局最後まで見つからず、クスコへ戻ってから体調不良で行けなかったことを知りました。ヨシコさんとばったり会ったので、祭りを最後まで一緒に見ました。午前11時を過ぎるとやっと観光客や地元民などが入ってきましたが、それでもインティライミのあの混みようからは想像出来ないほど少ない観客数でした。
オリャンタイライミ、寸劇 オリャンタイライミ、閉幕 オリャンタイライミ、子供
オリャンタイタイミの祭りが始まったのは、正午過ぎでした。インティライミほど大規模ではないので、舞台はずっと段々畑でした。インティライミよりも子供が多く参加してるのが良かったです。まず合唱隊が、そして踊り子の子供たちが段々畑を登って行きました。標高はクスコより低いけど約2750mもあるので、最上段近くまで登る子は本当に息が切れると思います。踊り子が揃うと太鼓と笛の音に合わせて踊りだします。踊りは簡単なものです。
それから兵士や家来などの役の大人が入場した後に、みこしに乗ったインカ皇帝が舞台に現れました。そこからは寸劇とダンスが交互に繰り広げる形で進行していきます。ダンスの時の音楽や踊りは単純なものですが、それゆえに頭に刻み込まれます。寸劇のストーリーはよくわかりませんでしたが、女性が手足を縛られて岩戸の裏に放り込まれたり、それがもと?で戦争が始まり、片方が勝利したり。悲しい恋の物語なのでしょうか?誰か知ってたら教えてください(^^)/
オリャンタイライミ、子供 オリャンタイライミ、踊り子 オリャンタイライミ、踊り
オリャンタイライミは約2時間で終了しました。拍手喝采の中、出演者たちが退場して行きました。観客が少ないので退場者にも触われるくらいの距離まで近づけるのはインティライミと違って良かったです。その後も祭りはまだ続きました。広場の中央で民族衣装を着た子供、学生、おばちゃんなどのグループが順に踊り始めました。それほどレベルの高いものではなかったけど、なかなか面白かったです。
そのダンスは7グループくらいがそれぞれ違った民族衣装で踊ってくれて、1時間以上も続いて終了しました。祭り同様にかなり近くで見れたのが良かったです。その後はヨシコさんらと一緒にピサックへ行ってちょっとだけ買い物してから帰りました。ペルーのメインイベントの祭りもこれでやっと終わりました。。

と言うわけで、クイズ!ゆめぽろ丼の答えは「リャマ」でした(^^)/
Gracias(グラシアス。スペイン語)「(最後まで読んで頂き)ありがとうございます」、
Buenas Noches(ブエナス・ノチェス)「おやすみなさーい」(-_-)zzz「コテッ」

«前記事:インカ聖なる谷!円形遺跡!塩田!太陽の神殿!民族舞踏 in クスコ後半ピサックで天空インカ遺跡や聖女カルメン仮面祭りや民族衣装市場を観光!ペルー旅行記:次記事»

★海外旅行の準備編 & 東北旅行

ページ
↑先頭
ホーム