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世界遺産ナスカの地上絵とミイラ墓地をセスナ遊覧飛行で観光!パルパも!ペルー旅行記

ナスカ地上絵。ハチドリペルーのナスカ周辺には謎の地上絵がいっぱい残されています。昼は暑くて夜は適温でした。

ゆめぽろ(@yumepolo)です。こんちはっ!

っ(^m^)
さてクイズ!ゆめぽろ丼。子供の頃からの憧れだったナスカの地上絵をやっと見に行けました。感動的でした。この地上絵をこよなく愛し、その研究と保全活動に生涯を捧げたドイツ出身の女性博士がいました。その博士の名前は何でしょうか?

2008/5/25の早朝、アレキパからの長距離夜行バスで到着。まだ暗かったのでしばらくターミナル内で過ごしました。宿はターミナル近くがいいと思ってたので、近いよと言った客引きの車に乗ったところ、少し離れた場所へ連れてかれました。その宿の周辺も探したけど一番安くしてくれたので、その宿Friend’s Houseに決めました。
それから町をぶらぶらしました。ナスカは地上絵が有名で観光客も多いため、町のあちこちに地上絵が描かれています。私もナスカへはもちろん有名な地上絵を見に来たので、旅行会社や航空会社でセスナツアーについて聞き回りました。
ナスカの空中遊覧飛行ツアーは、どの会社でもほとんど同じ内容です。でもなぜか料金はいろいろです。ごく最近、安い航空会社のセスナが墜落したそうで、以前よりツアー料金が上がってると言ってました。飛行機墜落は本当らしくて怖いけど、料金吊上げは口実に過ぎないと思います。
ナスカの町にて ナスカの地上絵へセスナで ナスカ地上絵。コンドル
結局、地上絵ツアーは一番安い料金を提示してくれた、Plaza Bolognesiの前の角にあるNC Travelという旅行会社で翌日分を申込みました。セスナ会社は大手のaero condor(アエロ・コンドル)。空港の送迎込み。US$50(約5,300円)。空港使用税12.5ソル(約470円)は別途必要でした。旅で知り合った人には、US$40ちょっとで行った人もいたので、時期や担当者によってはもっと安くなるかも。空港で直接交渉すれば安くなるという話も聞きました。
そしてナスカ墓地跡ツアーは宿が一番安かったのでそれを申し込みました。30ソル(約1,150円)+5ソル(墓入場料)。そしてツアー出発までは宿で洗濯したり、旅行記書いたりしてました。14時半過ぎにミニバンが迎えに来て、墓地跡ツアーへ出発しました。
まずはCementerio de Chautilla(ナスカの墓)へ。ここにはナスカ時代に埋められたミイラや副葬品がたくさん残っています。それも博物館での展示ではなく、発見現場が彫られた状態で、その中に展示物を見ることが出来るので臨場感たっぷりです。この辺りは砂漠で雨が少ないため、ミイラが出来やすい環境にあるそうです。
10くらいの墓地を見て回り、たくさんのミイラや人骨を見ました。最初は気持ち悪かったけど後半はだんだん慣れてしまったほどです。ミイラは布で包まれているもの、髪の毛があるもの、骸骨などいろいろな種類がありました。副葬品は土器や織物です。盗掘者たちによって多くの副葬品が持ち出されてしまったようです。
ナスカ墓地跡のミイラ ナスカ墓地跡のミイラ ナスカ地上絵。サル
次に土器を作ってる家を訪れて、土器作りの様子を見せてもらいました。原石が付いた石も展示されていました。あまり興味はわかなかったけど、ツアーにセットになってたのです。そこでお土産を購入すると旅行会社に手数料が入るしくみなのだと思います。
5/26は、朝8時前にチェックアウトして旅行会社へ行き、バックパックを預けました。そしてミニバンが迎えに来て10分くらいで空港へ到着。手続きを済ませて少し待ち、小型セスナに搭乗しました。パイロットを含めて6人乗り。1人はパイロットの助手席に乗れます。そこが前の景色は一番いいけど、逆側を見にくいのが難点。ちなみに地上絵は、午前の早い時間帯が一番きれいに見れる確率が高いそうです。
プロペラが回って、いよいよ離陸。風や空気抵抗を身近に感じることが出来ます。天候やパイロットにもよるけど、酔いやすい人は酔止め薬を飲んでおくのがいいでしょう。ラッキーなことに私の乗ったセスナはパイロットの操縦技術のおかげで、全く不快な揺れを感じませんでした。そして右へ左へセスナを傾けてくれながら、英語と簡単な日本語単語で見える地上絵を教えてくれました。
ナスカの地上絵とは、紀元前200~紀元後800年までの間のナスカ文化の時代に描かれたと言われている、巨大な地上絵です。雨の少ない盆地地域に、30もの動植物や300の幾何学模様が描かれています。この地域の赤褐色の石・岩を約20cmほど取り除いて、その下の白っぽい色を露出させて絵にしています。あまりに巨大なので上空から見ないと絵の形は分かりません。
描き方は謎のままで、小さな絵を相似拡大させたという説が有力だけど、熱気球説、鳥人・宇宙人によるものなど非科学的な説まであります。描いた目的も謎で、有力なのはマリア・ライヘ博士によるカレンダー説、雨乞いやその儀式利用説、公共事業説、飛行物体の滑走路説などなど。
ナスカ地上絵。宇宙飛行士 ナスカ地上絵。ペリカン ナスカ地上絵。手と木
セスナからは12つの地上絵を見れました。順に、クジラ、三角形、宇宙飛行士、サル、犬、コンドルクモハチドリ、サギ又はフラミンゴ、オウム、木と手。飛行時間はわずか30分。天候は良かったので、思った以上にはっきりと見えて感動★。大昔の人達は一体何を目的に、何を思いながら地上絵を描いたのでしょうか。
町では市場の前で降ろしてもらい、Jr.Lima通り沿いのセビッチェリアでセビッチェと肉料理やライスがセットの定食を食べました。セビッチェはペルーではよく食べれる、魚貝類にレモンを絞った料理です。とてもおいしかったです。2ソル(約70円)で安くてうまい!でもお腹弱い人は要注意かも。。
食後すぐに市場から東へ約500mのとこにある、Museo Antonini(アントニニ博物館)へ行きました。ナスカで発掘されたものがたくさん展示されています。興味深いのは多くの土器、織物、石に描かれてる絵が地上絵に描かれてる動植物と似ている点です。これらの特徴から、ナスカ文化の土器などは絵柄を見るだけですぐに分かります。入館料:15ソル(約570円。学割なし)。
それからNC Travelへバックパックを取りに行き、更に西にあるバス会社オフィスへ向かいました。この周辺にはいくつかバス会社があります。最終的にはワカチナという町へ行くのですが、その途中にいくつか寄りながら向かいました。まず最初はナスカのMirador(ミラドール)へ約40分で到着。2ソル。
このミラドールは、ナスカの地上絵の木と手のすぐそばに建っている約20mの展望台です。地上からその地上絵を見ても、少し窪んだ地面くらいしか分からないけど、ミラドールへ昇って眺めてみるとはっきり絵だと分かります。しかしやはりセスナに乗って眺めた景色にはとてもかないません。バックパッカーの中にはセスナに乗らない人も多いけど、せっかくここに来て遺跡に興味ある人なら、US$50くらいなので乗らないともったいないと思います(^^;
アントニニ博物館。石絵 アントニニ博物館。土器 ナスカ地上絵。展望台から
パンアメリカン・ハイウェイ沿いでバスを待って、手当たり次第に手を上げてるとすぐに止まって乗せてくれます。しかし旅行者向けの大型長距離バスはかなり高めの料金が取られるので注意です。私もこのミラドールから次のマリア・ライヘ博物館へは、10分もかからない距離なのに2.5ソルも払うことになりました。入館料:5ソル(学割で2ソル)。
マリア・ライヘはドイツ生まれの女性考古学者で、ペルーに渡りナスカの地上絵の研究・保全活動に生涯を捧げたことで有名です。その生前の家であり研究室であった建物が博物館になっています。ナスカの土器などが展示されています。当時の寝室や研究室も見られます。
マリアが白髪のおばあちゃんになってからの研究してる姿や、地上絵の周りをほうきで履いてる姿の写真なども貼られていて興味深いです。庭にはマリアと夫が眠るお墓もあります。ほんの10年前の1998年に亡くなったそうです。楠田枝理子とも何度か会ってるそうです(^^)
更に通りすがりのバスでパルパのミラドールへ約20分。2ソル。ミラドールはハイウェイから離れてるのでバックパック持ちながらだと結構大変でした。でも無料で昇れて、山に描かれたパルパの地上絵を見れるのでおすすめです。家族と呼ばれる絵ですが、真ん中の目が大きい人が漫画チックで面白いです。
地上絵研究家マリアライヘ マリア・ライヘの墓 パルパ地上絵。展望台から
パルパの地上絵はナスカよりも古いそうですが、その描画法や目的はナスカ同様に謎らしいです。ナスカと違って人を描いたものが多いそうです。これは権力者が力を誇示するためだと考えられてるそうです。パルパの地上絵のいくつかはセスナでも見れるそうです。ナスカの地上絵フライトに、+US$30くらいが目安のようです。
そしてまたハイウェイで手を上げてバスでイカの町まで乗せてもらいました。約2時間半。7ソル(約260円)。イカに着くとタクシーでワカチナへ向かいました。約15分。3ソル。
と言うわけで、クイズ!ゆめぽろ丼の答えは「Maria Reiche(マリア・ライヘ)」でした(^^)/
Gracias(グラシアス。スペイン語)「(最後まで読んで頂き)ありがとうございます」、
Buenas Noches(ブエナス・ノチェス)「おやすみなさーい」(-_-)zzz「コテッ」

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