2023年オーストラリア世界遺産一覧 全20件と候補/行き方と地図/動画・写真・評価

オーストラリアの世界遺産一覧 全20件(評価・登録年・種類別・アクセス難易度・動画)と候補も掲載。地図と写真も紹介。比較も可能。各国や日本の世界遺産一覧もあり。
国旗・英名 | ![]() |
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首都・主都 | キャンベラ |
世界遺産数 (訪問数) | 全20件(12件) |
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次の新世界遺産登録日 | 2023年9月(世界遺産候補一覧) |
現地情報 | [地図] [通貨・為替レート] [時差・時間] [天気予報] |
エリア・周辺国 | アジア/オセアニア世界遺産 |
オーストラリアの世界遺産一覧
表の説明
写真の
右上:平均評価
右下:区分,登録年
左下:アクセス難易度
A:全か所へ主要都市から公共交通か簡易ツアーで可
B:一部へ公共交通か短時間の車などで可
C:全か所へ容易に行けずツアーか車などが必須
D:観光は禁止か、行くのが困難
@の画像は[出典:wiki CC BY3.0]。@以外の写真は全て私が撮影。
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オーストラリア暫定世界遺産一覧(候補)
ユネスコに登録されてる暫定世界遺産リストです。リンク先は英語のみ。()内はユネスコ記載年。
- Flinders Ranges (2021)
- Murujuga Cultural Landscape (2020)
- The Gondwana Rainforests of Australia World Heritage Area (extension to existing property) (2010)
- Great Sandy World Heritage Area (2010)
オーストラリアの世界遺産の詳細データ
カカドゥ国立公園
英語名
Kakadu National Park
アクセス方法・行き方
北部の都市ダーウィンから車かツアーで
世界遺産の概要
ノーザンテリトリーのカカドゥ国立公園は、4万年以上前から人が住んだ形跡があり見事な壁画が残されています。先住民族の文化的意義と、固有の動物や重要な野鳥の生息地であり、氾濫原などを有する環境的意義も有する国立公園です。観光が可能な時期は、5-9月の乾期のみ。
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
- (1) 人間の「創造的才能を表す傑作」である。
- (6) 顕著な普遍的価値を有する出来事(行事)、生きた「伝統、思想、信仰、芸術的作品」、あるいは文学的作品と直接または実質的関連がある(この基準は他の基準とあわせて用いられることが望ましい)。
- (7) 最上級の自然現象、又は、類まれな「自然美」・美的価値を有する地域を包含する。
- (9) 陸上・淡水域・沿岸・海洋の生態系や動植物群集の進化、発展において、重要な「進行中の生態学的過程又は生物学的過程」を代表する顕著な見本である。
- (10) 学術上又は保全上顕著な普遍的価値を有する「絶滅のおそれのある種」の生息地など「生物多様性」の生息域内保全にとって最も重要な自然の生息地を包含する。
グレート・バリア・リーフ
英語名
Great Barrier Reef
世界遺産の概要
グレートバリアリーフは、オーストラリア北東岸に広がる世界最大規模のサンゴ礁地帯で、宇宙空間からも確認でき、生物が作り出した単一の構造物としても世界最大です。しかし観光客の増加や気候変動により、サンゴの白化現象、オニヒトデの異常繁殖など、生態系に打撃を与える環境問題が発生しています。
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
- (7) 最上級の自然現象、又は、類まれな「自然美」・美的価値を有する地域を包含する。
- (8) 「生命進化の記録(化石)」や、地形形成における重要な「進行中の地質学的過程」、あるいは重要な地形学的又は自然地理学的特徴といった、地球の歴史の主要な段階を代表する顕著な見本である。
- (9) 陸上・淡水域・沿岸・海洋の生態系や動植物群集の進化、発展において、重要な「進行中の生態学的過程又は生物学的過程」を代表する顕著な見本である。
- (10) 学術上又は保全上顕著な普遍的価値を有する「絶滅のおそれのある種」の生息地など「生物多様性」の生息域内保全にとって最も重要な自然の生息地を包含する。
ウィランドラ湖群地域
英語名
Willandra Lakes Region
アクセス方法・行き方
ミルドゥラからマンゴ国立公園へは車2時間かツアーで
世界遺産の概要
ウィランドラ湖群地域は、ウィランドラ湖とその周辺の湖群の総称で一部はマンゴ国立公園に登録されてます。オーストラリア大陸が他大陸から分離する以前の痕跡をとどめる地帯です。また、3万年前のアボリジニ遺産が残されている文化的な側面もあり複合遺産に登録されました。
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
- (3) 現存するか消滅しているかにかかわらず、ある「文化的伝統又は文明の存在」を伝承する物証として無二の存在(少なくとも希有な存在)である。
- (8) 「生命進化の記録(化石)」や、地形形成における重要な「進行中の地質学的過程」、あるいは重要な地形学的又は自然地理学的特徴といった、地球の歴史の主要な段階を代表する顕著な見本である。
タスマニア原生地域
英語名
Tasmanian Wilderness
アクセス方法・行き方
ホバートからレンタカーかツアー
世界遺産の概要
タスマニア原生地域は、多様性ある固有種や独特な生物が生息するエリアとして保護されています。かつて害獣と駆除されたが、現在は保護されてるタスマニアデビルの分布域としても知られます。他にも、ウォンバット、カモノハシ等。氷河に削られた1万5000年前の玄武岩による景観が海岸では見られます。アボリジニのステンシル技法で書かれた壁画や、石器などが見つかっており考古学的にも貴重な場所です。
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
- (3) 現存するか消滅しているかにかかわらず、ある「文化的伝統又は文明の存在」を伝承する物証として無二の存在(少なくとも希有な存在)である。
- (4) 歴史上の重要な段階を物語る「建築物、その集合体、科学技術の集合体、あるいは景観」を代表する顕著な見本である。
- (6) 顕著な普遍的価値を有する出来事(行事)、生きた「伝統、思想、信仰、芸術的作品」、あるいは文学的作品と直接または実質的関連がある(この基準は他の基準とあわせて用いられることが望ましい)。
- (7) 最上級の自然現象、又は、類まれな「自然美」・美的価値を有する地域を包含する。
- (8) 「生命進化の記録(化石)」や、地形形成における重要な「進行中の地質学的過程」、あるいは重要な地形学的又は自然地理学的特徴といった、地球の歴史の主要な段階を代表する顕著な見本である。
- (9) 陸上・淡水域・沿岸・海洋の生態系や動植物群集の進化、発展において、重要な「進行中の生態学的過程又は生物学的過程」を代表する顕著な見本である。
- (10) 学術上又は保全上顕著な普遍的価値を有する「絶滅のおそれのある種」の生息地など「生物多様性」の生息域内保全にとって最も重要な自然の生息地を包含する。
ロード・ハウ諸島
英語名
Lord Howe Island Group
アクセス方法・行き方
シドニーから飛行機2時間。入島人数の制限あり
世界遺産の概要
ロード・ハウ島群は、6,000万年以上前の火山が海水浸食で作られた島で、険しい山や珊瑚礁や固有種の生物など自然豊かな地域です。
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
- (7) 最上級の自然現象、又は、類まれな「自然美」・美的価値を有する地域を包含する。
- (10) 学術上又は保全上顕著な普遍的価値を有する「絶滅のおそれのある種」の生息地など「生物多様性」の生息域内保全にとって最も重要な自然の生息地を包含する。
オーストラリアのゴンドワナ雨林
英語名
Gondwana Rainforests of Australia
アクセス方法・行き方
ゴールドコーストからラミントン国立公園、スプリングブルック国立公園へは車1時間。ツアーあり
世界遺産の概要
オーストラリアのゴンドワナ多雨林群は、クイーンズランド州とニューサウスウェールズ州の東海岸近くに広がる、34の自然保護地域の総称です。保護地域ごとに違った種類の多雨林を見せ、ヒメウォンバットやアルバートココドリなど非常に珍しい希少動物も多種抱えてます。オーストラリア大陸が他大陸から分離する前の痕跡なども残す貴重な遺産でもあります。
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
- (8) 「生命進化の記録(化石)」や、地形形成における重要な「進行中の地質学的過程」、あるいは重要な地形学的又は自然地理学的特徴といった、地球の歴史の主要な段階を代表する顕著な見本である。
- (9) 陸上・淡水域・沿岸・海洋の生態系や動植物群集の進化、発展において、重要な「進行中の生態学的過程又は生物学的過程」を代表する顕著な見本である。
- (10) 学術上又は保全上顕著な普遍的価値を有する「絶滅のおそれのある種」の生息地など「生物多様性」の生息域内保全にとって最も重要な自然の生息地を包含する。
ウルル-カタ・ジュタ国立公園
英語名
Uluru-Kata Tjuta National Park
世界遺産の概要
ウルル=カタ・ジュタ国立公園は、オーストラリアのほぼ中心のノーザンテリトリーに位置します。ウルル(エアーズロック)は、地球のへそと呼ばれ、世界で2番目に大きい一枚岩です(1番目は西オーストラリア州のマウントオーガスタスで約2.5倍)。カタ・ジュタ(オルガ山)は、岩石の山で壮大な景観です。両方ともアボリジニの重要な聖地であり、古来からのアボリジニの痕跡を随所に残す文化的に重要な場所です。
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
- (5) あるひとつの文化(または複数の文化)を特徴づけるような伝統的居住形態若しくは陸上・海上の土地利用形態を代表する顕著な見本である。又は、人類と環境とのふれあいを代表する顕著な見本である(特に不可逆的な変化によりその存続が危ぶまれているもの)
- (6) 顕著な普遍的価値を有する出来事(行事)、生きた「伝統、思想、信仰、芸術的作品」、あるいは文学的作品と直接または実質的関連がある(この基準は他の基準とあわせて用いられることが望ましい)。
- (7) 最上級の自然現象、又は、類まれな「自然美」・美的価値を有する地域を包含する。
- (8) 「生命進化の記録(化石)」や、地形形成における重要な「進行中の地質学的過程」、あるいは重要な地形学的又は自然地理学的特徴といった、地球の歴史の主要な段階を代表する顕著な見本である。
クインズランドの湿潤熱帯地域
英語名
Wet Tropics of Queensland
アクセス方法・行き方
ケアンズから電車か車やツアーで
世界遺産の概要
クイーンズランドの湿潤熱帯地域は、グレートバリアリーフに沿うように南北に長い熱帯雨林地帯で、絶滅危惧種も含む多様な動植物が生息しています。主な自然保護区は、バロン渓谷国立公園、ディンツリー国立公園など10件が知られています。
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
- (7) 最上級の自然現象、又は、類まれな「自然美」・美的価値を有する地域を包含する。
- (8) 「生命進化の記録(化石)」や、地形形成における重要な「進行中の地質学的過程」、あるいは重要な地形学的又は自然地理学的特徴といった、地球の歴史の主要な段階を代表する顕著な見本である。
- (9) 陸上・淡水域・沿岸・海洋の生態系や動植物群集の進化、発展において、重要な「進行中の生態学的過程又は生物学的過程」を代表する顕著な見本である。
- (10) 学術上又は保全上顕著な普遍的価値を有する「絶滅のおそれのある種」の生息地など「生物多様性」の生息域内保全にとって最も重要な自然の生息地を包含する。
西オーストラリアのシャーク湾
英語名
Shark Bay, Western Australia
世界遺産の概要
西オーストラリアのシャーク湾は、シャーク・ベイ海洋公園やモンキー・マイア保護区を含む数エリアと、数々の島々を含む世界自然遺産として登録されました。湾周辺の陸地にはカンガルーなど、海洋にはジュゴン、ジンベイザメ、ウミガメ、イルカ等も生息。約32億年前に最初に地上に上がった生命体「ストロマトライト」も現生してます。
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
- (7) 最上級の自然現象、又は、類まれな「自然美」・美的価値を有する地域を包含する。
- (8) 「生命進化の記録(化石)」や、地形形成における重要な「進行中の地質学的過程」、あるいは重要な地形学的又は自然地理学的特徴といった、地球の歴史の主要な段階を代表する顕著な見本である。
- (9) 陸上・淡水域・沿岸・海洋の生態系や動植物群集の進化、発展において、重要な「進行中の生態学的過程又は生物学的過程」を代表する顕著な見本である。
- (10) 学術上又は保全上顕著な普遍的価値を有する「絶滅のおそれのある種」の生息地など「生物多様性」の生息域内保全にとって最も重要な自然の生息地を包含する。
ガリ(フレーザー島)
英語名
K’gari (Fraser Island)
アクセス方法・行き方
ハービーベイ(ブリスベンから車4時間)からフェリー1時間。島内は許可証を受けた4WD車のみ
世界遺産の概要
クイーンズランド州のフレーザー島は、世界で最も大きな砂島です。島のほぼ全域がグレート・サンディ国立公園。2021年に、島の名前を先住民アボリジニのバッチュラ族による「ガリ/K'gari」(楽園=パラダイス)にもどしました。
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
- (7) 最上級の自然現象、又は、類まれな「自然美」・美的価値を有する地域を包含する。
- (8) 「生命進化の記録(化石)」や、地形形成における重要な「進行中の地質学的過程」、あるいは重要な地形学的又は自然地理学的特徴といった、地球の歴史の主要な段階を代表する顕著な見本である。
- (9) 陸上・淡水域・沿岸・海洋の生態系や動植物群集の進化、発展において、重要な「進行中の生態学的過程又は生物学的過程」を代表する顕著な見本である。
オーストラリアの哺乳類化石地域(リヴァーズレー/ナラコーテ)
英語名
Australian Fossil Mammal Sites
アクセス方法・行き方
ブリスベン⇒マウント・アイザへ飛行機2.7時間⇒ブージャマラ国立公園。またはアデレード⇒ナラコーテへ車4時間⇒ナラコーテ洞窟国立公園
世界遺産の概要
オーストラリアの哺乳類化石地域は、クイーンズランド州のリヴァーズレーのローン・ヒル国立公園/ブージャマラ国立公園と、南オーストラリア州のナラコーアテ・ケーブ国立公園の2ヶ所で保護されています。この両地域の化石はオーストラリア大陸における哺乳類の進化を研究する上で非常に重要なものです。
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
- (8) 「生命進化の記録(化石)」や、地形形成における重要な「進行中の地質学的過程」、あるいは重要な地形学的又は自然地理学的特徴といった、地球の歴史の主要な段階を代表する顕著な見本である。
- (9) 陸上・淡水域・沿岸・海洋の生態系や動植物群集の進化、発展において、重要な「進行中の生態学的過程又は生物学的過程」を代表する顕著な見本である。
ハード島とマクドナルド諸島
英語名
Heard and McDonald Islands
世界遺産の概要
ハード島とマクドナルド諸島は、パースの南西約4100kmの遠方にある、インド洋のオーストラリア領無人島です。島は環境保護のため、研究者のみに公開されている厳正保護地域です。発見者のハード、マクドナルドの名前に由来します。
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
- (8) 「生命進化の記録(化石)」や、地形形成における重要な「進行中の地質学的過程」、あるいは重要な地形学的又は自然地理学的特徴といった、地球の歴史の主要な段階を代表する顕著な見本である。
- (9) 陸上・淡水域・沿岸・海洋の生態系や動植物群集の進化、発展において、重要な「進行中の生態学的過程又は生物学的過程」を代表する顕著な見本である。
マッコーリー島
英語名
Macquarie Island
アクセス方法・行き方
タスマニアのホバートかニュージーランドのインバーカーギルから13日以上のクルーズツアーで
世界遺産の概要
マッコリー島は、ニュージーランドの方が近いのですが、オーストラリア領 タスマニア州の無人島です。「狂う50度」と呼ばれる海域の暴風にさらされて木が生えず草原が広がってて、保護区でもあるので一般人の観光目的での立入りは禁止。ペンギンの大規模繁殖地で、アザラシも数種が生息してます。
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
- (7) 最上級の自然現象、又は、類まれな「自然美」・美的価値を有する地域を包含する。
- (8) 「生命進化の記録(化石)」や、地形形成における重要な「進行中の地質学的過程」、あるいは重要な地形学的又は自然地理学的特徴といった、地球の歴史の主要な段階を代表する顕著な見本である。
グレーター・ブルー・マウンテンズ地域
英語名
Greater Blue Mountains Area
アクセス方法・行き方
奇岩スリーシスターズ観光は、シドニーから電車2時間のカトゥーンバから日帰り可能
世界遺産の概要
グレーター・ブルー・マウンテンズは、ニューサウスウェールズ州「ブルー・マウンテンズ国立公園」と周辺の公園の総称です。91種ものユーカリが広範囲で自生する地域で、気温が上昇すると揮発するユーカリ油が太陽光に反射し、青くかすんで見えることから名づけられました。スリーシスターズ等の奇岩の峡谷景観でも有名です。
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
- (9) 陸上・淡水域・沿岸・海洋の生態系や動植物群集の進化、発展において、重要な「進行中の生態学的過程又は生物学的過程」を代表する顕著な見本である。
- (10) 学術上又は保全上顕著な普遍的価値を有する「絶滅のおそれのある種」の生息地など「生物多様性」の生息域内保全にとって最も重要な自然の生息地を包含する。
パーヌルル国立公園
英語名
Purnululu National Park
アクセス方法・行き方
拠点のカナナラからヘリか、4-10月の乾季のみ4WDで3時間以上
世界遺産の概要
パーヌルル国立公園は、西オーストラリア州キンバリー地区にある、奇岩で有名な地域です。アボリジニの言葉で砂岩を意味するバングル・バングルと呼ばれる奇岩は圧巻。
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
- (7) 最上級の自然現象、又は、類まれな「自然美」・美的価値を有する地域を包含する。
- (8) 「生命進化の記録(化石)」や、地形形成における重要な「進行中の地質学的過程」、あるいは重要な地形学的又は自然地理学的特徴といった、地球の歴史の主要な段階を代表する顕著な見本である。
王立展示館とカールトン庭園
英語名
Royal Exhibition Building and Carlton Gardens
世界遺産の概要
王立展示館とカールトン庭園は、ビクトリア州メルボルンにある、オーストラリアで最初の大陸ヨーロッパ風建築物です。王立展示館は1880年、メルボルン博覧会で使用するため建てられた建築物で、ゴシック様式やロマネスク様式など複数様式が混ざった独特の建物です。カールトン庭園は、オーストラリア有数の庭園の1つです。
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
- (2) 「建築、科学技術、記念碑、都市計画、景観」設計の発展に重要な影響を与えた、ある期間にわたる価値観の交流又はある文化圏内での価値観の交流を示すものである。
シドニー・オペラハウス
英語名
Sydney Opera House
世界遺産の概要
シドニー・オペラハウスは、オーストラリアのシドニーにある20世紀を代表する近代建築物であり、世界的に有名な歌劇場・コンサートホール・劇場でもあります。オペラ・オーストラリア、シドニー・シアター・カンパニー、シドニー交響楽団の本拠地です。設計者は無名の建築家ヨーン・ウツソンで、独創的な形状と構造設計の困難さなどにより工事は大幅に遅れ、1959年着工、1973年竣工でした。オーストラリアのシンボルとなっています。
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
- (1) 人間の「創造的才能を表す傑作」である。
オーストラリア囚人遺跡群
英語名
Australian Convict Sites
世界遺産の概要
オーストラリアの囚人遺跡群は、18-19世紀の植民地時代に大英帝国により建てられた刑務所/処刑場の遺跡です。アボリジニ人の多くも移住・強制労働させられた負の遺産です。構成資産11ヶ所は、タスマニア州、ニュー・サウス・ウェールズ州、西オーストラリア州、ノーフォーク島内に点在。
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
- (4) 歴史上の重要な段階を物語る「建築物、その集合体、科学技術の集合体、あるいは景観」を代表する顕著な見本である。
- (6) 顕著な普遍的価値を有する出来事(行事)、生きた「伝統、思想、信仰、芸術的作品」、あるいは文学的作品と直接または実質的関連がある(この基準は他の基準とあわせて用いられることが望ましい)。
ニンガルー・コースト
英語名
Ningaloo Coast
世界遺産の概要
ニンガルー・リーフ/Ningaloo Reefは、オーストラリア最大規模の西海岸の珊瑚礁です。ニンガルーコーストやニンガルー海洋公園では、ジンベイザメが生活してて、エクスマウス等からのエコツアーも活発です。イルカ、ジュゴン、オニイトマキエイ、ザトウクジラも移動してくるし、ウミガメの産卵場所としても有名です。
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
- (7) 最上級の自然現象、又は、類まれな「自然美」・美的価値を有する地域を包含する。
- (10) 学術上又は保全上顕著な普遍的価値を有する「絶滅のおそれのある種」の生息地など「生物多様性」の生息域内保全にとって最も重要な自然の生息地を包含する。
ブジ・ビム/バッジ・ビムの文化的景観
英語名
Budj Bim Cultural Landscape
世界遺産の概要
ブジ・ビム/バッジ・ビム/Budj Bimの文化的景観は、オーストラリア南東部ビクトリア州にの死火山が作り出す景観です。この地域の先住民アボリジニは遊牧ではなく、玄武石で石造りの円形住居を築き定住しました。火山が作った地形で、数千年にわたって水を利用したりウナギ養殖を行ったりしてます。
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
- (3) 現存するか消滅しているかにかかわらず、ある「文化的伝統又は文明の存在」を伝承する物証として無二の存在(少なくとも希有な存在)である。
- (5) あるひとつの文化(または複数の文化)を特徴づけるような伝統的居住形態若しくは陸上・海上の土地利用形態を代表する顕著な見本である。又は、人類と環境とのふれあいを代表する顕著な見本である(特に不可逆的な変化によりその存続が危ぶまれているもの)