2024年メキシコ世界遺産全35件と候補一覧/行き方と地図/動画・写真・評価
メキシコの世界遺産全35件と暫定候補一覧を掲載。アクセス難易度・地図・動画・写真・評価・登録年・種類別も紹介。各国や日本の世界遺産一覧もあり。
国旗・英名 | Mexico |
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首都・主都 | メキシコシティ |
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世界遺産数 | 全35件(22訪問 63%) (訪問=他国含め構成資産1件以上でカウント) |
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アクセス 難易度 | 公共交通で可:29件 (83%) 車やツアー必須・難易度高め:6件 (17%) |
世界遺産 次の登録 | 2025年7月(世界遺産候補一覧) |
現地情報 | [地図] [時差] [天気予報] [通貨・為替レート] |
周辺国の 世界遺産 | 北米/中南米の世界遺産 |
メキシコの世界遺産一覧
表の説明
写真の
右上:平均評価
右下:区分と、最初の(国の)登録年
左下:アクセス難易度(私の感覚)
A:全か所へ主要都市から公共交通か簡易ツアーで可
B:一部へ公共交通か短時間の車などで可
C:全か所へ容易に行けずツアーか車などが必須
D:観光は禁止か、行くのが困難
小画像@⇒出典:wiki CC BY3.0。@以外の写真は全て私が撮影。
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メキシコの暫定世界遺産一覧(候補)
ユネスコのメキシコ暫定世界遺産リスト(次回の世界遺産一覧)です。リンク先は英語。()内はユネスコ記載年。
- Patzcuaro, Site of Humanistic Memory and Cultural Confluence (2023)
- San Juan de Ulua, Site of Memory and Historical Resistances (2022)
- Ring of cenotes of Chicxulub Crater, Yucatan (2012)
- Las Labradas, Sinalao archaeological site (2012)
- El Arco del Tiempo del Río La Venta (2010)
- Las Pozas, Xilitla (2009)
- Historical city of Izamal (Izamal, Mayan continuity in an Historical City) (2008)
- Los Petenes-Ría Celestún (2008)
- Cuetzalan and its Historical, Cultural and Natural Surrounding (2006)
- Vallée des Cierges (2004)
- Aire de protection de la flore et de la faune Cuatrociénegas (2004)
- Historical Town The Royal of the Eleven Thousand Virgins of Cosala in Sinaloa (2004)
- Huichol Route through the sacred sites to Huiricuta (Tatehuari Huajuye) (2004)
- Région Lacan-Tún– Usumacinta (2004)
- Réserve de la Biosphère Banco Chinchorro (2004)
- Tecoaque (2004)
- Chapultepec Woods, Hill and Castle (2001)
- Historic Town of Alamos (2001)
- Church of Santa Prisca and its Surroundings (2001)
- Pre-Hispanic City of Cantona (2001)
- Great City of Chicomostoc-La Quemada (2001)
- Historic Town of San Sebastián del Oeste (2001)
- Diego Rivera and Frida Kahlo's Home-Study Museum (2001)
メキシコの世界遺産の詳細データ
シアン・カアン
世界遺産の概要
メキシコ東部ユカタン半島の「シアン・カアン」は、マヤ語で「天空の生まれた場所」を意味し、カリブ海沿岸地域に広がる生物圏保護区です。マングローブ林、熱帯森林、湿地などが広がり、貴重な動植物が生息。石灰質の洞窟泉セノーテが多く、マヤ文明遺跡もあります。
アクセス方法/行き方
ムイル/ムジル遺跡へは、カンクンから2等バスで3.5時間。途中下車なので運転手に伝えておくこと。トゥルムからは30分。遺跡裏からトレイルあり。ツアーはカンクン、トゥルムからUSD180、USD150から。
英語名
Sian Ka'an
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
古代都市パレンケと国立公園
世界遺産の概要
メキシコ東部の「古代都市パレンケと国立公園」は、7世紀に統治したパカル王とその息子チャン・バールム王の時代に築かれた典型的なマヤ文明遺跡です。9世紀に放棄されたが18世紀にジャングル内で発見されました。パカル王のち家墳墓、赤の女王の墓室、ピラミッド型の碑文の神殿、宮殿、数々の神殿など見どころが多い。
アクセス方法/行き方 旅行記/ブログ
拠点の町パレンケへのバスは、メキシコシティから夜行で13時間や、カンクンから夜行で12.5-15時間や、メリダから8時間や、カンペチェから5時間。町から東8kmのパレンケ遺跡へは多くの乗合バスがあり20分。
英語名
Pre-Hispanic City and National Park of Palenque
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
メキシコシティ歴史地区とソチミルコ
世界遺産の概要
メキシコシティ歴史地区は、1325年頃にアステカ帝国の首都テノチティトランとして湖上に建設されたが、16世紀以降スペイン人が植民地の中心とし、各時代の歴史建造物が残されています。ソチミルコの水路は、湖上だった名残りであり、歴史地区とともに世界遺産に登録されました。
アクセス方法/行き方 旅行記/ブログ
メキシコシティ市内。ソチミルコには、メトロ2号線のTasquena駅から路面電車で終点Xochimilco駅まで30分。船着き場は数か所あり。Tasquena駅からミニバスでも行けるが終末は渋滞注意。
英語名
Historic Centre of Mexico City and Xochimilco
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
古代都市テオティワカン
世界遺産の概要
メキシコシティ郊外の「古代都市テオティワカン」は、紀元前2世紀-後6世紀まで栄えたテオティワカン文明の巨大な宗教都市遺跡です。7-8世紀に謎の衰退がおこり放棄され、12世紀頃に来たアステカ人に神々の都市(テオティワカン)と名づけられました。月と太陽のピラミッド、死者の道、ケツァルコアトルの神殿など独特の宇宙観や宗教観が感じられます。
アクセス方法/行き方 旅行記/ブログ
メキシコシティの北方面バスターミナルからバスで1時間。運転手にLos Piramides下車と告げておく。テオティワカンの町で降りないように。
英語名
Pre-Hispanic City of Teotihuacan
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
オアハカ歴史地区とモンテ・アルバンの古代遺跡
世界遺産の概要
メキシコ中部のオアハカ歴史地区は、標高1550mに築かれたスペイン植民地時代のコロニアル都市です。他都市と比べて先住民の比率は高めです。近郊のモンテ・アルバンの古代遺跡は、紀元前500‐後800年頃に栄えたサポテカ文明、ミシュテカ文明の都市遺跡です。ピラミッドや墳墓が発見されてるが、放棄された理由は謎のまま。
アクセス方法/行き方 旅行記/ブログ
メキシコシティからバス7-10時間や、プエブラやベラクルスからバス5-8時間。モンテアルバン遺跡へは、ホテル・リベラ・デル・アンヘル前からミニバスで30分。
英語名
Historic Centre of Oaxaca and Archaeological Site of Monte Albán
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
プエブラ歴史地区
世界遺産の概要
メキシコ中部の「プエブラ歴史地区」は、16世紀のスペイン植民地時代に築かれたコロニアル都市で、多数の教会も造られ交通要衝として栄えました。天使の町、メキシコ郷土料理の発祥地としても有名。郊外のアステカ文明のチョルーラ遺跡の大ピラミッドも見事。
アクセス方法/行き方 旅行記/ブログ
メキシコシティからバスで2時間や、オアハカからバス5-8時間や、ベラクルスからバス4時間。
英語名
Historic Centre of Puebla
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
古都グアナフアトとその銀鉱群
世界遺産の概要
メキシコ中部の標高2000mの「古都グアナフアトとその銀鉱群」は、16世紀のスペイン植民地時代に銀山で栄えたコロニアル都市で、山にそって建ち並ぶカラフルな町並みが残されています。18世紀には世界の3分の1もの銀を生産し、その富で美しい町を造り上げました。
アクセス方法/行き方 旅行記/ブログ
メキシコシティやグアダラハラからバス4-4.5時間。
英語名
Historic Town of Guanajuato and Adjacent Mines
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
古代都市チチェン・イッツァ
世界遺産の概要
メキシコ東部ユカタン半島の「古代都市チチェン・イッツァ」は、6世紀頃のマヤ古典期と、10世紀以降のトルテカなど中央高原の文化も取り入れた後古典期の遺跡が分かれて存在しています。13世紀にマヤパン族に滅ぼされました。大ピラミッドのエルカスティージョは、蛇神ククルカンをまつり、階段数が365段など高度なマヤ暦の使用を表しています。内部のチャックモール像には、いけにえの心臓を捧げたそうです。聖なる泉セノーテもあります。
アクセス方法/行き方 旅行記/ブログ
カンクンから1等バス3時間、2等バス4.5時間や、メリダから1等バス2時間、2等バス2.5時間。17時以降の帰便は、北西1.5kmの町ピステ/Pisteからの2等バスのみ。
英語名
Pre-Historical City of Chichen Itza
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
モレリア歴史地区
世界遺産の概要
メキシコ中部の標高1920mの「モレリア歴史地区」は、16世紀にタラスコ王国を征服したスペイン人がパジャドリーと名づけたコロニアル都市です。メキシコ独立運動の英雄ホセ・マリア・モレーロスの故郷だったことから、1828年にモレーリアと改名。カテドラルやバロック様式の建造物群、1.6kmもの水道橋が残されています。
アクセス方法/行き方 旅行記/ブログ
メキシコシティからバス4-6時間や、グアダラハラやグアナファトやケレタロからバス3-4時間。
英語名
Historic Town of Morelia
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
古代都市エル・タヒン
世界遺産の概要
メキシコ東部の「古代都市エル・タヒン」は、7世紀頃にマヤ系ワステコ族により建設された祭礼遺跡という説が有力です。現在周辺に住むトトナカ族の伝説では、12人の雷雨の老神が住んでたと伝えられてます。壁龕/へきがんのピラミッドは見事。10もの球技場跡があり、古代球技の発祥地ともいわれています。
アクセス方法/行き方 旅行記/ブログ
パパントラ(メキシコシティから1等バス5時間やベラクルスから1等バス3.5時間)のカテドラルの西200mのバス乗場から30分や、ポサリカ(パパントラからバス30分)の2等バスターミナルから30分。
英語名
El Tajin, Prehispanic City
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
エル・ビスカイノのクジラ保護区
世界遺産の概要
メキシコ西部バハ・カリフォルニアの「エル・ビスカイノのクジラ保護区」は、世界のコククジラの半数の生育・繁殖地である2つの潟湖(オホ・デ・リエブレ湖、サン・イグナシオ湖)が世界遺産に登録されています。他、アシカ、アザラシ、ペリカン、ウミガメ等も生息。海洋環境悪化により現在は観光を規制中。
アクセス方法/行き方
拠点の町ゲレーロ・ネグロには、ティファナからバス10時間や、ラパスからバス16時間。シーズン中は毎日4時間ボートツアーを実施中。2月下旬-3月中旬がピーク。防寒着は必須。
英語名
Whale Sanctuary of El Vizcaino
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
サカテカス歴史地区
世界遺産の概要
メキシコ中部の標高約2400mの「サカテカス歴史地区」は、16世紀のスペイン植民地時代に銀山の町として栄え、富を得た貴族が築いたバロック建造物による町並みが残されています。1914年のメキシコ革命時には連邦政府軍を破った重要な場所でもあります。教会群や坑道ツアー等が人気。
アクセス方法/行き方 旅行記/ブログ
メキシコシティからバス8時間や、グアダラハラからバス4.5-6時間や、チワワからバス12時間。
英語名
Historic Centre of Zacatecas
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
サンフランシスコ山地の岩絵群
世界遺産の概要
メキシコ西部バハ・カリフォルニアの「サンフランシスコ山地の岩絵群」は、紀元前1世紀-後14世紀頃に先住民コチミ族が洞窟に描いた400以上もの岩絵(ペトログリフ)群です。動物、狩猟、戦争、魔術信仰などが描かれています。パルマリート岩絵や彩色洞窟/Cueva Pintada等、見学可能な洞窟もあります。
アクセス方法/行き方
拠点の町サンイグナシオには、ティファナやラパスからバス13時間や、ゲレーロネグロからバス3.5時間。治安が悪く岩絵は点在してて数日ツアーが一般的。日帰りツアーM$1300から。2日はM$4200から。乾季や1-3月がベストシーズンだが防寒着は必須。INAHで入域許可証が必須(ツアーに込みか要確認)。
英語名
Rock Paintings of the Sierra de San Francisco
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
ポポカテペトル山腹の16世紀初頭の修道院群
世界遺産の概要
メキシコ中部の「ポポカテペトル山腹の16世紀初頭の修道院群」は、16世紀以降にスペイン修道士たちが布教活動の拠点にしたポポカテペトル山の周辺に点在する15の修道院です。クエルナバカ修道院には、豊臣秀吉のキリシタン弾圧を描いた壁画があります。テポストランのドミニコ会修道院跡もアクセスしやすい方です。
アクセス方法/行き方 旅行記/ブログ
拠点の1つテポストランには、メキシコシティの南方面バスターミナルから1.3時間や、クエルナバカからバス40分。
英語名
Earliest 16th-Century Monasteries on the Slopes of Popocatepetl
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
古代都市ウシュマル
世界遺産の概要
メキシコ東部ユカタン半島の「古代都市ウシュマル遺跡」は、7-12世紀頃に建設され栄えたとされるプウク様式のマヤ古典期の遺跡です。チチェンイッツァと共闘してたといわれるが、13世紀以降のマヤパン台頭後は衰退。女性的な魔法使いのピラミッドや、球技場、宮殿、グランピラミッド、独特のレリーフ等が見どころ。
アクセス方法/行き方 旅行記/ブログ
メリダから2等バスで1.5時間や、カンペチェから2等バスで3.5時間。
英語名
Pre-Hispanic Town of Uxmal
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
ケレタロの歴史史跡地区
世界遺産の概要
メキシコ中部の「ケレタロ歴史史跡地区」は、スペイン植民地時代の17-18世紀に周辺の銀山都市とメキシコシティを結ぶ交通要衝として栄え、当時の石造りの建物やコロニアルな町並みが残されています。全長1280mの巨大な水道橋が有名。
アクセス方法/行き方 旅行記/ブログ
メキシコシティからバス3時間や、グアダラハラからバス5時間や、グアナファトからバス2時間。
英語名
Historic Monuments Zone of Querétaro
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
グアダラハラのオスピシオ・カバーニャス
世界遺産の概要
メキシコ中部の町グアダラハラのオスピシオ・カバーニャスは、1810年にカバーニャス伯爵が建てた新古典主義様式の建造物で、クレメンテ・オロスコの巨大壁画「スペインのメキシコ侵略」で有名です。3大壁画家の1人オロスコはグアダラハラ出身。建物は1980年まで病院付きの孤児院として利用されました。
アクセス方法/行き方 旅行記/ブログ
メキシコシティからバス8時間や、グアナファトやケレタロからバス4-5時間。
英語名
Hospicio Cabañas, Guadalajara
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
パキメの遺跡、カサス・グランデス
世界遺産の概要
メキシコ北部の「パキメの遺跡、カサス・グランデス」は、8世紀頃に南下してきたアメリカ先住民が最盛期の14世紀頃に築いたアドベ=日干しレンガの集合住宅の遺跡です。塩や鉱石の産地として栄え、人口は1万人を超えたといわれます。現在はアドベで造られた迷路のような基底部分が残るのみです。
アクセス方法/行き方
チワワ太平洋鉄道のチワワ(バスはメキシコシティ等から多め)⇒ヌエボ・カサス・グランデスにバスで4.5時間⇒パキメ遺跡へタクシー15分/片道M$100から。試してないが徒歩でも可能かも。
英語名
Archaeological Zone of Paquimé, Casas Grandes
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
トラコタルパンの歴史遺跡地帯
世界遺産の概要
メキシコ南東部の北岸の町「トラコタルパンの歴史遺跡地帯」は、15世紀にスペイン植民地下で河川港として建設され、スペイン・コロニアル様式の町並みが保存されています。カリブ海地域の伝統とスペイン文化の融合が評価されていて、広場を中心に教会や博物館が立ち並びます。
アクセス方法/行き方
メキシコシティ⇒ベラクルスにバス5-7時間⇒アルバラード/Alvaradoへバス1.5時間⇒トルコタルパンにバス30分。時期により直通バスもあるかも。
英語名
Historic Monuments Zone of Tlacotalpan
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
カンペチェ歴史的要塞都市
世界遺産の概要
メキシコ東部の北岸の「カンペチェ歴史的要塞都市」は、16世紀にマヤ人の町上にスペイン人が築いたコロニアルな要塞都市です。カリブの海賊の襲撃に対抗し、17世紀に建造された数々の要塞群が見どころ。
アクセス方法/行き方 旅行記/ブログ
メリダからバス3時間や、カンクンからバス7時間や、サン・クリストバルデラスカサスからバス10時間や、メキシコシティからバス17-19時間。
英語名
Historic Fortified Town of Campeche
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
ソチカルコの古代遺跡地帯
世界遺産の概要
メキシコ中部のクエルナバカ近郊の「ソチカルコ古代遺跡地帯」は、アステカ以前の650-900年頃の中央メキシコ文明の1つと考えられるが、マヤ文明のレリーフやケツァルコアトル神殿もある珍しい遺跡です。テオティワカンを滅ぼした勢力との説もあり。ピラミッド型神殿などが見どころ。
アクセス方法/行き方 旅行記/ブログ
クエルナバカの市バスターミナルからクエンテペック/Cuentepec行き2等バスで1.5時間。急ぐ場合はPullman社の1等バス40分でソチカルコとの分岐で下車しタクシーで5分。
英語名
Archaeological Monuments Zone of Xochicalco
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
カンペチェ州カラクムルの古代マヤ都市と熱帯保護林
世界遺産の概要
メキシコ南東部の「カンペチェ州カラクムルの古代マヤ都市と熱帯保護林」は、マヤ文明古典期にティカルと並ぶ勢力だった都市国家のカラクムル遺跡と、その周囲に広がる自然保護区です。建造物IIに最大のピラミッド型王陵があります。6世紀に栄え、10世紀に放棄されました。生物圏保護区には固有種含む動植物やチョウが生息。
アクセス方法/行き方
カンペチェの旅行会社での日帰りか1泊2日ツアーが一般的。日帰りツアーは他2遺跡込みでM$1600から。公共交通ではカンペチェからシュプヒル/Xupujilへ2等バスで5時間/M$260から。シュプヒルでタクシーチャーターM$1000から。入場 入域 通行料はM$200近い(ツアー代に込みかは要確認)。1人ならツアーが安い。
英語名
Ancient Maya City and Protected Tropical Forests of Calakmul, Campeche
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
ケレタロのシエラ・ゴルダのフランシスコ修道会伝道施設群
世界遺産の概要
メキシコ中部の「ケレタロ州シエラ・ゴルダ地方のフランシスコ修道会伝道施設群」は、18世紀半ばの欧米によるメキシコのキリスト教化期に、フランシスコ会士が設立した伝導所群です。豪奢なファサードを持つ聖堂が特徴的です。構成資産は5修道院。
アクセス方法/行き方
拠点の町ハルパン/Jalpanには、メキシコシティからバス6-8時間や、ケレタロから3.5時間。サンティアゴ・デ・ハルパンは市内。他のシエラ・ゴルダの4か所はツアーかタクシーチャーターで。タンコヨル、ランダ、コンカはバスありそうだが未確認。
英語名
Franciscan Missions in the Sierra Gorda of Querétaro
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
ルイス・バラガン邸と仕事場
世界遺産の概要
メキシコシティの「ルイス・バラガン邸と仕事場」は、20世紀メキシコの代表建築家ルイス・バラガンが1988年の逝去まで約40年間を過ごした自宅兼アトリエです。彼の建築は内部空間の使い方や庭園が特徴的で、伝統と近代建築/モダニズム建築を融合させたスタイルは、他の建築家にも影響を及ぼしました。
アクセス方法/行き方
メキシコシティのメトロ7号線Constituyentes下車後すぐ。要予約。
英語名
Luis Barragán House and Studio
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
カリフォルニア湾の島々と保護地域群
世界遺産の概要
メキシコ西部の「カリフォルニア湾の島々と保護地域群」は、バハ・カリフォルニア半島とメキシコ本土との間に広がるカリフォルニア湾に浮かぶ240以上もの島や海域を含む生物保護区です。美しい景観と独特の生態系が評価されています。固有種を含むクジラ、イルカ、アシカ、海鳥、魚類、サボテン等が生息。
アクセス方法/行き方
ロスカボスには飛行機が一般的。ラパスからバスで2.5-4時間。ラパスにはティファナからバス25時間や、ロスモチスからの船/フェリーで6時間/M$1100からや、マサトランからの船で13時間/M$1240から。湾内ツアーはクルーズ、ダイビング、シュノーケル等あり。
英語名
Islands and Protected Areas of the Gulf of California
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
リュウゼツラン景観と古代テキーラ産業施設群
世界遺産の概要
メキシコ中西部の町テキーラ周辺には、3500年前からリュウゼツラン/竜舌蘭/アガベ・アスール/マゲイが自生し、古代からプルケ、テキーラの産業で発展してきました。蒸留酒テキーラは、17世紀にスペイン人が入植して以降に生産されました。今もリュウゼツラン栽培地やテキーラ工場が集まっています。
アクセス方法/行き方
拠点の町テキーラには、グアダラハラからバス2時間。アガベ畑や工場外観は個人で見学可能だが、工場内部はツアーのみの場合が多い。グアダラハラから1日バスツアーM$350から等あり。
英語名
Agave Landscape and Ancient Industrial Facilities of Tequila
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
メキシコ国立自治大学(UNAM)の中央大学都市キャンパス
世界遺産の概要
メキシコシティの「メキシコ国立自治大学(UNAM)の中央大学都市キャンパス」は、1954年に溶岩層の上に築かれた大学都市/C.U.であり、他都市を含めたUNAMのメインキャンパスです。中央図書館の世界最大級の壁画には、アステカ文明とスペイン植民地時代や科学について描かれており象徴的存在です。本館のシケイロスの立体壁画も見事。
アクセス方法/行き方
メキシコシティ市内。中央図書館へは、メトロ3号線のCopilco駅家、メトロバス1号線のDr.Galvez等が便利。
英語名
Central University City Campus of the Universidad Nacional Autónoma de México (UNAM)
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
オオカバマダラ生物圏保存地域
世界遺産の概要
メキシコ中部の「オオカバマダラ生物圏保存地域」は,、アメリカやカナダから大移動してきて越冬するオオカバマダラ(マリポーサ・モナルカチョウ)の保護区です。枝が折れそうなほど大量の十億もの蝶は圧巻です。8ヶ月かけて4世代の世代交代での渡りは謎も多いようです。
アクセス方法/行き方
拠点の町の1つアンガンゲオには、モレーリアからシタクアロで乗換えてバスで。ケレタロ、メキシコシティからも行ける。保護区シエラ・チンクアへの10kmはタクシーチャーターで。ベストシーズンは11月末-3月中旬。
英語名
Monarch Butterfly Biosphere Reserve
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
サンミゲルの要塞都市とヘスス・デ・ナサレノ・デ・アトトニルコの聖地
世界遺産の概要
メキシコ中部の町サンミゲル・デ・アジェンデ要塞都市は、16世紀にフランシスコ会の修道士サンミゲルにより、湿地帯に築かれた町サンミゲル・デ・エルグランデが紀元のコロニアルな要塞都市です。メキシコ独立後、英雄アジェンデの故郷として改名。北10kmのヘスス・デ・ナサレノ・デ・アトトニルコ聖地の聖堂の壁画や天井画は見事で「メキシコのシスティーナ礼拝堂」といわれてます。
アクセス方法/行き方 旅行記/ブログ
サンミゲル・デ・アジェンデには、メキシコシティからバス4時間や、ケレタロやグアナファトからバス1.5時間や、グアダラハラからバス6時間。
【ヘスス・デ・ナサレノ・デ・アトトニルコ聖地】サンミゲルの市場の北50mにアトトニルコ行きバス乗場あり。片道30分。
英語名
Protective town of San Miguel and the Sanctuary of Jesús Nazareno de Atotonilco
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
ティエラアデントロの王の道
世界遺産の概要
メキシコ中部の「ティエラアデントロの王の道」は、1598-1882年の間、サカテカスやサン・ルイス・ポトシ等からの銀やヨーロッパからの水銀(銀の精錬用)を運ぶ「銀の道」として機能してました。構成資産60のうち5件は別世界遺産でもある町(メキシコシティ、ケレタロ、サンミゲル、サカテカス、グアナファト)の一部であり、残りは町や橋や建造物などです。
アクセス方法/行き方
別世界遺産の5都市はまわりやすい。その他は点在。
英語名
Camino Real de Tierra Adentro
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
オアハカ中部渓谷ヤグルとミトラの先史時代洞窟
世界遺産の概要
メキシコ中部の「オアハカ中部渓谷ヤグルとミトラの先史時代洞窟」は、先史時代の洞窟・岩陰・岩絵と、サポテカ文明期(紀元前500-後750年)モンテ・アルバンII期のカバリト・ブランコ遺跡、モンテアルバン衰退後のヤグル遺跡がセットで世界遺産に登録されました。ミトラ遺跡は含みません。洞窟はギラ・ナキツ、クエバ・ブランカを含むが見学できるのは一部のみ。
アクセス方法/行き方
オアハカの2等バスターミナルからミトラ行きバスで1時間で下車後、徒歩2km。途中下車なので運転手にヤグラ遺跡と伝えておくこと。洞窟群は個人ではまわりづらいのでタクシーチャーター等で。オアハカの旅行会社で車とガイドを手配可能。
英語名
Prehistoric Caves of Yagul and Mitla in the Central Valley of Oaxaca
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
ピナカテ火山とアルタル大砂漠生物圏保存地域
世界遺産の概要
メキシコ北西部の「ピナカテ火山とアルタル大砂漠生物圏保存地域」は、火山と砂丘やクレーターによる自然美と固有種を含む独特な生態系を維持するための生物保護区です。ピナカテ火山の噴火は1万年以上前です。アルタル大砂漠は、北米4大砂漠の1つソノラ砂漠に含まれ、宇宙からも見えるそうです。
アクセス方法/行き方
ティファナから1日1便バス7時間⇒プエルト・ペニャスコ(メヒカリから5時間。メキシコシティからはエルモシージョ経由)。プエルト・ペニャスコのCEDO研究センターで不定期の1日ツアーあり。人数によりUSD80-400。日程や空き状況は要確認。予約した方がよさそう。
英語名
El Pinacate and Gran Desierto de Altar Biosphere Reserve
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
テンブレーケ神父の水道橋水利施設
世界遺産の概要
メキシコ中部の「パドレ・テンブレケ/テンブレーケ神父の水道橋の水利施設」は、1555-1572年にフランシスコ会士フランシスコ・デ・テンブレケの指導で建設された水道橋です。全長総48m、最高38mの粘土性アドベも使用された水利施設で、ヨーロッパの水利技術とアメリカ先住民の文化が融合した見事な遺跡です。
アクセス方法/行き方
メキシコシティから車で1.5-2時間ですが、バスは未確認。テオティワカン遺跡から車30分なので、遺跡までバスで行き、そこからタクシーチャーターもあり。メキシコシティから日帰りツアーあり。
英語名
Aqueduct of Padre Tembleque Hydraulic System
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
レビジャヒヘド諸島
世界遺産の概要
メキシコ西の太平洋上の「レビジャヒヘド諸島」は、メキシコ海軍が保護する群島で、独特の海流によりサメ、クジラ、イルカ、海鳥ほか多種にわたる生態系の重要な生息地となっています。現在、観光や漁業は規制されています。
アクセス方法/行き方
島への上陸や近づくことは規制されてる。カポ・サン・ルーカスから船で24時間のソコロ島ダイビングツアーあり。
英語名
Archipiélago de Revillagigedo
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
テワカン=クイカトラン渓谷:メソアメリカの起源となる環境
世界遺産の概要
メキシコ中部の「テワカン=クイカトラン渓谷」は、固有種を含む柱状サボテンの森と野生動植物の自然保護区です。また、メソアメリカの歴史で重要な栽培や灌漑施設などの遺跡が残されてる点でも重要であり複合世界遺産に登録されました。恐竜の足跡も見られます。
アクセス方法/行き方
メキシコシティ⇒プエブラへバス2時間⇒サン・ファン・ラヤ(オアハカからは3.5時間、テワカンからは1.5時間)へ車2.5時間。サン・ファン・ラヤから恐竜足跡へは徒歩1時間。遺跡やサボテンの森や生物保護区へはツアーで。
英語名
Tehuacán-Cuicatlán Valley: originary habitat of Mesoamerica
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
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