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世界遺産テオティワカン/メキシコシティ旅行!アステカのピラミッドやプロレス

テオティワカン月の神殿から再びメキシコシティへ戻って来ました。ほぼ初めての日本人宿(オーストラリアで1つ泊まりました)は居心地が良過ぎて2週間も滞在してしまいました。

ゆめぽろ(@yumepolo)です。こんちはっ!

高度が約2200mのメキシコシティはこの時期、昼は過ごしやすいけど夜は寒かったです。
2007/10/1の夕方、モレーリアからの長距離バスで、メキシコシティへ再び戻って来ました。バスターミナル前のメトロ(地下鉄)を超えた先の道路から市バスでRevolcion駅まで行き、また日本人宿ペンション・アミーゴへチェックインしました。

アミーゴに宿泊してる人達は1週間の間にガラッと変わっていました。前回宿泊してた人の多くは南下して行ったそうです。私は今回はかなりのんびり滞在してたので、多くの日本人旅行者と交流を持つことができて良かったです。ここまでの旅では避けてたわけではないけど、あまり日本人旅行者に会いませんでした。特に北米はバックパッカーじたい少ない地域です。オーストラリアはワーホリは多かったけど、純粋旅行者には出会えませんでしたし。
中南米はアジアと同様、バックパッカーの多い地域です。しかもメキシコシティは日本との行き来もしやすいので、中南米への出発や帰国への基点都市として利用しやすいです。そして日本人宿を利用するのは、中南米へ南下する人は情報を仕入れるため、帰国する人は最後にゆっくりしたいためという人が多いように見えました。
事前情報だとペンション・アミーゴには何人もの長期旅行者が沈没(長期滞在)してて輪の中に入りにくい雰囲気だと思ってたけど、実際行ってみると管理人夫婦も含めてフレンドリーな人ばかりで居心地良かったです。まぁその時の宿泊者や管理人によって変わって来ることなので、事前情報などは全くあてにならないということでしょう。
太陽の神殿(ピラミッド) 太陽のピラミッドへの登頂 死者の道で月ピラミッドへ
10/2は旅の休養でした。10/3はメキシコでも最もクールな見どころの1つ、テオティワカン遺跡観光詳細](Teotihuacan)へ行きました。
アステカは比較的新しい文明だけど、メキシコシティ周辺にはその前にもいくつかの文明が栄えました。テオティワカン人は紀元前2世紀頃から集落を作り、紀元後500年頃に最盛期を迎えて人口も12~20万人規模に達したと考えられています。この規模は当時のヨーロッパでも最大規模です。しかし700年頃になぜか滅びてしまいました。それからかなり後にこの地を訪れたアステカ人は、神々が建設した都だと思ったそうなので、この都市の建設水準がいかに高いかが分かります。
テオティワカン遺跡には、2つの大きなピラミッド(大神殿)があります。太陽の神殿(ピラミッド)は、古代エジプトのピラミッドをしのぐ規模で世界でも有数の大きさです。現在の神殿の中にはさらに古い神殿があり、それを覆う造りになっています。
月のピラミッド周辺の遺跡 ケツァルパパロトル宮殿 ケツァルコアトル神殿
死者の道を北へ歩いていくと月の神殿(ピラミッド)へたどり着きます。太陽の神殿よりは規模は小さいけど、宗教儀式などはこの神殿で行われたと考えられています。ここからテオティワカン全景を眺めることが出来ますが、残念ながら頂上へ登ることは禁止されてて途中までしか登れませんでした。太陽の神殿の頂上へは登れました。
月の神殿の西には、ケツァルパパロトル宮殿があり、そばのジャガー宮殿内では、色の付いたきれいな壁画を見ることが出来ます。太陽の神殿の南には、四方を装飾されたケツァルコアトル神殿もあります。装飾にはかすかに色が残っていて、羽のある蛇神ケツァルコアトルや、雨女神トラロックなどのレリーフを見ることが出来ます。
太陽の神殿の裏には博物館もあり、出土品が展示されてますが、一枚岩の雨神チャルティトゥリクエなど重要なものは、メキシコシティの人類学博物館に移されています。
こんな古い時代のこんな大きな遺跡は、今後メキシコや中南米を旅して行く中でもほとんど見られません。マヤのピラミッドなどは見栄えがいいけど、テオティワカンと比べるとかなり新しい時代のものです。不思議なのはこれだけのものを造ったテオティワカン人がいったいどこへ行ってしまったかです。誰か早く解明してください!
10/4は食材買出しくらいでのんびりしてました。10/5は朝から夕方までスターバックスでMX$17(約180円)のコーヒー1杯で1日中ネットしてました。その夜は宿の宿泊者7人くらいで、メキシコのプロレスルチャ・リブレへも行きました。
月のピラミッド頂上から ルチャリブレの試合後 テピートの原石は安い!
メキシコでは、やはりサッカーが一番人気のスポーツです。ワールドカップでも活躍したり、FIFAランキングでも常に高い位置にいます。そして格闘技も盛んです。ボクシングやプロレスでは、日本から修行に来たりもしてるそうです。この時期には、亀田兄弟の三男がもう1つの日本人宿サンフェルナンド館に宿泊してて試合にも出てたそうです。
ルチャ・リブレはプロレスですが、純粋な格闘技というよりは全てシナリオのある格闘劇と思って見た方がいいかも知れません。ほとんどのレスラーは覆面をしてます。まず善玉悪玉に必ず分かれます。試合は2人対2人か、3人対3人がほとんどですが、たまに3人対4人とかあって変則です。3セットマッチ(3回戦って2回勝った方の勝利)の試合を5試合も見れます。
私が格闘劇だと言う理由は、まず3セットマッチなのに必ず3セットするのです。つまりどちらかが先に2勝することはありません!1セット目に勝ったチームは、2セット目の途中までは圧倒的に強いのに、なぜか最後には大逆転で負けてしまいます。1人で3人を一気にやっつけたりもします。しかも小技で勝負が決まることはなく、必ず得意の空中戦や必殺技っぽい投げ技などで派手に勝ちます。演じるのが下手なレスラーは技にかかりに行くのが分かります(^^;
この勝負のパターンが毎回結構似てるので、5試合も見てるとだんだん飽きてきます。私は格闘技にもあまり興味ないので眠くなりました。。しかし飽きさせない工夫も考えられており、子供のようなチビレスラーがムチで叩かれて観衆の同情を引き最後は逆転勝ちしたり、女子プロレスもあったり、全然関係ない人がリングに乱入して来て格闘に参加したりとなんでもありです。
メキシコの有名レスラーミスティコがリングに出てくると観客は大興奮です。特に子供たちの間では大人気です。ミスティコは小柄ながら空中戦を得意としてて、ボールから大きく飛んで悪役をやっつけたりして場内をわかせます。しかし私が見てた時は場外のレスラーに向けて飛んだはいいけど、思いっきり場外の床にお腹をぶつけてしまい、かなり痛そうでちょっとかっこ悪かったです。日本人レスラーもたまに出てきます。女子プロの悪役にも日本人がいました。
10/6はソカロ周辺をぶらぶらしました。国立宮殿内のリベラ壁画を見に行ったけど、なぜかこの日は入場禁止でした。そのまま、シウダラ市場という民芸品市場へ行ったけど、観光客相手だからか思ったよりかなり高額だったのでさっと見ただけです。
10/7は午後から宿の管理人さんと一緒に、日曜のラグニージャという泥棒市へ行きました。泥棒市とは、泥棒や強盗が観光客などから奪った金品だけでなく日用品など何でもまとめて売っている場所です。価値を分からず売ってるので、日本の500円玉がMX$20(約200円)で見つかることもあるそうです。本当にいろいろあって見てるだけで楽しくなりましたが、自分の品はここへ並ばないようにしたいな(>_<)とも思いました。 その後、テピートという地元民の安い市へも連れて行ってもらいました。泥棒市もそうですが結構危険な地域にあるので、地元民でもちょっと裕福な人は恐がって行かないらしいけど、店が多く出てる通りを外れなければ大丈夫だと思いました。もちろんスリなどに気をつけなければいけないのは、他の地域同様です。
テピートでは、民芸品から衣服、日用品、宝石の原石などなんでも安くそろってます。特にCDやDVDは最新映画、日本アニメ映画なども含めてMX$5~10(約100円)くらいで見つかります。もちろんコピーなので違法ですが、これだけ多くの店が商売してられるのはさすがメキシコです。スペイン語吹き替えのものが多いけど、がんばって探せば、日本映画なら日本語音声のスペイン語字幕のものも見つかります。はまってる人は1日中探して、洋楽や映画、シルクドソレイユなど日本で集めれば数万円はする品を掘り出してきてました。
10/8~11は、1日中スタバでネットしてHPをリニューアルしたり、掲示板を設置したり、日記を書いたり、mixiを本格的?に始めたりしてた以外は、ウォールマートという大型スーパーへ食材を買いに行って自炊したり、だらだらと宿泊者としゃべったり、トランプでナポレオン勝負したり、日本の漫画を読んだりと、久々に旅から離れた生活を満喫しました(^^ゞ
チャプルテペック城 チャプルテペック城の壁画 2人のフリーダは貸出中
10/12は午後から、チャプルテペック城へ行きました。チャプルテペックはアステカ帝国の首都テノチティトランとも結ばれてたそうです。ディアス大統領独裁時代には、夫妻の公邸としても利用されたそうです。城内では当時の調度品などが展示されていて、シケイロスやオロスコの壁画も見ることが出来ます。広い園内ではリスも見られました。
その後、その近くにある近代美術館へも行きました。期待してなかったけど、メキシコの有名画家の絵画などが多く展示されていて、結構見ごたえがありました。中でもシケイロスディエゴ・リベラオロスコの作品は人気があります。フリーダ・カーロの傑作「2人のフリーダ」は2人のフリーダが生々しくつながってる絵だけど、残念ながら別の美術館に貸出中でした。
10/13は午後から、フリーダカーロと、ディエゴリベラ観光詳細](Frida Kahlo, Diego Rivera)のゆかりの地をいくつか観光しました。同じ宿の宿泊者とも途中で会ったので一緒に行きました。その2人の女性はフリーダにも詳しくて、日本でフリーダ関連の本や映画も見てきたそうです。これから行く人にはぜひそうすることをオススメします。
ディエゴ・リベラは20世紀初頭に活躍したメキシコ画家で、社会主義的な壁画などを多く残しています。メキシコシティの国立宮殿の「メキシコの歴史」や、クエルナバカのコルテス宮殿の「モレーロスの歴史」も大作で必見です。
フリーダ・カーロは学生時代にバス事故で重傷を負い、回復までの間に絵を独習してリベラに認められ、後にそのリベラと結婚してお互いに影響を受けながら画家としての道を歩みました。リベラの浮気、フリーダとトロツキーの関係など愛憎劇もあり、フリーダの人生は波乱万丈だったようです。そういった女性の心の動きを表現した自画像が傑作として多く残されていて、今でも特に女性に大人気です。
フリーダカーロの生家 ロシア英雄トロツキーの家 リベラ、フリーダ夫婦の家
フリーダが生まれ、リベラと過ごし、そして1954年に息をひきとった青い家が、今はフリーダ・カーロ博物館として、彼女の数点の作品・遺品などとともに一般公開されています。
また、その家の近くには、ロシア革命の英雄トロツキーが亡命して住んでた家が博物館として公開されてます。彼は結局、権力闘争のライバルであるスターリンの刺客によって殺され、その墓が博物館中央にあります。
1957年にリベラが息をひきとった家は、青い家から少し離れた場所で、そこは1934~1940にリベラとフリーダが結婚生活を過ごし、2人が作品を生み出したアトリエでもありました。今は一般公開もされてますが、タクシードライバーもあまり知らない感じでした。
それらの観光地は芸術作品も含めて撮影禁止なので、残念ながら目に焼き付けたのみです。しかしその1日だけで、フリーダ・カーロについてかなり興味がわきました。
10/14はソチミルコ方面をまとめて観光しようと思ってたけど、宿を出る時間が遅かったので結局ソチミルコしか行けませんでした。日曜なのでシェアできる人が見つかれば舟遊びしようと思ったけど、いくら交渉しても1人当たりの金額がMX$100(約1000円)くらいから下がらなかったのであきらめました。水路はそれほどきれいでもないので、もともとそんなに乗る気はしなかったし。
そして電車で帰る途中にあるサッカー場アステカ・スタジアムへ寄って、サッカーを見るつもりだったのですが、いつもと時間が違ってなぜかもう試合が終わって観客が球場から出てきました。なので残念ながらメキシコでサッカーを見ることは出来ませんでした(>_<) 10/15はエルタヒンへ出発するつもりだったけど、だらだらとしてたら遅くなったのでネットなどしてのんびり過ごしました。そして10/16は朝食を食べてから、午前中にバスターミナルへ行って、エルタヒンへ向かう長距離バスに乗りました。
それでは、おやすみなさーい(-_-)zzz「コテッ」

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