2024年チリ世界遺産全7件と候補一覧/行き方と地図/動画・写真・評価
チリの世界遺産全7件と暫定候補一覧を掲載。アクセス難易度・地図・動画・写真・評価・登録年・種類別も紹介。各国や日本の世界遺産一覧もあり。
国旗・英名 | Chile |
---|---|
首都・主都 | サンティアゴ |
出典・参考 (PR) | ・旅行ガイド(Kindle、楽天の価格) ・LonelyPlanet |
世界遺産数 | 全7件(6訪問 86%) (訪問=他国含め構成資産1件以上でカウント) |
| |
アクセス 難易度 | 公共交通で可:5件 (71%) 車やツアー必須・難易度高め:2件 (29%) |
世界遺産 次の登録 | 2025年7月(世界遺産候補一覧) |
現地情報 | [地図] [時差] [天気予報] [通貨・為替レート] |
周辺国の 世界遺産 | 北米/中南米の世界遺産 |
チリの世界遺産一覧
表の説明
写真の
右上:平均評価
右下:区分と、最初の(国の)登録年
左下:アクセス難易度(私の感覚)
A:全か所へ主要都市から公共交通か簡易ツアーで可
B:一部へ公共交通か短時間の車などで可
C:全か所へ容易に行けずツアーか車などが必須
D:観光は禁止か、行くのが困難
小画像@⇒出典:wiki CC BY3.0。@以外の写真は全て私が撮影。
チリの暫定世界遺産一覧(候補)
ユネスコのチリ暫定世界遺産リスト(次回の世界遺産一覧)です。リンク先は英語。()内はユネスコ記載年。
- Lota Mining Complex (2021)
- Monte Verde Archaeological Site (2004)
- Churches of the Altiplano (1998)
- Baquedano Street (1998)
- San Pedro de Atacama (1998)
- Ayquina and Toconce (1998)
- Cerro el Plomo high shrine (1998)
- La Moneda Palace (1998)
- San Francisco Church and Convent (1998)
- Houses of the hacienda San José del Carmen el Huique (1998)
- Malleco Viaduct (1998)
- Locomotive depot of the Temuco Railroad Station (1998)
- The Defensive Complex of Valdivia (1998)
- Rupestrian art of the Patagonia (1998)
- Fell and Pali Aike Caves (1998)
- Juan Fernández Archipelago National Park (1994)
- Torres del Paine and Bernardo O'Higgins National Parks, Region of Magallanes (1994)
チリの世界遺産の詳細データ
ラパ・ヌイ国立公園(イースター島)
世界遺産の概要
チリ西の太平洋上の島ラパ・ヌイは、モアイ像で有名な島の先住民による名で、英語でイースター島、スペイン語でイスラ・デ・パスクアです。約1000体のモアイは、7世紀から1000年の間に造られた部族の長の姿と考えられてるが、16-17世紀の部族抗争で破壊されました。他にも、洞窟壁画、住居や宗教施設の遺跡などが残されています。
アクセス方法/行き方 旅行記/ブログ
チリのサンティアゴからラタム航空の飛行機で島まで5時間。空港から市内は1kmなので荷物なければ歩ける。島内はツアーかレンタカーでないと回りづらい。のんびり旅ならバイク、レンタサイクル、馬もあり。イースター島への入島手続きは時期により変わるので航空券予約の前に確認しておくこと。往復航空券と宿泊ホテルは渡航前に申告が必要となる場合あり。
英語名
Rapa Nui National Park
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
チロエの教会群
世界遺産の概要
チリ中西部の「チロエの教会群」は、18-19世紀に建設されたイエズス会の木造教会群です。チロエ様式は、ゴシック建築やバロック建築などのヨーロッパの様式と、チリ本土とは異なる島の様式が混ざりあった独特の建築様式です。構成資産16件は、カストロやダルカウエの周辺に集まっています。
アクセス方法/行き方 旅行記/ブログ
チロエ島は南北250kmの大きな島なので教会巡りは、アンクーかカストロ発のツアーか車が必要。カストロのサンフランシスコ教会/カストロ教会や、Dalcahueのダルカウエ教会などのみならその町拠点で行けます。プエルトモン()からアンクーにはバス2時間。アンクーからカストロはバス1.3時間。
英語名
Churches of Chiloé
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
バルパライーソの海港都市の歴史的街並み
世界遺産の概要
チリ西部の「バルパライーソの海港都市の歴史的街並み」は、1536年にたどり着いたスペイン人の探検隊が故郷の町名にちなみ「天国のような谷」(バルパライソ)と名づけた、サンティアゴの重要な港町です。サントドミンゴの丘の教会、プラット埠頭とソトマヨール広場、青空美術館などが見どころ。軍艦は撮影禁止。治安よくないので夕方以降や1人では要注意。
アクセス方法/行き方 旅行記/ブログ
パルパライソにはバスで、サンティアゴから2時間や、ビーニャ・デル・マルからメトロ・バルパライソでプエルト駅下車か、バスかコレクティーボで15-20分。
英語名
Historic Quarter of the Seaport City of Valparaíso
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
ハンバーストーンとサンタ・ラウラ硝石工場群
世界遺産の概要
チリ北西部の「ハンバーストーンとサンタ・ラウラ硝石工場群」は、19-20世紀中頃まで稼働した、硝石(チリ硝石)精錬所群の遺跡です。労働者たちが独自の共同体文化を築き、産出された硝石はアメリカ大陸だけでなくヨーロッパへも運ばれてチリの重要な収入源となりました。現在も学校や教会の跡が残されています。
アクセス方法/行き方 旅行記/ブログ
イキケ(カラマからバス5-7時間や、アリカからバス3.5-6時間や、サンティアゴからバス22.5-26時間や、ボリビアのラパスからバス14-15時間)⇒ハンバーストーンには中央市場そばからのバスで40分。私はイキケからのツアーで、サンタラウラ、ハンバーストーン、ピンタードスの塩湖と地上絵、アタカマの巨人の地上絵を日帰りで行き満足。
英語名
Humberstone and Santa Laura Saltpeter Works
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
シーウェル鉱山都市
世界遺産の概要
チリ中東部の「スウェル/シーウェル鉱山都市」は、標高2000-2250mのアンデス山脈の斜面にあり、1904年にブラデン・カッパー社が銅採掘のため建設。スウェルは初代社長の名前から。最盛期には14000人もが暮らす鉱山町となり栄えたが、1977年から解体。
アクセス方法/行き方
個人では入山禁止なので、サンティアゴからの日帰りツアーが一般的。
英語名
Sewell Mining Town
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
カパック・ニャン アンデスの道
世界遺産の概要
南米の西部を6か国にまたがる「カパック・ニャン アンデスの道」は、インカ帝国が首都クスコから東西南北に築いた「王の道」です。アンデス山脈にそった道と、太平洋岸にそった道と、それらをつなぐ道があり、馬や車輪は使わず主に徒歩での移動だったと考えられています。構成資産137の地域と308の関連遺跡には、クスコ、マチュピチュ、オリャンタイタンボ、チャビン、ティワナク等も含まれます。
アクセス方法/行き方 旅行記/ブログ
クスコからマチュピチュのインカトレイル(インカ道)が有名。対象6か国のインカ遺跡の多くが含まれています。
【アルゼンチンのシンカラ遺跡】ベレンの町から西へ15kmのロンドレス/ロンドンへ行き、北西5km先へタクシー等で。ティルカラ、プカラ、チレシト、メンドーサもルート上。
【チリのサンペドロ・デ・アタカマ】カラマからバス1.5時間。サンティアゴもルート上。
【エクアドル】クエンカ近郊のインガピルカ遺跡には、1日2便のバスで2時間。キト、クエンカもルート上。
【ボリビア】ラパス、コチャバンバ、トゥピサも支流を含むルート上。Takesi trail等も。
【コロンビア】イピアレス、ポパヤンと周辺の先住民村。
英語名
Qhapaq Ñan, Andean Road System
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
アリカ・イ・パリナコータ州のチンチョーロ文化集落とミイラ製造法
世界遺産の概要
チリ北部アリカ・イ・パリナコータ州のチンチョーロの人工ミイラ(自然にではなく人為的)は、古代エジプト最古のミイラの紀元前3000年頃よりさらに古い紀元前5000年に作製されました。構成資産3件には、関連集落があったと考えられてるアリカの要塞北斜面と、墓地遺跡のコロン10博物館と、100km南にあるカマロネス河口の田園地帯が含まれてます。
アクセス方法/行き方
アリカにはバスで、イキケから3.5-6時間や、カラマから7-13時間や、サンティアゴから22-30時間や、ボリビアのラパスから6-9時間。
英語名
Settlement and Artificial Mummification of the Chinchorro Culture in the Arica and Parinacota Region