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コチャバンバで民族衣装のパレード祭りやグルメや巨大キリスト像を観光!ボリビア旅行記

かわいい子供もボリビアカラーボリビアのコチャバンバでは規模の大きな民族パレード祭りを見ました。そしてここはグルメな町でもあります。標高約2600m。この時期、昼も夜も適温でした。

ゆめぽろ(@yumepolo)です。こんちはっ!


クイズ!ゆめぽろ丼(解答は本文中)。8月中旬に開催される聖女ウルクピーニャ祭りでは、パレードや屋台などが目立ってました。しかし地元民にとっては近くの山へ行ってあるものを拾ってくるのが大切な儀式なのです。そのある物とは何でしょうか?

【1回目の訪問】
2008/8/3の早朝3時過ぎに、ラパスからの長距離バスで到着。近くの宿は満員で入れず、バスターミナルが開くまで地元民と一緒に前で座って待ちました。かなり寒かったし、治安が悪い場所だったらしいので無謀なことをしたかなぁと後で思いました。バスターミナルは5時頃に門が開いて中へ入れてくれました。1時間くらいそこで滞在してから、まだ暗かったのでタクシー(5ボリビアーノ(約75円))で目的の宿Residencial Escobarへ行きチェックインしました。
さすがに午前中は宿で休みました。そして昼前から市バスに乗ってQuillacollo(キジャコジョ。キヤコヨ)という町へ行きました。Av.Aromaを西へ向かう市バスに、大通りAv.Ayacuchoとの交差点辺りで乗れます。約40分。2ボリビアーノ(約30円)。ちょうど日曜日だったのでキジャコジョの日曜市に行ってみました。しかしクスコ近郊のピサックのような観光客用の民芸品などは売ってなくて、主に日用品の市場でした。
Quillacolloウルクピーニャ像シペシペの教会コチャバンバ、ロープウェイ
昼食は屋台の生フルーツジュースやボリビア名物サルティーニャを食べました。そして広場や市場を一通り回ってから市バスを探して乗り、Sipe Sipe(シペシペ)という町へ向かいました。約30分。2ボリ。ロンプラによるとシペシペでも日曜市が開かれてるとのことですが、この日は開催されてなかったです。地元民に聞いたけど理由は分かりませんでした。近くにインカ遺跡もあるけど徒歩では数時間かかり、治安面も心配なので諦めて帰りました。
コチャバンバに戻るとまだ時間があったので、タクシーでCristo de la Concordia(コンコルディア丘のキリスト像)の入口まで行きました。約10分。タクシー2人で10ボリ(約150円)。日没前でサンセット目当ての客が多かったのか、かなり多くの客が並んでて30分くらい待たされました。本当は歩いてもキリスト像まで行けたのですが、ロープウェイに乗りたかったのです。3ボリ。
ロープウェイからの景色はなかなか良かったけど、すぐに頂上へ着きました。頂上には大きな白いキリスト像があり、これはブラジル、リオ・デ・ジャネイロ(写真ブログ)のコルコバードのキリスト像より大きくて世界一だそうです。2000年に建てられたこの像は今ではコチャバンバ市民の観光名所になっています。しかし頂上からの夜景はあまり大したことなかったです。
コチャバンバのキリスト像 キリスト像からの眺め コチャバンバ、おかゆ
降りのロープウェイにもかなりの人が並んでたので、私は階段を歩いて降りました。もう暗くなってきて治安も心配だったので急いで20分くらいで降りました。そして宿近くまで行くバスを探したけど見つからず、タクシーもなかなか捕まえられず結局歩いて帰りました。迷いながらだったので1時間以上かかりました。治安がそれほど良くない町だと聞いてたのでかなり警戒しながら歩いてたけど、明るい道なら意外と安心でした。
夕食はAv.AyacuchoとAv.Aroma交差点近くの食堂で、焼いた牛肉(チュラスコ)、おかゆ?、ポテトフライ、野菜サラダのセット定食を15ボリビアーノ(約220円)で食べました。ボリビアにしては少し高めで驚いたけどかなりおいしかったです。ペルーほどではないけど、ボリビアの食堂も安くておいしく、ハズレが少ないと思います。食事してると物乞いが来てお金や食べ物を求めるのはペルーより多い気がします。
満腹になって宿へ帰ろうと外へ出ると、道路を封鎖して何やら合唱団のような人達がやって来ました。インディヘナのおばちゃんたちがくるくる回りながらダンス行進して来たのでしばらく見学しました。何の祭りなのかは不明です。おじちゃんも混じってました。吹奏楽部の大きな笛を担いでるおばちゃんもいました。太ったおばちゃんたちが小さな帽子をちょこんと頭に載せてる姿がかわいかったです。
チュラスコは焼き肉定食 コチャバンバ、夜パレード サンタクルスへの道でデモ
8/4、朝早くにバスターミナルへ行ってサンタクルス行き長距離バスのチケットを探しました。ボリビアは出発間際に席が残ってると叩き売りでかなり安くなるのでそれを狙いました。この日は30ボリビアーノ(約450円)が限界だったのでそれを買って乗車しました。10~12時間の長旅なので通常なら夜行バスで宿代も浮かせるのですが、この区間は治安が悪いので昼間移動にしました。しかし失敗でした。
午前10時頃に周辺住民の道路封鎖により、合計8時間も足止めされました。大統領選挙が近かったので現政権に反対するサンタクルス周辺住民が、道に石を置いたりして道路封鎖してたのです。ボリビアではこのようなデモやストライキがよくあるらしく、崖崩れと共に旅行者泣かせになっています。サンタクルスへ到着したのは深夜でした。
Quillacolloのカテドラル 聖女祭り。牛に乗る子供 聖女祭り。トバス踊り
【2回目の訪問】
2008/8/13の早朝、スクレからの長距離夜行バスで到着。まだ6時頃だったけど1度来た町で地理が分かってたので、バックパック背負いながら歩いて安宿を探しました。今回戻って来た理由は、キジャコジョで毎年8月15日に開催されるVirgen de Urkupina(ビルヘン・デ・ウルクピーニャ。聖女ウルクピーニャの祭り)を見るためです。
それほどメジャーではないけど地元民にとっては重要な祭りのようで、前回泊まった宿は3倍以上の宿泊料に上がってました。なので、ZENさんからメールで教えてもらってた宿Alojamient Cochabanbaを探しました。すぐ近くに見つけたのですが通常の倍料金にも関わらず満員でした。仕方なく隣のAlojamient Romaにチェックインしました。ここは料金上げてなく通常もかなり安いけど、まさに安宿って感じで長居したくないと思いました。
祭りの本番は2日後だけど南米では数日前から盛り上がりだすのが普通なので、昼前にQuillacollo(キジャコジョ。キヤコヨ)へ行ってみました。広場の大教会の前には、今回の祭りの主役聖女ウルクピーニャの像が飾られてて、前で祈りを捧げる人や携帯などで写真撮影する観光客などがいました。
キヤコヨ教会中のロウソク キジャコジャ、太鼓パレード キジャコジャ、笛パレード
大教会の中では祭り用の飾り付がされてました。奥ではロウソクをともし祈りを捧げる人達がたくさんいました。宗教的な祭りであることが分かります。祭りの時はこの大教会(カテドラル?)が舞台になりました。そしてコチャバンバからの市バスを降りた通りにも、もっと広い広場があります。この大広場のコチャバンバよりの道で、小規模なパレードが開催されていました。
この日は祭り前々日なので観客も少なく、練習のようなカーニバル(スペイン語でカルナバル)でした。でも民族衣装の子供の行進が多かったのでかわいかったです。大太鼓、クラリネット、伝統的な笛などによる音楽合唱はかなり派手で楽しめました。コチャバンバは楽器の町としても知られ、サンポーニャ、ケーナ、チャランゴといった伝統楽器の生産で有名だそうです。音楽グループなども多く輩出されてるとのこと。
コチャバンバの宿へ戻ると隣の宿からZENさんの声が聞こえたので、ラパスぶりの再会を果たしました。リオのカーニバル(写真ブログ)クスコのインティライミ(写真ブログ)ラパスのウニベルシタリオ(写真ブログ)など、南米の大きな祭りでばかり再会しながらもう4度目です。あと2回祭りで会うことになるのですが。。今回はHisaさんと一緒に来たようです。
コチャバンバ、スルビ定食 フルーツ屋で人気の姉さん フルーツパフェおいしい♪
夕食は再会を祝して、Av.Aroma沿いの食堂へ魚を食べに行きました。軽く揚げたSurubi(スルビ)、ライス、サラダで15ボリビアーノ(約220円)。スルビとは川魚でナマズの一種らしいけど、臭みは全くなくてとてもおいしかったです。ここや周辺の食堂では、Trucha(トルーチャ。ニジマス)(15ボリ)や、サバロ(10ボリ)と言うコイに似た魚も食べれます。
8/14、朝食にはZENさんオススメのフルーツ屋へ行きました。場所は9月14日広場から東へ3ブロックのメルカド(市場)内です。食堂がいくつか並んでるとこにフルーツ屋も数軒あります。この一番端(中から見て右端)のフルーツ屋が質量とも最高です。しかもそこの娘さんがとても清楚な感じでかわいいので男性陣には大人気です(^^)。
フルーツ満載のフルーツサラダやフルーツパフェが日本では考えられないくらい格安で食べられます。フルーツ、トッピング、アイスクリームの種類を選べます。中サイズが5ボリ、大サイズは10ボリビアーノ(約150円)。中でもお腹いっぱいになるくらいですが、大だと2人でも飽きるくらいの量です。おやつというより本格的な食事になると思います。
おいしいサルティーニャ コチャバンバ、聖女の祭り 聖女祭り。ディアブラーダ
かなり甘かったので辛いものが欲しくなり、宿の前のおいしいけど高いと評判の店でサルティーニャを買って食べました。1つ4.5ボリビアーノ(約65円)もするけど、今まで食べたどこのサルティーニャよりおいしくてビックリしました。それからZENさん達と一緒にキジャコジョへ祭りを見に行きました。本番は明日だけど、カーニバルパレードは前日のこの日が一番規模が大きく盛り上がりました。地元民、観光客もピークでした。
カーニバルは昼前から始まりました。大通りは通行止めになって座席が売られていましたが、行進してくる道は長いので探してみると立ち見できる場所はいっぱいありました。その方が目の前で写真撮影も出来るし。パレードはラパスのウニベルシタリオと同じかそれ以上の規模でした。ボリビアのダンスパターン(写真ブログ)の多くはここでも展開されました。
特にカポラレス、モレナダ、ティンクスなどは何グループも繰り返すので飽きてくるほどでした。私の好きなディアブラーダ、トバス、プフリャイなどは演じるグループが少なかったけど質も高いダンスグループばかりで楽しめました。ペルーでの祭りは傍観者が多かったのに比べて、ボリビアでは観客も一体になってる感じがしたのも良かったです。
聖女祭り。トバス踊り 聖女祭り。トバス踊り プフリャイかティンクス?
その日の夕食でもスルビ定食を食べました。食後にはこれまたZENさんオススメのケーキ屋へ連れて行ってもらい、おいしいケーキを買って帰って食べました。ZENさんは地元のおいしい所、面白い所をすぐに察知出来る能力の持ち主だなぁと毎回ながら関心します。コチャバンバは治安面が不安で避ける観光客が多いです。なので、あまり知られてないけど実はグルメな町なのかも知れません。
8/15、昼前にキジャコジャへ到着。大通りや大広場は静かで祭り本番日とは思えませんでした。もう終わったのかと思いました。昼食は屋台でサルティーニャ、リンゴ飴、生グレープフルーツジュースなどを飲み食いしました。でもこれで帰らなくて良かったです。
カテドラルのある広場へ向かうとものすごい人だかりでビックリでした。人をかき分けながらなんとか広場へ辿り着いたけど、周りで何が行われるかは全く見えませんでした。さらに人込みに分け入って道路沿いに出ると、まだ何も行進してないことが分かりました。そしてしばらく待ってるとどこから来たのか、ウルクピーニャの女神像を担いだ御輿(みこし)が見えてきました。
聖女祭り。モレナダの踊り 子供達もたくさん参加の祭り 聖女祭り。プフリャイ踊り
この女神の御輿が広場を一周してまたカテドラルの中へ戻っていく、というのがこの祭りのメインイベントであり、宗教的に重要な部分でもあるのでしょう。昨日のパレードは余興のようなもんでしょうか。でも私にとっては宗教的な意味が分からないので、昨日のカルナバルの方が楽しかったのですが(^^;。
ちなみにこの祭りの本質は、早朝に町近くのカルバリオと呼ばれる山の石を拾ってきて、各自の願いを込めながら家へ持ち帰るというものだそうです。そして願いが叶ったら石を返しに行くのだそうです。毎年たくさんの人が石を持っていくため、カルバリオは年々小さくなっているそうです。これって願いが叶わないことが多いんじゃい?という気がしますがどうなんでしょうね。
本番は8/15ですが、14日と15日に民族衣装パレードが開催されます。前の週の日曜にはフォルクローレのコンサートが開かれるらしいけど未確認。そして15日以降の2週間くらいはミニチュア市が続くそうです。これはAlasita(アラシータ)と呼ばれ、ミニチュアに願をかけるのだそうです。
聖女ウルクピーニャ祭♪ かわいい子供も祭りに参加 ウルクピーニャ像のみこし
御輿が教会に入った後、簡単なパレードがありましたが昨日のに比べるとかなり規模が小さくやる気も薄く見えました。コチャバンバへ戻るとPalacio de Portales(ポルターレス宮殿)だけは見ておきたかったので行きました。市バス(1.5ボリ)のGに乗って近くで降ろしてもらいました。入口が分かりにくくて少し迷いました。入口では、10ボリビアーノ(約150円)のガイド料を支払って少し待たされました。
宮殿内部はガイド無しでは見学出来ません。英語のガイドツアーは月~金の17:30と土11:30からだと聞いてたのでちょうどいい時間でした。ちなみにスペイン語ツアーはこの30分前。この日の英語ガイド付ツアーは他に客がいなかったので貸切ツアーでした。この宮殿は1915年に、当時のボリビア実業家シモン・パティーニョによって建築されました。
彼は貧しいメスティソ(先住民と白人との混血)として生まれましたが、錫(すず)の鉱脈をあてたことにより世界三大富豪の1人にまでなりました。ピーク時にはヨーロッパをも支配する財閥を築き上げました。しかしメスティソという出生であったため、白人の上流階級に受け入れてもらえず、そんな感情がヨーロッパ調のポルターレス宮殿に反映されているのだと思います。
キジャコジャ、祭りの人混み ポルターレス宮殿 パラティのチョコカリエンテ
宮殿を見学後、バスを拾える場所を探して歩いてると、スクレで利用したParatiというチョコレート屋を見つけました。せっかくなのでほっとチョコレートを飲みました。これがとても濃厚で量も多いのでお得です。2人で1杯でもいいくらいです。そしてチョコレートも少しだけ購入して帰りました。コチャバンバでは最後までグルメ三昧♪でした。
結局歩いて宿まで帰りました。そしてZENさんのDVDを焼いたりしてから、荷物をまとめて歩いてバスターミナルへ。サンタクルスへのチケットを叩き売りで購入してから、長距離夜行バスに乗り込みました。
と言うわけで、クイズ!ゆめぽろ丼の答えは「」でした(^^)/
Gracias(グラシアス。スペイン語)「(最後まで読んで頂き)ありがとうございます」
Buenas Noches(ブエナス・ノチェス)「おやすみなさーい」(-_-)zzz「コテッ」

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