新世界遺産 佐渡島の金山!観光アクセス/モデルコース/地図/写真/評価(宗太夫坑/道遊坑/割戸/北沢浮遊選鉱場)
2024年の新世界遺産「佐渡島(さど)の金山」のアクセス/行き方/地図/写真や観光ルート/モデルコース、ホテルやグルメの参考に。各国の世界遺産一覧や旅行記も。
佐渡島の金山への全旅行ルート
松本以降の新幹線とJR東日本は3日間乗り放題 22,150円(2022/10発売の鉄道開業150年記念JR東日本パス)を利用したが、下表では記事更新時の定価を記載。
- 大阪(移動)夜行バス(8.5時間/5,500-7,500円。時間あれば⇒金沢⇒市バス乗換が安い)
- 富山駅(観光)立山アルペンルートと黒部ダム(移動)富山駅⇒信濃大町駅は観光時間除いて計6-7時間/13,820円。信濃大町⇒松本駅はJR大糸線(1時間/680円)。8種の交通機関とモデルコース
- 長野 松本駅(周辺で1泊)(観光)松本城(移動)⇒長野駅(乗換)⇒高崎へ北陸新幹線(3-4時間/7,300-8,600円)⇒上信電鉄(40分/810円)
- 群馬 上州富岡駅(観光)[世界遺産]富岡製糸場(移動)高崎へ上信電鉄(40分/810円)⇒上越新幹線(80分/8,130円)
- 新潟駅(移動)⇒新潟港へ市バス(20分/260円/徒歩なら2km 約30分)⇒佐渡島へ佐渡汽船カフェリー(2.5時間/片道 燃料費込み3,560円から。高速フェリーなら1.2時間/7,650円から)
- 佐渡島(1泊)(移動)(同上)カーフェリー⇒市バス
- 新潟駅(移動)計4.5-5.5時間/23,960円。⇒大宮駅へ上越新幹線(1.7時間)⇒新青森駅へ東北新幹線(2.6時間)⇒青森駅へJR奥羽本線(10分)
- 青森駅(周辺で2泊)(観光)[世界遺産]白神山地や縄文時代の古墳群(移動)バス
- 青森空港(移動)飛行機
- 大阪
※ 茶:世界遺産。黒・青:世界遺産候補や他観光地
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[世界遺産]佐渡島の金山のモデルコース
- 佐渡島 両津港(移動)市バス
- 相川
- 佐渡奉行所
- 北沢
- 道遊坑・道遊の割戸
- 相川 バス停
- 佐渡島 両津港
[世界遺産]佐渡島(さど)の金山(写真・評価・観光情報)
世界遺産名 | 佐渡島(さど)の金山 Sado Island Gold Mines |
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登録年と区別 | 2024年登録 世界文化遺産 |
日本 世界遺産数 | 全26件 日本の世界遺産一覧 |
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観光地名 | 佐渡島(さど)の金山 |
観光地 の評価 | 平均★★★★★78/100換算 私の評価 72 |
出典・参考 (一部PR) | Wikiユネスコ(英語)地図天気予報 |
交通アクセス/行き方
島への飛行機はなし(2025年以降に新潟空港から就航開始予定)。佐渡島へは新潟港からカーフェリー(1日5-6本/2時間30分/片道 燃料費込み3,560円から)か高速船ジェットフォイル(1日5-6本/1時間10分/片道 燃料費込み7,650円から)か、直江津港からカーフェリー(3月末-11中旬のみ/2時間40分/片道 燃料費込み3,770円から)。両津港⇒相川町へは市バス(1時間/840円)。相川町から宗太夫坑・道遊坑への片道2.5kmも市バスあり。私は時間あわず往復とも徒歩で
料金や営業時間
最終入場16時(夏は長くなる場合も)。宗太夫坑と道遊坑の共通チケット1,500円(2024年10月)
所要時間
相川町の周辺施設・遺跡だけなら市バスでも半日で観光可能。鶴子銀山、西三川砂金山もまわるならレンタカーやタクシーでも1日は必要
佐渡島の金山を観光!旅行記と写真
新潟県の佐渡島(さど)の金山は2024年7月に世界遺産に新規登録。佐渡島にある金鉱山・銀鉱山の総称です。16世紀末から開発され江戸時代には世界最大級の金山に。今回の旅行では相川金銀山の周辺を観光したが、他に鶴子銀山と西三川砂金山も世界遺産範囲。
上越新幹線で新潟駅へ、さらに市バスで新潟港へ行きカーフェリーで佐渡島へ。コロナ明け直後で船内は人少なめ。予定時刻に到着。街灯少なく暗めだが徒歩10分で宿へ。
旅行割で選択肢が少なかったが寝るには充分の「ホテル天の川荘」。日曜だからか19時前には町の居酒屋以外は閉店。念のため食事持参がおすすめ。翌朝、両津港前から6時前後の始発バスで相川町へ。朝7時から観光スタート!
少し階段道を上がったところには佐渡奉行所跡があり建物も再現されてて見学可能です。江戸幕府の遠国奉行。ただし世界遺産としては跡地の遺跡/遺構のみ(下写真2枚目)で再現建築物(1枚目)は含みません。この基準は沖縄の首里城と似た感じです。
奉行所そばから坂を下ると「佐渡のラピュタ」こと北沢浮遊選鉱場へ。浮遊選鉱(ふゆうせんこう)とは、採掘・砕石した鉱物をかくはんし浮遊物と沈殿物から鉱物を収集する技術。丸いコンクリートのシックナーでは鉱物から水分を分離。両施設とも江戸時代より後の影響が濃いため世界遺産範囲ではありません。
奉行所へ戻り東への道(後に北東へ)から道路を1.7km 20-30分歩くと宗太夫坑。少し登り坂。紅葉が散る道には複数の廃坑跡も。個人観光は予約不要だったが念のため事前に公式サイトでご確認を。
宗太夫坑は江戸時代初期の大型の手掘り坑道です。内部は現地ツアーでも個人でも見学可能。作業員の人形が掘ったり話したりする様子が再現されてます。内部は少し冷えるので防寒着と歩きやすい靴で。
坑道を出たところに金銀山の資料館が。作業員の装備品や、採取された砂金などが展示されてます。
そのまま隣の道遊坑へ。道遊坑道は江戸時代ではなく明治時代以降のものなので世界遺産ではないが、宗太夫坑より近代的に整備された坑道を見学できます。トロッコ用の線路もあります。
道遊坑の出口から道遊の割戸の山頂部の割れ目が見え、坑道入口そばまでも徒歩10分で登れます。佐渡の開発初期に人力で掘り下げられ、山がV字に割れてる景色が印象的。紅葉が始まっててきれいでした。
坑道見学後、来た道をもどります。すぐ右手の明治時代の搗鉱場跡(とうこうばあと)は、水銀を用いて低品質の鉱石から金を採取する施設でした。
佐渡島での食事は選択肢が多かったが場所と開店状況から「キッチンよろこんで」へ。ランチの刺身定食(当時1,650円)は新鮮な刺し身を堪能できて大満足。
徒歩でホテルへ戻り荷物を受け取って両津港へ。カーフェリーで新潟港へ!