2024年チュニジア世界遺産全9件と候補一覧/行き方と地図/動画・写真・評価
チュニジアの世界遺産全9件と暫定候補一覧を掲載。アクセス難易度・地図・動画・写真・評価・登録年・種類別も紹介。各国や日本の世界遺産一覧もあり。
国旗・英名 | Tunisia |
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首都・主都 | チュニス |
出典・参考 (PR) | ・旅行ガイド(Kindle、楽天の価格) ・LonelyPlanet |
世界遺産数 | 全9件(6訪問 67%) (訪問=他国含め構成資産1件以上でカウント) |
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アクセス 難易度 | 公共交通で可:8件 (89%) 車やツアー必須・難易度高め:1件 (11%) |
世界遺産 次の登録 | 2025年7月(世界遺産候補一覧) |
現地情報 | [地図] [時差] [天気予報] [通貨・為替レート] |
周辺国の 世界遺産 | アフリカ世界遺産一覧 |
チュニジアの世界遺産一覧
表の説明
写真の
右上:平均評価
右下:区分と、最初の(国の)登録年
左下:アクセス難易度(私の感覚)
A:全か所へ主要都市から公共交通か簡易ツアーで可
B:一部へ公共交通か短時間の車などで可
C:全か所へ容易に行けずツアーか車などが必須
D:観光は禁止か、行くのが困難
小画像@⇒出典:wiki CC BY3.0。@以外の写真は全て私が撮影。
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チュニジアの暫定世界遺産一覧(候補)
ユネスコのチュニジア暫定世界遺産リスト(次回の世界遺産一覧)です。リンク先は英語。()内はユネスコ記載年。
- Rammadiya d'El Magtaa (El Mekta), le site princeps de la culture capsienne (2021)
- Le site archéologique de Sbeïtla (2021)
- Habitat troglodytique et le monde des ksour du Sud tunisien (2020)
- La Table de Jugurtha à Kalaat-Senen (2017)
- Le Permien marin de Jebel Tebaga (2016)
- Le Stratotype de la limite Crétacé-Tertiaire (limite K-T) (2016)
- Le complexe hydraulique romain de Zaghouan-Carthage (2012)
- île de Djerba (2012)
- Les carrières antiques de marbre numidique de Chimtou (2012)
- Frontières de l’Empire romain : Limes du Sud tunisien (2012)
- Médina de Sfax (2012)
- Les Mausolées Royaux de Numidie, de la Maurétanie et les monuments funéraires pré-islamiques (2012)
- Parc National d'El Feija (2008)
- Parc National de Bouhedma (2008)
- Chott El Jerid (2008)
- Oasis de Gabès (2008)
チュニジアの世界遺産の詳細データ
チュニス旧市街
世界遺産の概要
チュニジア北東部の「チュニス旧市街」は、古代カルタゴの衛星都市だったがローマ時代を経て、7世紀にアラブ都市となり13世紀にイスラムの都として栄えた姿が残されています。マグレブ諸国におけるアラブ都市文明の手本として評価され、メディナでは中世のアラブの町並みを見ることができます。
アクセス方法/行き方
スースから電車かバスで2時間や、スファックスから電車2.5-3.5時間かバス4時間や、ガフサからバス5.7時間。
英語名
Medina of Tunis
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
カルタゴ遺跡
世界遺産の概要
チュニジア北東部の「カルタゴ遺跡」は、紀元前9世紀頃にフェニキア人が建設し栄えたが、ポエニ戦争に敗北後はローマ都市として復興した後、7世紀のアラブ侵入で廃墟となった遺跡です。4x3kmと広大で徒歩では1日で回りきれない。ビュルサの丘、墓地、共同浴場、ローマ劇場、港、住居跡などが残されています。
アクセス方法/行き方
チュニス・マリン駅から郊外列車TGMで30分。郊外12kmなのでタクシーでも高くない。
英語名
Site of Carthage
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
エル・ジェムの円形闘技場
世界遺産の概要
チュニジア北東部の町エル・ジェムは、カルタゴ居住地の上にローマ帝国が築いた都市シスドラスがあった場所で、1-2世紀にオリーブオイル交易などで栄えました。円形闘技場は2-3世紀に着工されたが、町の衰退と重なり未完成との説もあり。7世紀にアラブ軍と戦い、ベルベル人を率いた女王カヒナはコロセウム内で自害したといわれてます。17世紀に一部の石材は奪われたが、保存状態は良好で評価されています。
アクセス方法/行き方
エル・ジェムには、チュニスから電車かバスで3-4時間や、スースからバス1時間。
英語名
Amphitheatre of El Jem
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
イシュケル国立公園
世界遺産の概要
チュニジア北部の「イシュケル/イシュケウル国立公園」は、渡り鳥の天国イシュケル湖と湿地帯と、野生動物の宝庫イシュケル山が評価されています。しかし近年はダム建設と環境変化で、越冬する鳥も野生動物も減少傾向。ピンクのフラミンゴのベストシーズンは11,3、4月だが最近は少ないそうです。
アクセス方法/行き方
チュニスでツアー利用が一般的。公共交通機関はないが、チュニスのルアージュステーションかビゼルトから、Menzel Bourguibaへルアージュで行き、短距離ルアージュステーションまで歩き、公園入口近くで下車できるルアージュを探す。またはビゼルト⇒マトゥール間のバスで入口近く(5km手前?)で降ろしてもらい徒歩。運よければタクシーかルアージュあり。
英語名
Ichkeul National Park
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
ケルクアンの古代カルタゴの町とその墓地遺跡
世界遺産の概要
チュニジア北東部の「ケルクアンの古代カルタゴの町とその墓地遺跡」は、紀元前8世紀頃にフェニキア人が入植し、先住民ベルベル人の文化と融合した町と墓地の遺跡です。紀元前146年の第3次ポエニ戦争の前の紀元前3‐4世紀には放棄され、ローマ、アラブの町も建設されなかったことから、カルタゴ時代の遺構が残る貴重な遺跡と評価されてます。
アクセス方法/行き方
公共交通機関では行けない。ケリビア(チュニス南バスステーションから2.5時間や、ナブールからバス1時間や、エルハワリアからバス40分)とエル・ハワリア(チュニスからバス2.5時間)間を往復するバスで、ケルクアンまで1.5kmの分岐点で乗降させてもらう方法あり。それ以外はどちらかの町からタクシーで。
英語名
Punic Town of Kerkuane and its Necropolis
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
スース旧市街
世界遺産の概要
チュニジア東部の「スース旧市街」は、紀元前9世紀頃にフェニキア人により建設され、ビザンツ時代後の7世紀以降はアラブの主要港を経てヴェネツィア、フランス時代も経験した町です。旧市街/メディナには、アラブ時代の町並みやモスクや城壁が残されています。
アクセス方法/行き方
チュニスから電車かバスで2時間や、エルジェムから電車1時間や、スファックスから電車かバスで2時間や、ケロアンからバス1.5時間や、ガベスからバス4.5時間。
英語名
Medina of Sousse
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
カイルアン
世界遺産の概要
チュニジア北東部の「カイルアン/ケロアン」は、7世紀にアラブ人により建設され、歴代イスラム王朝の首都だけでなく、メッカ、メディナ、エルサレムに次ぐ聖都ともいわれるほど重要地でした。11世紀のベドウィン侵入後に衰退したが、イスラム世界の遺産や城壁は残されています。
アクセス方法/行き方
カイルアンにはバスで、チュニスから2.8時間や、スースから1.5時間や、ガベスから3.5時間や、ガフサから3時間。
英語名
Kairouan
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
ドゥッガ/トゥッガ
世界遺産の概要
チュニジア北部の「ドゥッガ/トゥッガ」は、紀元前3世紀にカルタゴのフェニキア人がヌミディア都市ドゥッガを支配後、ローマ帝国領、ヴァンダル人支配を経てビザンツ帝国下で要塞化された都市遺跡です。その後は放置されたため、保存状態いいローマ・ビザンチン複合遺跡として評価されています。
アクセス方法/行き方
公共交通機関はない。チュニスからル・ケフ行きバスかルアージュで2時間のデブルスークを少しすぎたヌーヴェル・ドゥッガ村で降り、遺跡裏口まで2.3kmは徒歩かタクシーで。
英語名
Dougga/Thugga
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
ジェルバ : 島嶼域の入植様式を伝える遺産
世界遺産の概要
チュニジア東部のジェルバ島は、ギリシャ神話のオデュッセウスが上陸した島として有名で、ローマ人、ユダヤ人、アラブ人が次々と入職しコミュニティ化した遺跡が残されています。構成資産31件は、モスク、シナゴーグ、教会、スークなど。
アクセス方法/行き方
ガベスから島へ、ルアージュやバスで2.5時間。ローマ時代の道で行く陸路と、フェリー船で15分渡るルートがあります。マトマタからも行けそう。
英語名
Djerba: Testimony to a settlement pattern in an island territory