屋久島「白谷雲水峡」もののけ姫の森!アクセス行き方/モデルコース/観光スポット/地図/写真/評価
映画『もののけ姫』の舞台ともいわれる鹿児島県屋久島の白谷雲水峡や太鼓岩や岩屋の観光スポットやアクセス/行き方/モデルコースを紹介。車なしでもOK。各国の世界遺産一覧や旅行記もあり。
屋久島の白谷雲水峡と太鼓岩と辻の岩屋の観光情報や評価
観光地 の評価 Wiki | 平均★★★★★88/100換算 私の評価 88 |
交通アクセス 行き方 地図 |
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料金や 営業時間 | 白谷雲水峡の協力金500円(ヤクスギランドとの共通割引200円)。縄文杉ルートに入る場合は協力金1,000円 |
所要時間 | 白谷雲水峡のトレッキングは白谷広場(標高600m)から、往復1時間、3時間、4時間(太鼓岩 標高1050m)から自由に選べます。+辻の岩屋で20分、+弥生杉コースで約1時間。私のモデルコースは後述 |
英語名 |
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白谷雲水峡モデルコースやアクセスと世界遺産範囲
白谷雲水峡には世界遺産エリアはありません。屋久島の世界遺産エリア、縄文杉トレッキングや、ヤクスギランドもご参考に。
白谷雲水峡へバスでの行き方は、宮之浦(8:10頃発)⇒白谷雲水峡(8:45頃着)が最速でおすすめ。感染症の拡大前にはもっと早い便もありました。
白谷雲水峡のトレッキングルートは、往復1時間(弥生杉コース)、3時間(奉行杉コース)、4時間(太鼓岩コース)+20分(辻の岩屋)+1時間(弥生杉)から自由に選べます。心配な人はガイドを雇う方がいいが1人でも問題ありません。
私が歩いた白谷雲水峡のモデルコースは「白谷広場(標高600m)⇒奉行杉コース⇒苔むす森(旧もののけ姫の森)⇒太鼓岩(標高1050m)⇒弥生杉」約8.2km/所要6時間。他の人より歩く速度は早く休憩もほぼしなかったけど、写真撮影しながらなので標準的な所要時間です。
屋久島の白谷雲水峡トレッキング開始!
スタート地点の白谷広場からすぐに憩いの大岩。すべりやすいので要注意。
入口すぐの二代杉はマップに未掲載ながら見事。一代目の木に二代目が覆いかぶさってます。この後の「二代大杉」とは別物。
屋久島の中でも勢いがある滝「飛流おとし」。この日は水量が少なめでした。
さつき吊り橋で、奉行杉コースとそれ以外に別れます。巨石をつかむ怪物の手のようなスポットもありました。
二代大杉は、白谷雲水峡では最大級の屋久杉。推定樹齢は不明。一代目の株に二代目が成長。
奉行杉コースへ/三本足杉/びびんこ杉/三本槍杉/くぐり杉
三本足杉(さんぼんあしすぎ)は、根が三本足のようなので名づけられました。倒れた親木を抱えこむような倒木更新。推定樹齢は不明ですが、まだ屋久杉ではない小杉です。
びびんこ杉は、公募により鹿児島方言の肩車(かたぐるま)のような姿から名づけられました。推定樹齢350年なので、屋久杉ではなく小杉。江戸時代に伐採された切株の上から更新した二代杉です。
三本槍杉(さんぼんやりすぎ)は、毛利元就が3人の子に説いた「三本の矢」から連想し名づけられました。推定樹齢は不明。枯れた一代目は絶妙なバランスで斜めになり、その上に3本の杉が倒木更新してる珍しい姿です。
奉行杉(ぶぎょうすぎ)は、江戸時代に伐採を見回ってた奉行が休憩した場所から名づけられました。推定樹齢は不明。白谷雲水峡では最大規模の巨木ですが、木材には選ばれず残されました。試し切りの跡を確認できます。
三叉路の前後には、くぐり杉、二代くぐり杉の他、小さなくぐり杉もありました。いずれも推定樹齢は不明。
もののけ姫の森(苔むす森)へ
映画『もののけ姫』の舞台の1つとも言われる森の奥深くへ入っていくと、角の立派なヤクシカに遭遇。
七本杉は、台風か強風で折れた主幹を補うように七本の枝が伸びてることから名づけられました。推定樹齢は不明。今は7本ではないのかな。
苔むす森は、旧「もののけ姫の森」からの改称。営利目的のジブリ利用はNGなので、協力金を設定後に改称したとのこと。何百種類もの苔に覆われた深い緑の森には、精霊「木霊」(こだま)やシシ神が本当に住んでそうな雰囲気。
太鼓岩とモロ一族の辻の岩屋へ
太鼓岩は、標高1050mに位置する巨大な花崗岩の一枚岩です。周囲は絶景パノラマ。突風が吹くため要注意。苔むす森(旧もののけ姫の森)から30-40分の「辻峠」から約10分の急勾配の登山道を登ると到達できます。
辻の岩屋は、映画『もののけ姫』の山犬モロの一族が住んでてアシタカも訪れた場所のモデルです。人が入れるくらいの巨石が絶妙なバランスで支えられています。辻峠から楠川分かれの方へ約5分くらい。
弥生杉、気根杉から出口へ
太鼓岩からの帰路は奉行杉コースとは別路で。さつき吊り橋を渡った後は弥生歩道へ。弥生杉(やよいすぎ)は、白谷雲水峡で最大級の推定樹齢3,000年の屋久杉。六神木(縄文杉、大王杉、紀元杉、万代杉、大和杉)の1つです。
気根杉(きこんすぎ)は、空気中に生えてきた立派な根(気根)に包まれてるために名づけられました。屋久島では杉にも苔(コケ)がつきやすく、その苔の水分や養分を得るために気根が生えやすいと言われてます。