屋久島ヤクスギランドと世界遺産「太忠岳」アクセス行き方/モデルコース/観光スポット/地図/写真/評価
鹿児島県の屋久島のヤクスギランドや世界遺産「太忠岳」観光を紹介。観光スポットへのアクセスや行き方、モデルコースを地図や写真で。車なしでもOK。各国の世界遺産一覧や旅行記もあり。
【世界遺産】屋久島ヤクスギランドと紀元杉と太忠岳の観光情報や評価
観光地 の評価 Wiki | 平均★★★★★85/100換算 私の評価 88 |
交通アクセス 行き方 地図 |
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料金や 営業時間 | ヤクスギランド協力金500円(白谷雲水峡との共通割引200円) |
所要時間 | 往復30分から数時間まで自由に選べる。私のモデルコースは以下で紹介 |
英語名 |
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ヤクスギランド世界遺産範囲/アクセス/モデルコース
ヤクスギランドの世界遺産エリアは「太忠岳」のみです。屋久島の世界遺産エリア、縄文杉トレッキングや、もののけ姫の森/白谷雲水峡もご参考に。
ヤクスギランドへバスでの行き方は、宮之浦(8:40頃発)⇒合庁前で乗換(9:20頃発)⇒紀元杉(10:30頃着。滞在時間15分)⇒ヤクスギランド(11時頃着)が最速でおすすめ。合庁前⇔紀元杉のバスは、午前午後で1本ずつ。時刻表は「屋久島バス 時刻表」等で要検索。
ヤクスギランドのトレッキングルートは、往復30分、50分、80分、150分、210分から自由に選べます。心配な人はガイドを雇う方がいいが、基本的には1人でも問題ありません。人通りない道や、リボンを見失った場合はすぐ元の道に戻りましょう。
私が歩いたヤクスギランドのモデルコースは「入口(標高1000m)から210分コース4.4km+太忠岳(標高1497m)往復4km+紀元杉」約8.4km/所要5時間。他の人より歩く速度は早く休憩もほぼなしだが、写真撮影しながらなので標準的な所要時間です。
屋久島ヤクスギランド入口で鹿と猿が!
屋久島のヤクスギランド(屋久杉ランド)に到着すると、入口付近(標高1,000m)で「ヤクシカ」「ヤクシマザル(ヤクザル)」がお出迎えしてくれました。エサは絶対あげないように!4枚目の写真も左上方に鹿がいますよ。
屋久杉とは?千年杉からひげ長老へ
屋久島「ヤクスギランド」に入ると「ときめきの径(みち)」がのびています。すぐに「くぐり栂(ツガ)」と呼ばれる、トンネル状の大木の根をくぐって本格的にトレッキング・スタート!
最初の橋「林泉橋」は丈夫そう。橋を渡ると森が深まり「これぞ屋久島!」と思える印象的な風景が次々と目に飛びこんできます。
ヤクスギランド入口から約10分で推定樹齢千年の「千年杉」に。世界遺産「屋久島」の屋久杉とは、標高500m以上に自生するスギのうち樹齢1000年以上のものだそうです(他にも定義あり)。
50分コース折返し地点の先に、きれいな川を渡る吊り橋「荒川橋」が。
ひげ長老は、樹齢約1000年の屋久杉です。ヤクスギランド150分コースの中間地点近くにあります。公募により屋久島の小学1年生女子が、根元の苔(こけ)が髭(ひげ)に見えることから命名。
世界遺産エリア「太忠岳」へ
ヤクスギランド周辺で唯一の世界遺産エリア「太忠岳」へは「蛇紋杉」から片道約2.7km/1-3時間。私は駆け足で登りも1時間で。天文の森(てんぶん)には「釈迦杉」「小田杉」もあるが看板ない?ので見おとさないように。
太忠岳の岩屋やアーチ岩に到着。運よく野生のヤクシカ(屋久鹿)にも遭遇。ちなみに「もののけ姫」のモロ一族の岩屋は白谷雲水峡の辻峠の先です。
巨石がちらほら見えだすと、太忠岳(たちゅうだけ)山頂そして天柱石(てんちゅうせき)に到着。近すぎると、見る角度により見え方が全く違います。登る途中の脇道から天柱石を眺められる場所もあります。
太忠岳からの眺めもすばらしく、遠方に愛子岳、モッチョム岳などもうっすら見えます。
太忠岳から天文の森をとおり、再び「蛇紋杉」に降りていきます。この道でも屋久島らしい光景を見ることができます。
蛇紋杉/天柱杉/母子杉/三根杉/仏陀杉/くぐり杉
蛇紋杉(じゃもんすぎ)は、1997年の台風で倒れたが、はりめぐらされてた複雑な根が今もオブジェのようで見事。
天柱橋を渡ってすぐの、天柱杉(てんちゅうすぎ)は、名前つきの屋久杉の中では最も高く、樹高33.8mもあります。推定樹齢1,500年。
母子杉(ははこすぎ)は、下部が合体して子が老母を支えるように立ってることから名づけられました。両方とも推定樹齢2,600年。
三根杉(みつねすぎ)は、太い根が3本に別れて見えることから名づけられました。胸高周囲9.3mで、ヤクスギランドでは最も太い屋久杉です。推定樹齢1,100年。
三根杉の後、80分コースの分岐点をすぎて沢津橋(吊り橋)を渡るといよいよ終盤。
仏陀杉(ぶっだすぎ)は、無数のこぶが仏様に見えることから名づけられました。踏まれた根が弱ってきたため、遊歩道の柵で守られてます。推定樹齢1,800年。
ヤクスギランドのくぐり杉は、片方が倒れこんで融合したようです。推定樹齢は未定ですが、まだ1000年には満たないため屋久杉ではなく小杉です。
紀元杉へ(ヤクスギランドに近い)
紀元杉(きげんすぎ)は、推定樹齢3,000年といわれ、六神木(縄文杉、大王杉、弥生杉、万代杉、大和杉)の1つに数えられます。世界遺産エリア内ではないようです(世界遺産センターに確認済)。
車ない場合、バスは午前午後の1本のみ。宮之浦から合庁前で乗り換えて紀元杉へ行き、約20分後に出発のバスでヤクスギランドか宮之浦へ戻れます。標高1,230mだが、トレッキングなしで気軽に見られる屋久杉として人気です。
紀元杉のそばには、モミ伐根(ばっこん)のあとも。モミの木は通常樹齢400年が限界だが、このモミの推定樹齢は455年で非常にまれだそうです。