2024年モロッコ世界遺産全9件と候補一覧/行き方と地図/動画・写真・評価
モロッコの世界遺産全9件と暫定候補一覧を掲載。アクセス難易度・地図・動画・写真・評価・登録年・種類別も紹介。各国や日本の世界遺産一覧もあり。
国旗・英名 | Morocco |
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首都・主都 | ラバト |
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世界遺産数 | 全9件(8訪問 89%) (訪問=他国含め構成資産1件以上でカウント) |
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アクセス 難易度 | 公共交通で可:9件 (100%) |
世界遺産 次の登録 | 2025年7月(世界遺産候補一覧) |
現地情報 | [地図] [時差] [天気予報] [通貨・為替レート] |
周辺国の 世界遺産 | アフリカ世界遺産一覧 |
モロッコの世界遺産一覧
表の説明
写真の
右上:平均評価
右下:区分と、最初の(国の)登録年
左下:アクセス難易度(私の感覚)
A:全か所へ主要都市から公共交通か簡易ツアーで可
B:一部へ公共交通か短時間の車などで可
C:全か所へ容易に行けずツアーか車などが必須
D:観光は禁止か、行くのが困難
小画像@⇒出典:wiki CC BY3.0。@以外の写真は全て私が撮影。
- アジガルリュウケツジュ/竜血樹の生息地自然候補
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モロッコの暫定世界遺産一覧(候補)
ユネスコのモロッコ暫定世界遺産リスト(次回の世界遺産一覧)です。リンク先は英語。()内はユネスコ記載年。
- Le chapelet d'oasis de Tighmert, Région présaharienne du Wad Noun (2016)
- Casablanca, Ville du XXème siècle, carrefour d’influences (2013)
- Oasis de Figuig (2011)
- Parc naturel de Talassemtane (1998)
- Aire du Dragonnier Ajgal (1998)
- Lagune de Khnifiss (1998)
- Parc national de Dakhla (1998)
- Moulay Idriss Zerhoun (1995)
- Taza et la Grande Mosquée (1995)
- Mosquée de Tinmel (1995)
- Ville de Lixus (1995)
- El Gour (1995)
- Grotte de Taforalt (1995)
モロッコの世界遺産の詳細データ
フェス/フェズ旧市街
世界遺産の概要
モロッコ北部の「フェス/フェズ旧市街」は、8世紀末にバグダッドのアッバース朝への反乱に失敗して逃れてきたイドリス1世が建設した首都で、旧市街には迷路のような複雑な町並みが残されています。旧市街には、最初に築かれたフェズ・エル・バリと、13世紀のマリーン朝が建設したフェズ・エル・ジェディドが含まれます。
アクセス方法/行き方
カサブランカから電車ONCFのカサヴォヤジャー駅から3.5-4時間かバス5時間や、タンジェから電車3ー4時間かバス6時間や、メクネスから電車30分かバス1時間や、マラケシュから電車6.5時間かバス8時間。
英語名
Medina of Fez
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
マラケシュ旧市街
世界遺産の概要
モロッコ中部の「マラケシュ旧市街」は、1070年頃に最初のベルベル人のイスラム国家ムラービト朝が建設し、次のムワッヒド朝、15世紀のサアード朝も首都とした場所です。モロッコでは、フェズの次に古い町で、モスク、霊廟、宮殿、庭園など多くの歴史的建造物が残されています。広大な屋台街メディナも見どころ。
アクセス方法/行き方
カサブランカから電車かバスで3‐3.5時間や、ラバトから電車4時間かバス6時間や、フェズから電車7時間かバス9時間や、タンジェから電車6時間。
英語名
Medina of Marrakesh
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
アイット=ベン=ハドゥの集落
世界遺産の概要
モロッコ中部の「アイット=ベン=ハドゥ/アイト=ベン=ハッドゥの集落」は、7世紀に北部に侵入したアラブ人から逃れるため、ベルベル人がオアシスに築いたカズバ(要塞)やクサル(集落)のうち最も美しいといわれています。
アクセス方法/行き方
拠点の町ワルザザードにはバスで、カサブランカから9時間や、マラケシュから5時間や、ティネリールから3.5時間。アイト=ベン=ハッドゥにはワルザザードからグランタクシーで30分。
英語名
Ksar of Ait-Ben-Haddou
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
古都メクネス
世界遺産の概要
モロッコ北中部の「古都メクネス」は、17-18世紀にアラウィー朝のムーレイ・イスマイルが首都として建設した城壁都市です。同時期にフランスのルイ14世が築いたヴェルサイユ宮殿に対抗した説もあり。首都としては半世紀しか機能しなかったが、イスマイル廟やマンスール門はイスラム建築の傑作の1つと考えられています。
アクセス方法/行き方
カサブランカから電車ONCFかバスで3.5-4時間や、タンジェから高速鉄道3.7時間かバス5時間や、フェズから電車30分かバス1時間や、マラケシュからバス6時間。
英語名
Historic City of Meknes
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
ヴォルビリスの古代遺跡
世界遺産の概要
モロッコ北部の「ヴォルビリスの古代遺跡」は、紀元前1世紀のマウレタニア王国の首都として建造され、その後ローマ西端の属州マウレタニア・ティンギタナの中心都市だった遺跡です。名はベルベル語のキョウチクトウの花にちなみます。ローマ帝国が去ると衰退し、何度かの地震で破壊されたが、バジリカ、公衆浴場、カラカラ帝の凱旋門など見どころが残されています。
アクセス方法/行き方
公共交通機関は見当たらない。グランタクシーに、聖地ムーレイ・イドリスとセットで交渉するのがよいかも。
英語名
Archaeological Site of Volubilis
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
テトゥアン旧市街(旧名ティタウィン)
世界遺産の概要
モロッコ北岸の「テトゥアン/ティトゥアン/ティタウィン旧市街」は、15世紀のレコンキスタでイベリア半島から逃れてきたイスラム教徒とユダヤ教徒が築いた町で、白い家々が建ち並んでます。スペインのアンダルシア風と、ベルベル人のモロッコ風が入り混じっています。
アクセス方法/行き方
テトゥアンにはバスで、カサブランカから6時間や、フェズから5.5時間や、タンジェやシャウエンから1時間。
英語名
Medina of Tétouan (formerly known as Titawin)
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
エッサウィラのメディナ(旧名モガドール)
世界遺産の概要
モロッコ北西岸の町エッサウィラは、紀元前8-9世紀のフェニキアからローマ時代にかけて港町や古代紫の生産地として栄え、15世紀のポルトガル時代の城壁が囲むメディナが世界遺産に登録されました。18世紀にフランス人建築家が計画都市として開発し、現在も芸術家が集う町となっています。
アクセス方法/行き方
カサブランカから電車ONCFでマラケシュ乗換えで6時間か直通バスで7時間や、マラケシュからバス2.5-3時間や、アガディールからバス3.5時間。
英語名
Medina of Essaouira (formerly Mogador)
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
マサガン(アル・ジャジーダ)のポルトガル都市
世界遺産の概要
モロッコ北岸の「マサガン(アル・ジャジーダ)のポルトガル都市」は、16-18世紀にポルトガルが建造した町なので、ヨーロッパとアラブの文化が混在しています。地下貯水槽には、美しい円柱のゴシック建築が広がってます。
アクセス方法/行き方
アル・ジャディーダには、カサブランカから電車ONCFでカサヴォヤジャー駅から1.5時間かバス2時間や、マラケシュから電車かバスで4時間や、サフィからバス2時間。
英語名
Portuguese City of Mazagan (El Jadida)
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
ラバト:近代都市と歴史的都市が共存する首都
世界遺産の概要
モロッコ北岸にある首都ラバトは、12世紀のムワッヒド朝のハッサンの塔など歴史的な建造物群と、20世紀初頭のフランス統治時代に築かれた近代的な町並みが共存しています。ムワッヒド朝に城塞に改築されたリバーター(陣地)が都に昇格し、ラバトの名の由来にもなりました。城壁、城門、カスバ、シェラ遺跡も世界遺産に含まれます。
アクセス方法/行き方
カサブランカから電車ONCFでカサポール駅から1時間かバス1.5時間や、タンジェから高速鉄道で1.4時間(ラバト・アグダル駅から市内へタクシー10分)かバス4時間や、フェズから電車かバスで3時間。
英語名
Rabat, Modern Capital and Historic City: a Shared Heritage