吉野の世界遺産5選と千本桜!観光アクセス/撮影スポット/地図/写真/評価(金峯山寺/吉水神社/吉野水分神社/金峯神社)
奈良県吉野山の世界遺産一覧(金峯山寺の蔵王堂など)や桜名所(下千本/中千本/上千本/奥千本)や源義経隠れ塔など観光スポットのアクセス/行き方/モデルコース/地図/写真、旅行計画/観光ルートの参考に。各国の世界遺産一覧や旅行記も。
世界遺産数 | 1 | 紀伊山地の霊場と参詣道 |
世界遺産スポット数 | 5 | 金峯山寺/吉水神社/吉野水分神社/金峯神社/大峯奥駈道 |
徒歩距離/歩数 | 約22km(坂) 約37,000歩 | 吉野駅-西行庵の単純距離は約7km |
【世界遺産】吉野山の千本桜と金峯山寺や吉水神社/吉野水分神社/金峯神社/大峯奥駈道の観光情報や評価
観光地 の評価 Wiki | 平均★★★★★86/100換算 私の評価 73 |
交通アクセス 行き方 地図 | JR大阪駅から近鉄「吉野駅」まで約2時間/約1,300円(阿倍野から近鉄特急を利用で15分短縮/+520円)。吉野駅から金峯山寺の手前までロープウェイあり(徒歩は坂道20分)。吉野駅⇒中千本、中千本⇒上千本はバスあり(春は増便)。車は桜時期は通行止めになるので要確認。 |
料金や 営業時間 | 金峯山寺、吉水神社、金峯神社の義経の隠れ塔は有料エリアあり(いずれも境内は無料) |
所要時間 | 金峯山寺、吉水神社、桜の名所(下千本/中千本/上千本)までなら徒歩でも半日程度で観光可能。吉野水分神社、金峯神社、西行庵、奥千本まで歩きなら体力と終日必要 |
撮影 スポット | 吉野公式サイトの下千本の満開2日後までがおすすめ。穴場は七曲坂の上から駐車場への道中(下千本)、如意輪寺への道中(中千本)、花矢倉展望台とその下辺り(上千本)、金峯神社への道中(奥千本) |
英語名 |
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奈良 吉野山の世界遺産とモデルコース
現在 日本国内の全世界遺産の登録数は25件[一覧]。うち 奈良県の世界遺産数は全3件(+候補1件)。
吉野山で観光できるのは世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」内の4ヶ所と1道(大峯奥駈道/おおみね おくがけみち)。世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」には和歌山の熊野三山と高野山も登録されてます。
吉野山のモデルコースは、吉野駅⇒金峯山寺⇒吉水神社⇒花矢倉展望台⇒吉野水分神社⇒金峯神社(源義経の隠塔も)⇒西行庵。
吉野駅から金峯山寺、脳天大神へ
吉野山は世界遺産以外にも、春の千本桜が有名です。4月初旬に下千本⇒中千本⇒上千本⇒奥千本の順に、2-4日ごとに開花するので長く花見できるのが特徴。車なしでも奥千本まで整備されたハイキングコースを楽しめます。
近鉄「吉野」駅から「金峯山寺」までは徒歩30-40分。桜の名所「下千本(しもせんぼん)」を見ながら「七曲り坂」を歩くのがおすすめ。体力が不安な人にはロープウェイもあります。春の夜はライトアップ(写真は一番下)。
金峯山寺の黒門の先の銅鳥居(かねのとりい)は日本三大鳥居の1つ(残り:安芸宮島/四天王寺)。現在のは室町時代の再建。吉野から大峯山への修行道(世界遺産「大峯奥駈道」一部)の四門とは、発心門=銅鳥居、修行門(後述)、等覚門、妙覚門。
世界遺産「金峯山寺(きんぷせんじ)」は、飛鳥時代の伝説的な山林修行者/呪術者「役小角(えんのおづぬ)」開創と伝えられます。熊野三山とならぶ山岳信仰の霊地で仏教や神道でない独自の「蔵王権現(ざおうごんげん)」を信仰。
国宝の本堂 蔵王堂(ざおうどう)には、日本最大の秘仏ご本尊「金剛蔵王大権現」立像3体が安置。特別御開帳で見学可(直近2022/5/8まで。拝観料1600円)。4/11,12は祭り(後述)で山伏や射手も。仁王門(二王門)は修復中で見学不可でした。
八角三重塔の南朝妙法殿は、南朝の後醍醐天皇の在所「実城寺」の跡地です。
さらに奥には役行者(役小角)の銅像。さらに階段道で片道15分の、脳天大神 龍王院(のうてんおおかみ)は、首の上の難病や学業成就の願いをかなえてくれるそうです。
吉水神社(源義経と静 滞在)から吉野水分神社へ
世界遺産「吉水神社(よしみず)」は、金峯山寺から徒歩5-10分。役小角が建立した吉水院(きっすいいん)が明治以降に神社に改められたそうです。豊臣秀吉が吉野花見の本陣にしました。
源頼朝に追われた源義経、武蔵坊弁慶(境内に弁慶の力釘あり)、静御前が5日間滞在。さくらの時期には境内の「一目千本」から、中千本(なかせんぼん)、上千本(かみせんぼん)の滝桜を眺めることができます。
如意輪寺へ下る道の途中で、桜の名所「中千本(なかせんぼん)」も。この日はすでに下千本、中千本の桜は終わりかけてたので葉桜も混ざってます。
吉野水分神社へ向かう道中、桜の名所「上千本(かみせんぼん)」を眺めることができます。
花矢倉展望台でも、桜の名所「上千本(かみせんぼん)」や吉野山全景を見下ろせます。
世界遺産「吉野水分神社」は創建年は不明だが、9世紀には吉野山の最奥部から移転されたと伝えられます。主祭神は、水の分配を司る神 天之水分大神(あめのみくまりのおおかみ)。清少納言『枕草子』に「子守明神」として登場。
金峯神社と義経隠れ塔から西行庵へ
吉野山から熊野三山への 世界遺産「大峯奥駈道(おおみねおくがけみち)」のうち、世界遺産「大峯山寺」までに金峰山四門(発心門=銅鳥居、修行門(ここ)、等覚門、妙覚門)があり。修行門の先の奥千本の桜は見事(後述)。
世界遺産「金峯神社(きんぷじんじゃ)」は、創建年は不明だが藤原道長が詣でたそうです。主祭神は、地主神の金山毘古命(かなやまひこのみこと)。左奥「義経隠れ塔」は源義経が屋根を蹴破って逃げ、蹴抜の塔(けのけのとう)とも。
金峯神社から右奥へつづく道を約15分歩くと西行庵。西行は、平安時代から鎌倉時代の武士でしたが、僧侶、歌人となった人物です。西行庵の周辺の、桜の名所「奥千本(おくせんぼん)」は吉野山で一番遅く咲くエリアです。
満開の千本桜、全エリアの撮影スポット
修行門と金峯山寺をつなぐ道の両端の高台では、奥千本の桜が満開で見事でした。
おすすめ桜スポットは、下千本は七曲坂とその上から金峯山寺と逆(駐車場方向)に歩いた辺り。中千本は勝手神社から左道を登る道中。上千本は、花矢倉展望台やその下の道ぞい。奥千本は、金峯神社までの道の両端や西行庵。
桜祭り(花供懺法会/花供会式)、桜ライトアップ
毎年4月10-12日(要確認)、花供懺法会(はなくせんぽうえ)・花供会式(はなくえしき)と呼ばれる、山桜の満開を御本尊に報告する祭りが開催。11,12日には大名行列、悪霊退散の弓祈祷、採灯大護摩供、千本搗きの餅の配布も。
春の桜の時期だけ、ライトアップされることがあります。この年は、吉野駅の近くの「七曲がり坂」がライトアップされ、下千本の桜がきれいでした。年によって場所が違うようなので、行く場合は確認してください。
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