2025年トルクメニスタン世界遺産全5件と候補一覧/アクセス行き方/地図・写真・動画・評価
トルクメニスタンの世界遺産全5件と暫定候補一覧を掲載。アクセス難易度・地図・動画・写真・評価・登録年・種類別も紹介。各国や日本の世界遺産一覧もあり。
国旗・英名 | ![]() |
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首都・主都 | アシハバード [地図] |
出典・参考 | ・旅行ガイド ・Lonely Planet |
世界遺産数 | 全5件 |
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アクセス 難易度 | 公共交通で容易:2件 (40%) 車やツアー必須・難易度高め:3件 (60%) |
世界遺産 次の登録 | 2026年7月(世界遺産候補一覧) |
周辺国の 世界遺産 | アジア・オセアニア世界遺産一覧 |
トルクメニスタンの世界遺産一覧
表の説明
写真の
右上:平均評価
右下:区分と、最初の(国の)登録年
左下:アクセス難易度(私の感覚)
A:全か所へ主要都市から公共交通か簡易ツアーで可
B:一部へ公共交通か短時間の車などで可
C:全か所へ容易に行けずツアーか車などが必須
D:観光は禁止か、行くのが困難
@:写真出典:wiki CC BY3.0。@以外の写真は全て私が撮影。
- クイテンダグの山岳生態系暫定候補
トルクメニスタンの暫定世界遺産(候補)一覧(Unesco/英語)
トルクメニスタンの世界遺産の詳細データ
国立歴史文化公園 古代メルヴState Historical and Cultural Park “Ancient Merv”
世界遺産の概要 wiki
トルクメニスタン中東部のカラクム砂漠にある古代メルヴ遺跡は、紀元前3,000年紀以降にシルクロードのオアシス都市として栄えた数々の都市の中央アジア最大の遺跡です。イスラム時代に最盛期を迎え、9世紀にはアラブ・カリフ国の首都、11-12世紀には大セルジューク朝の首都となったがモンゴル帝国に破壊されその後再興されたがロシア占領後は放棄されていました。

アクセス方法/行き方 難易度:C(ツアーか車が必須)
マーリ(アシガバットから鉄道8時間か車5時間)から車かタクシーチャーターで東30kmへ50分。バス等は不明。
登録理由(登録基準10のうち)Unesco(英語)
クフナ・ウルゲンチKunya-Urgench
世界遺産の概要 wiki
トルクメニスタン北部のクフナ・ウルゲンチは、アケメネス朝のホラズム地方の首都として栄えたがモンゴル帝国による破壊や川の流れの変化で衰退。11-16世紀のモスク、ミナレット、隊商宿の門、要塞、霊廟などの遺跡が残されています。旧ウルゲンチ衰退後は、北に新ウルゲンチ(現ウズベキスタン内)が建設されました。

アクセス方法/行き方 難易度:C(ツアーか車が必須)
アシガバットから車で5.5-7時間。または飛行機でタシャウスへ行き車で1.5時間。地獄の門まで車3-5時間なのでセット手配ありかも。ウズベキスタンから陸路国境ごえした場合は車で約2時間。
登録理由(登録基準10のうち)Unesco(英語)
ニサのパルティア要塞群Parthian Fortresses of Nisa
世界遺産の概要 wiki
トルクメニスタン南部のニサ遺跡は、紀元前3世紀頃におこったパルティア王国の初期の首都として栄えました。ローマ帝国の領土拡大に対抗し、周辺国との重要な交易拠点でもありました。旧ニサには王の建造物群が、新ニサには民衆の居住地跡が残されています。

アクセス方法/行き方 難易度:B(一部は容易)
アシガバットの西18kmの遺跡へはタクシーで。バスは不明
登録理由(登録基準10のうち)Unesco(英語)
シルクロード:ザラフシャン・カラクム回廊Silk Roads: Zarafshan-Karakum Corridor
世界遺産の概要 wiki
ウズベキスタン中部から東部の平原、トルクメニスタン中東部の砂漠地帯、タジキスタン西部の山岳に広がるザラフシャン・カラクム回廊は、中央アジアのシルクロードの要衝です。紀元前2世紀から紀元後16世紀のソグディアナ時代、サーマーン朝、カラハン朝、ティムール朝、シャイバーニー朝のカラクム砂漠に点在する遺跡群。

アクセス方法/行き方 難易度:B(一部は容易)
多くはタクシーチャーターかツアーで回るのが一般的。
タジキスタン: 一番行きやすい古代パンジャケントはドゥシャンベ、ホジャンドからアジアン・エクスプレスバスあり。シェアタクシーならそれぞれ4時間、5.5時間。ウズベキスタンのサマルカンド⇒[ミニバス1時間]⇒国境ジャルテパ(近くにジャルテパIIモスク)⇒国境⇒サラズム(近くに別世界遺産サラズム原始都市遺跡)⇒[タクシーか8番マルシルートカで15分]⇒パンジャケント。
タジキスタン: パンジャケントからアイニの間の遺跡はタクシーで。サンジャラシャフ都市遺跡、トクサンコリズの灌漑システム、ホジャ・ムクハマッド・バジョロ廟、タリ・カムトゥーダ砦、ガーダニ・ヒソール遺跡、クム遺跡。見学適さないのはムグ山城、ヒソラック遺跡。
ウズベキスタン: サマルカンド近郊のカフィルカラ遺跡(シャフリサブス道中も)、スレイマンテパはウルグット・バザール行きバス(パンジャケントストリートのカフタルホナ・ターミナルからミニバス206で1時間)等で近くまで行けるかも(未確認)。
ウズベキスタン: ブハラ近郊の約7km西のチョクバクルは中央バザール前から202バスか、ラビハウズ周辺タクシーなら25分。約13km東のバハウッディン・ナクシュバンド建築群は同じ場所発のミニバス60番かタクシーなら30分。
トルクメニスタン: マーリ(アシガハットから車5時間か鉄道8時間)からトルクメナバッドの道中で回るのがいいかも。マーリ近郊の別世界遺産メルヴ遺跡も一緒に。バス等は不明。
登録理由(登録基準10のうち)Unesco(英語)
トゥランの寒冷砂漠地帯Cold Winter Deserts of Turan
世界遺産の概要 wiki
カスピ海の東部とトゥラン高山地帯の間の広い乾燥地帯は、冬は極寒、夏は猛暑の厳しい環境だが独特の世界をつくり出してます。それにもかかわらず多種多様な動植物が生息し生物多様性に富んでいることでも評価されています。

アクセス方法/行き方 難易度:C(ツアーか車が必須)
観光整備された場所は少ない。アルティンエメル国立公園への2-3泊の4WDツアーが、カザフスタンのアルマティから行ける場合あり。1人だと高額。