チリ世界遺産 硝石・ミイラ・地上絵アタカマの巨人・湖アルパカ行き方/旅行記モデルコース(ピンタードス/バケダノ通り/教会)

チリ世界遺産「ハンバーストーンとサンタラウラ硝石工場」「チンチョーロ文化集落と人工ミイラ製造」やアタカマの巨人・ピンタードス地上絵やバケダノ通り・チュンガラ湖と教会の概要・地図・旅行記アクセス行き方、イキケとアリカ含む観光モデルコースを紹介。各国の世界遺産リストあり。
世界遺産「ハンバーストーンとサンタ・ラウラ硝石工場群」概要
文化遺産 2005年登録 Humberstone and Santa Laura Saltpeter Worksチリ北西部のハンバーストーンとサンタラウラ硝石工場群は、19-20世紀中頃まで稼働した硝石(チリ硝石)精錬所群の跡地です。労働者たちが独自の共同体文化を築き、産出された硝石はアメリカ大陸だけでなくヨーロッパへも運ばれてチリの重要な収入源となりました。現在も学校や教会の跡が残されていてツアー等で見学できます。
交通アクセス/行き方(一例) 難易度:B(一部 容易)
イキケ(カラマからバス5-7時間や、アリカからバス3.5-6時間や、サンティアゴからバス22.5-26時間や、ボリビアのラパスからバス14-15時間)からハンバーストーンには中央市場そばからのバスで40分。イキケからサンタラウラ、ハンバーストーン、ピンタードスの塩湖と地上絵、アタカマの巨人の地上絵を日帰りツアーあり。
世界遺産の登録理由・登録基準
(2) 文化の価値観の交流
(3) 文化・文明の希有な証拠
(4) 歴史上重要な建築物・景観
世界遺産「チンチョーロ文化集落と人工ミイラ製造法(アリカ/パリナコータ州)」概要
文化遺産 2021年登録 Settlement and Artificial Mummification of the Chinchorro Culture in the Arica and Parinacota Regionチリ北部パリナコータ州とアリカのチンチョーロの人工製造のミイラは、古代エジプト最古のミイラの紀元前3000年頃よりさらに古い紀元前5000年に作製されました。世界最古ともいわれるミイラは保存状態よく残されており、集落跡や遺跡とともに見学可能。
交通アクセス/行き方(一例) 難易度:B(一部 容易)
構成資産3件には、関連集落があったと考えられてるアリカの要塞北斜面、墓地遺跡のコロン10博物館、100km南にあるカマロネス河口の遺跡や田園地帯が含まれます。
アリカにはバスで、イキケから3.5-6時間や、カラマから7-13時間や、サンティアゴから22-30時間や、ボリビアのラパスから6-9時間。
世界遺産の登録理由・登録基準
(3) 文化・文明の希有な証拠
(5) 伝統住居形態や環境活用
世界遺産候補 暫定リスト「ピンタードス地上絵遺跡群 (タラパカ地方)」概要
複合遺産 登録未定 Pintados Geoglyphs Archaeological Complex in the Tarapacá Regionチリ北部のアタカマ砂漠のピンタードス地上絵遺跡群は、900-1500年までの6世紀以上にわたり砂漠を横断する集団が描き続けたとされます。大雨が降らないためいい保存状態で現存。先コロンブス期の人々の精神・芸術・儀式などを支えたとも考えられてます。
交通アクセス/行き方(一例) 難易度:B(一部 容易)
イキケから別世界遺産「ハンバーストーンとサンタ・ラウラ硝石工場群」とともに回るツアーに参加。有名な巨大地上絵アタカマの巨人も行ったがこの世界遺産の構成資産に含まれるかは不明。
世界遺産候補 暫定リスト「バケダノ通り」概要
文化遺産 登録未定 Baquedano Streetチリ北部の町イキケのバケダノ通りは、19-20世紀中頃までチリ硝石や硝酸塩工場で財を成した移民たちの住居や商店などが建ち並びました。ヨーロッパから輸入された木材で建てられ、アメリカ式の影響を受けた建物も。プラット広場の時計塔、市立劇場、アストレカ宮殿、旧裁判所など特徴的な建造物が現存。
交通アクセス/行き方(一例) 難易度:A(容易)
イキケ(サンティアゴからバス22.5-26時間や、カラマからバス5-7時間や、アリカからバス3.5-6時間や、ボリビアのラパスからバス14-15時間)の大通り。
世界遺産候補 暫定リスト「アルティプラーノの教会群」概要
文化遺産 登録未定 Churches of the Altiplanoチリ北部の町アリカ近郊のアルティプラーノ(アンデス高地平原)の教会群は、タラパカの先住民(アイマラ族,ケチュア族,ティアワナコ族,インカ族等)とスペイン文化の融合によるものです。17世紀ポトシ鉱山、19世紀の硝酸塩産業の隆盛・衰退にも影響されました。50ものアンデス・メスティソ様式の教会が日干しレンガや泥などで建造されました。
交通アクセス/行き方(一例) 難易度:B(一部 容易)
アリカからラウカ国立公園やチュンガラ湖へのツアーで、アルティプラーノの教会群も2-3つ寄りました。行きたい教会があるなら事前確認を。
世界遺産 硝石関連・地上絵・教会・湖アルパカ旅行記モデルコース・所要時間
観光遺産候補イキケのバケダノ通りやプラット広場wiki
タラパカ州都イキケは、硝酸塩(チリ硝石)をめぐりペルー・ボリビアとで争い、1879年に南米の太平洋戦争でチリ領土に。硝酸塩採掘バブルの富豪たちの特徴的な建造物や街並みがバケダノ通りやプラット広場や時計塔などに残されてます。




カテドラルもあります。郊外の大型免税ショッピングモールZOFRIではアウトドラグッズと電化製品を購入。タクシー5分か、ZOFRI行きコレクティーボ10分。


イキケ港から頻繁にミニクルーズ船が出発しロボマリーノ(海の狼=アシカ/オタリア)のコロニー等を見学できます。が、この日は海沿いを歩いて数頭のアシカが寝たり遊んだりする姿を見ることできたので、クルーズに参加せずとも大満足♪


観光世界遺産サンタ・ラウラ(Santa Laura)硝石採掘場/精錬所跡(観光30分)wiki
当時ペルー領だった地名から命名。19-20世紀中頃に稼働したチリ硝石(硝酸塩鉱物)の工場跡です。化学肥料の原料として南北アメリカ、ヨーロッパの土壌を肥沃にしました。ペルー・ボリビア・チリ間の戦争の原因にも。小さな博物館あり。





観光世界遺産ハンバーストーン(Humberstone)硝石採掘場/精錬所跡(観光50分)
硝酸塩会社の創業者名から命名。サンタ・ラウラと共にチリの貴重な収入源に。イギリス様式の建造物が立ち並び、労働者たちの独自の共同体文化による住居、学校、教会、劇場なども造られたが産業衰退後はゴーストタウンとなり現在は観光地に。






観光遺産候補ピンタードス(Pintados)の地上絵遺跡(観光40分)
パンパ・デル・タマルガル国立保護区内のピンタードス塩湖周辺には、小山に350以上もの地上絵が現存。12-15世紀のプレインカ時代(インカ以前)の地上絵だが目的などは不明。リャマなど動物の群れや人々や幾何学的模様などが描かれてます。




観光アタカマの巨人(Gigante de Atacama)の地上絵(観光40分)wiki
タラパカ州の地上絵の1つで最も巨大で全長85m。12-15世紀のプレインカ時代に作成。宇宙人のようなヒト型だが目的などは不明。近くで見ると石段だけ。大雨降らないアタカマ砂漠だから残されたのでしょう。



至聖なる贖い主教会。19世紀後半のチリ硝石ブームの時代に建設された、同地域の歴史を伝える貴重な木造建築物です。ハンバーストーンとサンタ・ラウラ同様に当時の労働者や歴史文化を物語ります。


イキケ中央市場の周辺は高かったので少し離れた地元食堂で。チリ料理 カスエラ(Cazuela)はジャガイモ、ニンジンなど根菜とトウモロコシ、鶏肉入りのスープ。ライス、豆、サラダのセットで300円以下。値段も量も大満足♪


観光世界遺産アリカの要塞とエッフェル設計の聖堂
アリカ要塞は戦争でも活躍したが要塞というより岩山です。徒歩15分で頂上へ登れて軍事博物館あり。北側斜面の遺構と近くのコロン10博物館(当時未開館)がミイラ関連の世界遺産。コロン広場のサン・マルコス聖堂はパリのエッフェル塔の建築家ギュスタブ・エッフェルの設計で独特。


魚市場のあるアリカ港にはたくさんのペリカンとアシカ/オタリアが生息。人間をおそれないので飲食物は持ち歩かない方がよさそう…。かわいいので眺めてるだけで時間が過ぎます。


観光世界遺産サン・ミゲル・デ・アサパ村(San Miguel de Azapa)の考古学博物館(観光30分)
紀元前6000-2000年頃のチンチェーロ文明時代の世界最古のミイラと考えられてます。男性、女性、粘土マスクの子どもミイラや、布で縛られた赤ちゃんミイラなどには絶句。貴重な土器や衣類なども展示。
世界遺産「チンチョーロ文化集落と人工ミイラ製造法」の構成資産ではないが同遺跡の出土品とミイラの多くを展示してるため最重要施設とされ実質世界遺産の一部。当時コロン10博物館は未開館でその役割を担い、ユネスコでもここのミイラ写真を使用。



観光アサパ渓谷の地上絵(観光1時間10分)
10-15世紀頃の地上絵。イキケほど近づけないが同様に火山岩を並べて描かれてます。雨が少ない砂漠地方だから現存。リャマ、ビクーニャ、人、幾何学模様。最も有名なのは聖なる丘(セロ・サグラド/Cerro Sagrado)の地上絵(写真3枚目)。民家に許可もらえて近くまで行けました。



昼間に魚市場で買っといた新鮮な魚介類で、サバを刺身と焼きにし、ウニを生とウニクリームパスタにして食べました。海鮮の国チリの最後の夕食として大満足でした♪

観光ジュタ渓谷の地上絵(観光10分)
霧であまり見えず…前日にアサパ渓谷で地上絵見といてよかった…

観光遺産候補ポコンチリ(Poconchile)のサン・ヘロニモ教会(Iglesia de San Jerónimo)(観光10分)
アルティプラーノ(アンデス高原)教会群の1つ。渓谷の村に17世紀に建造され、地震崩壊後の19世紀後半に再建。この地域で最古の教会。スペイン人入植者の技術と伝統的なアドビ工法(日干しレンガ)が見事に融合。



インカ以前の11-14世紀頃の石組み遺跡。同名遺跡はペルーなど複数あるので注意。逆光だったので、その後にコカ茶休憩したサパイラ(標高3,500m)からも撮影したが山景色が素晴らしくて遺跡は主役になってません(笑)


観光ラウカ国立公園のチュンガラ湖(Lago Chungara)(標高4,500m)(観光1時間)
アルパカ、リャマ、ビクーニャがいるたび停車してくれ、世界最高所の不凍湖(1年中凍らない)チュンガラ湖に到着。真っ青な湖、高地に適応した湿地草原。家畜のもこもこアルパカや元気な出っ歯リャマ、野生ビクーニャはかわいくて飽きません。ビクーニャは家畜にできないためアルパカの毛より高価とか。
野生うさぎビスカチャも見つけたが撮影はできず。富士山のような雪山が湖に映る光景はまさに絶景。2つの雪山はパハ・コマ(双子の姉妹)と呼ばれるパリナコータ山(Parinacota/標高6348m)とポメラペ山(Pomerape/標高6222m)。








観光遺産候補パリナコタ(Parinacota)のパリナコタ教会(Iglesia de Parinacota)(標高4,400m)(観光15分)
1670年に建造され、1912年に再建。石灰で白く塗られた石造りでかやぶき屋根。教会内部の壁画は色のついたフレスコ画で最後の審判や復活などが描かれています。



観光遺産候補プトゥレ(Putre)のサン・イルデフォンソ教会(Iglesia de San Ildefonso)(標高3,500m)(観光10分)
17世紀に建造され、19世紀後半に再建。日干しレンガと石造りの融合。アンデス・バロック様式で、ファサードは新古典主義。教会内部には2段3列の見事な祭壇があります。外には鐘楼も建ってます。


16時過ぎの遅いランチタイム。標高4500mもの高地で高山病になるツアー客もおり対策にコカ茶が提供されました。コカインになる葉ですが微量なので合法で体にも問題なし。
写真2枚目から順に煮込み牛肉ビステク・アラ・オジャ(Bistec a la olla)、煮込みチキンのポジョ・アルベハド(Pollo Arvejado)、デザートのバナナのマンハール(ミルクジャム)がけ(Bnana con Manjar)。



