2024年コロンビア世界遺産全9件と候補一覧/行き方と地図/動画・写真・評価
コロンビアの世界遺産全9件と暫定候補一覧を掲載。アクセス難易度・地図・動画・写真・評価・登録年・種類別も紹介。各国や日本の世界遺産一覧もあり。
国旗・英名 | Colombia |
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首都・主都 | ボゴタ |
出典・参考 (PR) | ・旅行ガイド(Kindle、楽天の価格) ・LonelyPlanet |
世界遺産数 | 全9件(5訪問 56%) (訪問=他国含め構成資産1件以上でカウント) |
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アクセス 難易度 | 公共交通で可:6件 (67%) 車やツアー必須・難易度高め:3件 (33%) |
世界遺産 次の登録 | 2025年7月(世界遺産候補一覧) |
現地情報 | [地図] [時差] [天気予報] [通貨・為替レート] |
周辺国の 世界遺産 | 北米/中南米の世界遺産 |
コロンビアの世界遺産一覧
表の説明
写真の
右上:平均評価
右下:区分と、最初の(国の)登録年
左下:アクセス難易度(私の感覚)
A:全か所へ主要都市から公共交通か簡易ツアーで可
B:一部へ公共交通か短時間の車などで可
C:全か所へ容易に行けずツアーか車などが必須
D:観光は禁止か、行くのが困難
小画像@⇒出典:wiki CC BY3.0。@以外の写真は全て私が撮影。
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コロンビアの暫定世界遺産一覧(候補)
ユネスコのコロンビア暫定世界遺産リスト(次回の世界遺産一覧)です。リンク先は英語。()内はユネスコ記載年。
- The architectural legacy of Rogelio Salmona: an ethical, political, social and poetic manifesto (2022)
- Cultural Landscape of the Vernacular Stilt Housing of Cienaga Grande de Santa Marta and of Medio Atrato (2013)
- Canal del Dique - Dike Canal (2012)
- University City of Bogotá (2012)
- Pre-Hispanic Hydraulic System of the San Jorge River (2012)
- Tayrona and Sierra Nevada de Santa Marta National Parks and their Archaeological Sites (2012)
- Catholic Doctrine Temples (2012)
- United Fruit Company Infrastructure (2012)
- South of Ricaurte Province (2012)
- Puente de Occidente (Western Bridge) (2012)
- Seaflower Marine Protected Area (MPA) (2007)
コロンビアの世界遺産の詳細データ
カルタヘナの港、要塞群と建造物群
世界遺産の概要
コロンビア北西部の港町カルタヘナは、1533年にスペイン人が建設し1650年にディケ運河が開通すると南米からの交易港として栄え、それをねらうカリブの海賊に対抗して要塞や城壁が築かれました。一時フランシス・ドレークに占領されたことも。黒人奴隷の受け入れ港でもありました。旧市街には教会も多く残されています。
アクセス方法/行き方
カルタヘナにはバスで、メデジンから14時間や、ボゴタから18-25時間。ベネズエラのマラカイボからバスで国境超え含めて16.5時間。
英語名
Port, Fortresses and Group of Monuments, Cartagena
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
ロス・カティオス国立公園
世界遺産の概要
コロンビア北西部の「ロス・カティオス国立公園」は、パナマの世界遺産「ダリエン国立公園」とつながっていて、南北アメリカの動物が行き来する場所であり、独特の生態系が維持されています。固有種の植物も多く生えてます。カピバラ、オセロット、ホエザル、オオアリクイ、バク、ジャガー、ピューマも含め固有種も多数生息。
アクセス方法/行き方
メデジンを拠点としてツアーがありそうだが、現在はゲリラやマフィアの出没地帯で誘拐も発生してるため、個人での訪問はおすすめされてません。
英語名
Los Katíos National Park
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
サンタ・クルーズ・デ・モンポスの歴史地区
世界遺産の概要
コロンビア北西部の「サンタ・クルーズ・デ・モンポスの歴史地区」は、16世紀にスペイン人により川の港町として建設され栄え、スペインとアメリカ先住民の様式が混ざった当時のコロニアルな町並みと教会などの建造物が評価されています。
アクセス方法/行き方
カルタヘナからバス6時間。
英語名
Historic Centre of Santa Cruz de Mompox
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
ティエラデントロの国立遺跡公園
世界遺産の概要
コロンビア南西部の標高1500mの「ティエラデントロの国立遺跡公園」は、7-14世紀頃に先住民パエス族が築いたと考えられてる地下埋葬所や記念碑的な像が発見された考古遺跡です。サンアグスティン文化を継承したと推測されてます。地下墳墓には見事な壁画もあります。
アクセス方法/行き方
最寄りの町サンアンドレス・デ・ビジンバラには、ポパヤンから1日1便のバスで5.5時間。遺跡へ2kmのエルククルセ・デ・サンアンドレスまでのバスはあと数便あり。ボゴタやサンアグスティンからはラ・プラタへ行き、そこからバス2時間。
英語名
National Archeological Park of Tierradentro
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
サン・アグスティン遺跡公園
世界遺産の概要
コロンビア南西部の標高1700m前後に広がる「サン・アグスティン遺跡公園」は、紀元前500-後8世紀頃の先住民によるドルメン状の墳丘墓や様々な石彫が残された遺跡です。社会的階層で埋葬方法が違ったと考えられています。世界遺産範囲の考古公園へはバスか徒歩で行けるが、ロス・イドロスの丘とラス・ピエドラスの丘にはジープツアーが一般的。それ以外の遺跡へは乗馬ツアーもあり。
アクセス方法/行き方
ポパヤンからサンアグスティンは悪路もあり天候しだいだが、バスで約6時間。ティエラデントロからはラプラタ、ガルソン、ピタリト経由か乗換で7-10時間。
英語名
San Agustin Archaelogical Park
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
マルペロの動植物保護区
世界遺産の概要
コロンビア西部から500km離れた太平洋上に位置する「マルペロ島の動植物保護区」は、北半球と南半球の貿易風が集中する場所で、海流の影響によるサメ等の生物多様性が評価されています。わずか3.5平方kmの小島だが、禁猟区のためコロンビア海軍が監視。観光は主にダイビングツアー。
アクセス方法/行き方
カリ⇒ブエナベンチュラ港へ車2.5時間⇒マルペロ島へ船ツアーで30-40時間。またはコスタリカのプンタナレスから船40時間という情報もあり。
英語名
Malpelo Fauna and Flora Sanctuary
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
コロンビアのコーヒー産地の文化的景観
世界遺産の概要
コロンビア西部のコーヒー産地の文化的景観は、世界的に有名で持続的なコロンビアコーヒーの産地とその景観が評価されて世界遺産に登録されました。不向きな土地も活用され、手作業などの伝統的な手法で栽培されています。構成資産は18の集落を含む6エリア。
アクセス方法/行き方
ペレイラの南東や、アルメニア北からモンテネグロ(コロンビア国立コーヒー公園は範囲内)、マニサレスの北と南西、サレントの南西(ココラ渓谷は含まれない?)、サラミーナ等が行きやすそう。ボゴタから、アルメニアはバス7.5時間、ペレイラはバス9時間。
英語名
Coffee Cultural Landscape of Colombia
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
カパック・ニャン アンデスの道
世界遺産の概要
南米の西部を6か国にまたがる「カパック・ニャン アンデスの道」は、インカ帝国が首都クスコから東西南北に築いた「王の道」です。アンデス山脈にそった道と、太平洋岸にそった道と、それらをつなぐ道があり、馬や車輪は使わず主に徒歩での移動だったと考えられています。構成資産137の地域と308の関連遺跡には、クスコ、マチュピチュ、オリャンタイタンボ、チャビン、ティワナク等も含まれます。
アクセス方法/行き方 旅行記/ブログ
クスコからマチュピチュのインカトレイル(インカ道)が有名。対象6か国のインカ遺跡の多くが含まれています。
【アルゼンチンのシンカラ遺跡】ベレンの町から西へ15kmのロンドレス/ロンドンへ行き、北西5km先へタクシー等で。ティルカラ、プカラ、チレシト、メンドーサもルート上。
【チリのサンペドロ・デ・アタカマ】カラマからバス1.5時間。サンティアゴもルート上。
【エクアドル】クエンカ近郊のインガピルカ遺跡には、1日2便のバスで2時間。キト、クエンカもルート上。
【ボリビア】ラパス、コチャバンバ、トゥピサも支流を含むルート上。Takesi trail等も。
【コロンビア】イピアレス、ポパヤンと周辺の先住民村。
英語名
Qhapaq Ñan, Andean Road System
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
チリビケテ国立公園「ジャガーのマロカ」
世界遺産の概要
コロンビア中南部のチリビケテ国立公園は、ギアナ高地と同様のテーブルマウンテンが圧巻の景観を作り出していて、その壁面には紀元前2万年からの岩絵が描かれてるのが特徴です。崇拝の対象として描かれたジャガーのすみか(マロカ)ともアマゾンのシスティーナ礼拝堂とも呼ばれています。アマゾン熱帯雨林、アンデス山脈、オリノコ川、ギアナ高地の4地域の合流地なので多様な生物も生息。
アクセス方法/行き方
ギアナ高地の隣接地域。ボゴタからヘリかセスナチャーターのツアーのみ。陸路は時期によりゲリラの危険性あり。
英語名
Chiribiquete National Park – The Maloca of the Jaguar