2024年ドイツ世界遺産全54件と候補一覧/行き方と地図/動画・写真・評価
ドイツの世界遺産全54件と暫定候補一覧を掲載。アクセス難易度・地図・動画・写真・評価・登録年・種類別も紹介。各国や日本の世界遺産一覧もあり。
国旗・英名 | Germany |
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首都・主都 | ベルリン |
出典・参考 (PR) | ・旅行ガイド(Kindle、楽天の価格) ・LonelyPlanet |
世界遺産数 | 全54件(29訪問 54%) (訪問=他国含め構成資産1件以上でカウント) |
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アクセス 難易度 | 公共交通で可:53件 (100%) |
世界遺産 次の登録 | 2025年7月(世界遺産候補一覧) |
現地情報 | [地図] [時差] [天気予報] [通貨・為替レート] |
周辺国の 世界遺産 | ヨーロッパ世界遺産一覧 |
ドイツの世界遺産一覧
表の説明
写真の
右上:平均評価
右下:区分と、最初の(国の)登録年
左下:アクセス難易度(私の感覚)
A:全か所へ主要都市から公共交通か簡易ツアーで可
B:一部へ公共交通か短時間の車などで可
C:全か所へ容易に行けずツアーか車などが必須
D:観光は禁止か、行くのが困難
小画像@⇒出典:wiki CC BY3.0。@以外の写真は全て私が撮影。
- 54シュヴェリーンの邸宅群文化2024
- ドレスデン・エルベ渓谷@ wiki 登録削除文化2004
- アンマーガウ、シュタッフェル湖、ヴェアデンフェルザー・ラントにあるアルプス・プレアルプスの牧草地群と湿地群文化候補
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ドイツの暫定世界遺産一覧(候補)
ユネスコのドイツ暫定世界遺産リスト(次回の世界遺産一覧)です。リンク先は英語のみ。()内はユネスコ記載年。
- Moravian Church Settlements (2022)
- Old Synagogue and Mikveh in Erfurt – Testimonies of everyday life, religion and town history between change and continuity (2015)
- The Jewish Cemetery of Altona Königstraße. Sephardic Sepulchral Culture of the 17th and 18th century between Europe and the Caribbean (2015)
- Alpine and pre-alpine meadow and marsh landscapes (historic anthropogenic landscapes in the area of “Werdenfelser Land”, “Ammergau”, “Staffelseegebiet” and “Murnauer Moos”, district Garmisch-Partenkirchen) (2015)
- Residence Ensemble Schwerin – Cultural Landscape of Romantic Historicism (2015)
- Dreams in Stone – the palaces of King Ludwig II of Bavaria: Neuschwanstein, Linderhof and Herrenchiemsee (2015)
- Luther memorials in Saxony-Anhalt, Saxony, Bavaria and Thuringia (2015)
- Francke Foundation Buildings (1999)
ドイツの世界遺産の詳細データ
アーヘン大聖堂
世界遺産の概要
ドイツ・ノルトライン=ヴェストファーレン州の「アーヘン大聖堂」は、カール大帝が都に定めた地に786年に建設開始。大帝の遺骨は現在も「カールのシュライン」に安置。936-1531年の約600年間に30人の神聖ローマ皇帝の戴冠式が行われたので「皇帝の大聖堂」とも呼ばれてます。
アクセス方法/行き方
ケルン⇒アーヘンへRE快速50分
英語名
Aachen Cathedral
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
シュパイヤー大聖堂
世界遺産の概要
シュパイアー大聖堂は、1030年創建の赤い砂岩でできた巨大なバシリカ式聖堂です。正式名称は聖マリア・聖ステパノ大聖堂で、ヴォルムス、マインツと同じく皇帝大聖堂とも呼ばれます。ドイツで最も美しいとされる地下聖堂クリプタには、歴代の王や皇帝が葬られています。
アクセス方法/行き方
ハイデルベルク⇒シュパイヤーへ電車S3で45分
英語名
Speyer Cathedral
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
ヴュルツブルク司教館、その庭園群と広場
世界遺産の概要
ドイツ・フランケン地方の「ヴュルツブルク司教館、その庭園群と広場」は、1720-1744年に大司教がマリエンベルク要塞から移る宮殿として建設されました。バロックの天才建築家バルタザール・ノイマンが設計。見どころは、階段の間、白の間、画家ティエポロの天井フレスコ画、ホーフ庭園など。
アクセス方法/行き方
ヴュルツブルクへ、フランクフルトからICE特急1.2時間。またはミュンヘンから2.1時間
英語名
Würzburg Residence with the Court Gardens and Residence Square
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
ヴィースの巡礼教会
世界遺産の概要
ドイツ・バイエルン州の「ヴィース巡礼教会」は、1745年からヨハン・バプティストとドミニクス・ツィンマーマンにより創建された、美しいロココ様式の教会です。1738年「ムチ打たれる姿のキリスト像」が涙を流し、その像のために建てられた教会です。
アクセス方法/行き方
ミュンヘンやアウクスブルク⇒フュッセンへ各種電車2時間⇒Wieskirche,Steingadenへバス73か9606か9651番で約45分(乗換あるかも)
英語名
Pilgrimage Church of Wies
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
ブリュールのアウグストゥスブルク城と別邸ファルケンルスト
世界遺産の概要
ドイツ・ノルトライン=ヴェストファーレン州の「ブリュールのアウグストゥスブルク城と別邸ファルケンルスト」は、18世紀初頭に選帝侯を兼ねてたケルン大司教のクレメンス・アウグストが建設。1727年からフランソワ・ド・キュヴィイエが増築し華麗なロココ様式に。バルタザール・ノイマンの階段室、バロック様式のシュロス庭園、狩りのための別邸ファルケンルスト城も見どころ。
アクセス方法/行き方
ケルン中央駅⇒ブリュール駅へRE快速15分
英語名
Castles of Augustusburg and Falkenlust at Brühl
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
ヒルデスハイムの聖マリア大聖堂と聖ミカエル教会
世界遺産の概要
ドイツ・ニーダーザクセン州の「ヒルデスハイムの聖マリア大聖堂」は、1010年建設開始の初期ロマネスク様式聖堂です。その後も増築され、1945年の空襲後も再建。中庭のチャペルと樹齢1000年のヒルデスハイムのバラも必見。同時期創建の「聖ミカエル聖堂」はベネディクト派だったが宗教改革でプロテスタントに。しかし地下聖堂だけは現在もカトリック教会。13世紀の天井画あり。
アクセス方法/行き方
ハノーファー⇒ヒルデスハイム駅へ私鉄ERX30分
英語名
St Mary's Cathedral and St Michael's Church at Hildesheim
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
トリーアのローマ遺跡群、聖ペテロ大聖堂及び聖母マリア教会
世界遺産の概要
ドイツ西部の「トリーアのローマ遺跡群、聖ペテロ大聖堂及び聖母マリア教会」には、古代ローマ時代以降の8件の遺跡や聖堂、近隣イゲルの遺跡1件が登録されてます。2世紀末建設の巨大な黒い門ポルタ・ニグラ、円形劇場、聖ペテロ大聖堂、13世紀の聖母聖堂など。
アクセス方法/行き方
コブレンツ⇒トリーアへRE快速1.5時間
英語名
Roman Monuments, Cathedral of St. Peter and Church of Our Lady in Trier
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
ハンザ同盟都市リューベック
世界遺産の概要
北ドイツのバルト海に面した港町リューベックは、13-14世紀にハンザ同盟の盟主として「ハンザの女王」とも呼ばれ、ニシンなどの海産物と塩の貿易で栄えました。中洲状の旧市街と、聖堂・橋・門を含む建造物群が世界遺産に登録されてます。
アクセス方法/行き方
ハンブルク中央駅⇒リューベックへRE快速45分
英語名
Hanseatic City of Lübeck
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
ローマ帝国の国境線
世界遺産の概要
ゲルマン民族侵攻を防ぐために築かれたローマ帝国の国境線は、帝国の繁栄と衰退を残す文化的価値が評価され、1987年にイギリスのハドリアヌスの長城が単独で登録されました。2005年にドイツのリーメスやザールブルク城砦(復元)、2008年にイギリスのアントニヌスの長城も拡大登録されました。ローマ帝国国境は別世界遺産が2件あります。
アクセス方法/行き方
イギリスはニューキャッスル・アポン・タインからカーライルまで電車1時間。その間の、ヘクサム駅とハルトウィッスル駅を結ぶバスでハウスステッズ…、チェスターズ…へ行ける。夏のみ。ドイツのザールブルク城砦は、フランクフルト⇒Bad HomburgへS5で20分⇒Saalburgへ駅前バス停から市バス5で20分(平日2時間毎)
英語名
Frontiers of the Roman Empire
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
ポツダムとベルリンの宮殿群と公園群
世界遺産の概要
「ポツダムとベルリンの宮殿群と公園群」は、18-20世紀のプロイセン王国時代の複数の宮殿や庭園が世界遺産に登録されてます。フリードリヒ2世の離宮サンスーシ宮殿と新宮殿は、騎士建築家クノーベルスドルフ設計のロココ様式の傑作です。最後のホーエンツォレルン家のツェツィーリエンホーフ宮殿は、ポツダム会談で利用されたことで有名に。
アクセス方法/行き方
ペルリン中央駅⇒ポツダム中央駅へRE快速25分かS7で35分
英語名
Palaces and Parks of Potsdam and Berlin
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
ロルシュの王立修道院とアルテンミュンスター
世界遺産の概要
ドイツ中西部の「ロルシュの王立修道院とアルテンミュンスター」は、カロリング朝の修道院の遺構です。現在も残る9世紀の皇帝ルドヴィーコ3世による「王の門」は、古代ローマ凱旋門と西ゴート・アングロサクソンのゲルマンの王邸の様式が混在してて貴重です。アルテンミュンスターとは旧司教座聖堂。
アクセス方法/行き方
ハイデルベルク⇒ベンスハイム/BensheimへIC特急20分⇒ロルシュへヴォルムス/Worms行き普通列車5分⇒修道院へ徒歩10分
英語名
Abbey and Altenmünster of Lorsch
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
ランメルスベルク鉱山と古都ゴスラーとオーバーハルツ水利管理システム
世界遺産の概要
ドイツ中部の「ランメルスベルク鉱山、古都ゴスラー、オーバーハルツ水利管理システム」は、非鉄金属の鉱山とそれで栄えた歴史都市と、採掘や冶金のための水利管理に関する産業遺産です。968年からハルツ山麓で銀鉱が始まり、1050年頃にハインリヒ3世がゴスラーに皇帝宮殿を建て、13世紀にはハンザ同盟に加わり繁栄。16世紀中期から衰えたが町並みは残されました。
アクセス方法/行き方
ハノーファー⇒ゴスラーへERX私鉄1.1時間⇒Bergbaumuseum(ランメルスベルク鉱山)へ駅前から803バスで15分
英語名
Mines of Rammelsberg, Historic Town of Goslar and Upper Harz Water Management System
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
バンベルクの町
世界遺産の概要
ドイツ・バイエルン州の「バンベルクの町」は、中世の景観が残された町として世界遺産に登録されました。1004年、神聖ローマ帝国の皇帝ハインリヒ2世が創建したハンベルク大聖堂には、彼と皇后の墓を安置。彫刻「ハンベルクの騎士」も必見。新旧の宮殿、ヤコブ教会などや丘上のアルテンブルク城も含まれます。
アクセス方法/行き方
ニュルンベルク⇒バンベルクへICE特急35分。またはミュンヘンから1.7時間
英語名
Town of Bamberg
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
マウルブロンの修道院群
世界遺産の概要
ドイツのバーデン=ヴュルテンベルク州の「マウルブロンの修道院群」は、ヨーロッパで最も保存状態のよい中世のシトー会修道院です。1147年から15世紀にかけて建築・増築され、ロマネスク様式から後期ゴシック様式への変遷が見られます。ノーベル文学賞受賞作家ヘルマン・ヘッセが小説『車輪の下』『知と愛』等で舞台にしたことでも有名です。
アクセス方法/行き方
シュトゥットガルト⇒ミュールアッカー/Muhlacker駅へIRE快速50分。そこから5-10月の日・祝のみ1日6便だけ電車でマウルブロン駅へ。それ以外の日はミュールアッカー駅からBretten行き700バスでKloster Maulbronn停留所へ(平日はAltepost下車で少し歩く)
英語名
Maulbronn Monastery Complex
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
クヴェートリンブルクの聖堂参事会教会、城と旧市街
世界遺産の概要
ドイツ中部ザクセン=アンハルト州の「クヴェートリンブルクの聖堂参事会教会、城と旧市街」は、919年にドイツ初代王ハインリヒ1世の居城(城山)が建設されてから栄えました。10世紀のミュンツェンベルク丘のマリア修道院、12世紀の聖セルヴァティウス教会などが建設されました。
アクセス方法/行き方
ベルリン⇒マクデブルクへRE快速1.7時間⇒クヴェートリンブルクへ電車1.3時間
英語名
Collegiate Church, Castle, and Old Town of Quedlinburg
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
フェルクリンゲン製鉄所
世界遺産の概要
ドイツ西部の「フェルクリンゲン製鉄所」は、1873年に操業開始し拡大を続けて、1986年の停止までヨーロッパの製鉄業や産業を支えました。近代の産業遺産としては初めて世界遺産に登録されました。
アクセス方法/行き方
フランクフルト中央駅⇒ザールブリュッケンへICE特急2時間。またはマンハイムから1.4時間⇒フェルクリンゲンへローカル列車10分⇒徒歩5分
英語名
Völklingen Ironworks
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
メッセル・ピットの化石地域
世界遺産の概要
ドイツ・ヘッセン州の村メッセル近郊の採掘場跡地から大量の化石が発見され、その地質学的・古生物学的な重要性から世界遺産に登録されました。約5000万年前の魚類、鳥類、絶滅哺乳類などの化石が発掘されてます。見学はガイドツアーのみ。それ以外は展望台から。
アクセス方法/行き方
別世界遺産ダルムシュタット⇒メッセル駅へ普通電車10分⇒Messel GrubeBesucherzentrum Abzw.へバス(1時間1本以下)か徒歩30分。化石は、メッセル、ダルムシュタットのヘッセン州立、フランクフルトのゼンケンベルクの博物館で見学可能
英語名
Messel Pit Fossil Site
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
ケルン大聖堂
世界遺産の概要
ドイツ中西部の「ケルン大聖堂」こと正式名称ザンクト・ペーター・ウント・マリア大聖堂は、世界最大のゴシック様式の建築物です。4世紀と818年の建造物は焼失し、現在の姿は1248年着工、財政難後の1880年に完成。バイエルン王ルードウィヒ1世が奉納したステンドグラス「バイエルンの窓」、東方三博士の聖遺物を納めた世界最大の黄金細工の聖棺、シュテファン・ロホナー作「市の守護聖人の祭壇画」等は必見。 、ローマ・カトリック教会 ter und Maria。聖ペトロとマリア大聖堂の意)。ゴシック様式の建築物としては世界最大であり、ローマ・カトリック教会のミサが行われている
アクセス方法/行き方
フランクフルト⇒ケルンへICE特急1.1時間(ライン川沿いのコブレンツ経由線は2.5時間)。またはベルリンから4.5時間
英語名
Cologne Cathedral
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
ワイマール、デッサウ及びベルナウのバウハウスとその関連遺産群
世界遺産の概要
ワイマール、デッサウ、ベルナウ・バイ・ベルリンの順に移転したバウハウスは、ドイツのモダニズム建築に重要な影響を及ぼした建築学校として世界遺産に登録されました。バウハウスは、1919年にヴァルター・グロピウスがヴァイマルに建設し、最後は1933年にナチスに閉鎖されました。構成資産11件は、ヴァイマル3件、デッサウ2件、ベルリン6件。
アクセス方法/行き方
ヴァイマールはライプツィヒから電車1.5時間。デッサウはベルリンからRE快速1.7時間かライプツィヒからRE快速45分
英語名
Bauhaus and its Sites in Weimar, Dessau and Bernau
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
アイスレーベンとヴィッテンベルクにあるルターの記念建造物群
世界遺産の概要
ルターシュタットとも呼ばれるヴィッテンベルクと近郊のアイスレーベンには、近世ヨーロッパ史上の重大事件「宗教改革」の中心人物マルティン・ルターに関する建造物が残されており世界遺産に登録されました。「95か条の論題」が扉に貼られた城教会や、アイスレーベンのルター生家など。
アクセス方法/行き方
ベルリン⇒ヴィッテンベルクへICE特急40分⇒アイスレーベンへはS8で1.1時間のHalle(Salle)でS7に乗換えて40分
英語名
Luther Memorials in Eisleben and Wittenberg
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
古典主義の都ヴァイマール
世界遺産の概要
ヴァイマール公国のヴァイマールは、18-19世紀初頭にゲーテ、シラー、リスト等が主導したドイツ古典主義の都として栄え、残された建築物や公園など11件が世界遺産に登録されました。1919年の「ヴァイマール憲法」でドイツ初の民主的な共和国が誕生。
アクセス方法/行き方
ヴァイマールはライプツィヒから電車1.5時間
英語名
Classical Weimar
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
ベルリンのムゼウムスインゼル(博物館島)
世界遺産の概要
ベルリンのムゼウムスインゼル(博物館の島)は、シュプレー川の中州に集まる5つの博物館(ベルガモン博物館、旧ナショナルギャラリー、ボーデ、新と旧博物館)と周辺が世界遺産に登録されてます。
アクセス方法/行き方
全てベルリン市内
英語名
Museumsinsel (Museum Island), Berlin
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
ヴァルトブルク城
世界遺産の概要
ドイツ・テューリンゲン州の「ヴァルトブルク城」は、アイゼナハ郊外の山上に建つ後期ロマネスク様式の城です。1067年、テューリンゲン伯ルートヴィヒ・デア・シュプリンガーが創建と伝わるが、現在の姿は1170年以降のもの。金色モザイク、ヴァルトブルクの歌合戦の間、ルターが新約聖書をドイツ語に翻訳した小部屋「ルターシュトゥーベ」等が見どころ。
アクセス方法/行き方
フランクフルト⇒アイゼナハへICE特急1.8時間⇒ヴァルトブルク城の駐車場へ駅前から3番バス(1時間1本)⇒城へ徒歩15分。または、ふもとから徒歩40分
英語名
Wartburg Castle
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
デッサウ・ヴェルリッツの庭園王国
世界遺産の概要
デッサウ郊外の「デッサウ・ヴェルリッツの庭園王国」は、大陸ヨーロッパで最大級の英国式庭園です。18世紀後半、アンハルト=デッサウ侯レオポルト3世・フリードリヒ・フランツが創設。エルベ川と調和させた風景に城、聖ペトリ教会などが立ち並びます。
アクセス方法/行き方
デッサウ中央駅前バスターミナルから304番バスで30分のNeue Reihe下車。夏にはデッサウ・ヴェルリッツ鉄道が走ることもある
英語名
Garden Kingdom of Dessau-Wörlitz
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
僧院の島ライヒェナウ
世界遺産の概要
ドイツ・バーデン=ヴュルテンベルク州の「僧院の島ライヒェナウ」は、ボーデン湖=コンスタンツ湖に浮かぶ島で、9世紀以来 修道院生活の中心地でした。10世紀の壁画が残る聖ゲオルク教会や、ライヒェナウ修道院 主聖堂の聖マリア・マルクス教会などが立ち並びます。
アクセス方法/行き方
ミュンヘン⇒コンスタンツへウルム等で乗換えて4.5時間⇒Reichenauへ私鉄SBBで10分⇒ライヒェナウ島の郷土博物館前(終点)へ204番バス(聖ゲオルグ教会は2km手前のOberzell Kreuz下車)
英語名
Monastic Island of Reichenau
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
エッセンのツォルフェライン炭坑業遺産群
世界遺産の概要
ドイツ中西部ノルトライン=ヴェストファーレン州の「エッセンのツォルフェライン炭坑業遺産群」は、1847年に企業家フランツ・ハニエルが創業し、採炭は1851-1986年まで行われた産業遺産です。バウハウス様式の第12採掘坑 =Pit12は「世界で最も美しい炭鉱」と評価されてます。
アクセス方法/行き方
ケルン⇒エッセンへICで1時間⇒Zollvereinへ駅地下から107番の路面電車Gelsenkirchen行きで20分
英語名
Zollverein Coal Mine Industrial Complex in Essen
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
ライン渓谷中流上部
世界遺産の概要
ドイツのラインラント=プファルツ州の「ライン渓谷中流上部」は、コブレンツとリューデスハイム(ビンゲン)・アム・ライン間のライン川65kmの渓谷と、数々の古城・聖堂・修道院などの景観が世界遺産に登録されてます。先史から重要な交易路で神聖ローマ帝国の中枢となったが、三十年戦争で多くの城塞は廃墟になりました。
アクセス方法/行き方
フランクフルト⇒リューデスハイム・アム・ラインへ電車1.2時間⇒フェリー乗り場まで徒歩10分。対岸ビンゲンへ行き渡し船で来ることも可能。観光フェリーはケルン、コブレンツ、マインツ間ならどこからでも搭乗可だが、リューデスハイムとザンクト・ゴアルスハウゼン間ははずせない。コブレンツからRE10分のボッパルトの山頂展望台もおすすめ
英語名
Upper Middle Rhine Valley
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
シュトラールズント及びヴィスマールの歴史地区
世界遺産の概要
ドイツ北部メクレンブルク=フォアポンメルン州の「シュトラールズント歴史地区、ヴィスマールの歴史地区」は、ハンザ同盟の始まりの都市として栄え、スウェーデン領になったこともあり独特の歴史を持つ旧市街が世界遺産に登録されてます。ヴァイマールはリューベックからの移民が1229年に建設。ゴシック様式のレンガ建築群などが建ち並ぶ町です。
アクセス方法/行き方
ハンブルク⇒シュヴェリーンへRE快速1.5時間⇒ヴィスマールへRE30分。シュヴェリーン⇒シュラールズントへREで2時間(ベルリンからREで3.3時間)
英語名
Historic Centres of Stralsund and Wismar
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
ブレーメンのマルクト広場の市庁舎とローラント像
世界遺産の概要
ドイツ北西部の自由ハンザ都市ブレーメンの、マルクト広場に面するブリック・ゴシック建築の市庁舎とローラント像が世界遺産に登録されてます。旧市庁舎は1405年から建設されたが、広場側のファサードは1595年以降の手直しでルネサンス様式になってます。広場西側の「ブレーメンの音楽隊」像も人気。
アクセス方法/行き方
ブレーメン駅へは、ハンブルクからICE特急55分。ケルンから3.1時間。ハノーファーから1時間
英語名
Town Hall and Roland on the Marketplace of Bremen
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
ムスカウアー公園/ムジャコフスキ公園
世界遺産の概要
ドイツ東部(ムスカウアー公園)からポーランド西(ムジャコフスキ公園)にまたがる19世紀前半の英国式庭園です。造園者ヘルマン・フォン・ピュックラー=ムスカウ侯爵の名からピュックラー侯爵庭園とも呼ばれ、新城には侯爵についての展示もあります。
アクセス方法/行き方
【ドイツ】ベルリン⇒ドレスデンへEC特急2時間⇒ゲルリッツ/Gorlitzへ私鉄TLXで1.3時間⇒ヴァイスヴァッサー/WeiβwasserへRB普通35分⇒Bad Muskauへ250番バスで15分。
【ポーランド】ヴロツワフ(ワルシャワから電車かバスで3.5-7.5時間や、クラクフから電車かバスで3.5-5.5時間)⇒ジャリ/Zaryへ電車2.5-5時間⇒ウェンクニツァ/Leknicaへバス50分⇒公園へ600m。
英語名
Muskauer Park /Park Muzakowski
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
レーゲンスブルクの旧市街とシュタットアムホーフ
世界遺産の概要
ドイツ南東部の「レーゲンスブルクの旧市街とシュタットアムホーフ」は、古代ローマ時代から交通の要衝として栄えた町で、当時の姿を残すドナウ南岸の旧市街と、対岸の中洲島シュタットアムホーフが世界遺産に登録されてます。レーゲンスブルク大聖堂の周辺の教会や、ドナウ川にかかる12世紀の石橋シュタイネルネ・ブリュッケなど旧市街の建築物群が見どころ。
アクセス方法/行き方
ドイツのニュルンベルク⇒レーゲンスブルクへICE特急55分。またはミュンヘン⇒レーゲンスブルクへRE快速か私鉄Alex1.5時間
英語名
Old Town of Regensburg with Stadtamhof
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
カルパチア山脈とヨーロッパ地域の古代及び原生ブナ林
世界遺産の概要
当初、東カルパティア山脈に残るヨーロッパブナの原生林が、樹齢、種類の多様さ、木々の大きさ、範囲の広さなどの点で突出した価値を持つとして世界遺産に登録。その後、ウクライナ15件、イタリア13件、ルーマニア12件、ブルガリア9件、スペイン6件、スロバキア・ドイツ・オーストリア・ベルギー5件、ポーランド4件、クロアチア・フランス各3件、アルバニア・スロベニア・スイス各2件、ボスニア・ヘルツェゴビナとチェコ・北マケドニア各1件の計18か国、94件。
アクセス方法/行き方
【ドイツ】ハイニヒ国立公園は別世界遺産のあるアイゼナハ(フランクフルトから電車ICE1.8時間)からヴァンダーブス/Wanderbusに乗車。リューゲン島にあるヤスムント国立公園は別世界遺産シュトラールズントから鉄道でザスニッツへ行きバス20分で入口ケーニヒスシュトゥール到着。グルムジンの森はベルリン北東60kmのアルトキュンケンドルフからレンタサイクル等で。
【ポーランド】ビェシュチャディ国立公園の拠点の町ブジェギ・グルネ/Brzegi Górneへ、クラクフ Dworzec Autobusowy MDAからFlexBusで5.6時間。
【スペイン】のブナ林は基本的に予約が必要。マドリード近郊のテネラ・ネグラ、モンテホや、レオン近郊のクエスタ・フリーア、カナル・デ・アソティンが行きやすそう(バスは未確認)。
【スイス】ロダーノ渓谷(ロカルノからバスで)ではトレッキングあり。
【オーストリア】カルカルペン国立公園、デュレンシュタイン山とも有名観光地ではないので最寄り町からタクシー等で。
【ベルギー】ブリュッセルのソワーニュの森の5ヶ所が登録されてます。バス等で行けそうだが入場可能かは不明。カンブルの森、テルビューレン公園は範囲外。
【クロアチア】北部ヴェレビト国立公園へは、リエカ⇒スヴェトメ・ジュルジャ/Sveti Jurajへバス1.8時間⇒そこから16kmはタクシーで。パクレニツァ国立公園へは、サダル⇒Starigrad Paklenicaへバス1.5時間。
【スロベニア】スネジュニク公園、クロカルとも車かツアーでないと行きにくい。
【ボスニア・ヘルツェゴビナ】プリヴァ、ヤニおよびヤニスケ・オトケ保護区の拠点ドニー・バクーフ/Donji Vakufへ、サラエボからJablanica等で乗り継いでバス4-6時間や、モスタルからバス3.6時間。そこからはツアーかタクシー。
【チェコ】イゼラ山脈に近い町はリベレツかヘイニツェ/Hejnice。ツアーか車で。
【アルバニア】ガシ川/Gashi River、ライツァ/Rrajcaと【北マケドニア】ドラボカ川/Dlaboka Reka は近くに大きな町がないので車必須。
【スロバキア】ポロロニ国立公園へは、コシツェから電車2.5時間のStakcin下車後、ハヴェショヴァー自然保護区までの約8kmをタクシー等で。
【ブルガリア】中央バルカン国立公園の拠点の町ソポト/Sopotへは、ソフィア⇒カルロヴォ/Karlovoへ電車2.4時間⇒ソポトにバス10分。園内へはタクシー等で。
【ルーマニア】12か所に点在してて拠点の町もあるが、ブナ林の場所と行き方は不明。
【ウクライナ】公共交通は不明。リヴィウからバス3.5時間のコロミヤから方面バスありそう。ルーマニア、ハンガリーからの方が近い。
英語名
Ancient and Primeval Beech Forests of the Carpathians and Other Regions of Europe
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
ベルリンのモダニズム集合住宅群
世界遺産の概要
「ベルリンのモダニズム集合住宅群」(近代集合住宅群)は、1913年以降に主に公的に建てられた集合住宅です。設計に関わったのはバウハウス初代校長ヴァルター・グロピウス等で、後の集合住宅にも影響を与えたことが評価されました。構成資産6件は、ガルテンシュタット・ファルケンベルク、ジードルング・シラーパルク、ヴォーンシュタット・カール・レギーン、ヴァイセ・シュタット、グロースジードルング・ジーメンスシュタット、グロースジードルング・ブリッツ。
アクセス方法/行き方
全てベルリン市内。ガルテンシュタット…はSのGrunau下車。ジードルング…はUのRehberge下車。ヴォーンシュタット…はSのPrenzlauer Allee下車。ヴァイセ…はUのParacelsus Bad下車。グロースジードルング・ジーメ…はUのSiemensdamm下車。グロースジードルング・ブリッツ…はUのBlaschkoallee下車
英語名
Berlin Modernism Housing Estates
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
ワッデン海
世界遺産の概要
オランダからドイツ北部、デンマークの3カ国にまたがる「ワッデン海/ヴァッテン海」は、全長500kmにおよぶ干潟のことで、陸とつながる一部の島も含みます。恵まれた自然のおかげで、豊かな動物・野鳥・植物が生息しています。
アクセス方法/行き方
【ドイツ】ハンブルク⇒ヒューズムかクックスハーフェン/Cuxhavenへ2時間(またはブレーマーハーフェン⇒クックスハーフェンへ私鉄EVBで50分)⇒ドゥーネン/Duhnen Mitteへ1007番バスで25分。ビーチ沿いやフェリー乗り場でアザラシツアー等あり。
【オランダ】アムステルダム中央駅⇒Leeuwardenへ電車2.5時間⇒ホルウェルトにバス66や166で35分⇒アーメラント島へフェリー20-45分。近くの町ウィールム等からwodlopen干潟歩きツアーあり。要予約。ワッデン海を歩くツアーありのテッセル島へは、アムステルダムから電車1.4時間のデン・ヘルダー下車後、バス33番でフェリー乗り場へ行きフェリー20分。
【デンマーク】ダゲビュルから島へ渡ったり、エスビアウ周辺など。
英語名
Wadden Sea
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
アルフェルトのファグス工場
世界遺産の概要
ドイツ・ニーダーザクセン州の「アルフェルトのファグス工場」は、初期モダニズム建築の靴工場です。オーナーのカール・ベンシャイトが発想し、バウハウスの建築家ヴァルター・グロピウスとアドルフ・マイヤーが設計して1925年に完成。現在も稼働中だが展示館は見学可能。
アクセス方法/行き方
ハノーファーから私鉄ME35分。
英語名
Fagus Factory in Alfeld
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
アルプス山系の先史時代杭上住居跡群
世界遺産の概要
アルプス山脈周辺の先史時代の杭上住居群は、紀元前5000年頃から前500年頃までに建設された杭上住居が対象。スイス56件、イタリア19件、ドイツ18件、フランス11件、オーストリア5件、スロベニア2件、の6か国111件で構成されてます。
アクセス方法/行き方
【フランス】水中の杭のみで見えない、ブルジェ湖、アヌシー湖、レマン湖など。
【イタリア】ガルダ湖畔からバス30分でレドロ湖杭上家屋群博物館など。
【ドイツ】ボーデン湖畔のウンターウールディンゲン先史住居跡群はコンスタンツから船かバスで。シュタルンベルク湖のローゼン島の居跡群はミュンヘン中央駅から電車30分のPossenhofenから徒歩と船で。
【スイス】ラテニウム考古学博物館へはヌーシャテル湖駅(ジュネーヴやベルンから1時間)から大学へケーブカーか歩き、マリン行きバス101番でラテニウム下車か、地方鉄道のSaint-Blaise-Lac駅から徒歩20分。
【オーストリア】アッテーゼ湖に杭や博物館あり。モントゼー湖に博物館あり。
【スロベニア】イグの住居跡/Kolišča na Igu južna skupinaへは、リュブリャナから191番バスで25分の町イグ下車後、徒歩15分/1.6km。市内のスロベニア民俗博物館で杭上住居群に関する展示あり。
英語名
Prehistoric pile dwellings around the Alps
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
バイロイト辺境伯のオペラハウス
世界遺産の概要
ドイツ・バイエルン州の「バイロイト辺境伯のオペラハウス」は、18世紀建設の最も美しいバロック様式の歌劇場です。辺境伯フリードリヒ3世の妻となった、プロイセンのフリードリヒ大王の姉ヴィルヘルミーネの希望で1748年に歌劇場は完成。リヒャルト・ワーグナーが影響を受け、同じ地に歌劇場を建設。
アクセス方法/行き方
ニュルンベルク⇒バイロイトへRE快速1時間
英語名
Margravial Opera House Bayreuth
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
ヴィルヘルムスヘ−エ城公園
世界遺産の概要
ヘッセン州カッセルの「ベルクパルク・ヴィルヘルムスヘ−エ」は、1700年頃にヘッセン=カッセル方伯カールがバロック庭園として建設した世界最大規模の水の庭園です。18-19世紀に一部をイギリス式の風景庭園に。絵画館、城、温泉施設もあります。夏の週2-3回開催の午後の水パレードでは、ヘラクレス像から始まる数種の滝や水道橋や噴水ショーを楽しめます。
アクセス方法/行き方
フランクフルト⇒カッセル・ヴィルヘルムスヘーエ駅へICE特急1.5時間。ゲッティンゲンからは20分。駅から公園へ1番市電でWilhelmshöhe。そこからヘラクレス入口へは4番市電の終点で22バスに乗換え。水の芸術祭開催日のみ23番バスあり
英語名
Bergpark Wilhelmshöhe
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
コルヴァイのカロリング朝ヴェストヴェルクとキウィタス
世界遺産の概要
ノルトライン=ヴェストファーレン州ヘクスターのコルヴァイ修道院は、フランク王国カール大帝のカロリング朝で8-10世紀に創建された重要な旧修道院です。ヴェストヴェルク=西建造物の塔を持つ構造は、その後の境界建築に影響を与えました。周辺にあったキウィタス=集落跡も登録されてます。
アクセス方法/行き方
ゲッティンゲン(フランクフルトからICE1.7時間)⇒Hoxer-Rahausへ普通電車1.5-2時間(乗換あり)⇒徒歩2.3km
英語名
Carolingian Westwork and Civitas Corvey
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
ハンブルクの倉庫街とチリハウスを含む商館街
世界遺産の概要
ハンザ同盟の主要都市だったハンブルクが、国際商業都市として栄えた19-20世紀初頭の赤レンガ倉庫街や商館街が世界遺産に登録されてます。1924年に完成の建築家フリッツ・ヘーガーによる表現主義建築の傑作商館チリハウスも含まれます。
アクセス方法/行き方
ベルリン⇒ハンブルクへICE特急1.8時間⇒駅から倉庫街へ2.2km(徒歩かU3のBaumwall駅)、チリハウスへ1km(徒歩かUのMeβberg駅)
英語名
Speicherstadt and Kontorhaus District with Chilehaus
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
ル・コルビュジエの建築作品‐近代建築運動への顕著な貢献
世界遺産の概要
20世紀の近代建築運動に大きな影響をおよぼしたスイス出身の建築家ル・コルビュジエの作品群として世界遺産に登録。日本では東京都 上野の国立西洋美術館が該当。ル・コルビュジエは近代建築三大巨匠の1人(他、フランク・ロイド・ライト、ミース・ファン・デル・ローエ)。フランス10件、スイス2件、他1件ずつ、計7カ国17物件。
アクセス方法/行き方
【日本】国立西洋美術館は東京の上野駅から徒歩で。
【フランス】サヴォワ邸はパリメトロA5線Poissyから徒歩20分、ユニテ・ダビタシオンはマルセイユのメトロ2号線Rond Point du Pradoから21,22番バスでLe Corbusier下車、フィルミニはリヨン駅⇒Firminy駅へTER1.5時間⇒徒歩15分、ラ・トゥーレット修道院はリヨン駅⇒L'Arbresie駅へTER30分⇒坂道30分、ロンシャンのノートルダム・デュ・オー礼拝堂はブザンソン等⇒ヴズール/Vesoul⇒ロンシャンへ国鉄バス2-3時間⇒礼拝堂へ坂道2km、カップマルタンはニース⇒CapMartin駅へTER30分⇒要予約のガイドツアー。
【ドイツ】ヴァイセンホフ・ジードルングは、フランクルトかミュンヘン⇒シュトゥットガルトへ電車1.5-2.5時間⇒Killesberg駅へ市電U5(44番バスでも可)、そこから徒歩10分。
【スイス】レマン湖畔の小さな家へはヴヴェイ駅(ローザンヌから20分か、ジュネーヴから1時間)から1.3km/徒歩20分。スイスのイムーブル・クラルテはジュネーヴ市内。
【ベルギー】アントワープのギエット邸はメトロ2,6番のOlympiade下車。
【アルゼンチンのクルチェット邸】ラ・プラタには、ブエノスアイレスのレティーロ地区バスターミナル外から195番バスで1時間。
英語名
The Architectural Work of Le Corbusier, an Outstanding Contribution to the Modern Movement
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
ジュヴェービッシュ・ユラの洞窟群と氷河期の芸術
世界遺産の概要
南ドイツの2つの谷ローネタールとアッハタールにある「シュヴァーベンジュラの洞窟群」は、最終氷期の約43000年前-33000年前の人類が住居とした洞窟が登録。オーリニャック文化に属する、女性・動物の彫像や楽器や装飾物などが出土。対象の6洞窟は、アッハタール(ガイセンクレステルレ洞窟、ジルゲンシュタイン洞窟、ホーレ・フェルス洞窟)、ローネタール(ボクシュタイン洞窟、ホーレンシュタイン=シュターデル、フォーゲルヘルト洞窟)。
アクセス方法/行き方
拠点の町はウルム/Ulm(別世界遺産アウクスブルクから電車50分)。アッハタールの3洞窟は、ウルム⇒ブラウボイレン/Blaubeurenへ電車15分、そこから各洞窟へ1.5km、逆はSchelklingen駅から。ローネタールの3洞窟は、ウルム⇒ニーダーシュトツィンゲン/Niederstotzingenへ電車20分、そこからレンタサイクル(要調査。バスは不明)
英語名
Caves and Ice Age Art in the Swabian Jura
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
ヘーゼビューとダーネヴィアケの国境の考古学的景観
世界遺産の概要
ドイツのシュレースヴィヒ=ホルシュタイン州の「ヘーゼビューとダーネヴィアケの国境の考古学的景観」は、8-11世紀のヴァイキング時代に栄えた町ヘーゼビュー(デンマーク語。ドイツ語でハイタブ)と、北欧と西欧を分けた境界土塁遺跡ダーネヴィアケです。構成資産22件は、ヘーゼビュー(町は復元)と土塁や境界遺跡群です。
アクセス方法/行き方
ハンブルク⇒シュレスヴィヒ駅/Schleswigへ電車かバス乗り継いで2.5-3.5時間
英語名
Archaeological Border complex of Hedeby and the Danevirke
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
ナウムブルク大聖堂
世界遺産の概要
ドイツ東部ザクセン=アンハルト州の「ナウムブルク大聖堂」は、11-13世紀に建設・増築されたロマネスク様式の聖堂です。最古部分の地下祭室クリプタは1170-1180年頃。西の内陣の12体の寄進者像のうち「ウタとエッケハルト」「レグリンディスとヘルマン」はドイツゴシック彫刻の代表作です。
アクセス方法/行き方
ベルリン⇒ライプツィヒへRE快速等2.5時間⇒ナウムブルクへRE快速40分
英語名
Naumburg Cathedral
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
アウクスブルクの水管理システム
世界遺産の概要
ドイツ・バイエルン州の「アウクスブルク水管理システム」は、様々な技術を用いた水利用システムが残されており世界遺産に登録されました。構成資産22件には、運河、給水塔、水道、噴水、水力発電所などが含まれます。
アクセス方法/行き方
ミュンヘンからICE特急30分
英語名
Water Management System of Augsburg
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
エルツ山地/クルシュネホリ鉱業地域
世界遺産の概要
ドイツ・ザクセン州やチェコにまたがるエルツ山地(チェコ語でクルスナホリ)は、貴重な鉱物資源の産地として栄えました。12世紀にフライベルクで銀鉱が発見されて以降、すず、鉛、ウラン等を採掘。構成資産22件(ドイツ17件)には、鉱山、採掘施設、発電所、鉄道などが含まれます。
アクセス方法/行き方
ドイツのフライベルクはドレスデンからRE快速35分
英語名
Erzgebirge/Krušnohoří Mining Region
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
ヨーロッパの大温泉保養地群
世界遺産の概要
ヨーロッパの大温泉保養都市群は、18-20世紀初頭に天然鉱泉を中心に栄えた温泉都市として世界遺産に登録されました。ドイツ、チェコが3件ずつ、オーストリア、ベルギー、フランス、イタリア、イギリスが1件ずつの計11件です。
アクセス方法/行き方
【ドイツ】【バートキッシンゲン】ヴュルツブルクからRE快速50分【バートエムス】コブレンツから電車25分【バーデンバーデン】フランクフルトからICE特急1.5時間。
【チェコ】【カルロヴィ・ヴァリ】プラハからバス2.3時間か電車3.3時間【マリアーンスケー・ラーズニェ】プラハから電車2.5時間や、カルロヴィ・ヴァリからローカル電車で1.5時間【フランティシュコヴィ・ラーズニェ】プラハからバス3.5時間や、カルロヴィ・ヴァリからバス1.2時間。マリアーン…からは行きづらい。
【イギリス】バース市内
【フランス】ヴィシー市内
【オーストリア】バーデン・バイ・ウィーンには、ウィーン中央駅から電車30分や、地下鉄S3で50分や、街中の路面電車WLBやバスで40分
【ベルギー】スパ市内。ブリュッセルから乗換ありでIC2.2時間
英語名
The Great Spa Towns of Europe
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
ローマ帝国の国境線 ドナウ川のリーメス(西側部分)
世界遺産の概要
ローマ帝国の国境線=リメスは3つの世界遺産がありますが、そのうちドナウ川に沿って築かれた約600kmにも及ぶ西部境界線としては、見張り塔や要塞など資産77件が世界遺産に登録されてます。ドイツではレーゲンスブルク、パッサウ、オーストリアではウィーンやカルヌントゥムが観光しやすいです。
アクセス方法/行き方
【ドイツ】ニュルンベルク⇒レーゲンスブルクへICE特急55分⇒パッサウへ55分。またはミュンヘン⇒レーゲンスブルクへRE快速か私鉄Alex1.5時間。
【オーストリア】ウィーンにはミヒャエルプラッツ広場のローマ遺跡とホーアー・マルクトのローマ博物館。カルヌントゥム、マウテルン、トライスマウアー、エンス周辺にいくつも遺跡あり。
【スロバキア】【ルソフセ/Rusovceのローマ駐屯地遺跡ゲルラタ/Gerulata】プラチスラバのBratislava, Hodžovo námから83,84,93,94番バスでDvoryかAupark下車後、91,191番バスでVývojová下車後すぐ。バス時間は計20分。【イジャ/Ižaのローマの城/駐屯地ケレマンティア/Kelemantia】プラチスラバから電車2-2.5時間のRévkomárom下車後、徒歩2.5km。
英語名
Frontiers of the Roman Empire – The Danube Limes
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
ローマ帝国の国境線 ゲルマニア・インフェリオル/低地ドイツのリーメス
世界遺産の概要
ローマ帝国の国境線=リメスは3つの世界遺産がありますが、そのうちライン川沿いの約400kmに及ぶ低地ドイツ境界線として、見張り塔や要塞やローマ遺跡など資産102件が世界遺産に登録されてます。多くは地中だが、ドイツのクサンテンには復元遺跡があります。
アクセス方法/行き方
【ドイツ】クサンテン(デュッセルドルフから電車1.5時間)に復元遺跡。ケルン、ボン等にも遺構あり。
【オランダ】ユトレヒト、ライデン周辺の遺跡は行きやすい。
英語名
Frontiers of the Roman Empire - The Lower German Limes
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
シュパイアー、ヴォルムス、マインツのユダヤ人コミュニティの遺産群
世界遺産の概要
シュパイアー、ヴォルムス、マインツ(ShUMは3都市のユダヤ頭文字)のユダヤ共同体遺跡群は、11-14世紀の建築物と2つの墓地が登録されてます。シュパイアーのユダヤ人裁判所/ユーデンホフ、ヴォルムスのシナゴーグ地区、ヴォルムスとマインツの旧ユダヤ人墓地です。
アクセス方法/行き方
シュパイヤーはハイデルベルクから電車S3で45分。フランクフルト⇒マインツへ電車40分⇒ヴォルムスへRE快速30分
英語名
ShUM Sites of Speyer, Worms and Mainz
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
ダルムシュタットのマチルダの丘
世界遺産の概要
ドイツ中西部ヘッセン州の「ダルムシュタットのマチルダの丘」は、ヘッセン・ダルムシュタット大公国の首都の丘に、最後の大公エルンスト・ルードヴィヒが1900年前後に作った芸術家村です。4度の国際展示会も開催し、今も先鋭的な建築物等が残されてます。構成資産は23件。
アクセス方法/行き方
フランクフルト⇒ダルムシュタットへ各種電車20分。別世界遺産メッセルビットを先に行くのが効率的
英語名
Mathildenhöhe Darmstadt
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
モラヴィア教会の集落群
世界遺産の概要
デンマーク西のユトランド半島の東部の町クリスチャンフェルドは、1773年にルター派プロテスタントのモラヴィア教会/兄弟団が設計・建設した計画都市です。補助金や免税で支援した当時のデンマーク王クリスチャン7世にちなみ命名されました。現在もモラヴィア教会を中心に自立運営されています。
アクセス方法/行き方
コペンハーゲン⇒コリングに乗換えありで電車IC2.5時間⇒クリスチャンヘルトにバス134番,900X番などで30分。
英語名
Moravian Church Settlements
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
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