2025年リトアニア世界遺産全5件と候補一覧/アクセス行き方/地図・写真・動画
リトアニアの世界遺産全5件と暫定候補一覧を掲載。アクセス難易度・地図・動画・写真・登録年・種類別も紹介。各国や日本の世界遺産一覧もあり。リトアニア旅行ルートもご参考に!
リトアニアの世界遺産一覧
Lithuania(首都: ビリニュス)表の説明
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観光済:管理人が訪問(他国含む構成資産1件以上でカウント)
ラベル
写真下:区分と登録年
写真右上:アクセス難易度(管理人判断)
A:全か所へ主要都市から公共交通か簡易ツアーで可
B:一部へ公共交通か短時間の車などで可
C:全か所へ容易に行けずツアーか車などが必須
D:観光は禁止か、訪問は困難
写真出典:@以外は管理人が撮影。@wiki CC BY3.0
隣国の世界遺産: ロシア、ベラルーシ、エストニア、ラトビア、ポーランド、フィンランド、スウェーデン
リトアニアの世界遺産の詳細データ
以下は上表で旅行記の記載がない世界遺産のみ。
ヴィルニュスの歴史地区Vilnius Historic Centre
1994年登録。文化遺産
属性: #歴史的な町村
世界遺産の概要 wiki
リトアニア南東部の首都ヴィルニュスの歴史地区は、13-14世紀にゲディミナス大公がリトアニア大公国の首都として以降、東西貿易で発展した町です。ポーランド、ドイツ、ソ連の支配下で衰退したが、ソ連から独立後は首都として再興されました。

アクセス方法/行き方 難易度:A(容易)
バスは、ラトビアのリーガから4時間や、エストニアのタリンから8-9時間や、ポーランドのワルシャワから8時間。電車は、ロシアのモスクワから14時間だがベラルーシ経由でトランジットビザが必要。
登録理由(登録基準10のうち)Unesco(英語)
クルシュー砂州Curonian Spit
2000年登録。文化遺産
全2か国登録。他国: ロシア
属性: #文化的景観 #砂漠 #海・島
世界遺産の概要 wiki
リトアニア西部とロシアのカニングラード州にまたがる「クルシュー砂州/ネリンガ」は、氷河期の終わりに残された氷堆石=モレーンの島々が砂でつながり、約5000年前に形成された細長い砂州です。

アクセス方法/行き方 難易度:B(一部は容易)
【リトアニア側】ヴィリニュスやリーガ⇒クライペダにバス4-5時間⇒クルシュ海の対岸スミルティネ(ここも世界遺産エリア内)に船付場から船5分⇒ニダにバス1時間。夏のみヴィリニュス、カウナスからニダに直通バスあり。 【ロシア側】カリーニングラードには、モスクワやサンクトペテルブルクからは飛行機のみ(陸路つながってないため)。近隣のリトアニア、ポーランド、ドイツ等から国際バスあり。カリーニングラードから593番バスで直接砂州へ行くか、南駅から快速電車ラストチカ等で45分のゼレノグラーツクへ行き、駅前からバス210,593,596番などで砂州のモルスコエまで1時間。終点の少し手前のヴィソータ・エファでは砂州を一望できるスポットあり。
登録理由(登録基準10のうち)Unesco(英語)
ケルナヴェ考古遺跡(文化保護区)Kernavė Archaeological Site (Cultural Reserve of Kernavė)
2004年登録。文化遺産
属性: #遺跡 #文化的景観
世界遺産の概要 wiki
リトアニア中部のケルナヴェ古代遺跡・文化保護区は、リトアニア大公国の首都だったが、1279年にドイツ騎士団に包囲され、1390年に大襲撃を受けて廃墟となり遺跡として残されています。土に埋まってたので損壊せず「リトアニアのトロイ」とも呼ばれます。

アクセス方法/行き方 難易度:A(容易)
ヴィリニュスのバスターミナルの青10,11番乗り場からバス50分。
登録理由(登録基準10のうち)Unesco(英語)
シュトゥルーヴェの測地弧/三角点アーチ観測地点群Struve Geodetic Arc
2005年登録。文化遺産
全10か国登録。他国: ロシア、ベラルーシ、エストニア、ラトビア、モルドバ、ウクライナ、フィンランド、ノルウェー、スウェーデン
属性: #天文遺産
世界遺産の概要 wiki
ノルウェーからウクライナの10カ国にまたがる「シュトゥルーヴェの三角点アーチ観測地点群」は、1816-1855年にドイツ出身のロシア天文学者フリードリヒ・フォン・シュトルーヴェが、子午線弧を測るために設置した三角測量地点群です。この測定で地球の大きさ等が判明しました。構成資産は10か国34地点。ほとんどが岩などだが、北端ハルメンフェスト、南端スタラ・ネクラシウカ、タルトゥ旧天文台、アラトルニオ教会などには建物や記念塔が残されてます。

アクセス方法/行き方 難易度:B(一部は容易)
【エストニア】タルトゥ旧天文台へは、タリンから電車かバスで2.5時間。 【ノルウェー】北端のハンメルフェストのFuglenes測地点の記念碑へは、ハンメルフェスト空港(ヨーロッパ各都市から飛行機で)から徒歩20分/1.7km。町からは130番バス等で10分。別世界遺産のある町アルタからハンメルフェストへは空港近くのAlta hurtigbåtterminalから船で1.7時間。 【フィンランド】アラトルニオ教会には、ヘルシンキ⇒オウル/Ouluへ電車ICで6時間⇒Kaupungintaloへバス2.3時間⇒徒歩2分。 【リトアニア】メシュコニース/Meškonysへは、ヴィリニュス Vinco Kudirkos aikštė⇒Pramogų arenaへ1G,6,53番バスで15分⇒Meškonysへ132番バスで45分。 【ウクライナ】南端記念碑スタラ・ネクラシウカへの公共交通は不明。オデッサから190km、ルーマニアからの方が近い。 【モルドバ】北部の村にルディ測量点。公共交通あるかは不明。 【スウェーデン】【ラトビア】観光向きな地点なし。 【ベラルーシ】ミンスクからジャビンカ乗換の電車で計7時間でYanov-Polesskij(Ivanava)着。そこを拠点にタクシー等でシェコツク、オソニッツァを回れる。
登録理由(登録基準10のうち)Unesco(英語)
モダニズム都市カウナス:楽観主義建築(1919-1939年)Modernist Kaunas: Architecture of Optimism, 1919-1939
2023年登録。文化遺産
属性: #歴史的な町村 #近代建築
世界遺産の概要 wiki
リトアニア中部のカウナスは、第一次世界大戦と第二次世界大戦の間、臨時首都となり急激に近代都市/モダニズム都市へと変化しました。行政中心地であるナウヤミエスティス(新市街)と田園都市の住宅地ジャリャカルニス(緑の丘)の2地域から構成されます。

アクセス方法/行き方 難易度:A(容易)
ヴィリニュスから電車かバスで1.5時間。