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2024年スロバキア世界遺産全8件と候補一覧/行き方と地図/動画・写真・評価

スロバキアの世界遺産全8件と暫定候補一覧を掲載。アクセス難易度・地図・動画・写真・評価・登録年・種類別も紹介。各国や日本の世界遺産一覧もあり。

国旗・英名スロバキアの国旗Slovakia
首都・主都ブラチスラバ
出典・参考
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LonelyPlanet
世界遺産数8(3訪問 38%)
(訪問=他国含め構成資産1件以上でカウント)
  • 世界文化遺産
    6
  • 世界自然遺産
    2
  • 世界複合遺産
    0
アクセス
難易度
公共交通で可:8件 (100%)
世界遺産
次の登録
2025年7月(世界遺産候補一覧
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スロバキアの国旗スロバキアの世界遺産一覧

表の説明

写真の
右上:平均評価
右下:区分と、最初の(国の)登録年
左下:アクセス難易度(私の感覚)
 A:全か所へ主要都市から公共交通か簡易ツアーで可
 B:一部へ公共交通か短時間の車などで可
 C:全か所へ容易に行けずツアーか車などが必須
 D:観光は禁止か、行くのが困難
小画像@⇒出典:wiki CC BY3.0。@以外の写真は全て私が撮影。

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スロヴァキアの暫定世界遺産一覧(候補)

ユネスコのスロヴァキア暫定世界遺産リスト(次回の世界遺産一覧)です。リンク先は英語。()内はユネスコ記載年。

スロバキアの世界遺産の詳細データ

バンスカー・シュティアヴニツァ歴史都市と近隣の工業建築物群

世界遺産の概要

スロバキア中部の町バンスカー・シュティアヴニツァ歴史都市は、15世紀のハンガリー王国で最も重要な鉱山の町でした。最盛期の18世紀には、マリア・テレジアがヨーロッパ初の鉱山学校を設立。オスマン帝国に備えての新旧の城が特徴的だが、20世紀には産出量が減り衰退しました。

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アクセス方法/行き方

ブラチスラバ⇒バンスカー・シュティアヴニツァにバス3.5時間。電車は複数回の乗換えが必要。

英語名

Historic Town of Banská Štiavnica and the Technical Monuments in its Vicinity

登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ

レヴォチャ歴史地区、スピシュスキー城及びその関連する文化財

世界遺産の概要

スロバキア中東部のスピシュスキー城は、1209年にタタール人(モンゴル人)に備えてロマネスク様式で建造された城塞です。その後、ゴシック様式、ルネサンス様式、バロック様式で増改築されたが、1780年の火災で廃墟となりました。近くの町スピシュスケー・ポドフラジエ、スピシュスカー・カピトゥラ、ジェフラ/ジェヘラと、レヴォチャ歴史地区と名工パヴォルによる聖ヤコブ教区聖堂なども含めて世界遺産に登録されました。

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アクセス方法/行き方

レヴォチャには、コシチェ/Košiceからバスで1.6時間。ブラチスラバからは電車で3.5時間のPoprad-Tatry下車後、バスで30分など。スピシュ城のあるスピシュスケー・ポドフラディエには、レヴォチャからバス20分や、コシチェからバス1.5時間。

英語名

Levoča, Spišský Hrad and the Associated Cultural Monuments

登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ

ヴルコリニェツ

世界遺産の概要

スロバキア中部の村ヴルコリニェツ/ヴルコリネツは、標高約700mの場所にある、スロバキアの伝統的な農家建築が立ち並ぶ集落です。石の土台上の木造建築が特徴。観光村ではないので写真撮影などは慎重に。定住人口は減少傾向で村の維持が大きな課題です。

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アクセス方法/行き方

ブラチスラバ⇒バンスカー・ビストリツァに電車かバスで3-4時間(コシチェからはバス3.8時間)⇒リュジョンベロクにバス1-1.5時間⇒ヴルコリネツに朝夕1便ずつのバスで25分。それ以外のミニバスで途中まで行き歩くのもありだがクマ注意。観光案内所で要確認。

英語名

Vlkolínec

登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ

アグテレック・カルストとスロバキア・カルストの洞窟群

世界遺産の概要

ハンガリー北部「アグテレック・カルスト」からスロバキア南部「スロバキア・カルスト」につながる洞窟群は、典型的なカルスト地形で700以上の洞窟・鍾乳洞があります。構成資産は23の洞窟群で、特にハンガリーのバラドラ洞窟が有名で、スロバキア側はドミニカ/ドミツァ洞窟と呼ばれます。

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アクセス方法/行き方

【ハンガリー】ブダペストからは、シュタディオンバスターミナルから1日1-2便のバスで4.5時間か、ミシュコルツ等での乗換え便もあり。電車はジョーシュヴァフ・アッグテレク駅からバス40分だが便はかなり少ない。アッグテレクバスターミナルから洞窟へは徒歩300m。

【スロバキア】ドブシンスカ氷穴へは、ポプラド・タトリ/Poprad Tatry(プラチスラバから電車4-4.5時間か、コシツェから電車1-2時間やバス1.5-3時間か、レヴォチャからバス1時間)⇒Stratena Dobsinska Lad Jaskynaへバス1時間。

英語名

Caves of Aggtelek Karst and Slovak Karst

登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ

バルデヨフ市街保護区

世界遺産の概要

スロバキア北東部の町「バルデヨフ市街保護区」は、13世紀に聖アエギディウス大聖堂が、14-15世紀に城壁や砦がが築かれ、古くから温泉保養地としても有名な町です。ポーランドやハンガリーとの交易で栄えたが、16世紀以降は衰退しました。

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アクセス方法/行き方

コシツェ/Košice⇒バルデヨフに電車かバスで1.5-2時間。

英語名

Bardejov Town Conservation Reserve

登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ

カルパチア山脈とヨーロッパ地域の古代及び原生ブナ林

世界遺産の概要

当初、東カルパティア山脈に残るヨーロッパブナの原生林が、樹齢、種類の多様さ、木々の大きさ、範囲の広さなどの点で突出した価値を持つとして世界遺産に登録。その後、ウクライナ15件、イタリア13件、ルーマニア12件、ブルガリア9件、スペイン6件、スロバキア・ドイツ・オーストリア・ベルギー5件、ポーランド4件、クロアチア・フランス各3件、アルバニア・スロベニア・スイス各2件、ボスニア・ヘルツェゴビナとチェコ・北マケドニア各1件の計18か国、94件。

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アクセス方法/行き方

【ドイツ】ハイニヒ国立公園は別世界遺産のあるアイゼナハ(フランクフルトから電車ICE1.8時間)からヴァンダーブス/Wanderbusに乗車。リューゲン島にあるヤスムント国立公園は別世界遺産シュトラールズントから鉄道でザスニッツへ行きバス20分で入口ケーニヒスシュトゥール到着。グルムジンの森はベルリン北東60kmのアルトキュンケンドルフからレンタサイクル等で。

【ポーランド】ビェシュチャディ国立公園の拠点の町ブジェギ・グルネ/Brzegi Górneへ、クラクフ Dworzec Autobusowy MDAからFlexBusで5.6時間。

【スペイン】のブナ林は基本的に予約が必要。マドリード近郊のテネラ・ネグラ、モンテホや、レオン近郊のクエスタ・フリーア、カナル・デ・アソティンが行きやすそう(バスは未確認)。

【スイス】ロダーノ渓谷(ロカルノからバスで)ではトレッキングあり。

【オーストリア】カルカルペン国立公園、デュレンシュタイン山とも有名観光地ではないので最寄り町からタクシー等で。

【ベルギー】ブリュッセルのソワーニュの森の5ヶ所が登録されてます。バス等で行けそうだが入場可能かは不明。カンブルの森、テルビューレン公園は範囲外。

【クロアチア】北部ヴェレビト国立公園へは、リエカ⇒スヴェトメ・ジュルジャ/Sveti Jurajへバス1.8時間⇒そこから16kmはタクシーで。パクレニツァ国立公園へは、サダル⇒Starigrad Paklenicaへバス1.5時間。

【スロベニア】スネジュニク公園、クロカルとも車かツアーでないと行きにくい。

【ボスニア・ヘルツェゴビナ】プリヴァ、ヤニおよびヤニスケ・オトケ保護区の拠点ドニー・バクーフ/Donji Vakufへ、サラエボからJablanica等で乗り継いでバス4-6時間や、モスタルからバス3.6時間。そこからはツアーかタクシー。

【チェコ】イゼラ山脈に近い町はリベレツかヘイニツェ/Hejnice。ツアーか車で。

【アルバニア】ガシ川/Gashi River、ライツァ/Rrajcaと【北マケドニア】ドラボカ川/Dlaboka Reka は近くに大きな町がないので車必須。

【スロバキア】ポロロニ国立公園へは、コシツェから電車2.5時間のStakcin下車後、ハヴェショヴァー自然保護区までの約8kmをタクシー等で。

【ブルガリア】中央バルカン国立公園の拠点の町ソポト/Sopotへは、ソフィア⇒カルロヴォ/Karlovoへ電車2.4時間⇒ソポトにバス10分。園内へはタクシー等で。

【ルーマニア】12か所に点在してて拠点の町もあるが、ブナ林の場所と行き方は不明。

【ウクライナ】公共交通は不明。リヴィウからバス3.5時間のコロミヤから方面バスありそう。ルーマニア、ハンガリーからの方が近い。

英語名

Ancient and Primeval Beech Forests of the Carpathians and Other Regions of Europe

登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ

カルパチア山地のスロバキア地域の木造教会群

世界遺産の概要

スロバキアに点在する「カルパチア山地のスロバキア地域の木造教会群」は、ローマ、ビザンツ、スラブ文化が混在したスロバキアに、16-18世紀に建造された様々な宗派の木造建築教会群です。構成資産9件は、ローマ・カトリック教会2件、プロテスタント教会3件 鐘楼1件、東方正教会3件。

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アクセス方法/行き方

【アシス教会】コシツェ/Košice⇒バルデヨフに電車かバスで1.5-2時間⇒ヘルヴァルトフにバス20分。【ラドミローヴァー】【ボドルジャル】とセットでタクシーもあり。

【ケジュマロク教会】ケジュマロク駅から徒歩10分。

【フロンセク教会】バンスカー・ビストリツァかズヴォレンからスリアチュ空港へ行くバスで途中下車して徒歩か車で。

【レシュティニ】【トゥヴルドシーン】はBanská BystricaからポーランドのクラクフへのFlexBus等でDolny Kubinへ行き、そこからタクシー等で。

【ルスカー・ビストラー】は情報不足。レンタカーが安心。

英語名

Wooden Churches of the Slovak part of the Carpathian Mountain Area

登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ

ローマ帝国の国境線 ドナウ川のリーメス(西側部分)

世界遺産の概要

ローマ帝国の国境線=リメスは3つの世界遺産がありますが、そのうちドナウ川に沿って築かれた約600kmにも及ぶ西部境界線としては、見張り塔や要塞など資産77件が世界遺産に登録されてます。ドイツではレーゲンスブルク、パッサウ、オーストリアではウィーンやカルヌントゥムが観光しやすいです。

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アクセス方法/行き方

【ドイツ】ニュルンベルク⇒レーゲンスブルクへICE特急55分⇒パッサウへ55分。またはミュンヘン⇒レーゲンスブルクへRE快速か私鉄Alex1.5時間。

【オーストリア】ウィーンにはミヒャエルプラッツ広場のローマ遺跡とホーアー・マルクトのローマ博物館。カルヌントゥム、マウテルン、トライスマウアー、エンス周辺にいくつも遺跡あり。

【スロバキア】【ルソフセ/Rusovceのローマ駐屯地遺跡ゲルラタ/Gerulata】プラチスラバのBratislava, Hodžovo námから83,84,93,94番バスでDvoryかAupark下車後、91,191番バスでVývojová下車後すぐ。バス時間は計20分。【イジャ/Ižaのローマの城/駐屯地ケレマンティア/Kelemantia】プラチスラバから電車2-2.5時間のRévkomárom下車後、徒歩2.5km。

英語名

Frontiers of the Roman Empire – The Danube Limes

登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ

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