2024年スロベニア世界遺産全5件と候補一覧/行き方と地図/動画・写真・評価
スロベニアの世界遺産全5件と暫定候補一覧を掲載。アクセス難易度・地図・動画・写真・評価・登録年・種類別も紹介。各国や日本の世界遺産一覧もあり。
国旗・英名 | Slovenia |
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首都・主都 | リュブリャナ |
出典・参考 (PR) | ・旅行ガイド(Kindle、楽天の価格) ・LonelyPlanet |
世界遺産数 | 全5件(1訪問 20%) (訪問=他国含め構成資産1件以上でカウント) |
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アクセス 難易度 | 公共交通で可:5件 (100%) |
世界遺産 次の登録 | 2025年7月(世界遺産候補一覧) |
現地情報 | [地図] [時差] [天気予報] [通貨・為替レート] |
周辺国の 世界遺産 | ヨーロッパ世界遺産一覧 |
スロベニアの世界遺産一覧
表の説明
写真の
右上:平均評価
右下:区分と、最初の(国の)登録年
左下:アクセス難易度(私の感覚)
A:全か所へ主要都市から公共交通か簡易ツアーで可
B:一部へ公共交通か短時間の車などで可
C:全か所へ容易に行けずツアーか車などが必須
D:観光は禁止か、行くのが困難
小画像@⇒出典:wiki CC BY3.0。@以外の写真は全て私が撮影。
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スロベニアの暫定世界遺産一覧(候補)
ユネスコのスロベニア暫定世界遺産リスト(次回の世界遺産一覧)です。リンク先は英語。()内はユネスコ記載年。
- The Walk of Peace from the Alps to the Adriatic – Heritage of the First World War (2016)
- Classical Karst (in Slovene language: Klasicni kras) (2015)
- Franja Partisan Hospital (2000)
- Fuzina Hills in Bohinj (1994)
スロベニアの世界遺産の詳細データ
シュコツィアン洞窟群
世界遺産の概要
スロベニア南西部の「シュコツィアン洞窟群」は、クラス/カルスト地方にある全長6kmの洞窟群で「カルスト」の語源にもなりました。中でもシュコツィヤン鍾乳洞の2kmはガイドツアーで見学可能です。約3億円前に形成され、紀元前3000-1700年には人が住んでた痕跡も見つかってます。
アクセス方法/行き方
拠点の町ディヴァチャ/Divacaへは、リュブリャナから電車で1.7時間や、コペルから電車かバスで45分。ディヴァチャ駅前から鍾乳洞のMatavunへ1日4便の無料バスあり。徒歩なら30分。
英語名
Škocjan Caves
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
アルプス山系の先史時代杭上住居跡群
世界遺産の概要
アルプス山脈周辺の先史時代の杭上住居群は、紀元前5000年頃から前500年頃までに建設された杭上住居が対象。スイス56件、イタリア19件、ドイツ18件、フランス11件、オーストリア5件、スロベニア2件、の6か国111件で構成されてます。
アクセス方法/行き方
【フランス】水中の杭のみで見えない、ブルジェ湖、アヌシー湖、レマン湖など。
【イタリア】ガルダ湖畔からバス30分でレドロ湖杭上家屋群博物館など。
【ドイツ】ボーデン湖畔のウンターウールディンゲン先史住居跡群はコンスタンツから船かバスで。シュタルンベルク湖のローゼン島の居跡群はミュンヘン中央駅から電車30分のPossenhofenから徒歩と船で。
【スイス】ラテニウム考古学博物館へはヌーシャテル湖駅(ジュネーヴやベルンから1時間)から大学へケーブカーか歩き、マリン行きバス101番でラテニウム下車か、地方鉄道のSaint-Blaise-Lac駅から徒歩20分。
【オーストリア】アッテーゼ湖に杭や博物館あり。モントゼー湖に博物館あり。
【スロベニア】イグの住居跡/Kolišča na Igu južna skupinaへは、リュブリャナから191番バスで25分の町イグ下車後、徒歩15分/1.6km。市内のスロベニア民俗博物館で杭上住居群に関する展示あり。
英語名
Prehistoric pile dwellings around the Alps
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
水銀関連遺産:アルマデンとイドリア
世界遺産の概要
スペイン中部のアルマデンと、スロベニア中西部のイドリヤは、16世紀以降の水銀鉱山と関連産業遺産群や旧市街などが世界遺産に登録されています。この水銀は、かつてラテンアメリカの銀の精錬に不可欠で、ヨーロッパへの銀流入を支えました。
アクセス方法/行き方
【スペイン】アルマデンへは、シウダード・レアルからバス2時間。本数少ない。
【スロベニア】イドリアへは、リュブリャナからバス1.5時間。アントニイェフ坑道は坑道ツアーでのみ見学可。水銀精錬博物館、ケヴェルニック城の博物館にも鉱山関連の展示あり。
英語名
Heritage of Mercury. Almadén and Idrija
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
カルパチア山脈とヨーロッパ地域の古代及び原生ブナ林
世界遺産の概要
当初、東カルパティア山脈に残るヨーロッパブナの原生林が、樹齢、種類の多様さ、木々の大きさ、範囲の広さなどの点で突出した価値を持つとして世界遺産に登録。その後、ウクライナ15件、イタリア13件、ルーマニア12件、ブルガリア9件、スペイン6件、スロバキア・ドイツ・オーストリア・ベルギー5件、ポーランド4件、クロアチア・フランス各3件、アルバニア・スロベニア・スイス各2件、ボスニア・ヘルツェゴビナとチェコ・北マケドニア各1件の計18か国、94件。
アクセス方法/行き方
【ドイツ】ハイニヒ国立公園は別世界遺産のあるアイゼナハ(フランクフルトから電車ICE1.8時間)からヴァンダーブス/Wanderbusに乗車。リューゲン島にあるヤスムント国立公園は別世界遺産シュトラールズントから鉄道でザスニッツへ行きバス20分で入口ケーニヒスシュトゥール到着。グルムジンの森はベルリン北東60kmのアルトキュンケンドルフからレンタサイクル等で。
【ポーランド】ビェシュチャディ国立公園の拠点の町ブジェギ・グルネ/Brzegi Górneへ、クラクフ Dworzec Autobusowy MDAからFlexBusで5.6時間。
【スペイン】のブナ林は基本的に予約が必要。マドリード近郊のテネラ・ネグラ、モンテホや、レオン近郊のクエスタ・フリーア、カナル・デ・アソティンが行きやすそう(バスは未確認)。
【スイス】ロダーノ渓谷(ロカルノからバスで)ではトレッキングあり。
【オーストリア】カルカルペン国立公園、デュレンシュタイン山とも有名観光地ではないので最寄り町からタクシー等で。
【ベルギー】ブリュッセルのソワーニュの森の5ヶ所が登録されてます。バス等で行けそうだが入場可能かは不明。カンブルの森、テルビューレン公園は範囲外。
【クロアチア】北部ヴェレビト国立公園へは、リエカ⇒スヴェトメ・ジュルジャ/Sveti Jurajへバス1.8時間⇒そこから16kmはタクシーで。パクレニツァ国立公園へは、サダル⇒Starigrad Paklenicaへバス1.5時間。
【スロベニア】スネジュニク公園、クロカルとも車かツアーでないと行きにくい。
【ボスニア・ヘルツェゴビナ】プリヴァ、ヤニおよびヤニスケ・オトケ保護区の拠点ドニー・バクーフ/Donji Vakufへ、サラエボからJablanica等で乗り継いでバス4-6時間や、モスタルからバス3.6時間。そこからはツアーかタクシー。
【チェコ】イゼラ山脈に近い町はリベレツかヘイニツェ/Hejnice。ツアーか車で。
【アルバニア】ガシ川/Gashi River、ライツァ/Rrajcaと【北マケドニア】ドラボカ川/Dlaboka Reka は近くに大きな町がないので車必須。
【スロバキア】ポロロニ国立公園へは、コシツェから電車2.5時間のStakcin下車後、ハヴェショヴァー自然保護区までの約8kmをタクシー等で。
【ブルガリア】中央バルカン国立公園の拠点の町ソポト/Sopotへは、ソフィア⇒カルロヴォ/Karlovoへ電車2.4時間⇒ソポトにバス10分。園内へはタクシー等で。
【ルーマニア】12か所に点在してて拠点の町もあるが、ブナ林の場所と行き方は不明。
【ウクライナ】公共交通は不明。リヴィウからバス3.5時間のコロミヤから方面バスありそう。ルーマニア、ハンガリーからの方が近い。
英語名
Ancient and Primeval Beech Forests of the Carpathians and Other Regions of Europe
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
リュブリャナのヨジェ・プレチニック作品群 - 人を中心とした都市計画
世界遺産の概要
スロベニア中部の首都リュブリャナ/リュブリャーナは、13-18世紀にハプスブルク家の支配下で発展し、1895年の大地震、1918年のオーストリア=ハンガリー帝国の解体後、建築家ヨジェ・プレチニックが多数の建築物や都市計画など町の再建に関わりました。ローマ城壁なども残しつつ、並木道・市場・橋・教会などを整備して独特の都市景観を実現。
アクセス方法/行き方
リュブリャナ市内。クロアチアのザグレブからは電車やバスで2-3時間。
英語名
The works of Jože Plečnik in Ljubljana – Human Centred Urban Design