チリ世界遺産イースター島/ラパヌイ/モアイ旅行記行き方モデルコース(トンガリキ/ラノララク/カリカリ)

チリ世界遺産「イースター島/ラパヌイ」モアイ地図・旅行記アクセス行き方、トンガリキ・ラノララク観光モデルコースを紹介。各国の世界遺産リストあり。
世界遺産「ラパ・ヌイ国立公園 (イースター島)」概要
文化遺産 1995年登録 Rapa Nui National Parkチリ西の太平洋上のイースター島はモアイ像が有名だが、その材料の凝灰岩を作った休火山、洞窟壁画、住居や宗教施設の遺跡などが残されています。島の約40%のラパヌイ国立公園が世界遺産に登録。ラパ・ヌイは先住民語。イースター島は英語で、スペイン語でイスラ・デ・パスクア(Isla de Pascua)。約1,000体のモアイは7世紀頃から1,000年間で造られ、16-17世紀の部族抗争で破壊されました。
交通アクセス/行き方(一例) 難易度:C(ツアーか車 必須)
チリ首都サンティアゴから飛行機で島まで6時間。空港から市内は1kmなので大荷物なければ歩ける。島内観光は車が必須。ガイド必須エリアも多いので要確認。遠方以外はバイク、レンタサイクル、馬もあり。イースター島への入島手続きは時期で変更あるので航空券予約の前に要確認。往復航空券と宿泊ホテルは事前申告必須の場合あり。
世界遺産の登録理由・登録基準
(1) 人類の創造的な傑作
(3) 文化・文明の希有な証拠
(5) 伝統住居形態や環境活用
チリ世界遺産イースター島の歴史
約300万年-4000年前に海底火山が3度噴火し島を形成。島には3つの死火山。西暦200-500年頃、ポリネシアからカヌーで来た人々が先住民を滅ぼした説が有力。700年頃からモアイ製造が開始。祖先や部族長を模したなど諸説あるが多くは謎のまま。
モアイは巨大化し1000年頃から森林破壊と人口増で部族間で争いも。1770年頃からモアイ倒し戦争(フリ・モアイ)勃発。各部族を守るマナを発するモアイの目は全て破壊され、顔を下に向け倒されました。モアイの後、オロンゴ儀式村などの鳥人崇拝が盛んに。
1722年のオランダ人の初上陸日がキリスト復活祭イースターの日だったのでイースター島と命名。19世紀には捕鯨船などが入港し、島民は奴隷として連行されたり伝染病で激減。島の言語ロンゴ・ロンゴを読める人はいなくなりモアイの謎も含め現在も未解明。
チリ世界遺産イースター島 旅行記モデルコース・所要時間
1年中温暖な気候だが、木が少ないため風が強く、にわか雨も多いので夏でも上着や雨具は必須。
観光ハンガロア教会/聖十字教会(Parroquia de la Santa Cruz)
イースター島で唯一のカトリック教会。キリスト教ではない伝統信仰・鳥人崇拝(タンガタ・マヌ)の木彫りの聖人像も天使に見立てて?展示。日曜午前のミサではラパヌイ語の聖歌隊の歌を聴けます。信者以外も入れるが満員なら後方で。TV撮影にも遭遇。





観光世界遺産アフ・タハイ儀式村(Ahu Tahai)(観光20分/朝日夕陽は別)
ハンガロア村から徒歩10分。石組み住居跡もあり。アフ(石の祭壇)にさみしそうな1体モアイがアフ・タハイ。左の一部くずれた5体モアイはアフ・バイウリ(Afu VaiUre)。
右のアフ・コテリク(Afu KoteRiku)は本物プカオ(帽子)を乗せて復元し、島で唯一レプリカの目を埋込み最も印象的。1770年頃からの部族間戦争(フリ・モアイ、モアイ倒し戦争)で、眼から各村へのマナ霊力を封じるため顔を下に倒され眼も全て破壊されました。







観光世界遺産アフ・テペウ(Ahu Tepeu)(観光15分)
ポリネシアから到達した伝説の初代王ホトゥ・マトゥアの妹アヴァ・レイ・プアの埋葬地説あり。王は夏至の夜明け、妹は冬至の夕暮れの位置に埋葬説も。妹が夫アリキ・トゥウ・コイフと暮らした村の遺跡も残されています。
アリキ・トゥウ・コイフは遭遇した数々の精霊を木彫りのモアイ・カヴァカヴァに彫刻。イースター島博物館に所蔵。彼らが住んだハレ・パエンガと呼ばれる船形小屋の遺構も現存。他に顔だけモアイ、巨大な石壁、2つのアフ跡なども。



観光世界遺産アフ・ビナプ(Ahu Vinapu)(観光15分)
空港の南東端。ここのモアイも全て倒されてるが一部は顔が上。円形の石の中の小モアイや落ちたプカオ(帽子)も。プカオと同じ火山溶岩の赤い軽石(スコリア)で作られた柱は珍しい女性モアイの一部説もあるようです。
巨大なアフ(祭壇跡)の石組み構造はペルーのクスコやマチュピチュなどインカ帝国の技術と類似で、南米からの影響を感じられる貴重な遺跡です。






観光世界遺産アフ・ナウナウ(Ahu Nau Nau)(観光30分)
島の北端のアナケナ・ビーチ(Playa de Anakena)は数少ない砂浜ビーチで海水浴客も。島方向を見守る7体モアイがアフ・ナウナウ。砂に埋もれてて風化せず保存状態いいのを復元。4体の頭にはプカオ(帽子)。背壁や周辺には岩絵あり。午後は逆行(南半球の太陽は東⇒北中⇒西)。
唯一本物のモアイの目も発掘され、白目は白サンゴ、瞳は溶岩スコリア製と判明し大発見に。島内イースター島博物館(セバスチャン・エングラート)に展示。そばの1体アフ・アトゥレフキのモアイは、巨大カヌーで来たホトゥ・マトゥア王を祀ったとの伝説。ラパヌイ最初の集落を築き繁栄後、ハナウ・エエベ族と交代。






観光世界遺産アフ・テ・ピト・クラ(Ahu Te Pito Kura),テ・ピト・オ・テ・ヘヌア(Te Pito O Te Henua)(観光20分)
テ・ピト・クラは光のヘソ。最後に倒されたと伝わる全長10mの島最大のモアイPAROとそばに12トンの巨大プカオ(帽子)。ラノララク石切場には20mのもあるが、実際アフに建ってた中ではこの最後のモアイが最大。
テ・ピト・オ・テ・ヘヌアは地球のへそを意味し、球形に削られた大球石(テ・ピト・クラ)が小さな球石4つに囲まれ周囲に石壁。ホトゥ・マトゥア王が故郷ヒバ島からマナ石を持参との伝説。球石は鉄分が多く方位磁石/羅針盤を狂わせるとか。


パパ(平な岩)・ヴァカ(カヌー)が意味する通り、太古の溶岩にカヌーや海洋生物(カメ、カヒ/マグロ、ヘケ/タコ、カニ等)などが彫刻されてる貴重な岩絵遺跡です。島への移住期からモアイ倒し戦争、鳥人崇拝期まで長期間彫られ続けた岩絵は島内4,000以上あるとか。


観光世界遺産アフ・トンガリキ(Ahu Tongariki)(サンセット込み観光1時間)
巨大アフ(祭壇)に建つ15体のモアイ像が圧巻!モアイ倒し戦争と地震・津波で破壊されたモアイを修復・復元。島のモアイは全て内陸向きで、東が海に面するアフ・トンガリキはサンセット時は順光。背に太陽が昇る日の出スポットなので翌早朝も観光。雲多く微妙でしたが…
日本とつながりもあり、15体モアイ復元には日本のクレーン企業タダノが全面協力。近くの1体モアイは大阪エキスポ(1982年)と東京で展示。本物モアイが島を出た例は少なく「旅するモアイ像」(本名:ホツイティのア・ヴェレ)と呼ばれることも。






上記パパ・ヴァカ同様に有名な地面に残された巨大岩絵。魚のような形を確認できます。トンガリキ周辺に散らばった石にも岩絵を見ることができます。


観光世界遺産ラノ・ララク(Rano Raraku)(観光1時間10分)
イースター島のほぼ全モアイはこの石切場で製造され運ばれたので、ラノ・ララクはモアイ製造工場。完成形、運搬中、顔だけ、切出し前後など397体のモアイが放置。古代火山噴火の凝灰岩を加工。奴隷労働だった説もあり。
島最大モアイのテ・トカンガ(Te Tokanga)は巨人エル・ヒガンテ(El Gigante)とも呼ばれ、全長約22m、200トンを運ぶ技術がなく切出前で放置。島内唯一座る像トゥクトゥリはモアイよりポリネシアのトーテムに類似で唯一山向き。他、頭が傾いてるが威厳あるヒナリル、胸にヨーロッパ船?が彫られたコ・コナ・ヘ・ロア、薄いが4m頭部のピロピロ。










ラノ・ララク近くで発見。キリスト教カトリックと、土着の伝統信仰が融合した祭壇。聖母マリア像と動物の骨の十字架、モアイやプカオと同じ凝灰岩を使ってて鳥人間などの岩絵彫刻なども興味深い。

観光世界遺産アフ・オネ・マキヒ(Ahu One Makihi)(観光5分)
ここのモアイは「アフに平行に倒されてる(顔は下)」ことで有名。通常は海を背にしたモアイを顔を下にして内陸方向に倒すためアフとは垂直になります。このモアイも内陸を向いてたなら、わざわざ90度回転後に倒したことになるが理由は謎。

観光世界遺産アフ・ハンガ・テテンガ(Ahu Hanga Tetenga),アフ・アカハンガ(Ahu Akahanga),アフ・ウラウランガ・テマヒナ(Ahu UraUranga TeMahina),アフ・ハンガ・テエ(Ahu Hanga Tee)
イースター島の南沿岸にはモアイ倒し戦争(フリ・モアイ)で破壊されたまま、復元されてないモアイの残骸が散在。首がおれたモアイ、なぜか上向きのモアイ、トンガリキのように複数並ぶアフとモアイなども。






観光世界遺産プナ・パウ(Puna Pau)(観光15分)
ハンガロア村のすぐ東だが入口は村と逆で徒歩では遠い。プナパウは1500年前後からモアイの帽子やマゲを形どったとされるプカオの石切場・製造工場でした。休火山の周辺の豊富な火山性の赤色凝灰岩スコリアから切出し。今も複数のプカオが転がってます。


観光世界遺産アフ・アキビ(Ahu Akivi)(観光10分)
他のモアイと違いここの7体は海向きで倒れててたのを復元。プカオがなく初期のモアイと考えられ、初代伝説王ホトゥ・マトゥアの7人の探検家や部族長を形どった説、春分秋分の太陽方位説、祖先ポリネシアの島を向いてる説などあるが現在も謎。


アフ・アキビからラノ・カウに向かう途中の農地で、とてもきれいな5体のミニモアイのレプリカを発見。一番右の倒したモアイは運搬中か立たせてる様子を表してるのでしょうか。

観光アナ・カイ・タンガタ(Ana Kai Tangata)(観光10分)(進入禁止の時期も)
ハンガロア村から徒歩圏。アナ(洞窟)カイ(食べる)タンガタ(人)の意味は食人洞窟。食糧難で人を食った説、オロンゴの鳥人儀礼後の祝祭で人をいけにえに捧げた説、洞窟が人を食う(ように見える)説等あるが人喰い洞窟の証拠は未だなし。天井には船や鳥人(タンガタ・マヌ)と創造主マケマケ神に関する岩絵壁画。



観光世界遺産ラノ・カウ(Rano Kau)(観光15分)
ハンガロア村からトレッキングも可能。ラノ(火山・火口湖)・カウ(大きい水)は巨大カルデラ湖(直径1.6km)の意味。美しい景色だけでなく、ハンガロア村の飲み水・水源として利用されてきました。天然の温室・防風壁は固有種含む食料栽培にも適してます。
水面にはチチカカ湖に似たトトラ葦の浮島が。空と海とのグラデーションが見事な絶景の火口湖だけでなく、イースター島やハンガロア村の展望景色もすばらしいです。鳥人儀式(タンガタ・マヌ)や船に関する壁画が描かれた岩もあり。



観光世界遺産オロンゴ儀式村(ceremonial village of Orongo)(観光15分)
ラノカウそばのオロンゴ岬にはかつての聖域オロンゴ儀式村が。モアイ崇拝の後、鳥人崇拝が盛んになり毎年8-9月に対岸のモトゥ・ヌイ島へ泳ぎ、海鳥マヌタラ(グンカンドリ)の最初の卵を取って来た者が統治権を得ました。
毎年の鳥人儀式の時期だけこの場所に住んでた石組み住居も復元されてます。オロンゴ岬には鳥人儀礼やマケマケ神に関する岩絵壁画がいくつも残されています。眼下の海に最大のモトゥ・ヌイ島、モトゥ・カオカオ島、モトゥ・イティ島の3島。




観光カリカリ(Kari Kari)民族ダンスショー(直前割引:食事なし2000円)
週3夜くらい開催。イースター島で最も古い伝統舞踏ダンスグループ。マイクと音響機材を使わず生声・生演奏のみの伝統的なラパヌイダンス。女性の優雅なポリネシアン・フラダンス、男性の筋肉マッチョダンス、奇声や地面たたき、モアイ戦争や鳥人儀式の寸劇などバリエーション豊富。最後は客も混じってダンスや写真撮影も♪



イースター島では水中モアイ(レプリカ)、イセエビ等の固有種、火山島独特の地形を見るダイビングが有名ですが今回は潜りませんでした。ウミガメは漁港や村の海岸で何度か見られたのでラッキー♪と思ったら日常らしいです。


イースター島では外食費が高くて観光客向けだったのでほぼ自炊。名物マグロは12-2月シーズンでなかったため漁港で尋ねてもホテルとレストラン分のみ。大漁の日にカシラを2つもらえたので宿の皆でトロ身をかき出しマグロ丼とアラ煮パーティ♪
別の日には漁港で知り合った島民に食事に招かれました♪野菜切ったり手伝ったが家族の手際はよく、煮魚と貝エキスたっぷり魚貝鍋、魚唐揚げ、アボガド野菜サラダ、フルーツ、ビールなどをふるまわれました。島や日本の話で盛り上がり、タヒチの家にも週末に行くとかうらやましい話も!







観光マタトア(Matatoa)民族ダンスショー(直前割引:食事なし2500円)
週3夜くらい開催。伝統的ラパヌイダンスに現代音楽(ロック,レゲエ等)を融合したダンスグループ。Takona/タコナ(ラパヌイ伝統ボディペインティング)や観客に近い舞台も特徴。マタトアは戦士を表すのでモアイ戦争や鳥人伝説などをエネルギッシュなダンスで魅せてくれます!最後は観客とダンスや写真撮影も♪



観光イースター島博物館、ホアハカナナイア・モアイ
アフ・タハイの近くのイースター島博物館(セバスチャン・エングラート人類学博物館)は残念ながら休館も多いが何度か訪ねる価値あり。唯一本物のモアイの目(白目は白サンゴ、瞳は溶岩スコリア製)、モアイ・カヴァカヴァ、ロンゴロンゴ板などが貴重。写真撮影禁止だったので外観のみ。
ハンガロア村の海近くには、ホア・ハカ・ナナ・イアの背壁画ありレプリカも。本物のホアハカナナイアは背中に鳥人崇拝の神々が刻まれてて、19世紀に唯一立っていたモアイだそうです。発見したイギリス人たちがオロンゴ儀式村から他の遺物も含め持ち去り、現在も大英博物館で展示中。返還求める運動が進行中。


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