世界遺産一周ゆめぽろ 世界一周旅行記ゆめぽろ世界遺産/世界一周旅行記
世界遺産609訪問。135国の世界一周旅行記/バックパッカーブログ! (記事内リンクにPR含む場合があります)

ラパスで世界遺産ティワナク遺跡,月の谷,民族祭りを観光!民芸品やグルメも!ボリビア旅行記

ラパス祭り、クジャワダボリビアのラパスは実質上の首都です。スクレは憲法上の首都ということになっています。標高約3650m。この時期、昼は暑くて夜はかなり寒かったです。

ゆめぽろ(@yumepolo)です。こんちはっ!

っ(^_^.)
クイズ!ゆめぽろ丼(解答は本文中)。ボリビアは南米の中で最もインディヘナ(先住民)の率が高い国です。町中でも民族衣装姿をよく見かけます。そしてある見世物でもインディヘナおばちゃんが登場してラパスでは人気です。それは一体何でしょうか?

[1回目の訪問](ティワナク遺跡、プロレス、祭り、食事はこのページ下段へ
2008/1/18の午前中に、ウユニからの長距離バスで到着。バスターミナルからタクシーで目的の宿Austriaまで行きましたが、アルゼンチン人だらけでほぼ満員だったし、従業員の態度が悪かったので別の宿へ歩いて行くことにしました。サンフランシスコ広場の反対側にある日本人宿YOUKOSOも満員だったのでそこで紹介してもらったEL SOLARIOにチェックイン。ここは従業員の態度が良くてネットフリー(マイPCのIPアドレス変えればLAN接続可)でキッチンもあり、少しなら洗濯もOK(ラパスの宿は洗濯不可、キッチンなしが多い)でしかも安い!ので、かなり気に入りました。
午後15時前頃から、近くの通りをぶらぶらしました。ラパスはスリや首絞め強盗(首絞めて貴重品を奪う)が多発してるらしいので、昼間でも警戒しながら歩きました。ラパスのこの辺りの通り(サガルナガ、リナレス周辺)は民芸品店だらけ。今回はこの旅で初めてショッピングしようと思ってたので、まず価格調査開始です!ボリビアの民芸品は織物・編物・刺繍などが多いです。中でもラクダ科のアルパカの毛で編まれた品は羊よりも肌触りが良いため高級品として売られています。
ラパス、民芸品市場 ラパス、魔術通りリャマミイラ ラパスの夜景
もちろん日本で買うより格安です。でも本物のアルパカを見抜くのは素人の私には難しい。店ではどれも「アルパカ100%」とか言ってきますが、500円くらいのマフラーの場合、リャマの毛が混ざっています。素人がアルパカやベビーアルパカ(アルパカの赤ちゃんの毛は更に柔らかくて高級品)、更には超高級品のビクーニャ(家畜に出来ないラクダ科)の品を買いたい場合、手っ取り早いのは専門店に頼るしかないと思います。ちなみにアルパカ100%の一番安いマフラーは、200ボリビアーノ(約3,000円)で、日本では20,000円くらいするそうです。
アルパカ100%にこだわらなければ、アンデス風の柄で色とりどりのセーターが約500円、手提げかばんが約300円、マフラーが約200円、ニット帽・手袋が約150円、財布・小銭入れが約100円などで買えます(もちろん質により値段もピンきり)。「南米でお土産を買うならボリビアまで待て!」とは何度も言われてきましたが、確かにその通りかも知れません。ただ質が悪いのも多いので、買う時に入念なチェックは必要ですが。私はこの後ペルーにも行きましたが、民芸品は似てるものが多いです。
値段は底値まで値切れれば、やはりボリビアの方が安いものが多いです。ただしデザインはペルー独特のも多いし、質もペルーの方が良い気がします。なのでペルーで気に入ったものがあれば、ボリビアまで待たずに買った方がいいと思います!そんな感じでぶらぶらしてると、前方から見覚えのある顔が2つ…。なんとメキシコシティで同じ宿だったカップル(さとしさん、ゆきねぇ)です。ミクシィで近くにいるのは知ってましたが、路上での突然で偶然の再会にお互いビックリ!!その場は軽く近況報告して分かれましたが、夜に一緒にペーニャ(フォルクローレの生演奏やダンスショーが見れるバー)へ行く約束をしました。
けんちゃんトルーチャちらし エルアルトからラパス眺め ラパス、ペーニャ
夕食は先ほどのカップルに教えてもらった日本食けんちゃんへ3人の日本人で行き、カツ丼、生姜焼き定食、トルーチャ丼(ニジマス)、ラーメンなどを食べました。食べ過ぎて1人約45ボリビアーノ(約700円)もしました。店の詳細はこのページ下段の2回目訪問に記載。
夜はペーニャMarka Tamboへ行きました。チャージの40ボリビアーノ(約600円)とコーヒー1杯の5ボリビアーノのみで見れます。ラパスはペーニャが有名で、この店は質が高いということ。この日は団体客が多く、日本人3人で入ったからかショーの横の席にされちゃいました。しかし近くで見れて写真も撮影しやすかったのは良かったです。ステージに呼ばれて一緒に踊ったり、観客の各国の歌を歌ってくれたりして楽しかったです。ちなみに日本の曲は「上を向いて歩こう」。私はサビしか知らなかったので一緒に歌うのが苦しかったです。全体的には伝統ダンス、フォルクローレ数曲(有名曲コンドル含む)、ソロなど多様でとても楽しめました。誘ってくれた2人に感謝☆
1/19は朝、昨日再会した、さとしさんとゆきねぇが宿泊してる宿CACTUSへ移動。理由は安いこと、今の宿から近いこと、洗濯が自由に出来ることでした。しかし移ってみると洗濯は小物しかダメ!と言われてしまい、キッチン使用も朝だけとか何かと規制が多かったので、ネットフリーのSORALIOのままで良かったかなと思いました。でもまぁ従業員の態度が良くて部屋が広く居心地良かったので、この値段ならと満足でした。
午後は昨日リサーチした民芸品を買いに行きました。今まで抑えてた購買欲が沸騰して、セーター、マフラー、バッグなど、自分のもの、家族へのお土産などたくさん買いました。かなり迷ったけどアルパカ100%製品は高いので買いませんでした。まだまだ旅に資金は必要なので。家族の皆さん、リャマが混じった品ですみません(^_-)。店にはよく見ると、リャマのミイラとかも売ってます。魔術に使うそうです。。
ラパス、エルアルト古着市 ラパス、エルアルト日曜市 エルアルトからラパス夜景
遅い昼食は地元のメルカドで食べました。揚げミンチ、目玉焼き、生野菜、ライスで4ボリビアーノ(約60円)。もちろん満腹。昨日のけんちゃんの10分の1以下、とは考えない方がいいでしょう(^^;。夕食は韓国料理Corea Townへ。店の詳細はこのページ下段の2回目訪問に記載。
1/20は朝、バスターミナルへ行ってサンタクルス経由アスンシオン(パラグアイ)行きチケットを購入しました。このルートは少し前までは悪路で有名でしたが、最近になって道路が良くなったそうです。宿をチャックアウト後バックパックを預けてから、エル・アルトの日曜市へ行きました。木・日曜の古着市ではノースフェイスPatagoniaなどのブランド品が格安で売られてるとのこと。これはUSAなどからの救助物資が流れてるらしいけど、中国製など精巧な偽物も多く混じってるので要注意。
日曜だからか町中が市場・露店であふれてました。服、靴、民芸品、コピーCD・DVD、日用品など何でも安く売ってます。DVDは宮崎アニメ、ドラゴンボール、ナルト、日本ドラマ、ハリウッド映画など上映直後のものまでありました。違法コピーも全然取り締まられないのでしょう。おかげで南米の映画館は閉鎖が続いてるようです。市場の詳細は下段にも記載してます。
ブランド服はハンガーかけて1000円以上で売ってます。それ以外は山積み。山積みの中にも見つかってないブランド品がいっぱい。砂ほこりがすごい中、山積みの服をあさって目的の古着を探すのはかなりの重労働で時間がかかります。私はサイズが小さいため特に大変でした。結局数時間、服の山を掘って得た収穫はLLBeansの緑のフリース1着。袖に煙草の火で焦げた小さな穴が開いてるけど、7ボリビアーノ(約100円)はお得価格。この後の高地で大活躍しました。
ラパス、コリアンタウン ラパス、安食堂ランチ BlueBerryCafeテリヤキチキン
夜、バックパック背負ってバスターミナルへ行ってみると、なんとサンタクルス行きバスが全て運行しないとのこと。。あわててチケット購入したオフィスで明日出発に変えてもらいました。同じような客がいっぱいいるのにとても対応が悪かったです。運行しない理由は途中の道が土砂崩れで道路封鎖されてるからだそうです。TVのニュースでも放映されてました。ボリビアの雨期にはよくあることらしいです。ストやテロ?により運行しないことも頻繁だとか。
仕方なくボリビア市内へ帰り、初日に満員だった日本人宿ようこそに泊まることにしました。ここも従業員態度がよく、安くて居心地良いです。情報ノートはボリビアで一番充実してると思います。ただ温シャワーが微妙で、キッチン、ネットがないので日本人宿にこだわらなければSORALIOの方がいいかも。
1/21の午前は宿で日本人パッカーと話したりして、のんびりしてました。午後になってから5人でブルーベリーズカフェへ。WIFIの無料ワイヤレスネットを使えるで、PCを持って行ってバスの時間までネット三昧。店の詳細はこのページ下段の2回目訪問に記載。バスターミナルへ行くとこの日もやはりサンタクルス行きバスは運行しないとのこと。ラパスでも毎日小雨が降ってる状況なので、運行するのは時間がかかりそうだと思いました。仕方なくまた同じ宿へ戻り、今晩も泊まることにしました。
ラパス、フルーツ屋 ラパス名物フルーツサラダ ラパス祭り、モレナダ
1/22は、バックパックを預けてからバスターミナルへ行き、今日のビジャソン行きチケットを購入。サンタクルス経由でパラグアイへ行くのはしばらく無理そうなので、少ししんどいけどアルゼンチン経由で行くことにしました。午後は電気街を見て回ったり、旅行会社へ中古のロンリープラネット南米版を買いに行ったりしました。地球の歩き方は観光情報が充実してて写真も多く好きですが、安宿、国境、都市間移動の情報が弱いため、南米に入った時からロンプラが欲しくて探してたのです。$30USDと高くて迷ったけど最新版だしきれいだったので買いました。
そして15時前にバスターミナルへ行き、今度こそ夜行バスに乗車。アルゼンチンとの国境の町ビジャソンへは3時間遅れで翌日1/23の午後13時頃に到着。約21時間。アルゼンチン入国は噂に聞いてたとおり効率が悪く長蛇の列でかなり待たされました。なんとか国境を越えて、アルゼンチン国境のラ・キアカのバスターミナルへ行き、今晩発のトゥクマン経由ポサダス行き夜行バスチケットを購入しました。
また約30時間。1/25の午前9時頃、パラグアイとのアルゼンチン国境の町ポサダスに到着。そこからミニバスでパラグアイ国境の町エンカルナシオンに行きました。パラグアイへの入国はスタンプだけなので簡単でした。ミニバスの中でスリ未遂にあいました。数人で囲んで来た現地人がショルダーバッグのチャックを開けるのが分かったので、バックパックを振り回して脱出に成功(^^)v。パラグアイも国境付近は治安が悪そうです。そんなこんなで3泊バス泊でパラグアイへ入国しました。
ラパス、食堂の定食スープ ラパス、安食堂ランチ ラパス祭り、ディアブラーダ
[2~3回目の訪問]
2008/7/8の夕方、コパカバーナからのローカルバスで到着。約半年ぶりです。宿はエル・ソラリオにしようと思ってたけど満員だったので、YOUKOSO(ようこそ)へチェックインしました。2人なら個室はこちらが少しだけ安いし。それでは、まず食事について、そして観光です。
ラパス滞在中は、朝食にはほとんどEnsalada de Frutas(フルーツサラダ)を食べました。Santa Cruz通りをサンフランシスコ寺院へ降りて行き、広場に出る前に左へ曲がった所に5~6軒並んでいます。メルカドの改修が終わったらその中に入ってるかも知れません。フルーツ屋はどこも同じメニューですが内容が微妙に違います。私の居た時は左端が量も多くてハチミツも入れてくれるので良かったです。でも果物もハチミツも注文出来るので大差ないかも。バナナは安いので多すぎると損かも(^^;好みですが。
ヨーグルト、ミルクも言えば入れてくれます。特大フルーツサラダは7ボリビアーノ(約100円)、大なら5ボリ。特大は1人だと飽きるくらいあります。フルーツ好きなら余裕で食べれますが満腹になるでしょう。2人で分けるのもいいかも。私のオススメは大サラダとフルーツジュース。ジュースはも、Manzana(リンゴ)、Zanahoria(ニンジン)、Maracuya(パッションフルーツ)、Bitamineco(マルチビタミン)など選べます。小2.5、大5ボリ。ビタミンは少し高いけどMixでおいしいです。道端の絞り生ジュースも1.5~2ボリでおいしい♪
CEBICHON、タコパエリア 生グレープフルーツジュース ビッツ&クリーム火曜行列
昼食もほとんどフルーツサラダか、近場の安食堂で済ませました。安食堂ではあまりいい店は探せなかったけど、フルーツ屋の通りか、エル・ソラリオ前のMurillo通りを北西へずっと行くと何軒か見つかります。個人的にはペルーの方が好きだけど、ボリビアも安くておいしいです。メインには鳥か牛肉、ライス、パン、スープ、サラダ、ジュースかコカ茶がセットになって、6~12ボリビアーノ(約90~180円)が相場です。トルーチャ(ニジマス)なら20ボリビアーノくらい。エルアルトでは太陽の島では高かった魚のSurbi(スルビ定食)を6ボリで食べれました。
そしてエル・ソラリオに泊まってた日本人が発見!した、セビッチェリア Cebichonのランチはこの価格帯の中ではおすすめです。前菜にはセビッチェ(ペルー名物の魚介類のレモン絞り)とコーンフライ。野菜やチキンやパスタのたっぷりスープ。サラダ。メインは日替わりですがパエリアがお得で曜日が違っても注文してあれば出してくれるそうです。これで10ボリビアーノ(約150円)はすごい!。パエリアは魚介類というよりタコ中心ですが(^^)。場所はあいまいだけど、SantaCruzからMurillo通り沿いを南東へ3~8ブロックくらい行った右側。
夕食は安く済ます時は、フルーツサラダ、安食堂以外に、サンフランシスコ寺院周辺に出る屋台を利用しました。ボリビアはハンバーガーが安くてうまい!シンプルなのは、3ボリビアーノ(約45円)、Papas Fritos(ポテトフライ)入りは4.5ボリ。ポテトフライのみは1.5ボリ。ピザは中サイズが9ボリ。ポップコーンもお得で、中袋に満タンで1ボリ、大袋なら1.5ボリ。
ラパス、ダンボのロールケーキ ビッツ&クリームのコンボ エルアルトでスルビ定食
でも多くの夕食や昼食の何度かは、ラパス名物の日本食&韓国料理を堪能しました(^^)v。私が選ぶラパスランキングの1位はBlue Berry’s Cafe(ブルーベリーズカフェ)です。ここの照り焼きチキン定食は本当に美味。30ボリビアーノ(約450円)に値上がりしてたけど日本ではこの倍出しても食べれないと思います。カレーとパスタは普通。WIFI(ワイヤレスインターネット)も使えるので食後に数時間滞在も何度かしました。長時間滞在時には、生クリーム系ケーキくらい追加しましょ(^^)、12ボリから。Plaza Avaroa前。Avaroaか、6 de Agosto行きバスで10~20分。歩けますが夜は注意。複数人ならタクシーがいいかも。
第2位は韓国料理Corea Town。本場韓国料理には劣るだろうけど、南米料理に飽きてきてる人にはおすすめ。何か注文するとナムル、キムチ、カクテキ、もやしなど4~5種の小皿が付いてきます。現在お代わりは出来ないけど充分です。プルコギは50ボリビアーノ(約750円)。ビビンバ、ユッケジャンは40ボリビアーノ(約600円)。中華風コンボ(唐揚げ、揚餃子、ヤキソバ)なら18ボリ。複数で行って少しづつ取り合うといろいろ食べれて安くつきます。Plaza del Estidiente(学生広場)からAv.Villazon(Av.Arce)を徒歩5分。Av.Arce行きバスでも通るけど運転手は店を知らないので、最初は徒歩かタクシーで。
第3位は日本食堂ケンの店(けんちゃん)。味はブルーベリーカフェが好きだけど、種類はけんちゃんの方が圧倒的に多いです。WIFIは使えないけど日本マンガが多く置いてて食後に読めます。トルーチャちらし定食は43ボリビアーノ(約650円)、ヒレカツ定食は39ボリ(約580円)、カツ丼は35ボリ(約520円)、餃子6個は14ボリ(約210円)、ラーメンは23ボリ(約350円)。トルーチャ以外は日本の安食堂で食べるのと同じくらいします。場所はPlaza del Estidiente(学生広場)から北東へ伸びるCorolado通り?を徒歩2分。日本人会館の上です。周辺は暗いので要注意。
ラパス、月の谷 ラパス、月の谷 ラパス、月の谷
次にスィーツ、デザートについて♪。Av.16 de JulioにあるDumbo(ダンボ)のロールケーキは安くておいしいので、何度か食事代わりやおやつとして食べました。イチゴやモカなど種類があり、3.5~4ボリ(約50円~)。ダンボはよく売り切れてるので、その場合は同じ通りにあるBin bomもなかなかおすすめです。同じ宿のミワちゃんから教えてもらいました。
Alexander Cafe(アレキサンダーカフェ)はブルーベリーズカフェの隣にあります(16 de Julioにもあるそう)。コーヒーとチーズケーキがおいしいことで有名ですが、チーズケーキは18ボリビアーノ(約270円)、コーヒーは7ボリもします。WIFIフリーだけど欧米人もよく使ってるからか遅いしたまに切れます。個人的にはケーキもWIFIもサービスもブルーベリーズの方が格段に好きです。
bits&cream(ビッツ&クリーム)もAv. 16 de Julioにあるアイスクリーム屋です。特に毎週火曜日はどれでも同じ値段でもらえます。看板メニューのComboはアイス、チップ、お菓子を選べます。ですが、1つでも2~3人分あるので、倍の2つももらうと最低3人はいないと、かなり苦しいことになります。私はがんばってComboを1つ食べたけど、1週間はアイスを見たくなくなりました(>_<)。1~2人でおいしく食べたいなら、Cono(ソフトクリーム)がいいかも。でも1度はComboも挑戦しましょう。 ラパス、月の谷 ラパス、月の谷 ラパス、月の谷
7/11は、昼前からValle de la Luna(月の谷)へ行きました。学生広場からミニバスで約40分、2~2.5ボリ。入場料:15ボリビアーノ(約220円)。入場するとすぐに同じ宿の、かっこいいノリさんとマユミさん夫妻に会いました。南米には同じ名前の観光地がいくつかありますが、ここの月の谷はあまり期待しない方がいいだろうと思って入りました。ところが予想を大きく上回るくらい面白い場所でした。
まるで月の表面のようにボコボコした奇岩がたくさんあるのでこの名称が付いたらしいです。でも個人的には月面は砂漠みたいで岩なんかはあまりないイメージなので、チリのアタカマの月の谷の方が近い気がしました。でも名称を別にすると、ここの奇岩ニョキニョキは結構すごい景色だと思います。奇岩には名前が付いてて「ソンブレロ被ったインディヘナおばちゃん」や「母なる月」など。下から見上げても、上から見下ろしてもすばらしい風景です。ドラゴンボールを撮影出来そうです。
月の谷を見学後、ラパスと逆側に15~20分ほど歩くとMallasa地区のZoologico(動物園)へ着きました。入園料:3.5ボリ(約50円)。あんまり動物の見れない動物園なので行かなくてもいいかも。面白いのは、コンドル、リャマ、サルくらい。乗馬できると聞いてたので楽しみにしてたのだけど、入場ゲートの場所が分からなくてあきらめました。
ラパス、動物園のリャマ エルアルトのチェゲバラ像 ラパス、スパイダーマン
7/10、13、20、27日などはEl Alto(エル・アルト)へ行きました。木曜か日曜に大きな市場が出来ます。日曜の方が大規模です。日本人には古着市が有名ですが、日用雑貨から衣料、食料、DVDなど何でも安くで売ってます。民芸品や布は少ないしラパスの方が安くなります。エルアルトへのコレクティーボはいろいろありますが、サンフランシスコ寺院前のAv.Mariscal Santa Cruzを北西へ向かう車が一番早いと思います。El AltoのPeaje(料金所)まで行くか聞きましょう。1.5~2ボリ。約15分。
料金所を超えたらすぐに降りて、右側の階段を登って行くと市場が広がっています。どこがメイン市場が分からないくらい広いですが、古着市はすぐそばの線路跡のある大広場の中央くらいです。砂埃がすごいので、風のある日は砂まみれになるし、喉や眼も痛くなるので注意。広場を奥まで行くとDVDエリアがあり、更にその先には商店街の屋台がずっと続いています。端まで行くには、ほとんど店に立ち寄らなくても1時間はかかるくらい広いです。高架下に近い場所には変わったチェ・ゲバラの像が建ってます。
そんなに何度も行ったのですが、購入したものは日用品やバッグやお菓子くらい。1月に着た時に買ったフリースもあるし、クスコでも古着を買ってたのでここで欲しい物は見つかりませんでした。南米で人気のチョコ菓子bon bonの30個入りが22ボリビアーノ(約330円)はお買い得!ワゴンで売り歩いてるおばちゃんのが安いです。後日談ですが日本へ送ったBonBonは人に配る予定が、一時帰国した時には消費期限を過ぎてました。仕方なく自分で食べました。
ラパス、プロレスラー炎吹く ラパス、忍者ボリビアーノ ラパス、プロレス場外乱闘
7/13は、同じ宿の日本人達と一緒にエルアルトへ行き、少し買い物後に再集合してラパス名物インディヘナのプロレスを見に行きました。外国人入場料は、50ボリビアーノ(約750円)もしますが必見!私も格闘技は好きではないけど、メキシコとボリビアのラパスのプロレスはコメディとして楽しめるので好き♪です。5戦くらい見れます。最初の2~3戦は男性ファイターが戦いました。覆面レスラー、スパイダーマン、ドイツ軍人(スト2のベガ風)キャラ、火を噴く怪人、子供みたいに小さな大人、忍者ボリビアーノまで出演。
悪役がピンチになるとレフェリーが手助けして、最後はレフェリーが勝利したりと変な展開になったりします。場外乱闘、空中殺法、凶器による反則など何でもありですが本気ではなくショーなので楽しめます。レスラーは観客にまで水をかけてくるのでデジカメはは守らないと。観客のヤジもすごくて、満タンに入ってるペットボトルとかが飛んでくるので避けないと危ない。ミイラ男?ゾンビ?が客席へ侵入して来た時には観客席がメチャクチャにされました。
そんな余興が終わると、ついにメインイベントのインディヘナおばちゃんの登場です。インディヘナはインカやそれ以前の先住民のことですが、その民族衣装のようなふりふりスカートや帽子をかぶった恰幅良いおばちゃんが出てきて対決します。男性レスラーは最初優勢ですが、最後はおばちゃんが逆転しました。でかいおばちゃんがコーナーに登って空中殺法を展開すると場内大歓声が沸き起こります。特に同じようなインディヘナおばちゃん達の興奮は最高潮!
ラパス、インディヘナプロレス ラパス、無敵ミイラ男登場 ラパス、インディヘナプロレス
これはインカ帝国を滅ぼしたスペインやヨーロッパに対する風刺なのでしょうか。でも最終戦はインディヘナおばちゃん同士の戦いでした。髪の毛を引っ張り合ったりしてケンカのようです。その大きな体からは想像出来ないほどのスピードで走り回り、場外乱闘の時には観客まで巻き込んでものすごいバトルになります。このインディヘナプロレス、エンターテインメントとして最高に面白かったです。毎週日曜のみエルアルトの会場で開催。料金所から登ってすぐの場所だったと思います。
7/14は、朝からティワナク遺跡へのバスを探しに行きました。Santa Cruz通り(Av.Mariscal Santa Cruzとは別の道)を登るCementario(セメンタリオ)行きバス(1ボリ)に乗り、墓地の前辺りで降ります。そして地元民に聞きまくってやっと乗場に着けました。付近にはコパカバーナ行きバスがたくさん並んでいます。同じように遺跡へ行く観光客が2組待ってました。バスは約1時間後にやっと来ました。セメンタリオ周辺はラパスでも治安が悪いことで有名なので1人の場合などは気を付けましょう。遺跡まで約1時間15分、10ボリビアーノ(約150円)。
Las Ruinas de Tiwanaku(ティワナク遺跡)への外国人入場料はなんと、80ボリビアーノ(約1200円。学割なし)。100円の定食で満腹になれるボリビアにしては高額です。ちなみにボリビア人は10分の1くらいで入れます。ボリビアにしてみれば数少ない観光資源であり、世界遺産として知名度も上がってきてるだろうから強気なのだと思います。しかし残念ながらペルーの遺跡と比べると保存状態は悪くて、素人が見る価値は低い気がしました。
ティワナク最大ベネット像 ティワナク遺跡 ティワナク遺跡、先住民
ティワナクは巨石文明として知られ、紀元前400年頃に標高3900mのこの周辺で広がり始めました。800~1000年頃に最盛期を迎えた時には、チチカカ湖周辺からペルー南部、チリのアタカマ周辺、ボリビアのコチャバンバくらいまでの広大な領域を支配していたと考えられています。ペルーのアヤクーチョ(写真ブログ)でワリ遺跡を見た時にもティワナク文明の影響が見られました。インカ帝国もこの文明の技術を取り入れたようです。
当初は宗教遺跡だと考えられてましたが、現在は周辺に生活や農作の痕跡が残っていることから都市機能を有してたという説が有力だそうです。しかしその遺跡の意味や民族など、多くのことが未だ謎に包まれています。スペイン人が入植してくると遺跡を破壊して、その石をティワナク村の教会や家々の土台に利用しました。今見れるのはその時に残された一部の遺跡や、その後発掘された石像などのみです。発掘は現在も続けられていて、過去写真を元に復元も検討されているようなので今後が楽しみです。
まずはチケットを購入した建物内にある博物館へ。中でもEstella Bennet o Pachamama(ベネット又はパチャママ)は、ティワナク遺跡で発掘された最大のモノリート(石像)だそうでライトアップまでされていました。他にも小さな石像、石門、インカ十字の石など考古学的に重要そうなものがたくさん見れましたが、大切に展示しているというよりは並べてるだけという感じでした。こんなことだからO型は整理が苦手だとか言われるのです(ボリビアは98%がO型)(^_^;
アカパナのピラミッド ティワナク遺跡、モノリート モノリートは柄パンツ
まずはPiramide de Akapana(アカパナのピラミッド)。ピラミッドと言っても原形は留めておらず丘のようです。今も発掘作業を進めていて、石壁や階段を復元していました。作業員にスカート履いたインディヘナおばちゃんが混じってるがボリビアらしかったですが。頂上は開けてて周辺景色がきれいです。いくつか石碑が建ってますが放置状態です。
次にTemplo de Kalasasaya(カラササヤ)ヘ登りました。この建造物の2階部分は広場みたいになってて利用方法は未だ不明だそうです。現在の建物は復元されたものですが、間違い部分が多く指摘されるようです。建物の入口に当たる部分にあるPuerta del Sol(太陽の門)は巨石文明ティワナクの象徴的なものですが、実際はもっと違う場所にあったようです。門の上部にはアンデス文明の神ビラコチャが彫られています。
広場にはモノリートと呼ばれる人の形をした石像が建っています。博物館のベネットもここから運ばれたものです。石像は2つあり、どちらも両手に何か持っています。そしてパンツには柄模様が刻まれています。次にTemplete Semisubterraneo(半地下広場)へ。この広場の中央には大きな石像1つと小さな石像2つが建っています。これはコンティキという神だと言われています。広場周囲の壁からは人の顔が出てにらんでいるように感じられます。これだけの顔が並ぶと気持ち悪いです。
ティワナク遺跡、太陽の門 ティワナク、コンチキ神像 ティワナク、顔の地下神殿
他にもあちこちに遺跡の残骸が転がっています。インカ十字架の刻まれた石、少し離れた場所にあるPuerte de la Luna(月の門)。博物館まで戻り反対側の道路を少し歩いた先にある、Pumapunku(プーマプンク)はほとんど崩れたままだけど、その多くの巨石が崩れる前の姿をぜひ見たいと思いました。がんばって復元して欲しいです。いつになるのでしょうね。ボリビア人はのんびりなので。
ティワナクからラパスまでの帰りのコレクティーボは、なぜかエルアルトまでしか行ってくれませんでした。だからそこでサンフランシスコ寺院行きのミニバスに乗り換えました。まぁセメンタリオからと同じくらいなのですが。宿へ帰るとスタッフに言って翌日発のクスコ行きバスチケットを購入しました。選挙前のスト中なのでバスが出るか分からないと言われたので高いセット料金で購入しました。片道110ボリビアーノ(約1650円)。
7/15は、朝無事にバスが迎えに来て、またティティカカ湖を渡ってコパカバーナへ行き、プーノ経由でクスコへ戻りました。そしてピサックの仮面祭り(写真ブログ)を見た後、7/18に再びクスコへ戻りました。この時のクスコ→ラパスのバス代は全て直前に限界まで値切ってみて安さに挑戦したら、25ソル+15ボリビアーノ(合計:約1000円)と行きよりかなり安くなりました。
ティワナク、インカ十字架 ティワナク遺跡、月の門 ティワナク、プーマプンク
7/19~20は、旅行会社やバス会社を回って、ルレナバケ行きの検討をしました。かなり細い道デスロードを通るため、たまにバスが崖下へ落ちる事故が起きてるそうです。それを聞いて怖かったので、飛行機の価格を聞いてみたのです。しかし以前行った人の情報よりもかなり上がっていたので、悩んでたところ、最近新道路が出来てデスロードは通らないという情報が聞けました。ほっと一安心して往復のバスチケットを購入したのですが、なんと新道路は途中までとのこと。後は運まかせ。。
7/21の朝、アマゾンの野生動物ツアー、ルレナバケ(写真ブログ)へ出発しました。往復とも約16~18時間のバスの旅で行き帰り1泊づつ+アマゾンツアー2泊3日+ルレナバケ1泊。ラパスへ戻ってきたのは、7/26早朝です。
7/26、ラパスの日本人宿YOUKOSOへ再びチェックイン、とゆーか荷物預けてますし。すると隣の部屋から聞きなれた声で名前を呼ばれ、、なんとまたまたZENさん、カナちゃんと再会。リオのカーニバル、クスコのインティライミで一緒に祭りを見た仲間です。ラパスでは、Gran Podel(グラン・ポデール)というペルーのインティライミ時期にある祭りが最大規模らしいです。そして、その次に大きいのがこの日開催のFiesta del Entrada de Universitaria(ウニベルシタリア)なのです。
ラパス祭り、プフリャイ ラパス祭り、インカ旗と少女 ラパス祭り、ディアブラーダ
ZENさん曰く、この祭りはその名のとおり大学生が中心のカルナバルで、民族衣装も含めていろんな衣装で各地の伝統的な踊りを見れる祭りだそうです。宿近くのサンフランシスコ寺院前のAv.Mariscal Santa Cruzuを通行止めして、そこを次々とダンスパレードの団体が踊りながら前進して行くのを見れます。通りは広く長いので見物客が多くても探せば最前列で見れる場所が見つかります。この祭りで、ボリビアの代表的な踊りのほとんどを見ることが出来ました。現地購入した解説冊子とZENさんの話から一部を紹介します。
CAPORALES(カポラレス)は、一番良く見かけました。男性は銀ピカ服で、ブーツに付けた鈴を鳴らしながら踊ります。女性はミニスカートが多く、パンツ見せるのもお構いなしに腰を振ったり回ったりしながら踊ります。
MORENADA(モレナダ)は、カポラレスと同じくらいよく見ました。男性は金や銀ピカで頭に大きな被り物を付けてることが多いです。衣装が大きいため踊りは小さめ。女性は年配者はロングスカートと小さな帽子、若手はミニスカートと羽の付いた派手帽子が多く、くるくる回りながら踊ります。
KULLAWADA(クジャワダ)は、男性は特徴なく、女性はスダレの付いた白い帽子でハート型を縫った衣装を着て、男女とも短いステッキ(糸つむぎ?)を振りながら踊ります。
DIABLADA(ディアブラーダ)は、悪魔や鬼の踊りという意味です。男女とも全身被り物で踊るというか行進します。コンドル、くまのような真っ白く大きな眼と鼻の怪物、天使、訳分からない怪物などいろいろ。ミニスカートの若い女性が一緒に踊ることが多いです。最も派手なので人気があります。
ラパス祭り、トバス ラパス祭り、プフリャイ ラパス祭り、ティンクス?
TOBAS(トバス)は、アマゾン地方の踊りということで、衣装は最も露出度が高いです。男女とも帽子や衣装に長い羽がいっぱい付いてるのが特徴。女性は水着のような衣装が多いです。踊りは前後に走り回ったり飛んだりと激しいので、これまた人気があります。
TINKUS(ティンクス)は、伝統的には殴り合いで求婚する儀式ですが、それを踊りにしたものです。男性は白ヘルのような帽子に羽などを付けてて、女性は山高帽に羽。男女とも衣装のあちこちに刺繍をぶら下げているのが特徴。踊りの中で殴り合いを再現したりします。
PUJLLAY(プフリャイ)は、タラブコという町で3月に開催される祭りです。男性は牛皮の黒いヘルメットでポンチョを着てます。女性はつば付帽子で特徴的な刺繍を施したスカートを履いてます。足を踏み鳴らしながら踊ります。
祭りは午前10時頃から夕方20時頃まで続いてました。ずっと見てたわけではありませんが、ZENさん、カナちゃんと共に写真や動画を撮影しながらかなり長い時間見てました。日差しが強かったし、人混みもすごくてかなり疲れましたが面白かったです。祭りの盛り上がりようはペルー人よりボリビア人の方が上のような気がしました。クスコの人々は6月は毎日カルナバルなので慣れすぎてるのか今ひとつ盛り上がりに欠けてた気がするのです。
7/28は、コカ博物館へも行きました。コカの葉の栽培や歴史についたなどが詳しく説明されています。英語付きだったので英語得意のZENさんに解説してもらってよく分かりました。この日はその後、サガルナガ通りなどで民芸品ショッピング。ヨシコさんに教えてもらったマフラー安い店で15個くらい買って1つ18ボリ(約270円)にしてもらったり、指人形を15以上買って1つ1.25ボリとかにしてもらいました。他にニット帽、手袋、バッグ、リャマ・アルパカ人形、ズボンなどを買いました。
ウニベルシタリオ美女集団 ラパス、マフラーおばちゃん ラパス、郵便局で大荷物郵送
8/1は、郵便局へ行って、ペルー、ラパスで買いまくった民芸品や写真動画を焼いたDVD、不要になった荷物を日本へ郵送しました。16.6Kgを船便で1036ボリビアーノ(約15,500円)+袋代15ボリ。船便といっても航空便に空きがあればそちらに回してくれるようで、日本には10日くらいで到着しました。高くなったとはいえ、まだ南米ではボリビアが最安値かも知れません。ペルーやエクアドルとほとんど変わりませんが。
8/2は、ついにラパスを出る日となりました。楽しい仲間も多くて面白い町でおいしいものがいっぱいなので名残惜しかったです。夕方タクシー(6ボリ)でバスターミナルへ行きました。当初スクレへ行く予定でしたが、選挙前のストのため、憲法上の首都スクレ行きのバスは全て運行中止でした。考えた末、コチャバンバへ行ってみることにしました。直前で安くなった20ボリチケットを購入して、バスへ乗り込みました。
と言うわけで、クイズ!ゆめぽろ丼の答えは「インディヘナのプロレス」でした(^^)/
Gracias(グラシアス。スペイン語)「(最後まで読んで頂き)ありがとうございます」、
Buenas Noches(ブエナス・ノチェス)「おやすみなさーい」(-_-)zzz「コテッ」

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