しかし町じたいには見所がありません。ただパンタナールでよく見れる野生動物、オオアリクイを確実に見れる場所があるので日本人にも人気なのです。オオアリクイはツアーでもなかなか見れないそうです。
ゆめぽろ(@yumepolo)です。こんちはっ!
v。この時期、昼はかなり暑くて夜は適温でした。2008/8/22の朝、サンタクルスからの長距離バスでボリビア国境キハロに到着。無事ボリビア出国。ブラジルの入国手続きは町の警察署にて。市バスでコルンバのバスターミナルに到着。目的の宿4 Cantosへは歩いて行ったけど少し道にも迷いながら、なんとかたどり着けました。ターミナルに地元の客引き兄ちゃんがいるけど、パンタナールツアーの勧誘などであまり評判良くないので避けて自力で行きました。
この宿は日本人バックパッカーがよく泊まることで知られていますが、ツアー勧誘がしつこいとか、値段高いとかいろんな良からぬ噂を聞いてました。しかし私はある1つの目的を果たしたいがために来たのです。それはTamandua(タマンドゥア。オオアリクイ)が飼われているからです。ちなみにタマンドゥアは正確にはコアリクイのポルトガル語だそうです。英語では、Giant Ant Eater。
コアリクイは尻尾を巻きつけて木に登るけど、オオアリクイは地上で蟻の巣を探すようです。そしてその長い舌で巣の中にいるアリやシロアリを捕まえて口に運ぶのです。種が絶滅するまで狩り尽くす人間とは大違いで、1つの巣での食事はほどほどにして複数の巣から少しづついただくのが野生動物の賢いところ。
アリクイは同じく中南米に生息するアルマジロやナマケモノの仲間に属します。アルマジロはアルゼンチンのバルデス半島(写真ブログ)で見ました。ナマケモノにはこの時点ではまだ会ってませんが、この数ヵ月後にコスタリカで初めて見ることが出来ました。
そして野生のオオアリクイにも次の町で会うことになるのですが…。この宿で飼われてるオオアリクイは本当にかなり大きくてビックリしました。人なつっこく近づいてくるので少し恐かったです。コアラやナマケモノと同じく寝てる時間が長いので、チェックインした時には小屋で睡眠中でした。しかししばらくすると庭に出てきて、エサのミルクをガブガブ飲んでいました。
長い舌を出してミルクを飲む姿は豪快です。そして前足は人間の手のように複雑な動きが出来てしぐさがかわいい♪。しかもすぐ抱きついてくる甘えん坊なのです。ただし前足の爪は大きくて引掻かかれるとケガしそうだし、狂犬病の疑いも考えなければならないので、なるべく爪だけは触らないよう注意しました。幸い歯はないので噛まれても心配なさそうですが。
しばらくこいつと遊んだ後、パンタナールツアーについて調べるため旅行会社を探しに行きました。しかし町の旅行会社で聞いてもバスターミナルにある旅行会社へ行けと言われました。仕方なくバスターミナルへ。そこには2~3軒ありましたが、一番安そうな店でも2泊3日のツアーが300USドルくらいしたのであきらめました。
ツアーの写真を見せてもらうと見れる動物はアマゾン系が多く、ボリビアのルレナバケ(写真ブログ)で見たカピバラ、カイマン(ワニ)、ピラニア、ジャビル(ズグロハゲコウ。コウノトリ種)、サル各種など。それ以外の、アリクイ、ナマケモノ、アルマジロ、トゥカーノ(オオハシドリ)コンゴウインコやタカなど各種の鳥を見るチャンスもあるようなのでもし次回機会があればぜひ行きたいです。
それからブラジルの入国手続きを済ませるため、Policia Federalを探しました。最近移転したのか知ってる人が少なかったです。独立記念広場から1~2ブロックのとこだと思います。しかしここでは手続き出来ず、翌日バスターミナルへ行けと言われました。翌日午前中にバスターミナルで無事入国手続きを済ませることが出来ました。その後、町を一通り歩いてみたけど面白いとこは見つからず、川を眺めてもきれいではなかったので一周してから宿へ帰りました。
すると道でかわいい動物型の公衆電話を発見。これはボリビアのサンタクルスにもありましたが、ブラジルではボニートとかでも見かけます。ピューマ、トゥカーノ(Tucano)、川の魚などを見つけました。公衆電話ではないけどズグロハゲコウ(Jaburu)の模型も木の上に見つけました。パンタナールではトゥユユと呼ばれるシンボル的な鳥だとか。
宿へ帰るとオオアリクイ君がお出迎えしてくれました。サンキュ♪。そして宿の女の子と一緒にオオアリクイと遊びました。この動物はのんびりしてそうなのに遊ぶ時はかなり速く走ります。その勢いで走って来ると恐いのですが。特に太い爪が。あんまり長く遊んでると興奮してきて、女の子を抱きかかえるような格好になってしまい、泣かせてしまいました。オオアリクイがこんなに人なつっこいとは思いませんでした。
8/23は、朝からチェックアウトしてバスターミナルへ行きました。そしてボニートへの長距離バスのチケットを購入して出発時間までベンチで待ちました。ちょうど北京オリンピックの女子バレーボール決勝戦で、ブラジルが善戦してたのでTV前はみんな釘付けでした。そしてブラジルが優勝したようです。おめでとう。そこでバスが来たので乗り込みました。
Obligado(オブリガード。ポルトガル語。)「(最後まで読んで頂き)ありがとうございます」
Boa Noite(ボア、ノイチ。ポルトガル語。)「おやすみなさーい」(-_-)zzz「コテッ」