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クレムリン!赤の広場!史跡公園!修道院 in モスクワ(ロシア)

美しいポクロフスキー聖堂ロシアの首都モスクワ(Mockba)は、私が子供の頃には冷戦の象徴として、怖い町、寒い町などのイメージが強かったです。しかし今は全く違います。
社会主義国のシンボルとしてTV放映されてきたクレムリン、赤の広場は今は観光客だらけ。町のあちこちでピロシキを買えるし、こけし風のかわいいお土産マトリョーシカもいろんな形のが売られています。

ゆめぽろ(@yumepolo)です。こんちはっ!

この時期、昼は暑くて夜は快適。

2009/6/25の午前9:30に、関空から飛行機で北京経由でモスクワへ向かいました[モスクワへの移動情報]。モスクワへは日本時間の23時頃に到着。時差-5時間なので、現地時間の18時頃でした。入国手続きは並ぶ時間が長かっただけで、順番がくるとすんなりとクリア。空港のインフォで町への行き方を聞くと、メトロ駅まで行けるバスを教えてくれました。そのバスの終点で降りてメトロ(地下鉄)で目的の宿のある駅へ向かいました。
宿へは迷ったあげく、着いてみると経営主体が変わってました。それでもモスクワの宿としては安い方だったのでとりあえず1泊することに決めました。結局、この宿Gou Dpo Gasis?[モスクワの宿情報]にチェックインしたのは深夜0時頃。白夜で23時過ぎまで明るかったので助かりました。心配してたほど治安も悪くなかったし。
ソビエト連邦象徴赤の広場コインを拾うおばあちゃんロシア名物ふさふさ帽子
6/26は、宿の朝食を食べた後、ネット屋を探しました。そして駅前のマクドナルドでWIFIフリーなのを見つけたので、モスクワの安宿や今後の予定に必要な情報を調べました。それから宿探しをして、Hostel Nova[モスクワの宿情報]を見つけたので、バックパックを持って来てチェックイン。しかし外国人登録を依頼すると、昨日宿泊した宿では?と聞かれ、また引き返して確認。既に登録済みでした。
外国人登録とは、ロシアで旅行する際に義務付けられている制度です。同じ都市内に3日以上滞在する場合は必須らしい。宿によっては手数料を取って手続きしてくれる場所もあります。昨日宿泊した宿は無料でやってくれたのでラッキー♪。ちなみに3日以上滞在しない場合でも登録必須の宿もありました。
そんなこんなですぐ夕方に。少しでもモスクワ観光したかったので、有名な赤の広場、クレムリンを見に行きました。宿から徒歩20分くらい。20時過ぎまで観光してたけど白夜なので明るかったです。でも曇りがち。
ロシア名物マトリョーシカ赤の広場。国立歴史博物館花であふれるロシアの夏
赤の広場の入り口ヴァスクレセンスキー門の前には「全ロシア道路の起点」があります。ここでは後ろ向きにコインを投げながら願い事をすると叶うそうです。たくさんの投げる人に混じって、コインを拾いまくる物乞い風のおばちゃんがいます。1日でかなり稼げる気がします。
赤の広場のクレムリンとは反対側には、モスクワ最大のグム百貨店があります。今は外資系ブランドやレストランばかりなので私には用のない所でしたが、ソ連時代には食料品・日用品が売られてたようです。とは言っても社会主義時代なので物は溢れてなかったんでしょうね。
この日はこんな感じでぶらぶらだけして宿へ戻りました。宿の猫は甘えん坊で超かわいい♪ノミがこわいのでベッドには乗せない方がいいかも。
大砲の皇帝の前で記念撮影ロマノフ王朝の鐘の皇帝ウスペンスキー大聖堂
6/27は、再び赤の広場やクレムリンを観光しに行きました。赤の広場は社会主義時代の象徴と言っても過言ではないでしょう。ソ連崩壊後の今は観光客であふれかえっています。広場にはクレムリン、ポクロフスキー聖堂、レーニン廟が隣接。カザンの聖母聖堂国立歴史博物館の外観はなかなか立派でした。特に博物館は威圧感があり、クレムリンよりも存在感を放ってる気がしました。
その前には土産物屋が並び、ロシア名物マトリョーシカやふさふさした毛の帽子なども売ってます。火の灯された無名戦士の墓の前では、結婚式姿のカップルやその親類達が記念撮影してました。その周辺は色とりどりの花であふれてました。ロシアでは冬がさみしいからか、春夏はカラフルできれいな花をあちこちで見れます。
そしていよいよクレムリンへ入場です。トロイツカヤ塔から。入場料:350ルーブル(約1,100円。学割100ルーブル)。まず目に入るのはクレムリン大会宮殿。でもこの建物は新しすぎて浮いてます。昔はソ連共産党大会に使われたそうですが、現在はオペラなどを上演してるとか。

その正面には兵器庫、ロシア連邦大統領府、大統領官邸の3つが並んでいます。ちょうどその前で衛兵交代のようなセレモニーが行われててラッキー♪。合唱隊が笛や太鼓を叩きながら、それに合わせて衛兵が足を揃えて行進。馬に乗った騎兵隊の行進も見事でした。13:30という中途半端な時間だったのですが定期的に行われてるものなのかは不明です。
次に大砲の皇帝。変な名前ですが16世紀の当時世界最大の口径だったということで、ロシア語で皇帝を表す「ツァーリ」の称号を持つ巨大大砲です。重量40トン。しかし1発も発砲されなかったとか。
その更に奥には鐘の皇帝と呼ばれる世界最大の鐘があります。18世紀前半、鋳造中に水をかけられてヒビ割れしたため、一度も鐘の音を響かせることはなかったとか。総重量200トン。割れたカケラも一緒に展示しています。鐘にはロマノフ王朝の王や飾りが彫られています。
門の見事なフレスコ画イワン大帝の鐘楼と聖堂聖ワシリー聖堂フレスコ画
鐘の裏側には聖堂が集まってる広場があります。黄金の玉ねぎ型ドームが並びます。クレムリンにこんな場所があるとは驚きです。イワン大帝の鐘楼はひときわ高い塔を持ってます。16世紀前半に建てられ、イワン雷帝の時代これより高い建造物を建てることは禁止されてたそうです。ナポレオンがモスクワから撤退する時、破壊を命じたけど難を逃れたようです。
ウスペンスキー大聖堂は3つの塔からなり、かつてはロシア皇帝が戴冠される国教聖堂だったとか。内部のイコン、フレスコ画は本当見事!その他、ブラゴヴェシチェンスキー聖堂、アルハンゲルスキー聖堂、リザバラジェーニヤ教会など、内部のイコンがきれいな教会が立ち並んでいました。
その聖堂広場を抜けて歩いていくと武器庫。入場料:700ルーブル(2,250円。学割で半額)もするので見応え充分。写真撮影不可。ダイヤモンド庫は有料だったしもう満足だったので入りませんでした。
ポクロフスキー聖堂スィートヌィドヴォール教会ヴォズネセニエ教会
クレムリンを出るとポクロフスキー聖堂(聖ワシリー聖堂)へ。ロシアでは最も有名なので、誰でも一度はの写真や映像で見たことがあると思います。9つもの玉ねぎ型のドームがあり、色や模様も様々です。イワン雷帝がモンゴル軍に対する勝利を記念して建設。設計した2人の技師は2度と同じようなものを造れないように失明させられたとか。
内部へも入れます。入場料:100ルーブル(320円。学割50ルーブル)+写真撮影料:160ルーブル。フレスコ画がいくつかきれいに残っています。迷路のような廊下。イコノスタスの前ではちょうど合唱団が歌っていました。その場の雰囲気にとてもマッチしてました。
最後にレーニン廟へ入ろうと思ったけど閉まってました。レーニン、スターリンの遺体が永久保存されてるとか。今はもう見れないのかなぁ。

6/28。午前中は雨だったけど、午後から晴れてきたのでメトロ(地下鉄)に乗って世界遺産2つを観光へ行きました。まずはカローメンスコエ。イワン雷帝、ピョートル大帝などが別荘を建てたという保養地みたいなとこ。14~17世紀頃の教会などが自然公園の中に建っています。現在は観光客や地元客たちの散歩場所になっていてのどかです。
真っ白くてきれいなヴォズネセニエ教会。緑のトンガリ屋根が印象的で、皇帝の食事を作ってたスィートヌィ・ドヴォール教会。青い玉ねぎ型ドームを持つカザン聖母教会の内部は見学出来ます。女性はスカーフなどで髪を隠す必要がありました。
次にノヴォデヴィチ修道院へ。16世紀に建設された女子修道院。赤と白の城壁に囲まれている。16世紀末にはモンゴル軍の侵攻を食い止めたとか。城壁内にはいくつか教会などがあり、中でもスモレンスキー聖堂の内部のフレスコ画は見事です。博物館では巨大な聖杯?なども見れました。
カローメンスコエの教会ノヴォデヴィチ博物館の聖杯スモレンスキー聖堂フレスコ画
城壁の裏側には湖と公園があります。その湖越しに見る城壁や修道院はきれいです。チェイコフスキーが「白鳥の湖」を考えながら散歩したらしい。修道院のすぐそばにはノヴォデヴィチ墓地もあります。フルシチョフやゴルバチョフ夫人(本人のはどこ?)の墓などもあります。意外と観光客も多くて写真撮影などもしてました。
6/29。朝はだらだらしてて出発が遅くなりました。バックパックなどは宿に預けてから、ウラジーミルへ向かいました[ウラジーミルへの移動情報]。
ノヴォデヴィチ修道院ノヴォデヴィチ修道院と湖ノヴォデヴィチ修道院城壁
7/1。夕方、再びモスクワへ戻って来ました。そして駅で並んで今夜発の夜行列車チケットを購入。ロシアのチケット売場はどこもかなり並んで購入することになります。しかもどの列に並べばいいのか分かりにくい。この時も結局2時間くらい並んでやっと購入出来ました。それから宿に預けてた荷物を受け取ると駅へ行き、サンクトペテルブルク行き夜行列車[サンクトペテルブルクへの移動情報]に乗りました。
CпaCибo(スパスィボ。ロシア語)「(最後まで読んで頂き)ありがとうございます」
CпaKoйHoй Hoчй!(スパコイノイ、ノーチ。ロシア語)「おやすみなさーい」(-_-)zzz「コテッ」

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