2024年スペイン世界遺産全50件と候補一覧/行き方と地図/動画・写真・評価
スペインの世界遺産全50件と暫定候補一覧を掲載。アクセス難易度・地図・動画・写真・評価・登録年・種類別も紹介。各国や日本の世界遺産一覧もあり。
国旗・英名 | Spain |
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首都・主都 | マドリード |
出典・参考 (PR) | ・旅行ガイド(Kindle、楽天の価格) ・LonelyPlanet |
世界遺産数 | 全50件(26訪問 52%) (訪問=他国含め構成資産1件以上でカウント) |
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アクセス 難易度 | 公共交通で可:40件 (82%) 車やツアー必須・難易度高め:9件 (18%) |
世界遺産 次の登録 | 2025年7月(世界遺産候補一覧) |
現地情報 | [地図] [時差] [天気予報] [通貨・為替レート] |
周辺国の 世界遺産 | ヨーロッパ世界遺産一覧 |
スペインの世界遺産一覧
表の説明
写真の
右上:平均評価
右下:区分と、最初の(国の)登録年
左下:アクセス難易度(私の感覚)
A:全か所へ主要都市から公共交通か簡易ツアーで可
B:一部へ公共交通か短時間の車などで可
C:全か所へ容易に行けずツアーか車などが必須
D:観光は禁止か、行くのが困難
小画像@⇒出典:wiki CC BY3.0。@以外の写真は全て私が撮影。
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スペインの暫定世界遺産一覧(候補)
ユネスコのスペイン暫定世界遺産リスト(次回の世界遺産一覧)です。リンク先は英語。()内はユネスコ記載年。
- Sigüenza and Atienza Sweet and Salty Landscape (2022)
- Les témoignages matériels de la construction de l’État des Pyrénées : la Co-principauté d’Andorre (2021)
- The Hadrianic city of Italica (2019)
- Group of Mozarabic buildings on the Iberian Peninsula (2019)
- The Episcopal See of Egara and its pictorial decoration (5th-8th centuries) (2019)
- The Wine in Iberia (2018)
- Cíes Islands–Atlantic Islands of Galicia National Park (2018)
- Church of San Salvador de Valdediós (2017)
- The Olive Grove Landscapes of Andalusia (2017)
- Turó de la Seu Vella de Lleida (2016)
- Monastery of Santa María de La Rábida and the Columbus Memorial Places in Huelva (2016)
- Le Portail du Monastère de Ripoll (2015)
- Priorat-Montsant-Siurana paysage agricole de la montagne méditerranéenne (2014)
- Talayotic Culture of Minorca(2013)
- La Rioja and Rioja Alavesa Vine and Wine Cultural Landscape (2013)
- Jaén Cathedral (extension of the Renaissance Monumental Ensembles of Úbeda and Baeza) (2012)
- Valle Salado de Añana (2012)
- Plasencia - Monfragüe - Trujillo : Paysage méditerranéen (2009)
- Mesta Livestock trails (2007)
- Roman Ways. Itineraries of the Roman Empire (2007)
- Ancares – Somiedo (2007)
- Loarre Castle (2007)
- El Ferrol of the Illustration Historical Heritage (2007)
- Mining Historical Heritage (2007)
- The Mediterranean Facet of the Pyrenees (France-Spain) (2004)
- Greek Archaeological ensemble in Empúries, l'Escala, Girona (2002)
- Romanesque Cultural Enclave in the North of Castile-Leon and the South of Cantabria (1998)
- Bulwarked Frontier Fortifications (1998)
- The Silver Route (1998)
- Mediterranean Wind Mills (1998)
- The Ribeira Sacra, Lugo and Orense (1996)
スペインの世界遺産の詳細データ
コルドバ歴史地区
世界遺産の概要
スペイン中南部の「コルドバ歴史地区」は、8世紀以降にイスラム教の後ウマイヤ朝の都として栄え、13世紀にキリスト教徒が奪還した後も名残りは残されました。ユダヤ人街、メスキータ(モスク)など当時をしのばせる建造物と歴史地区が世界遺産に登録されています。
アクセス方法/行き方
コルドバへは、マドリード・アトーチャ駅から電車2時間、バルセロナ・サンツ駅から電車4.5-9時間、グラナダから電車かバスで2.5時間、セビーリャから電車かバスで40-120分、マラガから電車1時間など
英語名
Historic Centre of Cordoba
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
グラナダのアルハンブラ、ヘネラリーフェ、アルバイシン地区
世界遺産の概要
スペイン南部の「グラナダのアルハンブラ宮殿」は、イベリア半島で最後のイスラム教勢力が14世紀に完成させた豪華な宮殿です。ナスル宮殿や庭園だけでなく、水の宮殿と呼ばれたヘネラリフェ離宮や、宮殿を眺められるサンニコラス展望台のあるアルバイシン地区も含めて世界遺産に登録されました。
アクセス方法/行き方
電車も多いがバスの方が安くて乗換えもなく便利。グラナダへバスで、マドリード南バスターミナルから5時間、バルセロナ北ターミナルから15時間、セビーリャから3時間、コルドバから2.5-4時間、マラガから1.5時間など
英語名
Alhambra, Generalife and Albayzin, Granada
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
ブルゴス大聖堂
世界遺産の概要
スペイン中北部カスティーリャ・イ・レオン州の「サンタ・マリア・デ・ブルゴス大聖堂」は、13世紀に着工され現在のフランスドイツ・ゴシック様式に完成したのは16世紀の、聖母マリアに捧げられたカトリック教会です。スペイン3大ゴシック聖堂の1つです。
アクセス方法/行き方
ブルゴスへは、マドリードから電車かバスで2.5-4.5時間
英語名
Burgos Cathedral
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
マドリードのエル・エスコリアル修道院とその遺跡
世界遺産の概要
マドリード郊外の「エル・エスコリアル修道院」は、1557年のサン・キンティンの戦いでフランス軍をやぶったフェリペ2世が勝利を記念して創建した、宮殿や霊廟もかねた修道院です。戦争の間のフレスコ画や、美術館のエルグレコ作「聖マウリシオの殉教」も有名です。
アクセス方法/行き方
エル・エスコリアルへは、マドリードから電車かバスで1時間。駅から修道院は徒歩15分
英語名
Monastery and Site of the Escurial, Madrid
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
アントニ・ガウディの作品群
世界遺産の概要
スペイン北東部のバルセロナと近郊にある「アントニ・ガウディの作品群」は、古今東西の折衷様式を唱えたモデルニスモの代表的建築家ガウディが設計・建築した作品群のことです。そのうち7ヶ所(サクラダファミリア教会、グエル公園、グエル邸、カサ・ミラ、カサ・ビセンス、カサ・バトリョ、コロニア・グエル教会地下聖堂)が世界遺産に登録されました。
アクセス方法/行き方 旅行記/ブログ
6作品はバルセロナ市内なので地下鉄駅から行けるが、人数制限あるため要予約。コロニア・グエル教会は、スペイン広場からカタルーニャ鉄道でColonia Guell駅へ20分。駅から徒歩10分
英語名
Works of Antoni Gaudí
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
アルタミラ洞窟と北スペインの旧石器時代の洞窟画
世界遺産の概要
スペイン北部カンタブリア州の町サンタンデルの西30kmにある「アルタミラ洞窟」は、約18,000–10,000年前の旧石器時代の洞窟画が残されています。その後、17洞窟が追加登録されました。現在は保護のため全て非公開だが、アルタミラ国立博物館研究センター、マドリード国立考古学博物館などでレプリカを見学可能です。
アクセス方法/行き方
マドリード・チャマルティン駅⇒サンタンデールへ電車4時間⇒サンティリャーナ・デル・マルへバス40分。洞窟は一般公開してないが隣接博物館でレプリカ見学可能
英語名
Cave of Altamira and Paleolithic Cave Art of Northern Spain
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
セゴビア旧市街とローマ水道橋
世界遺産の概要
スペイン中部の「セゴビア旧市街とローマ水道橋」は、ローマ帝国時代に築かれ今なお使われている水道橋と、大聖堂や古城などが残る旧市街が世界遺産に登録されています。アルカサルは13世紀に最初の城が築かれ増改築されカスティーリャ王国のフェリペ2世が結婚式をあげたことでも有名です。映画『白雪姫』の城のモデルでもあります。
アクセス方法/行き方
セゴビアへは、マドリード・チャマルティン駅から高速鉄道30分か、普通列車2時間。バスはマドリード・モンクロアから1.5時間
英語名
Old Town of Segovia and its Aqueduct
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
オビエド歴史地区とアストゥリアス王国の建造物群
世界遺産の概要
スペイン北部の町オビエドは、8世紀に半島全域で栄えたイスラム教国の中に存在舌、数少ないキリスト教国アストゥリアス王国の都でした。それがカスティーリャ王国となりレコンキスタ発祥の地とされます。構成資産6件は、カマラ・サンタ・デ・オビエド、サン・フリアン・デ・ロス・プラードス教会、フォンカラーダの泉、サンタ・マリーア・デル・ナランコ教会、サン・ミゲル・デ・リーリョ教会、サンタ・クリスティナ・デ・レーナ教会。
アクセス方法/行き方
マドリード・チャマルティン駅から電車4-6.5時間か、マドリード南バスターミナルかサンチャゴ・デ・コンポステーラからバス5-7時間。カマラ・サンタ=カテドラル、サンフリアンデロスプラードス教会、フォンカラーダの泉は市内。サンタマリアデルナランコとサンミゲルデリーリョへは、オビエドのウリア通りからA1,A2バス10分後、徒歩10分。サンタクリスティナデレナ教会はオビエドから南25kmのレナ市
英語名
Monuments of Oviedo and the Kingdom of the Asturias
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
サンティアゴ・デ・コンポステーラ(旧市街)
世界遺産の概要
スペイン北西部ガリシア州のサンティアゴ・デ・コンポステーラは、キリスト教三大巡礼地/聖地(他はエルサレム、バチカン)の1つであり、多くのキリスト教徒が巡礼に来る場所です。9世紀に聖ヤコブ=サンティアゴの墓が発見された場所に建てられた聖堂が増改築を繰り返し現在のカテドラルの姿になりました。その周辺の歴史地区が世界遺産に登録されました。
アクセス方法/行き方
マドリード・チャマルティン駅から電車5-7時間か、マドリード南バスターミナルから8.5時間
英語名
Santiago de Compostela (Old Town)
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
アービラの旧市街と塁壁の外の教会群
世界遺産の概要
スペイン中部の「アビラ旧市街と市壁街の教会群」は、かつてイスラム教徒との戦いの最前線だったため、町を城壁で囲んだ要塞都市でした。その壁内のアビラ旧市街(9基の門と87の塔を含む)と、城壁外の10教会が世界遺産に登録されています。
アクセス方法/行き方
アビラへは、マドリードから電車かバスで2時間以内
英語名
Old Town of Ávila with its Extra-Muros Churches
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
アラゴン州のムデハル様式建造物
世界遺産の概要
スペイン北東部アラゴン州のテルエル、サラゴサなど数都市にあるムデハル様式の10の建築群が世界遺産に登録されました。ムデハル様式とは、イスラム文化を取り入れた中世スペインの装飾様式で、12-16世紀にアラゴンやカスティーリャで広まりました。
アクセス方法/行き方
サラゴサへは、マドリードから電車かバスで4時間(AVEなら1.3時間)か、バルセロナから電車かバスで4-5時間(AVEなら2時間)。テルエルへは、サラゴサやバレンシアから電車2.5時間か、マドリード南バスターミナルから3.5時間
英語名
Mudejar Architecture of Aragon
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
古都トレド
世界遺産の概要
スペイン中部でマドリードからも近い古都トレドは、古代ローマ後の西ゴート王国の首都として栄え、イスラム教、ユダヤ教、キリスト教といった多様性あふれる町です。異文化の融合が生んだムデハル建築などが残され、16世紀のままといわれる旧市街が世界遺産に登録されました。
アクセス方法/行き方
トレドへは、マドリードから電車かバスで0.5-1.5時間
英語名
Historic City of Toledo
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
ガラホナイ国立公園
世界遺産の概要
北アフリカの西に浮かぶスペイン領カナリア諸島のラ・ゴメラ島の、ガラホナイ国立公園は標高1487mの島の最高峰ガラホナイ峰や、ガラとホナイの結ばれなかった悲恋伝説から命名されたと伝えられます。太古から残る自然により植物や動物の固有種が生息。
アクセス方法/行き方
マドリードやバルセロナ⇒テネリフェ島へ飛行機2.5時間。ヨーロッパ諸都市からも便あり。ラ・ゴメラ島へはテネリフェ島の南端ロス・クリスティアーノスからフェリー50分。国立公園へはバスかツアーで
英語名
Garajonay National Park
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
カーセレスの旧市街
世界遺産の概要
スペイン中西部のカセレスの旧市街は、ローマ人に築かれイスラム教徒が侵入してキリスト教徒が奪還したため多様性あふれた建築群と町並みが残されていて世界遺産に登録されました。中世の町並みが残されていて、コウノトリの巣が多く見られることでも有名です。
アクセス方法/行き方
マドリード⇒カセレスへ電車かバスで4時間。またはメリダから電車1時間
英語名
Old Town of Cáceres
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
セビージャの大聖堂、アルカサルとインディアス古文書館
世界遺産の概要
スペイン中部のセビージャ/セビーリャ/セビリアの大聖堂、イスラムのムデハル様式のアルカサル、インディアス古文書館は、黄金期のスペイン海洋帝国の歴史を残す建造物として世界遺産に登録されました。16世紀に建設されたカテドラル=大聖堂とヒラルダの塔は、イスラム教のモスクとミナレットの跡地に建てられました。
アクセス方法/行き方
セビージャへは、マドリード‐・アトーチャ駅から電車2.5時間か、バスでは6時間。グラナダからは電車かバス3時間
英語名
Cathedral, Alcázar and Archivo de Indias in Seville
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
サラマンカ旧市街
世界遺産の概要
スペイン中西部のサラマンカ旧市街は、古代ローマ人に築かれイスラム教国を経た後、13世紀にスペイン最古のサラマンカ大学が創設されて大学都市として栄えました。旧市街と周辺の教会などを含めた計8件が世界遺産に登録されました。
アクセス方法/行き方
マドリード⇒サラマンカへ電車かバスで1.5-2.5時間
英語名
Old City of Salamanca
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
ポブレー修道院
世界遺産の概要
スペイン北東部のポブレー修道院は、12世紀に建設されたカタルーニャ地方で初のシトー会の修道院です。ハイメ1世やペドロ4世らアラゴン王国の王や王妃たちの墓所があります。19世紀に荒廃したが、20世紀に修復されて現在は修道院として復活。
アクセス方法/行き方
バルセロナ⇒タラゴナへ電車1時間⇒ Pobletへバスターミナルから1日1便バスあり。曜日と帰り時間は要確認。またはタラゴナから電車でレスプルガデフランコリ駅/Espluga de Francolíへ行き、4km歩くかタクシーで
英語名
Poblet Monastery
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
メリダの遺跡群
世界遺産の概要
スペイン中西部のメリダは、ローマ時代には初代皇帝の名からエメリタ・アウグスタと呼ばれ、ルシタニアの州都として栄えました。西ゴート王国、イスラム教国になったこともあり、複数のローマ遺跡も含めて22の構成資産からなリます。
アクセス方法/行き方
マドリード⇒メリダへ電車かバスで4-6時間。カセレスからは電車1時間
英語名
Archaeological Ensemble of Mérida
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
サンタ・マリア・デ・グアダルーペ王立修道院
世界遺産の概要
スペイン中西部の「サンタ・マリア・デ・グアダルーペ王立修道院」は、14世紀にこの地で発見された聖母像に戦勝祈願したアルフォンソ11世が、サラードの戦いの勝利に感謝して建設。コロンブス等により新大陸のキリスト教化の象徴ともなりました。
アクセス方法/行き方
グアダルーペへは、マドリードの南バスターミナルから3.8時間か、カセレスからバス2.5時間
英語名
Royal Monastery of Santa María de Guadalupe
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路:カミーノ・フランセスとスペイン北部の巡礼路群
世界遺産の概要
サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路は、スペイン西部の聖ヤコブ(スペイン語でサンティアゴ)の墓に至る道です。スペイン国内の「フランスの道の主に3ルート」と「北部の道の複数路」と巡礼地の計2000件近い構成資産が世界遺産に登録されました。オビエド、ルーゴ、ブルゴスなどの聖堂は別世界遺産と重複登録されてます。フランス内の巡礼路は別世界遺産として登録されてます。
アクセス方法/行き方
フランスからの巡礼は2ヶ月は必要。サンティアゴ・デ・コンポステーラへは、マドリード・チャマルティン駅から電車5-7時間か、マドリード南バスターミナルから8.5時間。オビエドはサンティアゴからバス5-7時間
英語名
Routes of Santiago de Compostela: Camino Francés and Routes of Northern Spain
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
ドニャーナ国立公園
世界遺産の概要
スペイン南西部の「ドニャーナ国立公園」は、スペイン最大級の自然保護区で、中世以降は王室の狩り場で定住が禁じられたため、手つかずの湿地帯・森林地帯などに水鳥と野生動物が豊富に生息してます。
アクセス方法/行き方
マドリード⇒セビージャへ電車2.5時間⇒サンルーカル・デ・バラメダへバス1.5時間⇒バホ・デ・ギア桟橋からレアル・フェルナンデ号でツアー3.5時間/18ユーロから。1週間前までにビジターセンターへ要予約
英語名
Doñana National Park
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
歴史的城壁都市クエンカ
世界遺産の概要
スペイン中部の「歴史的城壁都市クエンカ」は、9世紀にイスラム教徒が断崖上に築いた城塞都市で、12世紀にキリスト教徒のカスティーリャ王国が奪取しました。大聖堂はスペインのゴシック聖堂としては最古級で、他の教会群や建造物を含めた旧市街が世界遺産に登録されました。
アクセス方法/行き方
マドリード⇒クエンカへ電車かバス1-3時間
英語名
Historic Walled Town of Cuenca
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
バレンシアのラ・ロンハ・デ・ラ・セダ
世界遺産の概要
スペイン東部の「バレンシアのラ・ロンハ・デ・ラ・セダ」は、15世紀後半に建てられたゴシック様式の商品取引所で、当時のバレンシアの経済力の大きさを物語る象徴的な建造物です。イスラムの王宮跡に建てられたのでイスラム建築のような模様も見られます。
アクセス方法/行き方 旅行記/ブログ
バレンシアへは、マドリードから電車1.5-6時間か、バス4.5時間か、バルセロナから電車かバスで3-5時間
英語名
La Lonja de la Seda de Valencia
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
ラス・メドゥラス
世界遺産の概要
スペイン北西部の「ラス・メドゥラス」は、紀元前1世紀頃から3世紀頃までローマ帝国の金鉱山として栄えました。水の力で山をくずして砂金や鉱物を採取したといわれ、現在も残るその独特な文化的景観が評価されて世界遺産に登録されました。
アクセス方法/行き方
拠点の町ポンフェラーダ/Ponfeladaへは、マドリード、レオン等からアストルガ経由の電車で。各地からバスもあり。ポンフェラーダではバスは少ないため、帰りを考えるとタクシーチャーターで。駅⇒ラス・メドゥラス⇒展望台⇒駅の往復80分 計2時間滞在で60ユーロから
英語名
Las Médulas
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
バルセロナのカタルーニャ音楽堂とサン・パウ病院
世界遺産の概要
スペイン北東部「バルセロナのカタルーニャ音楽堂とサン・パウ病院」は、ガウディに講義したこともあるモンタネールによるモデルニスモ建築の傑作です。カタルーニャ音楽堂は現在もコンサート等で使用されています。病院も2009年まで使われてました。
アクセス方法/行き方
両方ともバルセロナ市内でガイドツアー1時間/約20ユーロ。音楽堂は1,4号線のウルキナオナ駅から徒歩3分。サンパウ病院は5号線サンパウ・ドス・デ・マッチ駅から徒歩1分
英語名
Palau de la Música Catalana and Hospital de Sant Pau, Barcelona
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
サン・ミジャン・ユソとサン・ミジャン・スソの修道院群
世界遺産の概要
スペイン北東部の「サン・ミジャン・ユソとサン・ミジャン・スソの修道院群」は、10-11世紀に建設された聖エミリアヌス=サン・ミジャン/サン・ミリャンに関連する2つの修道院です。上方のサン・ミジャン・スソの方が古くて、聖エミリアヌスの墓、ナバラ王国女王の石棺もあります。下方のユソ修道院は、16-18世紀に再建され、ルネサンス様式やゴシック様式が特徴です。
アクセス方法/行き方
拠点の町ナヘラ/Najeraへバスで、ブルゴス1.5時間、サラゴサ2.5時間。ナヘラ発サンミジャンへのバスは少なくて、ナヘラ泊でない場合はタクシーかレンタカーで30分/片道35ユーロから。約15km。両修道院はガイドツアーのみ計2時間
英語名
San Millán Yuso and Suso Monasteries
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
ピレネー山脈のペルデュ山/モンペルデュ
世界遺産の概要
スペインとフランスにまたがるピレネー山脈の山=モン・ペルデュは、スペイン側のオルデサ・イ・モンテ・ペルディード国立公園周辺と、フランス側のピレネー国立公園の一部が世界遺産に登録。山頂標高は3352m。登山はスペインからが容易だが、フランスのガヴァバルニー圏谷などもルルドから訪れやすいです。
アクセス方法/行き方
フランス側のカヴァルニー圏谷のスペイン橋からゴーブ湖は夏のみハイキング可。トゥールーズ⇒ルルド駅へ各種電車2時間前後⇒コートレ/Cauteretsへ941バス50分⇒スペイン橋へシャトルバス4−6本。スペインのオルデサ渓谷の拠点トルラ村へは、バルセロナからバス3.5時間のウエスカからバス1.5時間。トルラから渓谷へはシャトルバスあり。シーズンは9月頃まで
英語名
Pyrénées - Mont Perdu
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
イベリア半島の地中海入り江のロック・アート
世界遺産の概要
スペイン北東部の地中海沿岸から内陸の広い範囲にある岩壁画・洞窟岩絵群は、紀元前8000-3500年頃に描かれたと考えられています。自然光のさしこむ入口付近が多い点で他の洞窟壁画とは異なっていて保存状態のよさも評価されてます。構成資産は7エリア、758件です。
アクセス方法/行き方
公共交通で行ける場所は不明。以下も見学不可になるので事前に要確認。Jumilla近郊のBuen Aire、ペリシエゴ洞窟/Cueva del Peliciego。リェイダ/レリダ近郊コグルのロカス・デス・モロス洞窟。エスパイ・オリジンズ観光案内所/Espai Orígensからタバック洞窟へガイドツアー。アラビ山のビセラ洞窟。トルモ・デ・ミナテダ考古学公園にも洞窟アートあり
英語名
Rock Art of the Mediterranean Basin on the Iberian Peninsula
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
アルカラ・デ・エナレスの大学と歴史地区
世界遺産の概要
スペイン中部のマドリード近郊のアルカラ・デ・エナレスは、1499年に旧アルカラ大学が創立されてから大学都市として栄え、その歴史地区も含めて世界遺産に登録されました。そのサン・イルデフォンソ学院は現在はガイドツアーで見学できます。セルバンテスの生家も見どころ。
アクセス方法/行き方
マドリードからC-2,7,8線で35-50分
英語名
University and Historic Precinct of Alcalá de Henares
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
コア渓谷とシエガ・ヴェルデの先史時代のロックアート遺跡群
世界遺産の概要
ポルトガル東部のコア渓谷と、そこから近いスペイン西部のシエガ・ヴェルデにある先史時代の岩絵遺跡群/ロックアート群には、1-2万年前の旧石器時代の洞窟壁画が多く残されていて世界遺産に登録されました。屋外に残されてる岩絵群としては最大規模です。
アクセス方法/行き方
ポルトガルのコア渓谷の拠点ヴィラ・ノヴァ・デ・フォス・コアへは、リスボンからバス6時間か、ポルトのサン・ベント駅から電車4時間のポシーニョ駅からタクシー15分。コア博物館で3つ(カステロ・メリョール、町近い自然公園、ムシャガタ)の半日四駆ツアーに参加。ネットか電話で要予約。スペインのシエガヴェルデの岩絵へは、サラマンカからシウダード・ロドリゴへバス1時間で行き、タクシーで片道15km
英語名
Prehistoric Rock-Art Sites in the Côa Valley and Siega Verde
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
イビサ、生物多様性と文化
世界遺産の概要
スペイン東部の地中海屈指のリゾートのイビサ島は、フェニキア、カルタゴ、ローマ、アラブ等の支配者の変遷が多様な文化を生み、海藻ポシドニアによる海洋生物の多様性も評価されて世界複合遺産に登録されました。文化遺産はダルト・ヴィラ旧市街、プッチ・デス・モリンスのネクロポリス、サ・カレタ遺跡。自然遺産は海中のポシドニア藻場が中心。
アクセス方法/行き方
イビサ島へはマドリード、バルセロナ、ヨーロッパ諸都市から飛行機あり。船はバルセロナから1.5-7時間か、マヨルカ島から2-5時間か、バレンシアから3.5時間など
英語名
Ibiza, Biodiversity and Culture
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
サン・クリストバル・デ・ラ・ラグーナ
世界遺産の概要
北アフリカの西に浮かぶスペイン領カナリア諸島のテネリフェ島の北東部の町サン・クリストバル・デ・ラ・ラグーナは、1496年に入植したスペインにより築かれました。1823年にサンタ・クルス・デ・テネリフェに移るまで島の主都でした。16-17世紀の町並みが残されているのが評価されて世界遺産に登録されました。
アクセス方法/行き方
マドリードやバルセロナ⇒テネリフェ島へ飛行機2.5時間。ヨーロッパ諸都市からも便あり。ラ・ラグーナはテネリフェ・ノルテ空港から約3km
英語名
San Cristóbal de La Laguna
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
タラゴナの遺跡群
世界遺産の概要
スペイン東部の「タッラコ/タラゴーナの遺跡群」は、古代ローマがはじめてイベリア半島に築いた植民都市で、その当時の遺跡が多く残されているため世界遺産に登録されました。構成資産は地域も含めて14件です。
アクセス方法/行き方
バルセロナ・サンツ駅⇒タラゴナへ電車0.5-1.5時間。4km離れたラス・ファレラス水道橋へは、インペリアル・タラコ広場から5か85番循環バスのSant Salvador行きに乗りPont del Diableへ7分。町への帰り便も同じバスで25分
英語名
Archaeological Ensemble of Tarraco
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
エルチェの椰子園
世界遺産の概要
スペイン東部の「エルチェの椰子園」は、紀元前5世紀頃のカルタゴ時代に起源をもつといわれ、ヨーロッパで最大規模のヤシ園です。現在も司祭の農園などに約10万本のヤシの木や様々な植物が植えられ、7本の幹を持つ「皇帝のヤシ」の有名です。
アクセス方法/行き方
マドリード‐・アトーチャ駅⇒アリカンテへ電車2.5時間かバス5-6時間⇒エルチェ/Elche Parque駅へ電車Renfe C1で30分
英語名
Palmeral of Elche
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
ルーゴのローマの城壁群
世界遺産の概要
スペイン北西部の「ルーゴのローマ城壁群」は、紀元前1世紀にローマの属州となり3世紀に建設された旧市街を囲む市壁群が世界遺産に登録されました。ローマ時代以降は聖職者だけの町になったともいわれるが、12世紀にロマネスク様式の大聖堂が建設され、サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼地の1つとなりました。
アクセス方法/行き方
ルーゴへは、マドリード・チャマルティン駅から電車7-9時間かバス7.5時間。サンティアゴ・デ・コンポステーラからバス2.5時間。
英語名
Roman Walls of Lugo
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
ボイ渓谷のカタルーニャ風ロマネスク様式教会群
世界遺産の概要
スペイン北東部のピレネー山脈ぞいのボイ渓谷は、イスラム教徒に占領されることなく、9世紀にフランク王国領となった後に築かれたカタルーニャ風ロマネスク様式教会群が複数残されています。銀の富による優雅な鐘楼が特徴的で、周囲の山川の風景との調和も評価されています。構成資産9件は、近い7村に分布。
アクセス方法/行き方
バルセロナからPont de Suertへバス4時間で行き、タウルまで16kmはタクシーかレンタカーで(バスもあるかも?)。またはコグル洞窟などの拠点レリダ/Lleidaまでは電車で行けるのでそこからバス(あるかは不明)。バルセロナからのツアーもありそう
英語名
Catalan Romanesque Churches of the Vall de Boí
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
アタプエルカの古代遺跡
世界遺産の概要
スペイン北部の「アタプエルカの古代遺跡」は、120万年前の旧人類から現人類の青銅器時代の生活の痕跡が発掘された考古遺跡です。ネアンデルタール人の先祖ホモ・ハイデルベルゲンシスの骨も見つかってます。また埋葬やカニバリズム=食人肉の可能性も発見されており今後の発掘に期待がもたれています。
アクセス方法/行き方
マドリード⇒ブルゴスへ電車2.5-4.5時間かバス2.5-3時間。ブルゴス人類進化博物館(市立劇場から橋を渡ってすぐ左)から主に週末の1日バスツアー。またはアタプエルカ村の観光案内所からバスツアー。実施時期は要確認。遺跡入場はツアーのみ
英語名
Archaeological Site of Atapuerca
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
アランフェスの文化的景観
世界遺産の概要
スペイン中部のアランフエスの王宮は、16世紀にフェリペ2世の命で建設が始められた離宮で、18世紀後半のカルロス3世の時代に現在の形に完成。王宮とタホ川に沿って広がる庭園は、自然と人工物の文化的景観が評価されて世界遺産に登録されました。
アクセス方法/行き方
マドリード⇒アランフェスへ電車C3かC3aか南バスターミナルからのバスで1時間
英語名
Aranjuez Cultural Landscape
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
ウベダとバエーサのルネサンス様式の記念碑的建造物群
世界遺産の概要
スペイン中南部の「ウベダとバエーサのルネサンス様式の記念碑的建造物群」は、イスラム教徒からこの地を奪還したキリスト教徒がオリーブで栄えた15-16世紀に建設されたルネサンス様式の建築物群です。
アクセス方法/行き方
マドリード・アトーチャ駅からLinares Baeza駅へ3.5時間で行き、ウベダ、バエザとも駅前からバス30分。またはウベダへ、マドリード南バスターミナルから4時間か、グラナダやコルドバからバス2-3時間。ウベダ、バエサ間は約9kmでバス15分
英語名
Renaissance Monumental Ensembles of Úbeda and Baeza
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
ビスカヤ橋
世界遺産の概要
スペイン北部のビルバオの「ビスカヤ橋」は、1893年に完成した全長164m・水面から45mの、ネルビオン川にかかる世界最古の運搬橋です。軽量鉄ケーブルの使用が画期的で、産業革命期の顕著な建築学上の鉄構造物とみなされ世界遺産に登録されました。
アクセス方法/行き方
ビルバオへは、マドリードから電車かバスで5時間か、バルセロナから電車かバスで6.5-8.5時間。市内から地下鉄1号線でAreeta駅へ20分。Renfe近郊線Portugalete駅も近い
英語名
Vizcaya Bridge
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
テイデ国立公園
世界遺産の概要
北アフリカの西に浮かぶスペイン領カナリア諸島のテネリフェ島の「テイデ国立公園」は、富士山と同等の標高3,718mのテイデ山を有し、世界最多級の訪問者数でも有名です。テイデ天文台は世界3大観測スポットの1つに数えられます。奇岩も多く、豊かな動植物も生息。
アクセス方法/行き方
マドリードやバルセロナ⇒テネリフェ島へ飛行機2.5時間。ヨーロッパ諸都市からも便あり。テイデ国立公園までのバスは少ないためツアーかレンタカーが主流
英語名
Teide National Park
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
カルパチア山脈とヨーロッパ地域の古代及び原生ブナ林
世界遺産の概要
当初、東カルパティア山脈に残るヨーロッパブナの原生林が、樹齢、種類の多様さ、木々の大きさ、範囲の広さなどの点で突出した価値を持つとして世界遺産に登録。その後、ウクライナ15件、イタリア13件、ルーマニア12件、ブルガリア9件、スペイン6件、スロバキア・ドイツ・オーストリア・ベルギー5件、ポーランド4件、クロアチア・フランス各3件、アルバニア・スロベニア・スイス各2件、ボスニア・ヘルツェゴビナとチェコ・北マケドニア各1件の計18か国、94件。
アクセス方法/行き方
【ドイツ】ハイニヒ国立公園は別世界遺産のあるアイゼナハ(フランクフルトから電車ICE1.8時間)からヴァンダーブス/Wanderbusに乗車。リューゲン島にあるヤスムント国立公園は別世界遺産シュトラールズントから鉄道でザスニッツへ行きバス20分で入口ケーニヒスシュトゥール到着。グルムジンの森はベルリン北東60kmのアルトキュンケンドルフからレンタサイクル等で。
【ポーランド】ビェシュチャディ国立公園の拠点の町ブジェギ・グルネ/Brzegi Górneへ、クラクフ Dworzec Autobusowy MDAからFlexBusで5.6時間。
【スペイン】のブナ林は基本的に予約が必要。マドリード近郊のテネラ・ネグラ、モンテホや、レオン近郊のクエスタ・フリーア、カナル・デ・アソティンが行きやすそう(バスは未確認)。
【スイス】ロダーノ渓谷(ロカルノからバスで)ではトレッキングあり。
【オーストリア】カルカルペン国立公園、デュレンシュタイン山とも有名観光地ではないので最寄り町からタクシー等で。
【ベルギー】ブリュッセルのソワーニュの森の5ヶ所が登録されてます。バス等で行けそうだが入場可能かは不明。カンブルの森、テルビューレン公園は範囲外。
【クロアチア】北部ヴェレビト国立公園へは、リエカ⇒スヴェトメ・ジュルジャ/Sveti Jurajへバス1.8時間⇒そこから16kmはタクシーで。パクレニツァ国立公園へは、サダル⇒Starigrad Paklenicaへバス1.5時間。
【スロベニア】スネジュニク公園、クロカルとも車かツアーでないと行きにくい。
【ボスニア・ヘルツェゴビナ】プリヴァ、ヤニおよびヤニスケ・オトケ保護区の拠点ドニー・バクーフ/Donji Vakufへ、サラエボからJablanica等で乗り継いでバス4-6時間や、モスタルからバス3.6時間。そこからはツアーかタクシー。
【チェコ】イゼラ山脈に近い町はリベレツかヘイニツェ/Hejnice。ツアーか車で。
【アルバニア】ガシ川/Gashi River、ライツァ/Rrajcaと【北マケドニア】ドラボカ川/Dlaboka Reka は近くに大きな町がないので車必須。
【スロバキア】ポロロニ国立公園へは、コシツェから電車2.5時間のStakcin下車後、ハヴェショヴァー自然保護区までの約8kmをタクシー等で。
【ブルガリア】中央バルカン国立公園の拠点の町ソポト/Sopotへは、ソフィア⇒カルロヴォ/Karlovoへ電車2.4時間⇒ソポトにバス10分。園内へはタクシー等で。
【ルーマニア】12か所に点在してて拠点の町もあるが、ブナ林の場所と行き方は不明。
【ウクライナ】公共交通は不明。リヴィウからバス3.5時間のコロミヤから方面バスありそう。ルーマニア、ハンガリーからの方が近い。
英語名
Ancient and Primeval Beech Forests of the Carpathians and Other Regions of Europe
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
ヘラクレスの塔
世界遺産の概要
スペイン北西部の「ヘラクレスの塔」は、ローマ時代の2世紀にはすでに存在してたと伝えられ、18世紀に現在の形に改築されて今も灯台として現役です。灯台の上からは北大西洋をながめることができます。
アクセス方法/行き方
サンティアゴ・デ・コンポステーラ⇒ア・コルーニャへ電車かバスで0.5-1時間⇒市内から塔へ徒歩20分
英語名
Tower of Hercules
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
トラムンタナ山脈の文化的景観
世界遺産の概要
スペイン南に浮かぶマヨルカ島の西部「トラムンタナ山脈」は、8世紀頃からキリスト教徒が石垣や棚田を築き、一時敵にイスラム教徒の土地になった後も農地を発展させて来ました。そのう文化的景観が評価されて世界遺産に登録されました。
アクセス方法/行き方
マヨルカ島へはスペイン諸都市から飛行機で。船はバルセロナ、バレンシアから。山脈に囲まれた町バルデモサへはパルマ・デ・マヨルカ駅の地下2階バスターミナルから30分。ソリュル/ソイェールへはパルマから山岳鉄道で1時間
英語名
Cultural Landscape of the Serra de Tramuntana
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
水銀関連遺産:アルマデンとイドリア
世界遺産の概要
スペイン中部のアルマデンと、スロベニア中西部のイドリヤは、16世紀以降の水銀鉱山と関連産業遺産群や旧市街などが世界遺産に登録されています。この水銀は、かつてラテンアメリカの銀の精錬に不可欠で、ヨーロッパへの銀流入を支えました。
アクセス方法/行き方
【スペイン】アルマデンへは、シウダード・レアルからバス2時間。本数少ない。
【スロベニア】イドリアへは、リュブリャナからバス1.5時間。アントニイェフ坑道は坑道ツアーでのみ見学可。水銀精錬博物館、ケヴェルニック城の博物館にも鉱山関連の展示あり。
英語名
Heritage of Mercury. Almadén and Idrija
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
アンテケラのドルメン遺跡
世界遺産の概要
スペイン南部アンダルシア州の「アンテケーラのドルメン遺跡」は、紀元前3000-紀元前1800年の青銅器時代の埋葬地/支石墓=ドルメンやカルスト台地で形成された自然公園・集落跡・洞窟などが世界遺産に登録されてます。構成資産5件は、メンガ支石墓、ビエラ支石墓、エル・ロメラル支石墓、ペーニャ・デ・ロス・エナモラドス、トルカル・デ・アンテケラ。
アクセス方法/行き方
アンテケラはマラガからバス1時間、セビリア、コルドバ、グラナダからも電車かバスで1-2.5時間。多くはAntequera Santa Ana駅に着くのでAntequera Ciudad駅までバスで移動。そこからビエラとメンガは徒歩圏。エル・ロメラル遺跡へ2.5km。それ以外も回るならタクシーチャーターで
英語名
Antequera Dolmens Site
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
カリフ都市メディナ・アサーラ
世界遺産の概要
スペイン・コルドバの離宮都市だった「カリフ都市メディナ・アサーラ/アサアラ」は、後ウマイヤ朝カリフを名乗ったアブド・アッラフマーン3世が936年に建設開始した都市遺跡として世界遺産に登録されました。要塞もかねたザフラー宮殿や城下町の遺跡を見学できます。
アクセス方法/行き方
コルドバ市内のPaseo de Victoriaから1日3便のMedina Azaharaバス20分/往復9ユーロ。事前に観光案内所でチケット購入。月曜休
英語名
Caliphate City of Medina Azahara
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
リスコ・カイドとグラン・カナリア島の聖なる山々の文化的景観
世界遺産の概要
北アフリカの西に浮かぶスペイン領カナリア諸島のグラン・カナリア島の、火山によるテヘダ・カルデラ地域の奇岩や渓谷の文化的景観が世界遺産に登録されました。マグリブのベルベル人など先住民による洞窟住居・段々畑・岩絵等も含みます。
アクセス方法/行き方
マドリードやバルセロナ⇒グラン・カナリア島へ飛行機2.5時間。ヨーロッパ諸都市からも便あり。ラス・パルマスから100,103,105から106番バスを乗り継いでBarranco Hondoへ⇒徒歩で2.1km/約40分でリスコカイドへ。バス番号や運行は変わるので事前に要確認。他にもベンテイガ岩、ヌブロ岩などカルデラ観光地は多いのでツアーやレンタカーが最適
英語名
Risco Caido and the Sacred Mountains of Gran Canaria Cultural Landscape
登録理由(登録基準10のうち)ユネスコ
プラド通りとブエン・レティーロ、芸術と科学の景観
世界遺産の概要
スペインの首都マドリードの中心部にある、プラド通りとレティーロ公園の周辺の歴史的建造物・庭園・門・噴水・美術館などがまとめて世界遺産に登録されています。特にレティーロ宮殿の跡地である公園内には見逃せない資産が豊富です。プラド美術館も必見です。
アクセス方法/行き方
マドリード市内のレティーロ公園周辺に点在
英語名
Paseo del Prado and Buen Retiro, a landscape of Arts and Sciences