2025年スイス世界遺産全13件と候補一覧/アクセス行き方/地図・写真・動画・評価
スイスの世界遺産全13件と暫定候補一覧を掲載。アクセス難易度・地図・動画・写真・評価・登録年・種類別も紹介。各国や日本の世界遺産一覧もあり。
国旗・英名 | ![]() |
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首都・主都 | ベルン [地図] |
出典・参考 | ・旅行ガイド ・Lonely Planet |
世界遺産数 | 全13件(9訪問 69%) (訪問=他国含め構成資産1件以上でカウント) |
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アクセス 難易度 | 公共交通で可:13件 (100%) |
世界遺産 次の登録 | 2025年7月(世界遺産候補一覧) |
周辺国の 世界遺産 | ヨーロッパ世界遺産一覧 |
スイスの世界遺産一覧
表の説明
写真の
右上:平均評価
右下:区分と、最初の(国の)登録年
左下:アクセス難易度(私の感覚)
A:全か所へ主要都市から公共交通か簡易ツアーで可
B:一部へ公共交通か短時間の車などで可
C:全か所へ容易に行けずツアーか車などが必須
D:観光は禁止か、行くのが困難
@:写真出典:wiki CC BY3.0。@以外の写真は全て私が撮影。
スイスの世界遺産の詳細データ
ベルン旧市街Old City of Berne
世界遺産の概要 wiki
スイス北西部のベルンは、15世紀に再建されたままの景観で、本物の中世の町並みを残す町です。創設は1191年、ツェーリンゲン家ベルヒトルト5世により、彼の死後は神聖ローマ帝国に自由都市と認められ発展。1405年の大火災後、今の姿に再建されました。

アクセス方法/行き方
ベルンへは、チューリヒの町や空港から電車ICやIRで1.5時間か、ジュネーヴから電車1.8時間か、インターラーケン・ヴェストから1時間
登録理由(登録基準10のうち)Unesco(英語)
ザンクト・ガレンの修道院Abbay of St Gall
世界遺産の概要 wiki
スイス北東のザンクト・ガレン修道院は、18世紀に建造された後期バロック様式建築の傑作で、ベネディクト派の中心的修道院の1つでした。アイルランドから来た聖ガルスが613年頃に設けた隠遁所が母体だと伝えられてます。構成資産であるロココ様式の附属図書館には、貴重な写本などが保管されています。

アクセス方法/行き方 難易度:A(容易)
ザンクト・ガレンには電車で、チューリヒから1時間か、クールから1.5時間か、オーストリアのブレゲンツから50分など
登録理由(登録基準10のうち)Unesco(英語)
ミュスタイルのベネディクト会ザンクト・ヨハン修道院Benedictine Convent of St John at Müstair
世界遺産の概要 wiki
スイス東部の町ミュスタイル/ミュスタイアのザンクト・ヨハン修道院/聖ヨハネ修道院は、780年にフランク王国のカール大帝により建造された伝えられるベネディクト派修道院です。旧約・新約聖書の物語が描かれたフレスコ画は有名。

アクセス方法/行き方 難易度:A(容易)
ミュスタイルには、サン・モリッツからツェルネッツまで電車50分、そこからポストバス1.2時間。またはクールから電車乗りつぎツェルネッツからバスは計3時間など
登録理由(登録基準10のうち)Unesco(英語)
ベリンツォーナ旧市街の3つの城と要塞及び城壁Three Castles, Defensive Wall and Ramparts of the Market-Town of Bellinzone
世界遺産の概要 wiki
スイス南部の町ベリンツォーナ旧市街にある3つの城(カステルグランデ、モンテ・ベッロ城、サッソ・コルバロ城)は、13-15世紀に最初の城塞が築かれ、何度も支配者が変わる都市を要塞化しました。城をつなぐ防壁も世界遺産に含まれます。

アクセス方法/行き方 難易度:A(容易)
ベリンツォーナには電車で、チューリヒから1.7時間か、ルガーノやロカルノから30分
登録理由(登録基準10のうち)Unesco(英語)
スイス・アルプスのユングフラウとアレッチ氷河Swiss Alps Jungfrau-Aletsch
世界遺産の概要 wiki
スイス中南部のスイスアルプスのアレッチ氷河は、ヨーロッパ最長の氷河であり、ユングフラウ、アイガー、メンヒといった世界的な名峰を有しています。2番目のフィーシュ氷河や、ビーチホルン、グレッチャーホルン、ブライトホルンも含む広い範囲が世界遺産に登録されました。

アクセス方法/行き方 難易度:B(一部 容易)
ユングフラウヨッホ駅への電車は、インターラーケン・オストから2時間/往復CHF234=約36,000円か、グリンデルワルトかラウターブルネンから1.4時間/往復CHF214=約33,000円。ユングフラウ鉄道トラベルパスの50%オフ、始発割引20%オフ等も要検討。予約が望ましい。下からアレッチ氷河を見る拠点フィーシュには電車で、フィスプやブリークから50分。フィーシュからエッギスホルンはロープウェイで30分/往復CHF45=約7,000円
登録理由(登録基準10のうち)Unesco(英語)
サン・ジョルジオ山Monte San Giorgio
世界遺産の概要 wiki
スイスとイタリアにまたがるサン・ジョルジョ山とルガーノ湖の周辺では、中生代三畳紀中期(2億4500万-2億3000万年前)に属する5つの地層から、多くの化石が産出してます。

アクセス方法/行き方 難易度:B(一部 容易)
【スイス】山頂へは徒歩のみ。メリデ化石博物館へは、ルガーノ(チューリヒから電車2.2時間か、ミラノから電車1.2時間)⇒Mendrisioへ電車20分⇒MeridePaeseへ駅前からバス20分⇒博物館へ徒歩5分。近くのMelideと間違えないように
登録理由(登録基準10のうち)Unesco(英語)
ラヴォー地区のブドウ畑Lavaux, Vineyard Terraces
世界遺産の概要 wiki
スイス西部のラヴォー地区の葡萄畑は、レマン湖ぞいのローザンヌとモントレー間で、1000年以上にわたる伝統的なブドウ畑です。丘陵地帯でのテラス状のブドウ栽培により、スイス有数のワイン産地となっています。

アクセス方法/行き方 難易度:A(容易)
拠点の町ローザンヌには電車で、ジュネーヴから50分か、ベルンから1.2時間など。ローザンヌからS2,3,7等で拠点村へ。リュトリー、キュリーからブドウ畑を巡るミニトレインあり。リュトリーからシェーブル間の1日トレッキングも可能
登録理由(登録基準10のうち)Unesco(英語)
スイスのサルドーナ地殻変動地帯Swiss Tectonic Arena Sardona
世界遺産の概要 wiki
スイス東部の活発な地殻変動地域サルドナは、地質学研究を発展させたグラールス・アルプス東部の「グラールス衝上断層」が対象の世界遺産です。新地層(5000万年前)上に古い地層(2.5-3億年前)が乗り上げたナップ構造が特徴的です。

アクセス方法/行き方 難易度:B(一部 容易)
ヴァーレン湖(チューリヒからザルガンスへ電車で途中)の南側に見える日あり。ザルガンス(チューリヒから電車1時間)のWangsからPizolhütteへロープウェーで行き5湖トレッキング5時間。少し先の駅ChurのPostautostationからバス81番で2時間のフリムス/Flimsのトレッキング。エルム(チューリヒ⇒ Schwandenへ電車⇒ELMへバス541番で2時間)でもトレッキングあり
登録理由(登録基準10のうち)Unesco(英語)
レーティシュ鉄道アルブラ線・ベルニナ線と周辺の景観Rhaetian Railway in the Albula / Bernina Landscapes
世界遺産の概要 wiki
レーティッシュ鉄道のアルブラ線(トゥジス駅-サンモリッツ駅)とベルニナ線(サンモリッツ駅-ティラーノ駅)は、一般的な登山鉄道のラック式を採用せず、粘着式鉄道としてヨーロッパ最高地点を通る鉄道です。トゥジス駅以外の途中駅と側線や分岐器などの構造物もすべて対象となってます。ブルージオのループ、ランドヴァッサー橋、ソリス橋、モルテラッチ氷河などは必見。

アクセス方法/行き方 難易度:A(容易)
【スイス】クールにはチューリヒから電車ICで1.3時間。サンモ・リッツには電車で、チューリヒから3-3.5時間や、クールから2時間。サンモリッツからティラーノは2.5時間。
【イタリア】ティラーノは、ミラノから電車Rで2.5時間。
登録理由(登録基準10のうち)Unesco(英語)
ラ・ショー・ド・フォンとル・ロックル、時計製造の町La Chaux-de-Fonds / Le Locle, watchmaking town planning
世界遺産の概要 wiki
スイス西部の町ラ・ショー=ドゥ=フォンとル・ロックルは、時計製造の町として19世紀以降の都市計画が評価された町です。特にラ・ショー=ドゥ=フォンは大火災後、碁盤目状に区画整理され、時計製造のための居住地と工房がまとめられました。

アクセス方法/行き方 難易度:A(容易)
ラ・ショー・ド・フォンには、ベルンから電車1.1時間。ラ・ショー・ド・フォンからル・ロクルまで電車10分