2025年ウクライナ世界遺産全8件と候補一覧/アクセス行き方/地図・写真・動画
ウクライナの世界遺産全8件と暫定候補一覧を掲載。アクセス難易度・地図・動画・写真・登録年・種類別も紹介。各国や日本の世界遺産一覧もあり。
ウクライナの世界遺産一覧
Ukraine(首都: キーウ(キエフ)) 地図ウクライナ隣国の世界遺産: ロシア、ベラルーシ、ジョージア/旧グルジア、ハンガリー、モルドバ、ポーランド、ルーマニア、スロバキア、トルコ
表の説明
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観光済:管理人が訪問(他国含む構成資産1件以上でカウント)
ラベル
写真下:区分と登録年
写真右上:アクセス難易度(管理人判断)
A:全か所へ主要都市から公共交通か簡易ツアーで可
B:一部へ公共交通か短時間の車などで可
C:全か所へ容易に行けずツアーか車などが必須
D:観光は禁止か、訪問は困難
写真出典:@以外は管理人が撮影。@wiki CC BY3.0
ウクライナの世界遺産の詳細データ
以下は上表で旅行記の記載がない世界遺産のみ。
キーウ/キエフの聖ソフィア大聖堂と関連する修道院建築物群とペチェルーシカ大修道院Kyiv: Saint-Sophia Cathedral and Related Monastic Buildings, Kyiv-Pechersk Lavra
1990年登録。文化遺産
属性: #教会施設 #フレスコ画等 #モザイク
世界遺産の概要 wiki
ウクライナ北部の首都キーウ/キエフの聖ソフィア大聖堂は、キエフ・ルーシのヤロスラフ賢公が11世紀に創建。フレスコ画やモザイクが見事。名はコンスタンティノープルのハギア・ソフィア大聖堂から。ペチェルーシカ/ペチェールスカヤ大修道院は、11世紀にアトス山から来た修道士達が修行した洞窟の上に建設されたと伝えられてます。その近くのベレストヴォ救世主聖堂も構成資産3件の1つ。

アクセス方法/行き方 難易度:A(容易)
聖ソフィア大聖堂は、キエフ市内。ベレストヴォ救世主聖堂、ペチェールスカヤ大修道院へは、メトロ1号線Arsenalna駅から徒歩1kmと1.5kmか38番トロリーバス5分。
登録理由(登録基準10のうち)Unesco(英語)
リヴィウ歴史地区L'viv - the Ensemble of the Historic Centre
1998年登録。文化遺産
属性: #歴史的な町村
世界遺産の概要 wiki
ウクライナ西部の「リヴィフ/リヴィウ歴史地区」は、13世紀にルーシーのハリチ・ヴォリニ公国に建設され、公の息子レヴにちなみ名づけられた首都でした。ロシア領となったのは第2次世界大戦後なので、それまでのハプスブルク帝国、ポーランド領などの影響で中欧古都の町並みが残されています。

アクセス方法/行き方 難易度:A(容易)
キーウから電車で5時間、夜行列車8時間。国外のウィーン、ポーランドのヴロツワフ、ストバキアのコシツェ等から国際列車あり。
登録理由(登録基準10のうち)Unesco(英語)
シュトゥルーヴェの測地弧/三角点アーチ観測地点群Struve Geodetic Arc
2005年登録。文化遺産
全10か国登録。他国: ロシア、ベラルーシ、エストニア、ラトビア、リトアニア、モルドバ、フィンランド、ノルウェー、スウェーデン
属性: #天文遺産
世界遺産の概要 wiki
ノルウェーからウクライナの10カ国にまたがる「シュトゥルーヴェの三角点アーチ観測地点群」は、1816-1855年にドイツ出身のロシア天文学者フリードリヒ・フォン・シュトルーヴェが、子午線弧を測るために設置した三角測量地点群です。この測定で地球の大きさ等が判明しました。構成資産は10か国34地点。ほとんどが岩などだが、北端ハルメンフェスト、南端スタラ・ネクラシウカ、タルトゥ旧天文台、アラトルニオ教会などには建物や記念塔が残されてます。

アクセス方法/行き方 難易度:B(一部は容易)
【エストニア】タルトゥ旧天文台へは、タリンから電車かバスで2.5時間。
【ノルウェー】北端のハンメルフェストのFuglenes測地点の記念碑へは、ハンメルフェスト空港(ヨーロッパ各都市から飛行機で)から徒歩20分/1.7km。町からは130番バス等で10分。別世界遺産のある町アルタからハンメルフェストへは空港近くのAlta hurtigbåtterminalから船で1.7時間。
【フィンランド】アラトルニオ教会には、ヘルシンキ⇒オウル/Ouluへ電車ICで6時間⇒Kaupungintaloへバス2.3時間⇒徒歩2分。
【リトアニア】メシュコニース/Meškonysへは、ヴィリニュス Vinco Kudirkos aikštė⇒Pramogų arenaへ1G,6,53番バスで15分⇒Meškonysへ132番バスで45分。
【ウクライナ】南端記念碑スタラ・ネクラシウカへの公共交通は不明。オデッサから190km、ルーマニアからの方が近い。
【モルドバ】北部の村にルディ測量点。公共交通あるかは不明。
【スウェーデン】【ラトビア】観光向きな地点なし。
【ベラルーシ】ミンスクからジャビンカ乗換の電車で計7時間でYanov-Polesskij(Ivanava)着。そこを拠点にタクシー等でシェコツク、オソニッツァを回れる。
登録理由(登録基準10のうち)Unesco(英語)
ブコヴィナとダルマチアの主教座施設Residence of Bukovinian and Dalmatian Metropolitans
2011年登録。文化遺産
属性: #歴史的建造物
世界遺産の概要 wiki
ウクライナ南西部の「ブコヴィナとダルマチアの主教座/府主教」は18世紀に統合され、その邸宅をチェコ人の建築家ヨセフ・フラヴカが設計し、19世紀後半に完成させました。ゴシック、バロック、ビザンチン、ムーア人様式などが融合した傑作でした。現在はチェルニウツィ大学の校舎に使われています。

アクセス方法/行き方 難易度:A(容易)
キーウからリヴィウ経由の夜行列車で12時間かバス11時間。リヴィウからは電車5時間。
登録理由(登録基準10のうち)Unesco(英語)
タウリカ/クリミア半島の古代都市ケルソネソスと農業領域ホーラAncient City of Tauric Chersonese and its Chora
2013年登録。文化遺産
属性: #遺跡 #農牧業遺産
世界遺産の概要 wiki
ウクライナ南部クリミア半島(タウリカ半島)南西端の町セヴァストポリ近郊の「古代都市ヘルソネソス/ケルソネソス」は、紀元前4‐5世紀に古代ギリシャ人が建設し、農業生産で栄えた都市遺跡です。構成資産8件は、ケルソネソス遺跡と、町の南部に点在する農業遺跡7件。

アクセス方法/行き方 難易度:B(一部は容易)
ウクライナから電車は接続されてない?ので、飛行機でシンフェロポリ空港へ行き拠点にするか、バスでセヴァストポリに行き、ケルソネソス遺跡へは市バスで。
登録理由(登録基準10のうち)Unesco(英語)
ポーランド、ウクライナのカルパチア地方の木造教会Wooden Tserkvas of the Carpathian Region in Poland and Ukraine
2013年登録。文化遺産
全2か国登録。他国: ポーランド
属性: #教会施設
世界遺産の概要 wiki
ポーランドとウクライナにまたがるカルパチア地方の木造教会は、16-19世紀に丸太で築かれた木造教会堂(ツェルクヴァ/Tserkva)です。500棟以上が現存するが、5つの類型(前期と後期ハールィチ型、ボイコ型、レムコ型、フツル型)を代表する、ポーランド8件、ウクライナ8件が世界遺産に登録されました。宗派は正教会、カトリックなど様々です。

アクセス方法/行き方 難易度:B(一部は容易)
【ポーランド】【オフツァリ】クラクフ⇒Tarnowへ電車1時間⇒Gorlice ul. Legionówへバス1.5時間⇒Owczary Remizaへ20分。時間帯により行き方は複数。
【ポブロジニク】クラクフ中央駅⇒Bogoniowice Ciężkowiceへ乗換えでPowroźnikへ電車4.5-5.5時間。
【ホティニエツ】クラクフから電車2.6時間のラディムノ/Radymnoへ行き、片道15kmはタクシー等で。
【ラドルシュ】クラクフ⇒Jaroslawへ電車IC2.2時間⇒ホリニエツ=ズドルイ/Horyniec Zdrójへ電車1.5時間⇒Radrużまで3kmは徒歩かタクシー等で。
【スモルニク】クラクフのDworzec Autobusowy MDA⇒Przemyśl, Dworzec AutobusowyへFlexBusで4時間⇒ルトビスカ/Lutowiska, Ośrodek ZdrowiaへFlexBusで3.5時間⇒ Smolnikの教会まで5kmは徒歩かタクシー等で。
【トゥジャンスク】クラクフ⇒Rzepedzへ電車5.2時間⇒Turzańskの教会へ1.3kmは徒歩で。
【ブルナルィ・ヴィジネ】クラクフのPłaszów⇒Tarnowへ電車45分⇒RopaかRopa Wolaへバス1.7時間⇒教会への8kmは徒歩かタクシー等で。
【クフィアトン】クラクフのPłaszów⇒Tarnowへ電車IC45分⇒ウシチェ・ゴルリツキエ/Uście GorlickieへA23番バス等で2時間⇒Kwiatońの教会への3.5kmは徒歩かタクシー。ブルナルィから13km。
【ウクライナ】【ニジニーヴァルビシュの生神女誕生聖堂/Tserkva Rizdva Presvyatoyi Bohorodytsi】リヴィウ⇒コロミアに電車3-5時間⇒聖堂へはSpas行きバスで10分。内部は事前に依頼必要かも。
【ヤシニアの主昇天聖堂/Church of the Ascension/Strukivska】コロミヤからYasinaの先へ行くバスでStrukivskaの近くで降ろしてもらう。Yasinaバスターミナルから約1.5km。
登録理由(登録基準10のうち)Unesco(英語)
オデーサ歴史地区The Historic Centre of Odesa
2023年登録。文化遺産
属性: #歴史的な町村
世界遺産の概要 wiki
ウクライナ南部の黒海の港町「オデーサ/オデッサ歴史地区」は、古代ギリシャ人が創設し15世紀にオスマントルコ領となったが、1789年の露土戦争でエカテリーナ2世のロシア帝国領となり現在の町並みが形成されました。19世紀に自由貿易港となり急速に発展。ナチスドイツ占領下ではパルチザンが活躍するほど独立気質の強い都市です。

アクセス方法/行き方 難易度:A(容易)
キーウから特急電車インテルシチで7時間か夜行列車9時間や、リヴィウから夜行列車などで12.5時間。
登録理由(登録基準10のうち)Unesco(英語)
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