そしてお決まりのブッシュウォーキングもできるので開園と同時に野生動物を探しに出かけました。これまたいろいろルートがあるのですが、私は野生Platypus:カモノハシを見つけたかったので、Platypus Bayへのルートを選びました。
ゆめぽろ(@yumepolo)です。こんちはっ!
カモノハシは非常に臆病で敏感なので、ちょっとしたもの音や声などがしても水面に姿を現してくれないそうです。なので、Platypus Bayでは「静かにしなさい、そしてわずかな音を聞きなさい」と書かれています。人間の姿が見えないように覗き穴だけがいくつも開いてて、そこから沼に住んでいるカモノハシを探します。でも残念ながら私には見つけることができませんでした。そもそも早朝か夕暮れ時にしか水面で見るのは難しいそうなので、見れたらラッキーくらいなのかもしれません。
結局この日もブッシュウォーキングで野生動物を見つけることはできませんでした。やっぱり夕方行くのが一番いいのだろうけど、2泊でもしない限りなかなか難しいです。でも世界自然遺産でもあるセントクレア湖はとてもきれいで、タスマニアの大自然のすばらしさを実感できたのは良かったです。こういう場所で生きてる人達は本当に幸せだと思います。……しかし私は秋の今でさえ寒さに耐えられないので住めません(>_<)。
今日はまたまた長距離移動になるため、13時前には出発しました。今度はタスマニア北西端にあるStanley:スタンレイという港町を目指します。もうかなり運転には慣れてきたので制限速度近くで走れるようになりました。山道のアップダウンにも慣れてきたのでHighWayではかなり速く走れるようになりました。地図の読み方にも慣れ、行きたい場所にすぐ向かえるようになりました。
それでもスタンレイまでは約200Km離れてて、山道ばかりだし、途中小さな町もいくつかあるので日暮れまでに着くのは難しそうだと判断しました。なので、スタンレイまで50Kmくらいの北海岸の町Wynyard:ウィンヤードのキャラバンパークに電話して宿を予約しました。すると19時には閉めると言われたので、寄り道もほどほどにして急ぎました。そして、狙ったわけでもないのに、本当に19時ぴったりに宿の受付へ着いて一息つきました。
昨晩は寒い車中泊で睡眠もほどほどだったし、今夜も寒そうだったのでテントサイト(A$18/1人。A$22/2人)ではなく、個室(A$31/1人。A$46/2人)にしました。そこで変な夕焼けを見ました。そして疲れもピークに来てたし、パンやパスタやヌードルの食事にもさすがに飽きてきたので、スーパーで日本米(750g。A$2.65)を買ってきて、共同キッチンで鍋を使って米を炊いてみました。
安宿に泊まってるといろんな国の人がいろんな料理を作ってて楽しいのですが、欧米系の宿泊者の特に男性の中にはかなり凝った料理を作る人がいます。米を鍋で炊いて、カレー粉を使って作ったカレーライスなんかはどこで覚えたのかと思ってしまいます。パスタもトマトベースやクリームベースでいろんなバリエーションがあるし、野菜も多く使ってて健康にも配慮されています。オーストラリアの外食は油と塩分が多く野菜がポテト以外ほとんどないことが多いわりに高いので、バックパッカーやワーホリの人は自炊に慣れています。
私も鍋を使ってなんとか米を炊き上げました。蒸らし加減がいまいち分からなかったけど、まぁおいしくできました。本当はネット接続できれば炊き方を調べられるのですが、タスマニアでネット接続は期待できないので自力でがんばるしかないです(^^;。成功の理由は、この宿に置いてる鍋は焦げつかなくていい鍋だったことです。そしていつものごとく鍋ごと食べました。オージービーフや野菜サラダも作りました。しかし、食後にこの鍋は他の宿泊者のだと分かり、私が食べ終わるのを黙って待ってくれてたということが分かりました。お礼を言って返しました(^^ゞ
久々の米は疲れを一気に吹き飛ばしたので、今後も2日以上泊まる時は米を買おうと決意しました。そうでない場合は重いので買いたくないけど。。食後はすぐに(-_-)zzz「コテッ」と寝ました……朝、日の出前に目が覚めたのですが、この宿の目の前は海岸が広がっていてとてもいい立地だと分かりました。海岸沿いや草むらを歩いて、またしてもエキドナ君を探してみました。しかし見つけられませんでした。でも野うさぎが2匹、キャラバンパークの中へ入って草を食べていました。ある程度近づくと警戒して逃げようとするので、ギリギリの間合いを保ちながら写真撮影したり観察したりしました。かわいい☆です。
チェックアウトをすませると昨日行く予定だったスタンレイへ向かいました。その途中には、ロッキーケープ国立公園もあるので立ち寄りました。今までの公園ほど大自然を感じることはできませんが、海に突き出した崖がきれいで、しかもマイナーなためか人が少なかったのでゆっくり観光するにはいい場所だと思います。アボリジニが実際に住んでいた洞穴が数箇所あるので、1箇所だけ行ってみました。そしてスタンレイの町へ向けて出発して、それほどかからないうちに到着しました。