ゆめぽろ(@yumepolo)です。こんちはっ!
っヽ(^o^)丿7/3の昼前にグレイハウンドのバス[詳細]でフィラデルフィアに着きました。ネットで予約済の宿HI Philadelphia[場所・料金等]へはバックパックを背負いながらだと30分くらい歩きましたが、フィラデルフィアは道路が碁盤の目のようになっていて縦の道路名は7th、8thというように番号になってるのでとても分かりやすいと思いました。宿はまだ清掃中で部屋には入れなかったので、荷物を預けて観光へ行くことにしました。
まずはインディペンデンス観光案内所へ行って、マップをもらったり、独立記念館のガイドツアーチケットをもらったりしました。独立記念館の中は無料のガイドツアーでのみ見学することが出来ますが、そのチケットはこの観光案内所で配布しています。私はこの日チケットをもらったのですが、美術館に長居しすぎて時間内に間に合いませんでした。その後、お腹がすいたので中華街へランチ[場所・料金等]を食べに行きました。確か、北米で食べた初めての中華料理ですが、やっぱり日本人の私にとっては口に合うしおいしかった♪です。
食後は歩いてフィラデルフィア美術館まで行きました。町の中心から歩くとかなり遠いです。途中、シティホールやフランクリン科学館、ロダン美術館などもありましたが外観だけ見学しました。美術館まで続くフランクリン・パークウェイは明日の独立記念日の前夜祭で多くの露店が出て既にかなり盛り上がっていました。そしてパークウェイの終点にフィラデルフィア美術館があるのですが、その前では明晩のコンサートのための設営が行われていました。また、美術館前にはシルベスタースタローンのロッキー像もありました。映画ロッキーはフィラデルフィアが舞台になったんでしたっけ?いちお全話見たはずだけど忘れてしまいました(^^ゞ
フィラデルフィア美術館[詳細](Philadelphia Museum of Art)は、アメリカ五大美術館の1つと言われるだけあって、その広さはボストンと同等かそれ以上のように感じました。今回も閉館3時間前に入館したのに全て廻りきれませんでした(>_<)。館内には日本の茶室や仏教寺院、修道院?などをそのまま持ってきて展示していたりして、絵画や彫刻に興味がない人でも楽しめると思います。私は印象派を含むヨーロッパ中世・近世・近代の絵画をじっくり見ました。特にゴッホ「ひまわり」は私も知ってるくらい有名な作品です。他には、セザンヌ、モネ、ミレー、ロートレック、ピカソなど多くの有名画家の作品が見られました。
宿への帰りはバスを利用しようと思ったけど、乗り場が分からなかったので結局歩いて帰りました。。すると帰り道の宿に近い場所で、コンサートっぽい設営作業をしていました。そして小さな合衆国国旗を配ってたのでもらいました。どうやら独立記念日前夜祭コンサートがこの場所で行われるみたいです。そして後で知ったのですが、この前に建っている時計館が独立記念館なのです!コンサート開始まではまだ時間があったのでスーパーで買出ししてからコンサート会場へ戻ってきました。
私がこの時期フィラデルフィアへ来た理由は、アメリカ独立記念日のイベント[詳細](Independence Day’s Event)を体験するためです。歴史の浅いアメリカ合衆国の独立にはさほど興味がないけど、ちょうどこの時期に滞在してるので「合衆国建国の地」フィラデルフィアで「独立記念日」を体験することにしました。本当はニューヨーク、ワシントンDCも考えましたがテロやその警備を避けたかったので、より安全なフィラデルフィアを選びました(^^ゞ。歴史を感じたいならフィラデルフィア、イベントや祭りを楽しみたいならニューヨーク、ワシントンDCがいいと思います。
そして、前夜祭として日没後21時から、独立記念館(Independence Hall)の前で、コンサートがあるのです。コンサートは約1時間半ほどですが、オーケストラの演奏を無料で聴けて楽しかったです。もちろん、アメリカ合衆国の国歌も聞けました。そして最後に独立宣言を読み上げられた後、会場の盛り上がりはピークに達しました!この独立宣言書は内容も力強さもとてもすぐれたものなので、後にフランス革命での権利宣言や日本の明治時代の自由主義にも影響を与えることになったそうです。
翌日7/4は意外にも「Independence Day」とはあまり呼ばれないで「4th July」とのみ表現されることが多いみたいです。朝は10時から昨日コンサートのあった独立記念館前で、いろんな人(たぶん市長や議員や軍関係者など)の演説や、ゴスペルなどのコンサート、寸劇などがありました。そして最後に頭上を空軍の飛行機が4機飛んで行った時には驚きましたが、USAのイベントではよくあるのかも知れません。テレビで見たことはあります。その後もいろんな場所で演奏や演説をしていました。デモのようなのもありました。ナショナル・コンスティチューションセンターではパンケーキを配ってたので大量にもらいました。どれも超甘でしたが、かなりの数をもらったので翌々日くらいまでの食事代わりになりました(^^ゞ。
その後、リバティベルと、カーペンターズホール、独立記念館の中を見学しました。リバティベルは独立を宣言した時に鳴らされたそうだけど、亀裂が入ってもう音は聞けません。それでも独立の象徴として展示されています。余談ですがディズニーワールドにも模型があります(^^)。カーペンターズホールは第1回大陸会議が開かれた場所です。昨日行けなかった独立記念館はツアーでのみ中を見学できます。この日だけは特別で、チケットなしでもツアーに参加できました。が、すごい行列で1~2時間くらい待ってやっと入れました。できることなら普通の日に行った方が並ばなくていいと思います。独立記念館は、1776年7月4日の大陸会議でイギリス領13植民地が独立を宣言した場所です。独立宣言はトマス・ジェファソンにより起草され、ジョン・アダムズとベンジャミン・フランクリンが修正をくわえたそうです。同時期にワシントンはニューヨークでイギリス軍攻撃の指揮をとっていました。
この日の夜はフィラデルフィア美術館前で独立記念のパレード、コンサート、花火大会が行われる予定でしたが、コンサート途中で雨が降ってきて花火は見れませんでした。パレードもそこそこで盛り上がりはいまいちでした。後で聞いた話では、ニューヨークも雨だったようですが、ワシントンDCは晴れてて花火もきれいに見えたそうです。できれば最後の花火まで晴れた状態で見たかったけど、天気ばかりはしょうがないですね。その日の夕食はもちろん……無料で配ってたパンケーキです(^^ゞ
7/5は朝チェックアウトした後、エドガー・アラン・ポーの家[場所等](Edgar Allan Poe National Historic Site)へ行きました。現在では、映画、ドラマ、小説、マンガなどあらゆるジャンルで多くの優れた作品が「ミステリ」というジャンルに属します。私は子供の頃から「ミステリ」が大好きで、多くの作品を読んできました。特に奇抜な探偵が登場する作品を好んで多く読みました。このように探偵が登場して謎を解明する「推理小説」というジャンルは意外と新しくて、誕生からまだ170年が経ってないそうです(諸説はありますが)。ちなみに「ファンタジ」「SF」「歴史」は紀元前から存在していたそうです。
この「推理小説」で最初に出版されたのが、1841年のエドガー・アラン・ポー「モルグ街の殺人」だと言われています。また「黒猫」「黄金虫」も今の怪奇ミステリの基になったと言われてます。彼の小説に心酔したヨーロッパや日本の作家が、その後のミステリというジャンルを確立していきます。特にイギリスでは「ミステリ黄金期」と呼ばれるくらい多くのミステリ作家が出てきました。日本でも翻訳され多くの作家たちが影響を受けました。特に「江戸川乱歩」は自分のペンネームまで「エドガー・アラン・ポー」に似せてしまいました。
エドガー・アラン・ポーは残念ながらアメリカでは認められることなくこの世を去りました。しかし後にヨーロッパや日本での成功を認められて、彼の病弱な奥さんとともに過ごし「黒猫」「黄金虫」を書き上げたフィラデルフィアの家が国立公園に指定されたのです。ここでは、彼の書斎やそこから眺めた庭、寝室などを見ることができます。日本観光客も多いので日本語ガイドもあります。「ミステリ」に興味ない人はパスした方がいいと思いますが(^^;。
その後、フィラデルフィア名物料理「チーズステーキ」の店として、地元でも有名なJim’s Steaks[場所・料金等]へ行ってチーズステーキドッグを買ってからバスターミナルへ行き、食べました。ホットドッグの中身がソーセージではなく、牛肉とタマネギを炒めたものにチーズをかけただけなので、自分でも作れそうな簡単なものだけど、すごくおいしかったです☆
そして16時発のグレイハウンドのバスに乗って次の都市であり、アメリカ合衆国の中心地ニューヨークへと出発しました!