ゆめぽろ(@yumepolo)です。こんちはっ!
フロリダほどではないですがこの時期はとても暑いです。2007/7/21の昼前に、オーランドからのグレイハウンドバス[詳細]は、アトランタに到着しました。バックパックはバスターミナルのロッカーに預けることが出来ます。そして今夜にはまた夜行バスで次の都市へ出発するため、急いで町へ観光に出かけました。土曜日だからかいつもか分からないけど、バスターミナルの周囲は人が歩いてなくて危なそうでした。
とっとこと歩いて町のインフォメーションへ行き、見所を教えてもらいました。午後しか時間がないため、とりあえず2箇所だけ観光することにしました。と言うか、個人的にはそれ以外に行きたい場所はなかったので、半日で充分だなと思いました。
まずは町の中心地からはずれた場所にある、マーチン・ルーサー・キング・ジュニア牧師・国立歴史地区[詳細](Martin Luther King Jr. National Historic Site)へ行きました。アメリカ合衆国で黒人公民権運動の指導者として、インドのガンジーにならって非暴力で抵抗してきたマーチン・ルーサー・キング牧師。その生家と墓所はアトランタにあり、国立史跡に指定されています。キング牧師は1929年にアトランタの牧師の長男として生まれました。そして黒人公民権運動の指導者としてしだいに頭角を現してきます。1956年には公共交通機関での人種差別禁止を訴訟で勝ち取ります。その後インドへ渡ってガンジーの考えを更に学び、非暴力抵抗で公民権運動を進めていきます。ケネディ大統領の支援も受けました。有名なワシントン大行進を行い、「私には夢がある。いつの日か奴隷の子孫とその所有者の子孫が同じテーブルにつくという夢が。」という歴史的な演説を行いました。
そして翌年、ジョンソン大統領との会談を実現し、ノーベル平和賞も受賞。ベトナム戦争の反戦も訴えました。しかし1968年4月、白人の脱獄囚により銃で暗殺されました。世界的に有名な演説は私も高校で英語の教材として学び、その時初めてキング牧師を知りました。記念館では彼の生涯を映画で見ることが出来ます。その他、公民権運動の歩みも展示されています。エリア内にはキング牧師の生家や墓所もあります。どちらも多くの人、特に多くの黒人が訪れてました。ケネディ大統領といい、USAという国は自由を旗印にしている割には、重要な変革を促す人物が暗殺されるという複雑な側面があります。しかし暗殺された人の思想はその後も引き継がれ、その夢は実現されます。そうしてこの歴史の浅い国の英雄として名を残していくのでしょう。
私はその場所まで歩いて行きましたが、「歩き方」にも書いてるとおり人通りが少なく危なそうな感じがしたので、必要に応じてタクシーを使う方がいいかも知れません。私は行きも帰りも歩いて、そのまま2つ目の観光場所である、ワールド・オブ・コカコーラ[詳細](World of Coca-Cola)へ行きました。40分以上は歩いた気がします。
いまや世界中で1秒に1本以上飲まれているコカコーラ。私の日本の友人にも、これしか飲まない熊(コーラベアー?)のような人がいます(^^;。その発祥の地は実はアトランタなんです。1886年にアトランタの薬局で売り出されてから今までのロゴマーク、ポスター、ビン、TVやラジオのCMなどの変遷を見ることが出来ます。アトランタでは唯一?のテーマパーク型アトラクションだし、世界中で愛されているコーラなので、チケット売場も入口もかなり混んでいます。入場制限もしていて、チケットには入場できる時刻が30分毎に刻印され、約1時間待ってやっと入場できました。
世界中のコカコーラに関するあらゆるものを見ることができ、特にTVのCMは映画の大スクリーンで見られ、国によって様々な特徴があるので楽しい♪です。場内には謎?のコーラベアー?(ポーラベアーのこと?)がいて、記念撮影も出来ます。そして見逃せないのは、3D映画です。ただの3D映画ではなく、ディズニーランドやユニバーサルスタジオではおなじみの五感を刺激する仕掛けが使われていて、最近オープンしたばかりなので今まで体験したどのアトラクションより仕掛けが上手く作られていました。必見です!
さらに見逃せない(飲み逃せない?)のは、世界中の50種類もの飲料を試飲できるコーナーです!もちろんコカコーラも。いくらでも飲み放題ですが、炭酸飲料が多いため、飲み慣れない私はすぐにお腹いっぱいになってしまいました(^^ゞ。お茶好きの私のおすすめは、NESTEAのマンゴーです。それからコカコーラ社が売り出し予定?のスパークリングの緑茶、紅茶も、日本では人気が出ない気もしますがおいしかったです。日本からの飲料、べジータべジータとHI-C梅も結構人気がありました。そして最後には瓶のコカコーラをお土産にもらえます。たぶん1本づつなのでしょうが、係員もおらず太っ腹そうなので、私はバッグに隠して6本ももらって帰りました(^^;。
そうしてバスターミナルへ戻り、グレイハウンドの夜行バス[詳細]で次の目的地、ニューオーリンズへ向いました。