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イエローストーン国立公園、グランドティトン国立公園

グランドティトンのムース今日は、大自然と野生動物の宝庫、世界遺産イエローストーン国立公園とグランドティトン国立公園の観光についてお伝えします!

ゆめぽろ(@yumepolo)です。こんちはっ!

この時期のイエローストーンは、昼は薄着で大丈夫だけど、夜は冬の装備がないと凍死しそうなくらい寒かったです。
2007/8/2の夜、サンフランシスコから出発したグレイハウンドバス[詳細]は翌日8/3の昼過ぎに、ソルトレイクシティへ到着しました。しかしその近くのアムトラック駅にHertzが見つからず結局、空港までレンタカーを借りに行かなければなりませんでした。無事手続きを終えて出発出来たのは、午後15時頃。ただでさえUSA内で初めてのドライブ、しかも生涯初の左ハンドルに右側通行。ソルトレイクシティからイエローストーンまではストレートに行けても5時間はかかります。暗くなる前には着きたいなぁ~、と思いながら出発しました。。

しかしいきなり国道に乗れなかったり、渋滞に巻き込まれたりと前途多難な道のり~(>_<)。夕食はマクドナルドでさっとすませて「暗くなる前に」と思ってるうちに辺りは真っ暗になりました。ちょうどその頃から山道が始まり、常夜灯はないので車のライトとそれに照らされて光る標識だけが頼り?の頼りないドライブ。。ん?このシーンはどこかで体験したかも。デジャブ?そう、ほんの数ヶ月前にもオーストラリアのタスマニアで山道暗闇ドライブ[詳細]を決行し、何度も野生動物と衝突しそうになったので、もうしないぞ!と反省したとこでした。ジャクソンの町へ着いたのは、深夜1時とか2時頃だったと思います。あと数時間で朝なので、そのへんの駐車場に車を止めて車中泊しました。
8/4は、午前5時頃に起きて出発しました。まずグランドティトン国立公園に入ります。この公園は帰りに寄って行こうと思ってるので素通りしました。素通りと言っても南北約70km以上はある公園だし、野生動物保護のため制限速度は低めなので、イエローストーンに着くまでに2時間くらいかかりました。
アメリカンバイソンの群れ エルクの群れ。奈良の鹿? 角エルクはこの時期珍しい
イエローストーン国立公園詳細](Yellowstone National Park)は、1872年に世界初の国立公園として指定されました。間欠泉、青や緑などカラフルな温泉、石灰棚、大平原に暮らす多くの野生動物など、この公園内には多くの違った見所があって飽きることがありません。園内は南北100km以上、東西80km以上の8の字型の舗装道路で、ツアーかレンタカーでないと絶対に廻れません。
まずキャニオンという8の字の中心近くへ向かいました。ヘイデンバレーという大平原?では、アメリカンバイソンの群れが数え切れないほどいて道路を塞いでいました。泣き声は恐竜みたいで、においは臭い!。その後北東のラマーバレーへも行きましたがそこでは全く動物を見れませんでした。そこへ行く途中で、1匹のコヨーテを見れたのはラッキーでしたが、すぐ逃げたので写真は写せませんでした。
そして北西のマンモスホットスプリングスへ行くと、奈良の鹿みたいのがたくさんいたのですが素通りしました。ところが、それがエルクだと教えてもらったのであわてて戻って見に行きました。春には角が落ちるので、この時期ただの鹿にしか見えません(たまに角生えてるのがいて夕方と朝方に見れました!)。石灰棚(テラスマウンテン。トルコのパムッカレと同じ)を見れるのもここマンモス地区です。トレッキングで途中まで登りました。そこら中が真っ白だけど雪とはまた違った奇景です。温泉はあちこちで沸き続けてたけど、熱すぎて入浴は出来ません。すぐそばにビーバー池へ行けるトレイルもあり、夕方なので熊と遭遇するのが怖かったけど、熊どころかビーバーの池すら干上がってました。
石灰岩のテラスマウンテン 石灰岩のテラスマウンテン キャンプしたけど寒いっ!
この日はイエローストーンに着いてすぐに予約してた、マディソンのキャンプサイトMadison Camp場所・料金等]で、熊を警戒しながらテント泊しました。かなり山の上なので、超×3寒かったです。私の寝袋は夏用なので、もうこのへんが限界って感じです。あらゆる服を重ね着して寝袋に包まって寝ました。
8/5は朝から、イエローストーンの名物「間欠泉」を見て廻りました。ガイザーカントリー地区には多くの間欠泉があります。オールドフェイスフル・ガイザーはその名(Faithful=忠実)のとおり、120年間ほぼ一定間隔で噴出してるそうです。次回噴出時間はすぐ側にあるオールドフェイスフル・インというホテルのロビーで確認できて、私が見た2回ともほぼぴったりの時間に噴出したのでビックリしました。思ったより遠くからしか見れなかったけど、大自然の力を少しは感じることができ満足でした。あと常に噴出してるというクレサイドラガイザーも面白かったです。このエリアにはカラフルな温泉(熱くて入浴不可)もいっぱいあり、バクテリアが繁殖できないくらい高温なので空の色がそのまま映し出されると青色、低温だと黄色や緑になったりするのです。サファイアプールは真っ青な空の色、エメラルドプールは、空の色とバクテリアの黄色が混ざって透き通った緑になってるようです。
ほぼ時間に忠実に吹き上げ サファイアプール エメラルドプール
そのままグランドティトンへ戻り、シャワーを浴びて(有料)から、この日はキャンプサイトを予約しなかったので、どこかで車中泊しようと探したけど公園内ではさすがに難しそうだったので、ジャクソンの一昨日と同じ駐車場で車中泊しました(^^ゞ
8/6は朝5時前に起きて、グランドティトン国立公園詳細](Grand Teton National Park)へ入り、野生動物をよく見れるという、オックスボーベンドへ行きました。朝霧のかかったMt.Moranの眺めは最高です。
そして川でしばらくおとなしくしてると、ゆっくり泳いでくる生物が…。ビーバーです(大興奮!)。じっとしてると私のすぐ横に上陸して来ました。かわいい~♪。フラッシュを使わずに慎重に撮影したけど、まだ暗いのでブレます。ビーバーカワウソとの私的な区別は、尻尾が水カキで背中がデプッとしてるのがビーバー、だと思ってますが専門家に言うと叱られるかな?ビーバー君はある範囲(テリトリー?)を何度も往復するので、待つ忍耐力さえあれば何度も目の前を泳いでいくのを見ることが出来ます。2回くらい見た後、他の人にも教えてあげようと川沿いの草木をかき分けて道路沿いにひょいと出ました。
グランドティトンの朝景色 ビーバーが泳いでるを発見 ビーバーは尻尾が特徴的
すると大きな犬と目が合い、両者立ち止まりました。そして犬の方がびっくりして道路を逃げて行きましたが、実はそれはウルフ(狼)で滅多に会えないそうです。欧米系の人達も車の中に避難して写真撮影してたみたいです。そこへ私がひょいっと現れたので驚いて逃げたみたいですが、ウルフが群れでいる場合は人間も餌として襲うので数km離れないと危険だそうです。ふー、1頭で助かったなぁ(^^ゞ。
野生動物に会える幸運はまだ続き、この辺りではグリズリーと並んで最大の動物である、ムース(日本語でヘラジカ?)にも遭遇できました。最初は遠くで草を食べてたけど、じょじょに道路寄りに来て、道路を渡ってから森の奥へ入って行きました。ムースの角もエルク同様オスのみにありますが、晩秋に落ちるため、この時期は最大に近い大きさです。角は左右合わせると20kg以上になるというからびっくり!草食動物なので優しい目をしてるけど、熊や狼と同様に近づくと危険な動物です。特に子連れムースは近づくものを追っかけるそうで、ある意味、人間に無関心な熊よりも怖いかも知れません。
ウルフ1匹なので逃げます こんな近づいたら危険です グランドティトンの景色
ムースを見送った後、私もソルトレイクシティのHertzへ向けて出発しました。また5時間以上のドライブになります。しかし今度は明るい時間帯ので、山道のきれいな景色を見ながらドライブできて最高の気分でした。時間的にも余裕がありそうだったので、途中で中華を食べて、その駐車場で荷物整理しました。しかし、これに時間をかけすぎて、Hertzに着いたのはギリでした。しかもハイウェイ沿いで給油所を見つけられなかったため、市場値の倍近くもするHertzレートでガソリン代を払うはめになりUS$50は損しました(>_<)。まぁ事故もなく無事に着けたのは幸いですね♪ 空港からグレハンターミナルへは自力で行く必要があり、市バスに乗ったのですがこれが変なルートだったので、かなり時間がかかりました。挙句の果てに降ろされた場所もかなり遠かったので、バックパック背負いながらだとつらかったです。やっと着いてバス予約した時には、出発1時間前くらいでかなりの人が並んでました。私はギリで乗車出来ましたが、すぐ後ろの人達は乗れなくて、たぶん深夜か明日のバスになってしまいました。ふー、危機一髪!こうして、再びグレイハウンドのバス[詳細]で、サンフランシスコへ向かうのでした。
それでは、おやすみなさーい(-_-)zzz「コテッ」

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