安宿・ネット 移動手段
アルゼンチン北部の世界遺産タランパージャ国立公園は、チレシトという町からの日帰りツアーで行けます。標高1075mなのでこの時期、昼は適温で夜はかなり寒かったです。
ゆめぽろ(@yumepolo)です。こんちはっ!
さてクイズ!ゆめぽろ丼。タランパージャ国立公園には、カテドラル(大聖堂)と呼ばれる岩の壁や、キノコの形をした不思議な奇岩がたくさんあります。その中に、日本語の名前が付けられた奇岩があるのですが、それは一体どんな名前でしょうか?
2008/5/2の早朝、メンドーサからの長距離夜行バス[チレシトへの移動手段]でチレシトに到着。日の出前だったので少しバスターミナルで座ってウトウトしてました。8時頃に宿探しへ出掛けましたが、知り合いのHPにバスターミナル前のキオスコ宿[チレシトの安宿・ネット]が紹介されてたことを思い出したのでそこに決めました。
それからタランパージャへのツアーを扱ってる旅行会社を探しました。シーズンオフで観光客が少ないからか、ツアー料金は高めでした。おまけに翌日は同乗者がいないので更に高額になるということだったのであきらめました。
その後、その日は悪天候だったし軽い高山病で頭とお腹の調子が悪かったので、宿で寝てたりPCで日記を書いたりしてました。夕方になってからやっと町をぶらぶらしてスーパーへ行ったり、もっと良い宿を探したり、旅行会社を廻ったりしました。
5/3は、午前中に宿をHostel Del Paiman[チレシトの安宿・ネット]へ移りました。バスターミナルから遠くなるし宿泊費も少しだけ高くなるのですが、スーパーが近いし、キッチンが使いやすそうだし、部屋も広いし夜も暖かそうだったので移ることにしたのです。
翌日のツアーも宿で申し込みました。タランパージャだけのツアー代:ARS160(アルゼンチンペソ。約5,700円)。入場料は不要だと言ってたのにガイド料のARS45が別途必要でした。ちなみにラ・リオハという町からタランパージャ公園行きのバスが出てるようなので、それならもっと安くで行けるかも知れません(未確認)。
それからバスターミナルの方へ戻って、更に少し南へ行ってみました。昔この辺りには鉱山があって、標高4600mのLa Mejicanaとチレシトはケーブルカーというかロープーウェイで、全長35km、約4時間で結ばれていました。そして鉱物はチレシトから各地へと運ばれていったようです。
現在そのケーブルカーは使用されていませんが、駅やその設備などが残されていて見学出来ます。山まで続くロープは先が見えません。駅近くに無料の博物館もあり、ロープーウェイの滑車などが庭に展示されています。
昼過ぎに宿へ戻り、遅い昼食としてスーパーで仕入れたアルゼンチン牛肉のステーキを赤ワインといっしょに食べました。チリの魚貝類は本当においしかったけど、安くておいしいアルゼンチン牛肉とワインも最後に味わいたかったのです。もちろん夜も同じようなメニューを堪能しました♪
5/4の朝、7:30からツアーへ出発しました。タランパージャ(Talampaya)国立公園(タランパヤ、タランパーヤとも呼ばれる)は大きな町からは離れた場所にあり、自力では行きにくくツアー代も高いため、バックパッカーを含め多くの旅行者は訪れないようです。
近くのイスキグアラスト(Ischigualasto)州立公園もセットになったツアーが人気です。Valle de la Luna(月の谷)とも呼ばれてるようです。写真を見たらタランパージャと同じような奇岩だったので、私は興味の沸いたタランパージャだけにしました。どちらの公園も恐竜や哺乳類の化石が有名で、それらや地層形成が重要だとされ世界遺産に登録されていますが、化石を見ることは出来ず残念でした。
ツアー車は谷を眺める展望地などに寄りながら、10:30に国立公園に到着。入場料はツアー代に込みだと言われてたのに、ガイド料のARS45を支払わされたのには大ショック!。他のツアー客と合流してスペイン語ガイド付で出発。まずはこの地方で独特の植物をいくつか見学。PUS PUS(プスプス)という植物が変な名前だったので覚えてしまいました。
先住民が描いたとされる岩絵をいくつも見ることが出来たのは興味深かったです。変な模様や人から、リャマやグアナコ、ニャンドゥなどの動物まで様々な絵が残されています。中でもリャマについては群れが描かれていて、放牧や狩の様子を連想させます。雨期には雨が多いそうなのにこれだけ残ってるのは驚きです。
次に長~く続く岩壁(キャニオン)を見学しました。幾重にも連なった地層がむき出しになっててすごい迫力を感じました。赤っぽい色です。大昔に大河によって削られて出来たそうです。カテドラルと呼ばれる岩壁や、空へのトンネルなどが面白かったです。
また、トルコのカッパドキアのようなキノコ型の奇岩もたくさん並んでいました。それらの中には忍者や、侍と呼ばれる奇岩もありました。なるほどその気になればそういう形に見えなくもなかったけど、こんな場所に日本の単語が持ち込まれてたことにはビックリしました。
見学終了後、ツアーに込みのランチタイム。サンドイッチというかハム&チーズを挟んだパンは、アルゼンチンにはよくあるのですが、はっきり言っておいしくない。オーストラリアやUSAのサンドイッチに似てる感じ。基本的に料理のおいしいスペイン語圏の南米では珍しくおいしくないのが、このアルゼンチンのサンドイッチです。牛肉はおいしい国なのに。そして景色のきれいな展望地などに寄りながら。約3~4時間かけてチレシトへ戻りました。
そしてまだ明るかったので、町の東端に立つ大きな白いキリスト像のもとへ登ってみました。ブラジルのリオ・デ・ジャネイロのコルゴバードのキリスト像よりは少し小さめでしたが、形はとてもよく似ていました。数年後にはもっと立派な丘に作りかえる計画もあるようで、バスターミナルのインフォメーションにその完成模型がありました。
5/5の朝、バスターミナルへ行きました。そしてまずラ・リオハ行きの中距離バスに乗り、約3時間半で到着。そこで3時間半待ってから、ウマワカ行きの長距離夜行バス[ウマワカへの移動手段]に乗車しました。
と言うわけで、クイズ!ゆめぽろ丼の答えは「忍者、侍」でした(^^)/
Gracias(グラシアス。スペイン語)「(最後まで読んで頂き)ありがとうございます」、
Buenas Noches(ブエナス・ノチェス)「おやすみなさーい」(-_-)zzz「コテッ」