ゆめぽろ(@yumepolo)です。こんちはっ!
さてクイズ!ゆめぽろ丼。アリカでは高地の湖へ行くツアーが人気ですが、標高約3000m付近では毛がモコモコのある動物をよく見かけます。リャマやビクーニャの仲間で、その毛を使用した衣服はとても高価です。最近日本でも那須ツアーが人気の、かわいいその動物とは何だと思いますか?
2008/5/18の夜、イキケからの中距離バスで到着。22時過ぎだし遠かったので、バスターミナルからタクシーで目的の宿Residancial Americaへ行きました。宿には小さなキッチンがあったので簡単に自炊して夕食を作って食べてから寝ました。
5/19は、午前中は少し宿でゆっくりしてから宿の近くを歩いたりしました。そして昼過ぎにコロン広場へ行って、カテドラルや市庁舎やアリカ要塞を見学しました。1879~1884年の太平洋戦争はチリvsペルー・ボリビアの間で硝石資源などをめぐって起きた戦争です。アリカ要塞はこの時に利用されたそうです。結局チリが勝利してペルー領土だったアリカも手に入れ、アタカマの鉱物資源により南米三大国(他はブラジル、アルゼンチン)にまで成長したのです。
コロン広場前のインフォメーションでマップをもらい、ラウカ国立公園ツアーを実施してる旅行会社の集まった場所を聞きました。コロン広場から少し北へ行った大通り近くに何社か見つけました。そして話を聞いて一番安くてクレジットカード払いできて、説明も丁寧な会社で翌日ツアーを申し込みました。
それから近くの魚市場へ行って、ぶり(800チリペソ。約200円)とウニ(1000チリペソ。250円)を買いました。ちなみに魚市場は午前中が賑やかなので、この時間では閉まってる店も多かったです。魚市場の目の前の海岸では、海の中で遊ぶアシカの家族や、岸で餌を探すペリカンの大群を見ることも出来ました。
その時には15時前でもう遅い気もしたのですが、急いでアサパ渓谷へ行ってみることにしました。乗合いタクシーは「歩き方」の情報とは違って、Chacabuco通りの公園前から出ていました。800チリペソ。約20分でSan Miguel de Azapa(サン・ミゲル・デ・アサパ村)の博物館前に到着。
ここのMuseo Arquelogico(考古学博物館)はそれほど大きくないけど、この地域の先住民アイマラ族などの7世紀以降の土器や織物などが展示されてて見応えはあります。また、紀元前6000~2000年前のチンチェーロ文明時代のものと考えられている、世界最古のミイラも見れます。それは男性と女性とその間に子供のミイラが並んでて、全て粘土の仮面を付けています。他に布で縛られたミイラや、粘土仮面を被った赤ちゃんミイラも展示されてます。
そして博物館入口で地上絵の場所を聞き、マップの写真を写してから歩いて向かいました。しかしかなりの距離を歩くことになるので、時間なかったり体力に自信がないならタクシーチャーターかツアーで行くことをおすすめします。私はもう16時過ぎで日没まで時間がないと思ったので、30分くらい走ったり速足で向かいました。そこでラッキーなことにバンに乗った父子に拾われ、一番遠い地上絵まで送ってくれました。いつもながらですが、地元民には感謝感謝♪。こういう人に支えられながら旅してるのだと実感します!(^^)!
実際この父子に送ってもらえなければ絶対に最後の地上絵には間に合わなかったでしょう。父子はチップも要求せずに「ここだよ!」と言って降ろしてくれました。目の前の山で、リャマや人っぽい地上絵を見れました!イキケのツアーほど近くでは見れませんが、こちらの方がきれいに残ってるなと思いました。
この周辺には有名な地上絵だけで5つもあります。小さいのを合わせるともっと多いでしょう。いずれも火山岩を積んで絵を描いています。雨の少ない地方なので今まで残ってるようですが、最近は民家も増え、農地も広がり出してるので地上絵の存続も危ういようです。観光地と言っても旅行会社が儲かるだけで、地元民には何もメリットないのがかわいそうかも。
ここから少しづつ歩いて戻って行きながら、さらに3箇所くらいで地上絵を見れました。いずれもリャマやビクーニャや、人や記号を描いたものでした。そして一番有名なCerro Sagrado(聖なる丘)は、大通りからかなり入った場所にありました。着いたのは日没前の18時でした。
そこの地上絵は大きいだけでなく、1つの丘全体にたくさんの絵が描かれていました。人、記号、サボテン?などでしょうか。そろそろ暗くなり出してたし、周りが農地だらけで見つけにくかったです。地元の人に聞いてやっと見つけました。そして畑仕事してる人にことわってから、民家の庭へ入って正面から写真撮影させてもらいました。迷いながらも見つけて来て良かったと思いました。感動!
それから大通りまで走って、そこからもタクシーが拾えるとこまで速足で戻りました。しかしもう辺りは真っ暗になり出してました。街灯も少ないし心細いなと思ってるところへ、また運よく乗合いタクシーが来て、約40分くらいでアリカの町へ戻れました。もう19時過ぎ。なぜか往路より安くて、700チリペソ。
宿へ戻ってから、魚市場で買ったサバを刺身と焼きにして、ウニを生とウニクリームパスタにして食べました。チリの最後に新鮮な魚貝類が食べれて満足満足♪。
5/20は、朝早くからラウカ国立公園へのツアーに出発。欧米人6組くらいと一緒に中型バンで出発。なぜか平均年齢が高い。出発後すぐ8:00頃にジュタ渓谷の地上絵に到着。残念ながら曇ってて霧っぽく暗かったので、地上絵はあまりはっきりとは見えませんでした。リャマ1頭だけが描かれてるように見えたので、アサパ地上絵の方が規模は大きいと思います。
8:30頃には古くから続くPoconchile(ポコンチリ)という村へ到着。古い白い教会と墓地を見学しました。10時過ぎにはZapahuiraという場所で休憩。標高3000mを超えてるので足膝より低い草しか見えなくなりました。食堂でコカ茶を頂きました。コカ茶は高山病対策としてはすごく効きますし、味も緑茶に似てるので私は好きです。コカインのもとになる葉ですが、葉を食べたり飲んだりする程度では何の問題もありません。
車では途中何度か、景色の良い場所やリャマ、アルパカのいる場所で写真撮影のために止まってくれました。山や湖がとてもきれいでした。アルパカはモコモコしててかわいいので近づくと、出っ歯アルパカが顔につばを吐きつけてきたのでびっくりでした!!リャマもアルパカも近寄りすぎるとつばを吐いてくるので要注意です。
標高4000m前後になると高山病で具合の悪い人も出始めました。そして13時頃に最終目的地Chungara(チュンガラ湖)に到着。標高約4500m。さすがに0mのアリカから一気に来ると空気の薄さを感じますが、私はボリビアの5000m地帯から降りてきたばかりだったので、他の人ほど苦しくはなりませんでした。
チュンガラ湖は世界最高所の不凍湖(1年中凍らない湖)だそうです。湖はとてもきれいで、山や空が映りこんでいます。周囲の山も上の方は雪が被ってて富士山のようできれいです。高所なので高い木はないけど緑の草はたくさんあります。それを食べる野生のビクーニャがいたり、放牧のリャマ、アルパカもたくさんいて、かわいいので写真撮影しまくりました。
ビクーニャは飼えない動物だそうです。だからアルパカの毛より高級らしいです。アルパカを追いかけて写真を写してると、小さな動物が目の前を横切りました。何度も何度も見たのですが、すぐ隠れるのでよく分かりません。そしてそれが野生うさぎのピスカチャだと分かった時にはもう逃げられてしまってました。
1時間ほど滞在した後、アリカへ帰るため出発しました。すぐにParinacota(パリナコタ)に着いて、ここでも古い白い教会を見学しました。外観はこの地方ではよく見かける教会ですが、中は古い壁絵などが見られて独特です。ここもまだ約4400mなので高山病で苦しい人はコカ茶を買って飲んでました。
そして16時頃に着いた村で遅いランチタイム。私はPollo(チキン)の骨付き焼きとライス、ポテトフライ、サラダ、ジュースのセットを食べました。でも一番おいしかったのは、デザートのバナナのミルククリームがけ♪でした。コーヒーも付いてて大満足!。その村の教会も同じような作りの白い教会でした。
それからまたドライブ。私も含めて多くの人が寝てたようです。18時頃に丘の上から向こうの丘の上の遺跡を見学。たぶんプカラ遺跡だけど、もう暗くてはっきりは見えませんでした。こんな感じで結構盛りだくさんのツアーだったので楽しかったです。そして宿へ戻ってくるとすぐに寝ました。
5/21は、朝9時頃にチェックアウトしてコレクティーボの4番でバスターミナルへ行きました。そしてペルー国境のTacna(タクナ)行きの乗合いタクシーに乗って、まずはチリ国境へ。ここの出国手続きは混んでて40分もかかり、次のペルー国境での入国手続きはあっと言う間に終わりました。タクシーはタクナまでです。そこのバスターミナルでペルーのアレキパ行きの中距離バスに乗り換えました。
と言うわけで、クイズ!ゆめぽろ丼の答えは「アルパカ」でした(^^)/
Gracias(グラシアス。スペイン語)「(最後まで読んで頂き)ありがとうございます」、
Buenas Noches(ブエナス・ノチェス)「おやすみなさーい」(-_-)zzz「コテッ」