ゆめぽろ(@yumepolo)です。こんちはっ!
さてクイズ!ゆめぽろ丼(解答は本文中)。日本人旅行者はあまり行かないようですが欧米人には人気のワラス。近くのワスカラン国立公園だけでなく、チャビン遺跡でも有名です。さてこのチャビン遺跡にはペルー最古レベルの神殿がありますが、この文明ではある動物・鳥が神格化されていました。その野生動物とは?大小4つくらいが有名です。
2008/6/3の早朝、リマからの長距離夜行バスで到着。バスターミナルと言うかバス会社のオフィスは町中なので便利です。宿の客引きがたくさんやってきたので1軒付いて行ってみるとキッチンもあってなかなか良かったです。でももう少し探してみるともっと安いとこもたくさんあることが分かりました。結局安めのCasa Alojamiento CAMELUに決めました。キッチンないけど、食堂が安くておいしそうだったので問題なかったです。
そしてすぐに旅行会社を何軒も回って、ワスカランとチャビンのツアーを探しました。旅行会社はアルマス広場の周辺にはなくて、その前のAv.Luzuriaga沿いから中央市場へ行く途中にたくさん見つけました。2日~1週間くらい山をトレッキングするのが人気なので、アウトドア関連のツアーを提供する会社もいっぱいありました。私はパタゴニアでも思いっきりトレッキングしたし、この時期はまだ寒そうということもあり今回は観光だけのツアーを探しました。
ワスカランもチャビンもローカルバスで自力で行けそうなのでツアー代が高ければそうしようと思ってました。しかし思ってよりツアー代が安かったので利用することにしました。さっそくその日にも行けそうだったので、すぐミニバスに乗り込んで出発しました。この日は世界遺産にも登録されてる世界で最も高い国立公園、Parque Nacional de Huascaran(ワスカラン国立公園)へ行きました。ツアー代(食事なし):25ソル(約950円)+ユンガイ入園料:2ソル+ワスカラン入園料:5ソル。
9時過ぎに出発してまず10:30頃に、Carhuaz(カルウアス)という町に到着。標高は少し下がって約2300m。特に何があるわけでもない町ですが、山々に囲まれてて大きなアルマス広場からの景色はとても良いです。先住民インディヘナも民族衣装で歩いてました。細長い塔の建った教会が印象的なのんびりとした町でした。
そこから30分ほどで、標高2500mのYungay(ユンガイ)に到着。標高約6800mのワスカラン山の麓にある悲劇の町です。1970年5月のマグニチュード7.8の大地震により引き起こされた地滑りのために、町の人口約18,000人のうちほとんどは雪と土砂の生き埋めになってしまいました。カテドラルの廃墟や埋まってる自動車を見ると当時の災いの恐ろしさを少しだけ想像出来ます。
現在ここにはCampo Santo Yungay(ユンガイ慰霊公園)があります。生き埋めになった人々のお墓を大きな白いキリスト像が見守るように建っています。少し離れたとこに新しい教会が建ってました。そこかどうかは分かりませんが、新ユンガイの町が約1.5km離れた場所に再建されているそうです。さらに1時間ちょっとミニバスで移動すると、ワスカラン国立公園に到着。
断崖絶壁に囲まれた場所でミニバスを降りました。少し歩くととても大きな湖が山々に囲まれて広がっていました。これがLagunas Llanganuco(ヤンガヌコ湖)です。標高約3850mにある氷河湖です。青空の雲の下、青い湖、それを囲むアンデスの山々、ゆっくり流れる時間、贅沢な空間、筆舌しがたいほどの美しさです。ボートに乗って遊覧することも出来ます。
1時間くらい自由時間があったので湖の周りを歩いてみました。湖はどこも澄んでいました。都会から離れてることもあり、空気もおいしい!。リャマを連れたおじさんは、観光客と一緒に記念撮影して稼いでいました。涼しかったけど、黄色や紫の花がたくさん咲いててきれいでした。
それからミニバスに乗って2箇所くらいの展望地から景色を見て、ツアー会社行き付けの食堂へ寄りランチタイム。ランチはペルーにすると高めだったので、私は食堂には入らず外で持ってきたお菓子を食べてました。他にも同じような客はいました。そこで梅っぽい花の咲いた木を見つけました。
17:00頃にCaraz(カラス)という町に寄りました。この町は過去何度かの地震や地割れなどでも生き残って、今はトレッキングスタートの町として有名らしいです。そこから1時間行くと今後は土器の工房に寄って、土器を回しながら作る様子を見学出来ました。もちろんその後はお土産購入タイム。こういうのが嫌な人は自力で行くのがおすすめだけど、土器作りを見るのも楽しかったので参加してよかったです。
19時頃にワラスへ戻ってきました。それから翌日のチャビンツアーが安い旅行会社を探しました。良いとこを見つけたので申込をしていると、カバナコンデのコンドルを一緒に見に行った日本人女性と再会しました。翌日からトレッキングに行くそうだけど、インフォメーションの情報に間違いがあったようでかなりもめててあまり話出来ませんでした。ツアー代(食事なし):20ソル(約750円)+チャビン入園料:11.5ソル(約430円。学割で6)。
夕食はアルマス広場から考古学博物館の方へ1~2ブロック歩いて右に入った道の安食堂(El Centro)で食べました。トルーチャ(虹マス)のmilanesa(薄いフライ)、パスタ・ポテトの入ったスープ、ライス、ポテト、サラダがセットで、3.5ソル(約130円)。ポテトの原産地ペルーならではのポテト三昧。湖でとれるトルーチャも新鮮でおいしかったです。
6/4の朝、早めに起きてワラスの町を観光しました。残念ながら考古学博物館はまだ閉まってて入れませんでしたが、古っぽい教会や広場から見える雪山ワスカランを眺めることが出来ました。ツアーには9時半頃出発。昨日と同じミニバス、ガイドも同じでびっくりでした。遺跡に着くまでには、ワスカラン山が良く見える場所や、リャマやビクーニャもいるQuerocochaと呼ばれるきれいな湖のある場所、段々畑が眺められる場所なども立ち寄りました。
標高約4500mのKahuishトンネル前では、崖の上に大きな十字架を持った白いキリスト像も見ることが出来ました。そしてロバを10頭ほど引き連れたおばあさんを見るためにミニバスが止まったかと思ってると、そこが世界遺産にも登録されている、Chavin de Huantar(チャビン・デ・ワンタル遺跡)の入口でした。
アンデス地方では紀元前1800年頃に土器が出現して、最初に確認されている神殿文明が標高約3200mの高地で紀元前1200~800年頃に起こったチャビンです。これだけの規模の遺跡では最も古いとされています。まず入口には神様をかたどっているEstela(石碑)が立っています。そしてリャマ・アルパカの群れがいる草地を歩いていくと大神殿が見えてきました。
チャビンの大神殿は大きな広場の奥に、青空と山々を背景にして建っています。それほど完全には残っていませんが、大自然に溶け込んでいる感じがするのは、当時の人々が自然を愛し大事に考えていたからではないかと思いました。広場前の窪みのある大きな石は、儀式の時に生贄を載せた台だと考えられています。
神殿の前には門のようなものあり、2本の柱や屋根には文字なのか絵なのか分からない模様がたくさん描かれています。そして地下迷宮も何箇所か見学出来ます。最初の地下通路の奥には、Lanzon(ランソン)と呼ばれる神様をかたどった、細長く丸みを伴った約5mの石塔を見ることが出来ます。ヘビ、ジャガーを神格化した模様が刻まれています。
地下の通路はとても狭いですが、階段や広い部屋のような場所もいくつかあります。この地下トンネルが3000年も前の技術だとはとても思えません。外へ出ると壁にはめ込まれた神か人の顔のような石像Cabeza Clavaも見れました。入口脇に併設されている博物館にも多く展示されていました。博物館には他に、ジャガーやピューマが描かれた石などもありました。チャビンはとても興味深い遺跡でした。
それからミニバスで近くの食堂へ行きランチタイム。私は昨日に引き続いて外でお菓子を食べてから、周辺の川や花を見ながら散歩しました。ペルー人の若者も同じように外で待ってて、日本についていろいろ聞かれたのでしばらく一緒に話をしました。アジアや日本にとても関心を持っているようでした。
ワラスへ戻ってきたのは17~18時の間でした。まずバス会社へ行き夜行バスのチケットを購入してから夕食を食べました。昨日の食堂の隣へ入ってみましたが、昨日の方が良かったです。この日は、トルーチャのApanada(これも薄いフライ)、野菜スープ、ライス、煮たポテトなどのセットが、3.5ソル(約130円)でした。少し味が薄いし、魚が小さすぎでした。
宿へ戻るとバックパックを受け取ってから、バス会社の近くにあったLAN接続可能なネットカフェで30分だけネットしました。そして出発時間ぎりぎりにバス会社へ行き、トルヒーヨ行きの長距離夜行バスへと乗り込みました。
と言うわけで、クイズ!ゆめぽろ丼の答えは「ヘビ、ジャガー、ピューマ、コンドル」でした(^^)/
Gracias(グラシアス。スペイン語)「(最後まで読んで頂き)ありがとうございます」、
Buenas Noches(ブエナス・ノチェス)「おやすみなさーい」(-_-)zzz「コテッ」