しかし町じたいには見所がありません。巨大なコンゴウインコのモニュメントがあるけど、ボニートで本物のコンゴウインコを見てきたばかりですし。そんなことより日本のTVカメラマンが来てまして……。
ゆめぽろ(@yumepolo)です。こんちはっ!
この時期、昼はかなり暑くて夜は適温でした。2008/8/26の午前中に、ボニートからの長距離バスで到着。ここまでの道はパンタナール沿いを通るので、運がよければ野生動物や鳥を見れます。私も一瞬のことでしたがカピバラの親子やトゥカーノ(トゥカン。オオハシドリ)、その他の鳥などを見つけました。自然の風景もとてもきれいです。バスターミナルの周りの宿を2~3件回ってみたら設備と値段のバランスが悪くて他を探すことにしました。
そしてバスターミナル横に安くて感じのよいホテルHotel Tropicalを見つけました。部屋は広かったのですが建物の廊下は暗くて感じが悪かったです。でも1泊だけならと思って泊まることに決めました。それから旅行会社へ行ってパンタナールツアーを調べてみました。もし安いのがあれば行ってもいいと思ってたけど、ボニートで調べたのと変わりなかったのであきらめました。
昼間はかなり暑くって日射病になりそうでした。しかも今朝は4時起きでバスに乗ってきたので眠いこともあり、夕方まで宿で休みました。起きてから宿周辺を探索しました。しかし中途半端な都会っぷりで面白さを見つけられませんでした。そもそもカンポグランジに来たのは、この後のバス移動が2泊がかりで長いため、ひとまずここで休養を取りたかったからです。
それにしても全く何も見ずに出るのも寂しいので、何かないかガイドブックで調べました。そして無理矢理見つけた3羽のコンゴウインコのモニュメントを見に行くことにしました。その名もPraca das Araras(コンゴウインコの広場)。アララスというポルトガル語は前回のボニートのコンゴウインコツアー(旅行写真ブログ)で学びました。
コンゴウインコ広場はバスターミナルから西方向へ6~7ブロックほどの場所で徒歩15~20分ほど。さすが町の数少ない見所ということでライトアップまでされてました。想像してたより大きかったです。しかし観光客は誰一人いなくて、周りが暗い公園だし治安もそれほどよくないと聞いてたので、びくびくしながら写真撮影だけしてすぐ帰りました。帰り道も10秒毎に後ろを振り返って怪しい人がいないかチェックしながら歩きました。
夕食はバスターミナル前の屋台でChurrasco(シュラスコ定食)を食べました。シュラスコとは牛豚鶏を問わず串焼きにした肉料理でブラジル名物です。アルゼンチンのアサード、ペルー・ボリビアのアンティクーチョも似た料理です。ただそれらよりも塩味が濃い場合が多いです。しかもブラジルのシュラスコはどこで食べても柔らかいし肉の質も悪くないです。
この屋台のシュラスコも本当においしかったです。ライス、ふかし芋、サラダがセットになって1.75レアル(約100円)は物価の高いブラジルでは破格の値段です。しかもかなりおいしかったです。シュラスコをかなり気に入ってしまったので、1本追加して食べました(^^ゞ。周りの屋台のおじさんや客もいい感じの人ばかりで楽しかったです。ブラジル人は本当に陽気で優しい人ばかり♪
食後に宿へ帰ってしばらくすると、外で花火の音が聞こえ出しました。フロントで聞いてみると、この日はカンポグランジの建設記念日なので、その記念花火だと言うことでした。祭り好きの南米にしては地味だなぁと思いましたが、2月のリオのカーニバルで燃え尽きるのでしょうか。その時期はブラジルのどこも祭り・パレード・カルナバルですから。
8/27は、午前中バスターミナルへ行って、その日の夜行バスを探しました。次の目的地はサルバドールなのですが、カンポグランジからサルバドールでは3泊必要なのでさすがに辛いと思い、その途中の町で数泊することに決めました。そのレンソイスという町は、ブエノスアイレスでお会いした「たかぷらさん」の「世界ぷらぷら」というHPで紹介されていたのですが、行ってみてかなり気に入りました。次回のブログをお楽しみに。
実は事前にネットでサルバドールまでの飛行機チケットも調べたけど、カンポグランジ発は安いチケットが出ませんでした。バスチケットを購入後、ランチに行きました。実はここカンポ・グランジに寄った理由が1つだけありまして、それは本格的な沖縄そばを食べたかったからです。以前ボリビアのサンタクルス(写真ブログ)で食べた時に気に入りました。
カンポ・グランジはサンパウロと同じように日系移民が多く暮らしています。ボリビアのサンタクルスと同じように沖縄出身者が多いそうです。だからこの町でも沖縄そばを食べることが出来るのです。場所は北へ20分くらい歩いたとこにある鉄道駅のそばの駅舎の中です。この鉄道は今は使われていないと思います。駅舎は分かりにくいけど、外見が白くて細長い建物。地元民に聞きながらじゃないとたどり着けません。。
ここで毎週水~日曜には沖縄そば屋が1軒は開いてるらしいです。水・土が一番賑やかだと聞いて水曜に合わせてやって来たけど、3~4軒しか営業してませんでした。どこも客の数は2~3人だったので適当な店で食べることにしました。そこのおじさんは沖縄出身だということで、いろいろ日本語で話しかけてきました。おじさんが言うには、なんと昨日ここに当時現職の沖縄県副知事が来て沖縄そばを食べていったそうなのです。
2008年は日系移民100周年の年で、各地でイベントが開かれています。2月のリオのカーニバル(写真ブログ)でも日本グループの参加を見れました。昨日の花火がこの町の記念日を祝してのものだったので、その日に合わせて副知事がやって来たか招待されたのだと思います。そしておじさんは、隣の席で食べてる2人の男性がTVカメラマンだということまで教えてくれました。また、天ぷらやチャーハンのオマケまでしてくれました。ラッキー♪。
そして沖縄そばを食べてると、なんと!1人のカメラマンに撮影してもいいか聞かれました。これまでの旅で地元の人に撮影されたことは何度かあります。しかし日本人に言われたのは初めてでした。もちろんOK!して、沖縄そばを食べてる姿を撮影され、「まさかこんな場所でおいしい沖縄そばを…」とコメントもしました。こんなことならもっときれいな服来ていけば良かったと後悔。。結局この撮りは使われたのでしょうか?
ちなみにここの沖縄そばは、中が10レアル(約680円)、大が11レアルと日本並みのお値段。南米一物価の安いボリビアと比べるのは酷ですが、あちらはライス付で450円。この金額の差が心理的に影響してないとは言えないけど、ボリビアのサンタクルスのスーパーおきなわの味の方が個人的には好きでした。あと、カンポグランジの町中では沖縄そばが安くで食べられるそうですが、偽者が多いので駅舎で食べた方がいいらしいです。
食後、まだ時間があったので昨晩行ったコンゴウインコの像を見に行きました。昼間版ということで。やはり像は大きかったですが、その広場の周りで見つけたゴミ箱の方が気になりました。ピューマとトゥユユ(ジャビル。ズグロハゲコウ。コウノトリの仲間)のを見つけました。そして宿へ帰ると、その近くでもトゥユユやコンゴウインコの公衆電話を見つけました。
15時前に宿を出てバスターミナルへ向かいました。そしてまずは15:30発ゴイアニア(Goiania)行きの長距離夜行バスに乗りました。ブラジルの首都ブラジリア(写真ブログ)で乗り換える方法もありますが、ブラジリアによる必要がなければゴイアニア経由の方が早く着くと言われたのです。その晩の0時過ぎにはバスごとフェリーで川を渡って翌朝(8/28)の7時過ぎ(時差+1h)時に到着。
2時間後の10時にセアブラ行き長距離夜行バスに乗り込みました。途中、車との衝突事故を起こしたけど全面的に相手が悪かったので1時間くらいで出発出来ました。翌朝(8/29)の7時過ぎに到着。そこからバスターミナルまで約10分歩いて行き、レンソイス行きチケットを購入。9時前のバスで出発して約2時間後に到着しました。そこの景色は良かったです。長い長いバス移動でした。。
Obligado(オブリガード。ポルトガル語)「(最後まで読んで頂き)ありがとうございます」
Boa Noite(ボア、ノイチ。ポルトガル語)「おやすみなさーい」(-_-)zzz「コテッ」