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マナウスからアマゾン川下り!シュラスコ食べ放題やマナティも観光!ブラジル旅行記

アマゾン川下り船ハンモックブラジルのマナウス(Manaus)はブラジル北部、赤道直下の町でアマゾン観光でも有名です。世界最大の流域面積を持つアマゾン川の真っただ中にあるので、ブラジルの他の町から陸路で到達するのは難しいようです。
19世紀に天然ゴムブームで発展し、ヨーロッパ文化が持ち込まれました。現在もブラジル有数の大都市で、日本人移民も多いそうです。ここからアマゾン下りに出発。2河川合流地点は興味深い!

ゆめぽろ(@yumepolo)です。こんちはっ!

この時期、昼も夜もかなり暑苦しかったです。

そもそも、なぜベレンからマナウスに飛行機で飛んで来たのか。それはブラジルで最後の観光イベント、アマゾン下りをしたかったからです。そしてブラジルの後、未知のギアナ三国へ行きたかったからです。もしギアナ三国に興味がなければ、ベレンからマナウスへアマゾン上りしてから、ペルーやベネズエラへ抜けていくルートがあります。
しかしアマゾン下りとギアナ三国の両方を達成したかったので、マナウスへ飛んでからまたベレン近くまで船で戻ってくることにしたのです。ちなみに時間があるなら、ベレンからマナウスへアマゾン川を上って、再びマカパを目指してアマゾン下りする方法もあります。船で上った場合も飛行機と同じくらいの値段です。しかし上りは時間がかかるので、さらに1週間くらい必要になります。だから私は飛行機を選びました。
マナウスの町並みアマゾン川、続く自然の道マナウス、魚市場の様子
2008/9/19、早朝にベレンからの飛行機で到着。明るくなるまで飛行場で寝てました。そして明るくなってから、市バスでセントロ(町の中心)へ向かいました。市バスは降りるタイミングが難しいので乗り過ごしてしまいました。セントロの近距離バスターミナルで降りると失敗がないかも。宿は数軒回って、エアコン付きで一番安いHotel Granadaに決めました。
少し宿で休んでから、さっそくアマゾン下りする船を探しに行きました。フェリーターミナルでは正規料金でベレンやサンタレンやマカパ行きのチケットを購入出来ます。しかし安く購入するのなら、船長や船乗りから買うのが一番!と聞いてたのでターミナル内をウロウロして船長らしき人物を物色しました(^^ゞ。しかしそんな人はそうそういませんね。。誰も声をかけてくれないし。
仕方ないのでターミナルの外で叩き売りしてる料金を聞きまわりました。なんだか聞いてた値段よりかなり高くなってる感じ。だからなかなか決められず、あちこちの叩き売りを巡り歩きました。そして何度も同じ場所に行って交渉したりを繰り返してると、最初のおじさんがラストプライスだ!と言って更に下げてくれたので決めました。サンタレン行き、2人で二段ベッド&エアコン&電源付きの個室が、4食付きで250レアル(約15,000円。1人125)。ハンモックなら1人80レアルから。
マナウス魚市場。アマゾン魚マナウス、ピラルクー干しマナウス、ピンタード定食
昼食はアドウフォ・リスボア市場で魚定食を探しに行きました。ここの魚市場はベレンよりも規模が大きくて活気もすごいです。でも人が多すぎて写真撮影は難しかったです。アマゾン川の代表的な魚、ピラニア、ナマズの仲間ピンタード、パクーなどはものすごい数。世界最大の淡水魚、生きた化石のピラルクーはここでも見れませんでした。実は見ましたが、ロール状にして干した姿のピラルクーでした(^^;
魚市場の外では魚定食を食べました。ピンタードのフライ、ライス、豆、サラダのセット定食が、7レアル(約400円)。食後はあまりに暑すぎて、湿度も高くてバテそうだったのでエアコン付きの部屋でしばらく休んでました。そして16時頃の起きて、アマゾナス劇場:Teatro Amazonasを見学に行きました。中心地からは北へ300mくらい。
19世紀にこの周辺で見つかった天然ゴムは、ヨーロッパへ運ばれて一大ゴムブームを呼びました。当時ジャングルの真ん中にあったマナウスは、このゴムブームによって大発展を遂げたのです。ヨーロッパからも文化が持ち込まれました。その象徴的な建物がこのオペラハウス、アマゾナス劇場なのです。外観の見事さだけでなく、内装も贅沢の限りを尽くしてるそうです。残念ながら16時まで内部ツアーは終了してて入れませんでした。
マナウス、アマゾナス劇場ブラジル名物シュラスコマナウス、すしも食べ放題
宿へ戻ってしばらくしてから、夕食を食べに出掛けました。なんだか暑くてバテぎみだったし、ブラジルも最後が近づいてきたので奮発してシュラスコのバイキング(シュハスコともいう)へ行きました。Churrascaria Bufalo:シュハスカリア・ブファロ(バッファロー)という宿から近い店。歩き方にも掲載されてました。肉各種、サラダ、すし、フルーツは食べ放題♪ジュースを1杯つけてサービス料込みで、42レアル(約2,500円)。
高いです。船を値切った分が吹き飛びました。でもおいしいものは我慢出来ません。この店、最初は私らだけでしたが、すぐに多くの客が入ってきて大繁盛。シュラスコとはブラジル名物の肉料理。ウェイターが運んでくる様々な部位の肉を、好みの大きさに切ってもらいます。どれもおいしいけど食べれる量に限界はあるので、気に入ったものがあったら名前や形状を覚えておきましょう。
シュラスコには岩塩のような塩がかなりの量ふってあるので、日本人には少ししょっぱいかもしれません。でも暑い場所なので体が塩分を欲してるためか、この塩がとてもうまい!。サラダやフルーツも手を抜いてないので食べ過ぎました。すしは日本人にとっては厳しい評価になります。しかし他の国のと比べれば日系人の多いブラジルはかなりましな方だと思います。にぎりが出るたびにパクパク食べまくり、もう満腹で動けないくらいに。満足満足♪
ブラジル名物シュラスコうまいマナウス、マナティ寝てる?マナウス、マナティかわいい
9/20は、正午にアマゾン下り開始です。それなのに、アマゾン国立研究所:INPA(Bosque da Ciencia)へ行きたくなったのでさっと行くことにしました。本当は泳いでるピラルクーが見れるというアマゾン自然科学博物館へ行きたかったのですが、時間もなかったので入園料の安い方に決めました。INPAから近いらしい。INPAへ行く市バスもなかなかつかまらず、やっと乗って着いた時には既に10:30前。かなりあせりました。
入園すると走ってマナティを見に行きました。マナティはジュゴンの仲間で、大型の海の哺乳類です。おとなしい性格で草食。ここにいたのはたぶん、アマゾンマナティーだと思います。海の生物なので、アマゾン川の河口近くなどにいるのでしょうか。アシカなどとは違って水の中でもゆっくり動きます。その動作や顔のかわいさなどから、大人気の動物です。実際この研究所ではマナティくらいしか見るものがなかったし。
その後、時間がなかったのでトレッキングルートなどを走って探索したけど、ワニ(カイマン?)と小さなカメくらいしか見つけられませんでした。アグチ(大ネズミ)やナマケモノが放し飼いだと案内板に出てましたが、全く出会えませんでした。係員に聞いてもポルトガル語なのでさっぱりだったけど、どこにいるか分からないけど、どこかにはいる!みたいなことを言ってました。
マナウス、アマゾン研究所アマゾン川下りした船アマゾン下り。マナウス出港
電気ウナギの池もありましたが、水がにごっててあまりよく見えませんでした。そして11時過ぎに出て、ちょうどやって来たバスに乗り町へ戻りました。ところがこのバスがかなりのんびり運転で、しかも下手だったため宿へ着いた時にはギリギリでした。急いで荷物を持って港へ。汗だくになりながら乗る船を聞いたら、ボートタクシーを使えとのこと。5レアル(約300円)で交渉成立してなんとか船に到着。
ところが船はフェリーターミナルから乗れる場所にあったのです。ボートタクシーに乗り損でした。ところがこのボートタクシーの主人は倍の10レアルを要求してきました。ボルことの少ないブラジル人が珍しく要求してきました。でも5レアルで交渉したので口げんかになり、出港時間が来たことにより主人は5レアルであきらめてくれました。2人で5レアルづつってことだったのかも。でも2分で着く距離だったのでそれだと高すぎます!
乗船して部屋へ行くとまたトラブル発生!先客がいたのです。スタッフを呼んできて交渉しました。どうやらダブルブッキングのようです。結局、そのおじさんは1人だったため他の1人客の部屋で合い部屋ということになって一件落着。そのおじさんは、私よりも早く降りるのに、私よりも高い値段でチケットを購入してたので気の毒でした。その後、仲良くなってよく一緒にアマゾン川ウォッチングをしました。
ネグロ川は黒っぽいソリモインス川は茶色2河川合流地点。混じらない
出港するとすぐにガソリンスタンドに寄りました。川の真ん中に浮かんでいるガソリンスタンド。給油には数隻の船が並んでて、時間がかかりました。給油が終わると、今度は警察か海上パトロールみたいな小型ボートが船を止めて、警官っぽい人達が乗り込んで来ました。船長と話をして数分で出港許可がでました。密航者などのチェックだと思います。やっと本格的に出発。
アマゾン川は両岸が見えなくなるほどの大河です。海の上にいると錯覚してしまいそうです。川の水は茶~黒色ですが、これは植物から出るタンニンの影響だとか。いや、茶色だと思ってましたが、やがて本当のアマゾン川はもっと茶色い川だということが判明します。出港から約1~2時間で、2河川合流点:Encontro das Aguasに達しました。マナウスからツアーも出てるそうです。
2河川合流点とは、コロンビアに水源を持ちマナウスの前を流れているネグロ川と、ペルーに水源を持ちアンデスの雪解け水を集めて流れて来るソリモインス川が合流する地点です。正確にはこの辺りからアマゾン河が始まるのだそうです。面白いのは、この2つの川は全く色が違うため視認できるのです。ここから数十キロの間、ずっと2つの川の水は交じり合わないのです。
アマゾン川。雲が映る~アマゾン川ガソリンスタンドアマゾン川下り船の部屋
これはとても不思議な現象ですが、確かに2つの川の境界線ははっきりと分かるのです。2つの川の水が混じらない理由は、比重と速度の違いだそうです。ネグロ川は25度を越える暖かで速度は3~4km/h。ソリモインス川は水温25度以下で速度はネグロ川より速いです。雪解け水が多いため泥を運んできて茶色です。これに比べるとネグロ川はその名のとおり黒い川です。合流地点からは本流ソリモインス川の上に入るので茶色いアマゾン川です。
その後、アマゾン川を眺めたり、ブラジル人と話したりしながら過ごしました。アマゾン川での景色に最初は興味津々だったけど、動物も何も出ないのでやがて飽きてしまいます。ずーと同じ景色が続くからです。夕方に民家のある岸に近づきながら航行してると、地元の子供たちがカヌーのようなもので近づいて来ようとしました。もちろん危ないのは知ってるのである程度の距離は保ちながら。
夕陽は残念ながらこの日も翌日も雲がかかってたため見れませんでした。夕食は船の後方の小さなダイニングで順番に食べます。肉や魚のメイン料理、ライス、パスタ、スープ、ジュースなど。キッチンは小さいので最初から調理してるのではないと思いますが、さすがブラジル!なかなかおいしかったです。人が並んでるのであまりゆっくり食べられないけど。並ぶ順番は早い者勝ち。ハンモック組は常に様子を見張れるので有利です。
アマゾン川の朝日きれい!アマゾン川、漁港に停泊アマゾン川、民家?家畜?
9/21は、朝6時前に目が覚めました。外に出てみるときれいな朝日が見れました。今日も雲がかかってて水平線から昇る太陽は見れなかったけど、雲から顔をのぞかせた太陽でも充分にきれいでした。これで体内時計のリセットも完了。7時過ぎに朝食。それから昼食まではアマゾン川ウォッチング。朝のアマゾン川もなかなかいい。両岸が近くに見えるので川幅の狭い場所のようです。
岸はほとんどが草原のような感じ。たまに木が生い茂るジャングルのような場所もあります。カピバラやカイマン(ワニ)やサルでもいないかなぁと探したけど、さすがにこの距離ではよく分かりません。鳥が見つかるくらい。ボリビアのルレナバケ(旅行写真ブログ)で見た、アマゾンカワイルカ、通称ピンクイルカさえも見つかりません。
それでも良い天気のもとで大自然の中にいるのは気持ち良いです。ぽつぽつ民家が見え始め、やがて小さな町の漁港のような場所に着きました。降りる人、乗る人が数人づつ。荷物の輸送手段のようです。10分くらいですぐ出発。また同じアマゾンの風景が続きます。昼食後も同じ感じ。こんな場所にいても部屋に入ってパソコンなどをしてしまうのは現代人の病気かも?と思いながらも、旅行記書いたり写真整理したり。昼間は電源もエアコンも付きません。
アマゾン川下り船の食事例アマゾン川、大きな丘発見アマゾン川下り。夜も入港
そして外へ出るといつでもアマゾン川と流域の自然が広がっています。夕方前に少し大きめの港にしばらく停泊。昨日ダブルブッキングだったおじさんはここで降りて行きました。さようなら~。この辺りは川が黒っぽいからネグロ川かなとか考えてました。出港して夕食までの間に一度、アマゾンカワイルカ(ピンクイルカ)のような物体を見れたけどよく分かりませんでした。
この日も雲で夕陽は見れず。夕食後、少し大きめの港にしばらく停泊してから出港。ハンモック組は食後すぐに寝る人もいるので、20時過ぎには就寝体制になります。とても自然で動物的な生活だと思います。私も狭い部屋のベッドでごろごろしてたら寝てました。そして5時頃起きて甲板に出るとすでに、アマゾン真ん中のサンタレンの港に着いていました。夜のうちに着いてたのかもしれません。
Obligado(オブリガード。ポルトガル語)「(最後まで読んで頂き)ありがとうございます」
Boa Noite(ボア、ノイチ。ポルトガル語)「おやすみなさーい」(-_-)zzz「コテッ」

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