黄金の環の町々はモスクワ公国が繁栄するまでは、首都であったり宗教的な中心地でした。そして当時に建設された白い教会群は世界遺産にも登録されていて、見ごたえも充分です。中世ロシアの田舎町の風景を感じることができます。
ゆめぽろ(@yumepolo)です。こんちはっ!
/2009/6/29。調べてたより時間がかかってウラジーミル[移動情報]に到着。1108年のキエフ・ルーシ王朝のウラジーミル公が要塞を築き、ウラジーミル・スーズダリ公国の首都として栄えました。しかし1238年、モンゴルのバトゥによって町を破壊されてから、歴史の表舞台から姿を消してしまいました。
まずはドミトリエフスキー聖堂へ。曇り空だったのが少し残念。12世紀末に石灰岩を使って建てられた教会。石灰岩は加工しやすいため、外観は芸術的な浮き彫りで満たされています。浮き彫りは、旧約聖書のダビデ王、ソロモン王、ヘラクレスなどの英雄が彫られてるそうです。内部には少しだけフレスコ画が残っていますが撮影禁止でした。
次にすぐそばのウスペンスキー大聖堂(生神女就寝大聖堂)へ。丘の上に建ってるのでウラジーミルのどこからでもよく見えます。同じく石灰岩が使われてるので白石がまぶしいです。黄金の丸屋根は正教会では珍しくないけど、ロシアの聖堂の多くはこの教会を原型にしたとか。14世紀初めにはロシアで最も権威のある聖堂だったらしいです。残念ながら内部見学は不可でした。
ウラジーミルでは他にも見どころがあったのですが、小雨がぱらつき天候が悪く、時間も遅くなってきたので、バスでスーズダリ[移動情報]へ向かうことにしました。宿はロンプラ掲載のGostevoy Dom(гocteBoи дom)[スーズダリの宿情報]にチェックイン。
スーズダリは、12世紀にロストフ・スーズダリ公国、ウラジーミル・スーズダリ大公国、モスクワ公国の首都として繁栄したようです。政治的な機能だけでなく、ロシア正教の中心地としても重要な役割を果たしたとか。その頃の教会などが残っています。町並みも当時の様子が残ってて、川や草地などの風景もきれいです。
まずはクレムリン(要塞)へ。11世紀に建設されたそうで、スーズダリでは最古エリアらしい。時間が遅かったので内部見学は少ししか出来なかったけど、白亜の建物、5つの青い玉ねぎ型ドームを持つラジヂェストヴェンスキー聖堂などの外観は見事でした。周りは草原になってるのでその辺の田舎風景もなかなかいいです。
そこから少し南へ行き、カーメンカ川を渡ったところにある木造教会も雰囲気があって良かったです。次に北へ3~4km歩きながら、スーズダリの町並みを見学。リザバラジェーンスキー修道院は13世紀に造られ、その鐘楼はナポレオン戦争勝利を記念して建設されたとか。聖なる門は2つのトンガリ帽子型の屋根を持ち独特です。
スパソ・エフフィミエフ修道院は、大きく城壁で囲まれてていました。時間も遅かったので内部見学出来ませんでした。14世紀に建設され、17世紀にはリトアニア・ポーランド軍により破壊されたけど、その後、城壁を増設したらしい。城壁にはいくつもの塔が建っています。その周りの風景もきれいでした。
6/30。早朝から歩いて20分のバスターミナルへ向かいました。そしてヤロスラーヴリ[移動情報]行きのバスへ乗りました。
CпaCибo(スパスィボ。ロシア語)「(最後まで読んで頂き)ありがとうございます」
CпaKoйHoй Hoчй!(スパコイノイ、ノーチ。ロシア語)「おやすみなさーい」(-_-)zzz「コテッ」