ゆめぽろ(@yumepolo)です。こんちはっ!
/~。この時期キリグアは昼は多少暑いけど過ごしやすい気温でした。2007/12/24の昼、グアテマラシティからのバスでキリグア村へ向い、近くの国道で降ろしてもらいました。そこから遺跡まではミニバスが走ってるはずですが見つからず、仕方なしに歩いていくことにしました。この日がクリスマスイブでもあったので、遺跡閉園のためミニバスも走ってないかも!と不安のままとぼとぼ歩きました。
バックパック背負ったままだったので長距離歩くのはかなり辛い。。しばらく歩いた後やっとミニバスに拾ってもらい、遺跡入口まで辿り付きました♪クリスマスイブなので客は少ないけど、なんとか開いてて入園料払って、入口の事務所でバックパックを預かってもらい見学へ出かけました。
キリグア遺跡[グアテマラ|観光](Ruinas de Quirigua)は、ティカル遺跡などを見た後では正直見劣りする遺跡です。しかし、その魅力はなんと言っても他では見られない「石碑(ステラ)」と「獣形神」に尽きます。
しかもそれらの保存状態は非常に良くて、石碑に書かれた神聖文字が解読されたことにより、キリグアの歴史が細かく判明したそうです。石碑Cには天地創造からマヤ暦2012年12月にこの世が終わることまで記されてるそうです。
キリグアは現ホンジュラスのマヤ王朝コパンの衛星都市として3世紀頃に設立されました。8世紀の「嵐の空王」はコパン王朝からの独立を試みるが果たせず、ついにコパンに対して戦争を仕掛けました。その戦いでコパン王を捕らえて、キリグアは独立を果たし、コパン王朝は衰退の道を歩むことになりました。
キリグアはこの王の治世下に最も繁栄し、石碑にも王の肖像などが彫られました。そして最も高い石碑もこの時期に造られました。しかし戦勝から百年も経たないうちにキリグアも衰退してしまいました。
「獣形神」は岩を削って動物を彫り、その周りにも神聖文字や模様を彫った芸術品です。キリグアはずっとコパン王朝の一部だったため、奥の神殿跡は小さくてピラミッドなど見ごたえのある建物もないので、石碑群に興味ない人はコパン遺跡だけ見ればいいのかも知れません。
しかし石碑に刻まれた神聖文字に都市の誕生から衰退までが記録された珍しい例なので、その歴史を思いながら広場を散策するのもいいかも知れません。
ひと通り遺跡を見るのには、小さな博物館も合わせて1~3時間あれば充分です。遺跡入口を出た場所で待ってると国道までのミニバスがやって来ました。遺跡周辺にはデルモンテ(たぶん)のバナナ園があるため、一面は大きなバナナの木で囲まれています。
ミニバスで国道へ出てバス会社へ行きました。そしてグアテマラシティまでのバスを聞いたら、夕方の便しかないと言われました。しょうがないので、パソコンでもしながらバスが来るのを待つことにしました。すると、1時間も待たないうちにバスがやって来ました。運転手に聞くとグアテマラシティへ行くというので急いでチケットを買って乗り込みました。
グアテマラシティには着いたのは夕方でもう暗くなり始めてました。この町はグアテマラの首都だけど、中米三大危険都市にも挙げられるほど治安の悪い町です。家や宿にさえ鉄格子が付けられてます。周辺に見どころは少ないため、観光客はほとんど通過するだけです。
私も通過するだけにしました。夕方バスが町に着いて窓から眺めるだけでもスラムっぽい危険な雰囲気を感じることが出来ました。バスの乗り換えで数百メートル歩くだけでも強盗に会うことがあると聞きました。だからタクシーで次のバスまで移動しました。こんなにビクビクしたのはこの旅で初めてかも!
そして無事に、次の目的地アンティグア行きのバスへ乗ることが出来ました。
それでは、ブエナス ノチェース(Buenas Noches。スペイン語でおやすみなさーい)(-_-)zzz「コテッ」