ゆめぽろ(@yumepolo)です。こんちはっ!
っ(*^_^*)クイズ!ゆめぽろ丼(解答は本文中)。カハマルカ周辺には温泉、プレインカ遺跡の石碑や黄金や岩絵、自然が作った絶景の石の森など見所満載です。またある食べ物の名産地としても有名です。そのカルシウムの多い飲み物・食べ物とは何でしょうか?
2008/6/7の早朝、トルヒーヨからの長距離夜行バスで到着。バスターミナルからアルマス広場までタクシーで行きました。3ソル(約110円)。その周辺で宿を探した結果、一番安くて対応も良かったHostal Plazaに決めました。移動疲れもあったけど、すぐに遺跡見学へと出掛けました。
ツアーではなく自力に行くことにしたのですが、Chilete(チレーテ)行きのコレクティーボ乗場が分からず、地元民に聞きながらやっと辿り着きました。アルマス広場からは南東の方角、ラ・レコレタ教会の更に先で乗れました。チレーテまでは約2時間弱。10ソル(約350円)。チレーテのアルマス広場前からクントゥル・ワシ遺跡の近くまで、コレクティーボで約1時間。6ソル。下ろしてもらった場所から遺跡・博物館の入口まで10分も歩きませんでした。
Kuntur Wasi(クントゥル・ワシ遺跡)は「コンドルの館」と言う意味で、標高約2300mの丘の上にある遺跡です。紀元前1000年から紀元前後までのプレインカ(インカ以前の文明)の長期間に、何度も同じ場所に建てられた石の神殿遺跡です。イドロ、クントゥル・ワシ、コパ、ソテーラの4期に渡って祭祀活動が営まれたと考えられています。博物館+遺跡の入園料:4ソル(約150円。学割なら2ソル)。
1988年から日本のアンデス文明調査団によっても発掘作業がなされてきて、墓や土器、大量の黄金の発見もありました。現在は併設の博物館で見ることが出来ます。博物館には日本語説明も少しだけありますが、まだ日本人観光客は少ないようです。中南米には他にも日本人が発掘作業した遺跡がたくさんありますが、それらにもぜひ日本語解説を付けて欲しいものです。
博物館内では、人型か神の石碑や石像、フクロウ型の壷、黄金の首飾り・冠・手飾り・耳飾りなどの装飾品の他、多くはないけど貴重な副葬品を見ることが出来ました。そして博物館の庭の奥から遺跡へ入ることが可能です。15分くらい丘を登って行くと、石段の建物や石碑が見えてきます。神殿や墓地は発掘調査の後、再び埋められたようなので現在地上に見えてる部分は少ないです。
しかし石碑や広場の石の装飾などはとてもきれいに残っています。ペルーではインカの遺跡が有名ですが、このクントゥル・ワシ遺跡はそれより1000年以上も昔のものなので、より歴史を感じることが出来ます。遺跡の見栄えはいまいちだけど、丘の上に建つ様子はきれいだし、日本人が発掘作業したということなので、もっと多くの日本人に訪れて欲しいと思います。自力で行く場合は午前早い時間に出発しないと帰り便が少ないので注意です。
私もチレーテの町へ戻るコレクティーボは1時間以上待っても来ませんでした。それで地元民に何度も聞きながら、近くのSan Pablo(サン・パブロ)の町へ歩いて登って行き、そこで客待ちしてたコレクティーボに乗って帰りました。チレーテでもカハマルカ行きは少なくて、コレクティーボが埋まるまで1時間近く待たされました。
そしてカハマルカに着いたのは20時頃でもう真っ暗でした。屋台があったりして人通りの多い道を選んで、頻繁に後ろを振り返りながら注意して宿へ戻りました。夕食は好物のペルー料理、アンティクーチョ(牛の心臓の串焼き)、ハンバーガー、ケーキなどを食べました。
6/8は、朝早く起きてアルマス広場近くの旅行会社を何社か聞きまわって、クンベ・マヨへのツアーを探しました。すぐに出発するツアーを見つけたので急いでミニバンに乗り込み出発です。どんどん標高を上げて行き、1時間しないうちに約3500mのCumbe Mayo(クンベ・マヨ)に到着。「石の森」とも呼ばれるように火山石が連なっている大自然の不思議な場所にプレインカ遺跡まであります。ツアー代:15ソル(約550円。25ソルを直前値引き)。
このクンベ・マヨ、行くかどうか迷ったけど、行って良かったです!。他では見ることの出来ない、本当にすばらしい奇岩・景色に大感動!。ここでは紀元前300年頃の先住民による壁画や水路も見れます。入口付近ではまず岩に描かれた壁画を見ました。そしてゆっくり登って行き、狭い岩の洞窟をくぐります。そんなに長くないので難しくないけど年配の人達はかなり苦戦してました。
トンネルを抜けると平原が広がってて気持ち良いです。インカ風の民族衣装を来たおばちゃん達が織物や軽食を販売しています。カメラ向けると嫌がるかお金を要求されるので、風景撮る時でも写真撮影は慎重にしましょう。この先にも岩の森が続いています。ガイドがいないと迷子になりそうなくらい広そうです。
石の森の中では、また岩絵を見れます。また巨大な岩々に囲まれた景色は雄大です。カテドラルの塔や十字架などいろんな形の岩をガイドが解説してくれます。そして奥には先住民の作った水路が長々と続いてるのが見れます。これはカハマルカの町の地下も通って海岸まで繋がっているそうです。すごい距離です。この水路沿いにもたくさんの岩絵を見れました。
カハマルカに戻ると、次はオトゥスコ行きコレクティーボを探しました。これも歩き方に書いてる場所とは違うとこから出てました。アルマス広場前のDel Batanという通りを北へ3~4ブロック行った場所から出てました。メルカドなどで観光警察や地元民に聞いた方がいいと思います。ちなみに私が聞いた警察は場所を間違えていました。歩いても行けそうですが人通りが少なく治安面が心配です。オトゥスコまでのコレクティーボ:1ソル。
Ventanillas de Otuzco(ベンタニジャス・オトゥスコ)は、紀元前1130~紀元1240年頃の長期間にかけて築かれた、プレインカ時代の墓地です。大きな丘にたくさんの穴が開いていて、中から土器や人骨などが発掘されたそうです。これら穴の一つ一つに古代人が埋葬されているのです。丘には登ったりも出来、景色も良かったです。入園料:3.6ソル(約130円。学割なら1.5ソル)。
次にここから直接、インカの温泉行きのコレクティーボに乗りました。約30分で到着。1ソル。この温泉はカハマルカのメインイベント観光地です。少し高めだけど個室温泉に入れるのが特徴。安宿ではシャワー中心で湯船につかる機会がほとんどないので、グアテマラのシェラ以来の個室風呂は旅の疲れを癒すには最高でした!。個室温泉:1人6ソル。2人10ソル。時間制限:1時間。サウナ、マッサージも別料金であります。
入口に入るとたくさんの屋外風呂が並んでるけど、これらには入れないようです。そして横にかなり古い風呂があります。ここはインカ帝国最後のアタワルパ皇帝が何度も訪れた温泉だそうです。そして入浴中にスペイン人侵略者フランシスコ・ピサロによって捕らえられてしまいました。ピサロは金・銀と交換に皇帝の釈放を約束したけど、これは騙まし討ちで殺してしまいます。こうしてインカ帝国は滅んでしまい、アタワルパは最後の皇帝となったのでした。ひどい歴史です。
カハマルカまでのコレクティーボは約20分、1ソルでした。宿の近くへ戻ってから、カハマルカ名物の乳製品屋をいくつも回りました。アルマス広場の近く、特に2 de Mayo通り沿いにはいくつも店があります。いろいろ試食もしながら、ヨーグルト、チーズ、パンにぬるミルククリームを買いました。
そしてKing Kong(キンコン)というミルクバターを薄いパンで挟んだ名物菓子も買いました。北海道名物バターサンドの出来損ないのような感じですが、ボリュームたっぷりなので食事として食べました。最初はおいしいけど飽きてくるので小さめのを買った方がいいかも。
そして夕食もその近くの食堂で食べました。ぺスカド(魚)フライ、野菜スープ、ライス、サラダ、ポテトシチュー?、ジュースがセットで3.5ソル(約130円)。ここの魚が新鮮かどうか分からないけど、とてもおいしくて満足でした。店内はサッカーのヨーロッパ戦で大盛り上がりでした。食後、アルマス広場の夜景を見ました。カテドラルやサンフランシスコ教会もライトアップしててきれいでした。
そして宿へ戻るとバックパックを受け取って、タクシーでバスターミナルへ行き、チクライヨ行きの長距離夜行バスへと乗り込みました。最初はチャチャボヤスへ行ってクエラップ遺跡も見に行きたかったけど、クスコの祭りも始まってそうなので飛ばすことにしました。ちょっと心残りですが。。
と言うわけで、クイズ!ゆめぽろ丼の答えは「乳製品」でした(^^)/
Gracias(グラシアス。スペイン語)「(最後まで読んで頂き)ありがとうございます」、
Buenas Noches(ブエナス・ノチェス)「おやすみなさーい」(-_-)zzz「コテッ」