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クスコ/ペルー旅行!インカ帝国首都で子供の民族衣装パレード!アルパカ市場!12角の石

クスコ、美しい街並みペルーのクスコはインカ帝国の首都だった場所ですが、今は南米随一の観光地として栄えています。標高約3400m。この時期、昼は暑くて夜は少し肌寒かったです。

ゆめぽろ(@yumepolo)です。こんちはっ!


クイズ!ゆめぽろ丼(解答は本文中)。クスコの周りにはマチュピチュを含むインカ遺跡が無数にありますが、町では動物を見れないと思っていました。ところが市場の家畜市で、南米ではもう何度も見てるのに全く飽きない、あの超かわいい動物を見つけました。何だと思いますか?クラレちゃんで有名になりましたね。

2008/6/15、アヤクーチョからアンダワイリャスで乗り換えた長距離夜行バスで到着。タクシーで日本人宿ペンション八幡近くの道まで行ってもらい、2分ほど狭い道を登ると宿がありました。インティライミの祭り前なので満員ではないかと心配したけど、幸いまだ部屋が空いてました。更にラッキー♪なことに管理人のミルト君に夕食のシェア飯にも誘ってもらい、他の宿泊者達と一緒に、おいしいチャーハン、肉野菜炒め、サラダ、味噌汁を頂きました。
クスコへの入口にインカ像 クスコ、かわいいアルパカ かわいい子供のペルー衣装
クスコはこの時期、インティライミの祭り前で毎日のようにパレードなどのイベントが開催されています。また周辺には数々のインカ遺跡もあります。町じたいは観光地が進んでいますが、未だのんびりした雰囲気も残ってたりしてとても過ごしやすいです。私はアメリカ大陸、北中南米の都市の中では一番好きですし、住みたい町ベスト1です!。今回は祭りと周辺観光で退屈しなかったこともあり、今までの最長期間の14日間をクスコで過ごしました。
クスコの前半は日本人宿ペンション八幡に宿泊しました。日本人宿の快適さはその時の宿泊者や管理人で変わってきます。この宿もオーナーは繋がった家に住んでますがあまり干渉しないので、やはり宿泊者しだいです。幸いにもこの時期の人達は、クセはあっても楽しくて昼間も活発に動く人ばかりで一緒に過ごしても面白かったです。管理人のミルト君が作ってくれるシェア飯も本当に上手でおいしかったので、良い時期に泊まれたなぁと思います。
クスコ、美しい街並み クスコ、かわいいアルパカ クスコ、アルマス広場夜景
インカ帝国の都、クスコの概要
インカ帝国は、1200年頃にケチュア族によって築かれたクスコ王国から発展していき、最盛期には現在のペルー、ボリビア、エクアドルだけでなく、コロンビア・アルゼンチン・チリの一部にまたがるアンデス地方広域を支配しました。正式名称は、タワンティン・スウユ(Tahuantinsuyo)。初代王マンコ・カパックの家系による世襲政治でした。支配地が拡大してもクスコは首都であり続けました。
インカ道やチャスキ(飛脚)と呼ばれる通信網の整備、アンデネス(段々畑)を利用した多種農作物の栽培、リャマやアルパカの牧畜、労役制度、反乱防止のための人口移動など政治的に優れた政策を実施しました。これだけ先進的な帝国なのに、ほとんど文字を持たない、車輪を使わないでリャマなどによる運搬のみ、鉄の加工技術も持たず、馬を飼いならすこともなかったようです。
文字については最近の研究で、キープと呼ばれる縄によって表現されていたと考えられています。隙間のない石組み技術や、金の加工技術、土器の作製、脳外科手術などは、征服した国の技術を取り込んでいったようです。思うに、インカがこれだけの大帝国を築けたのは幸運と時期が重なったおかげではないかという気がします。そしてその幸運も尽きる日がやって来ます。スペイン人の侵略です。
インカ帝国では内乱中だったこともあり、ほんの少数のスペイン人によってあっさりと征服されてしまいます。そして皇帝は騙されて殺されてしまい、クスコや他の都市にあった金銀は溶かしてスペインへ持ち去られました。また、クスコの太陽の神殿は破壊されて、その石材を使ってキリスト教の教会が建てられました。インカの人々は太陽神を崇拝してましたが、キリスト教に改宗させられました。そして400年後の現在、クスコは一大観光都市として発展しています。
クスコ、美しいカテドラル クスコ、12角の石 クスコ、インカ皇帝衣装
6/16の朝は、ためてた服を洗濯したり、シャワー浴びたり、パソコンしたり、他の客と話したりして、自炊の昼食を食べてから出掛けました。インティライミの祭り前だったので、アルマス広場のカテドラル前では毎日のようにパレードが行われています。それを見学後、カテドラル横の道を真っ直ぐ行ってインカの石組みで両側を囲まれた道を歩きました。この石壁はカミソリの刃1枚も通さないといわれるほど、見事にピッタリとくっついています。
しかも驚きなのは、レンガ型の4角形の石だけではなく、12角や14角の石までも利用していて、それでもきれいに敷き詰めているのです。この12角の石は、Hatunrumiyoc通りの石壁の中心近くにあります。近くに観光客やインカ皇帝の服を着た写真屋?などもいるし、他と比べても大きいので見つけやすいと思います。12角は1年の月数とか王族の12人家族とかを表現したという説もあるようですが、私は偶然ではないかという気がします。
クスコ、14角の石 クスコ、蛇の模様の石門 クスコ、夜は不気味
14角の石は、12角の石からカテドラル方向へ戻って左折、Herrajes通りを歩いてると十数歩くらいで左側に石組みで造った門があります。その石組みの中にあります。12角の石ほど大きくはないけど、不思議な形なので周りの石をそれに合わせるのは大変な苦労が必要だったと思います。誰かが技術力を競ったり誇示したかったのでしょうか。ちなみにその門の上には蛇の模様もあります。
そこの建物、宗教美術博物館にも入りました。ここは第6代皇帝インカ・ロカの宮殿だったのですが、スペイン人が壊して建て直したそうです。キリスト教に関する美術品の数々や、中庭の噴水を見たり出来ますが、宗教美術などに強い興味がないのなら行かなくてもいいかも知れません。それから、Loreto(ロレト通り)と呼ばれる石壁で囲まれた通りを歩きました。ここもインカ時代の面影の残る場所です。
6/17~19は、2泊3日でマチュピチュ遺跡へ行きました。詳しくは、マチュピチュへの行き方編(写真ブログ)マチュピチュ遺跡観光編を読んでくださいね。
クスコ、カテドラルで祭り クスコ、サルサバー踊り子 クスコ、美しい街並み
6/19の夕方、マチュピチュからクスコへ戻りました。ペンション八幡へ帰る途中、アルマス広場前で民族衣装を着た子供達のカーニバル(パレードショー)が開催されてて、すごい人だかりでした。超かわいかった♪です。宿で食事した後、宿泊者の夫婦さとし&まやさん等に誘われてアルマス広場前のサルサバーへ行きました。サルサとは中南米やニューヨークで盛んなダンスです。メキシコやキューバに行った時にもステップだけ習ったけど忘れてました。
ワンドリンクでサルサレッスンを受けられるのでお得です。レッスンは簡単なステップだけだったけど、そのレッスンの前後に見られる他の人のダンスが本当にすごくてショーのようでした。あんなすごいのを見せられると私なんて踊れなくなってしまいます。。日本人代表としてというわけではないけど、まやさんが踊りました。何日も習ってるというだけあってものすごく上手で、地元民っぽい人達が何度も彼女を誘ってかなり高度な技とかもやってのけました。本当にかっこよかったです。
6/20は、宿をHospedaje El Trebolに移りました。長期間クスコに滞在することになりそうなので、少しでも安くて部屋の広い宿がいいと思い何軒か見回った結果ここに決めました。この宿はタビフーフやくるりんなどが長期滞在したことでも有名になって、日本人旅行者の間では口コミで広がっています。確かに従業員の対応は良好、温シャワーだし、部屋が多くないのでキッチン、洗濯場、シャワーが混まないのも気に入りました。
ペルーの代表的フルーツ ペルー名物インカコーラ ペルー名産Maracuya
こんなに町中の宿が満員になってるのに、部屋の空きがあるのは不思議ですが、どの国のガイドブックにも載ってないからでしょうね。ペンション八幡は快適だしシェア飯も魅力的だっただけに少し寂しい気もしたけど、インティライミ前でほぼ満員になってくると、2つしかないシャワーやトイレ、それほど広くないキッチンなど共有設備が使いづらくなってきたので移動を決めたのです。
午後はまたアルマス広場前で、民族衣装パレードを開催してたのでずっと見てました。山車も出てました。詳しくはインティライミの編で。その後、メルカドへ行き自炊用の食料を買出しに行きました。果物屋にはいろんな変わったフルーツが置いていたので、食べたことないフルーツ3種類を試してみようと買ってきて、夕食後に食べてみました。
Pepino de Fruta(ペピノ。写真左上)は、薄いメロンの味がしてウリ系っぽいです。Chirimoya(チリモヤ。左下)は、なんとバニラ味で軟らかくておいしい♪。アイスクリームもおいしいです。Lucuma(ルクマ。右下)は、ジャガイモ、パパイヤ、栗、柿の混ざったような少し硬めの果物です。ペピノとルクマは買ってまでして食べたいとは思わないので今回限りでした。マンゴー(右上)はメキシコでも毎日のように食べてました。南米でも安くで食べれてうれしいです。
クスコ、ワンカーロ見本市 クスコ、クイは超かわいい クスコ、クイの丸焼き
6/21も、朝からアルマス広場前でパレードしてました。この日は山車の日でした。昼前にペンション八幡に遊びに行くと10人くらいで、Huancaro(ワンカーロ)という見本市みたいな大きな市場へ行くというので一緒に行きました。この市場は祭り時期の6月には毎日開催され、通常は週末だけ開催されるそうです。タクシーで15分くらい、4人で割り勘で1ソル。今回この情報は日本語を勉強中の地元ペルー人に教えてもらいました。彼ら(男女1人づつ)も一緒に行きました。
市場は本当に広すぎて迷子になりそうでした。地元名産の果物から、健康食品、アルコール、お菓子などいろんな店が出てて、試食試飲もたくさん出来て楽しかったです。ソフトクリームやチーズアイスを買って食べました。チーズアイスは濃厚でおいしかったです。昼食には、Trucha(トルーチャ。ニジマス)を食べました。南米ではフライがほとんどなのですが、ここでは焼き魚を食べれました。油がのっててホッケのようでもあり美味でした。セットで5ソル(約190円)。
そして私が最も来て良かったと思ったのは家畜市でした。Cuy(クイ。テンジクネズミ)は、アレキパでも食べましたが丸焼きにするハムスターのような小動物です。クイッと鳴くのでクイ。こんなかわいい動物を食べるなんて、日本人には考えられないけどこちらでは伝統的な良タンパク源なのです。クイコンテスコも開催されてて、飼い主達がクイを並べて審査委員が点数を付けていました。高得点の鍵は何なのかいまいち分からなかったけど、持って帰りたいくらい超かわいかったです。
クスコ、かわいいアルパカ クスコ、クイのコンテスト クスコ、かわいいアルパカ
南米では欠かせない動物、リャマアルパカもいました。アルパカは最近日本でも人気らしいです。南米でこれまで何度も野生のを見てきましたが、何度見てもかわいい♪。子アルパカも愛らしい。目が優しい黒目なのも人気の1つだと思いました。触ってみましたが、毛がふわふわしてて気持ちいいです。この毛が高級アルパカとして売られるのでしょう。今年2008年のHuancaroチャンピオンの帯を付けたリャマもいました。
その晩はアルマス広場で盛大なコンサートが開催され、レーザー光線も中途半端に放射され、21時過ぎには花火も上がりました。深夜も3時頃まで歌やダンスで盛り上がっていました。
6/22は、朝からピサックへ民芸品を買いに行きました。詳しくはピサック編をご覧くださいね。
6/23も、午前中は洗濯、パソコンなどして過ごしました。そして昼食はおいしいと評判のレストランへ、同じ宿の日本人4人と一緒に行きました。かなちゃんはリオのカーニバル以来の再会でお互いビックリでした。やはり祭り好きなので、インティライミへやって来たのです。連れの男性も一緒に行きました。かけてこ夫婦の2人とはこの宿で会って、お互いに世界一周HPを作ってるということで話が合い、情報交換したり相互リンクしたりしました。
クスコ、かわいいアルパカ クスコ、優勝したリャマ クスコ、焼トルーチャ美味
Quintas Eulaliaは、カテドラルの裏(北)へ300m(直線距離では)の場所にあり、地球の歩き方にも掲載されている老舗ペルーレストランです。昼食にしては少し値が張りますが、観光地クスコでたまにはこういう食事もしてみたかったので、ちょうど良かったです。私は、Lengua(レングア。牛タンの煮込み)を食べました。
他の人の注文した、Chicharon(チチャロン。豚の唐揚げ)や焼きチキンとも少しづつ交換しました。私が一番気に入ったのはチチャロンです。他にソラマメ?とトウモロコシを茹でたものが付いてきて、ペルー名物インカコーラを皆で注文して飲みました。1人15ソル(約550円)。ここの料理はとてもおいしくて大満足でした。誘ってくれた4人に感謝☆
それから4人とは別れて、アルマス広場へカーニバルを見に行きました。この日は前夜祭だからか22時過ぎまで続いていました。そう、いよいよ明日がインティライミ本番です。
6/24は、ついに待ちに待ったIntiRaimi(インティライミ。太陽の祭り)の当日です。詳しくはインティライミ編をご覧くださいね。夕食はアルマス広場近くのおいしいと評判のピザを食べました。Chez Maggyという店で、歩き方にも載ってます。まぁまぁおいしかったけど、この値段にしては少し不満が残ります。インカコーラとセットで、ラージ1枚27ソル(約1,000円)、2人分。
クスコ、ソラマメ、コーン クスコ、煮た牛タン定食 クスコ、チチャロン定食
6/25、昼食はこれまた歩き方や情報ノートで見つけた、Palomaというアラブ料理のファーストフード店へ行きました。Rollo Mixtoという薄いパン生地に肉や野菜を巻いたのは見ためよりおいしかったので、アラブ圏へ行った時にはぜひ食べたいと思いました。12ソル(約450円)は高めだけど。この日は古都クスコの町をぶらぶらと歩きました。クスコの居心地が良い理由は、アルマス広場がとても開けて開放的で、アンデスの山々に囲まれた景色がすばらしいからだと妙に納得してしまいました。
そしてこれまた情報ノートとかでおいしいと評判のカフェに行ってみました。アルマス広場から南西にのびるMantas通りをサンフランシスコ広場の方へ歩き、広場の手前のDos x 3というカフェです。ここの、Maracuya(パッションフルーツ)のチーズケーキは少しすっぱい場合もあるけど私好みで、南米で食べたケーキの中では1、2位を争うほどおいしかったです。南米のケーキのレベルが低いのですが。そのケーキは3ソル(約110円)でした。
それからメルカドへ買い物しに行くと、中南米では滅多に見かけない白菜を見つけたので買って帰りました。手羽元、酢、ネギ、米なども買いました。そして夕食は久々の水炊き鳥鍋を食べました。醤油と酢でポン酢も作りました。ペルーやボリビアでは自炊すると外食よりも高くなってしまうのですが、せっかくキッチンはあるし長期滞在で材料もたっぷり買えるので節約面ではマイナスになっても、食べたい料理を作って食べるのが幸せでした。健康面ではプラスですし。
クスコ、Rollo Mixto マラクーヤチーズケーキ クスコ、美しい街並み
6/26は、たまった雑用や事務処理を宿やネット屋などでこなしました。食事はおいしいパン屋から買ってきたパンやケーキを食べました。クスコには良いカフェがたくさんありますが、私のお気に入りは昨日のDos x 3以外では、12角の石を更に登っていった狭い道の左側にあるEl Buen Pastorです。ケーキはいまいちですが、パンは安くて大きくておいしい。もっとおいしいパン屋は多いけど、コストパフォーマンスは最高です。
そのカフェの少し下ったとこにあるハイジという歩き方に載ってるカフェでは、チーズケーキがおいしいらしいけど行ってみると高かったので食べませんでした。そこから12角の石へ降りていく途中にある道を左へ行くと、Av.Tullumayoへ出ます。その通り沿いには庶民的な安食堂、商店、パン屋があるのでよく通いました。その日も2ソル(約75円)でメイン、ライス、パン、スープ、ジュースがセットになったランチを食べました。
クスコ、Pan de Queso クスコ、かわいいアルパカ クスコ、アルマス広場風景
また、その通りにあるパン屋qosqo makiPan de Queso(チーズパン)はブラジルのほどではないけど、その他地域の中では一番おいしかったです。値段も4つで1ソル(約35円)とお得です。この店は焼きたてパンが売り切れると店を閉めるので、行っても閉まってることが多かったです。でも焼きたてパンは本当においしい。クロワッサン、ピザパン、コカ茶の葉クッキーなども安くておいしいのでお気に入り♪の店です。
と言うわけで、クイズ!ゆめぽろ丼の答えは「アルパカ」でした(^^)/
Gracias(グラシアス。スペイン語)「(最後まで読んで頂き)ありがとうございます」、
Buenas Noches(ブエナス・ノチェス)「おやすみなさーい」(-_-)zzz「コテッ」

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