カルバリーの見所へは4WD車で行かないとつらいようなので、半日ツアーを利用することにしました。そして、Kalbarri Coach Toursというツアー会社の午前中半日ツアーを選びました。YHAカードを見せるとA$4割引になりA$45(約4,500円)/1人でした。その後は小さなカルバリーの町を散策しました。いちおスーパーは2つあるので、それぞれで安いものを買出ししました。
ゆめぽろ(@yumepolo)です。こんちはっ!
そして町を横切るように流れているMarchison Riverの砂浜を歩きました。川と言っても波も結構高いしほとんど海です。カヌー、カヤック、ボートなどで遊ぶことも出来ますが、そんなに気温も高くないので利用者は2~3組しかいませんでした。私も寒そうなので断念しました。ここはペリカンフィーディングもあるようで、ペリカンがぷかぷか浮かんでいました。夕方、町の外れにあるChinaman’s Beachという小高い丘へ行き、波しぶきや釣りしてる人達を眺めてました。
ビーチからも結構釣れるようで、キャラバンパークのキッチンでも釣ってきた人がホイル焼きしてておいしそうでした。19時頃になると昼間の暑さとは全く違って長袖でも寒いくらいになります。だからテントの中へ非難して更に寝袋をかぶってると知らぬ間に(-_-)zzz「コテッ」と寝てしまいました。バス泊とかを繰り返して来たので時間感覚がおかしくなったのでしょうか(^^ゞ。でもやはり3~4時頃には目が覚めて、寒さピークの時だったので、持ってきてる最高の厚着をしても寒いので、インドアのランドリーへ非難しました。
そしてそこで快適に日記を書いたりして陽が昇るのを待ちました。陽が昇ると朝食を食べて、レセプション前で7:45からのカルバリーツアーのバスを待ちました。カルバリーツアーの小型バスには、12人くらいが乗り込みました。1組の日本人カップル(夫婦かも)もいました。カルバリーの見所はオフロードで行く場所があるため、普通車をレンタルしてる人でもツアーに参加しています。まず最初はオフロードの道を20分くらい走ったとこにある名所、LOOP:ループへ行きました。
乾季で川が枯れていたので迫力に欠けたけど、ダイナミックな渓谷が見れました。次にNature Window:ネイチャーウィンドウへ行きました。何百万年もの歳月が作り出したと言われる地層郡が見られました。真ん中がくり貫かれて窓のようになっているのが、ネイチャーウィンドウと呼ばれています。カンガルー島のアドミラルアーチほど大きくないけど、地層の真ん中が開いてるので、生成過程が全然違うことが分かります。
次にZ-Bend:Zベンドと呼ばれる曲がりくねる渓谷の上へ出ました。Z字型に見えるのでこの名前が付いたのだと思います。歩き方にも書いてますが、本当に恐竜が出てきそうなほど、大昔からの姿を見せてくれます。ここで希望者のみ、ドライバー兼ガイドに付いて渓谷の下へ降りました。一番下までは急勾配でしかもかなりの高さがあるように見えたので、途中までしか降りないだろうと皆思っていました。が、ガイドの手引きであっという間に一番下まで降りてしまいました。
そこからの眺めも最高にすばらしかったです☆。しかし本当にびっくりしたのはそこからで、行きはゆっくり斜めに降りたのに、帰りは真っ直ぐ登ると言うのです!年配夫婦は大変そうだったけど、要所要所でガイドが手を出し引っ張ってくれたりして、皆無事に元の場所へ戻ることができました。フリーロッククライミングみたいで楽しかったです♪。ツアーから戻ると、町でマイPCでネットできる店へ行きました。
昨日見つけてたんですが、ショップが並ぶ区画にFISH&CHIPSの店がありますが、この店が唯一この町でラップトップでネット接続できそうです。A$6/hと私にしては高かったけど(オーストラリアでは標準的値段)、日本へ帰る日程が確定したので早く家族友人に伝えたかったのでA$6払うことにしました。ブログもたまってたので45分以上かかりました。特に写真アップはどの店でもかなり時間がかかります。残りの時間でメールをしましたが、いつものごとく時間がなく、文章が簡潔になり過ぎます。
夕食を食べて、夜は最高の厚着をして寝袋で(-_-)zzz「コテッ」と寝ました。朝6時頃に起きましたが、寒すぎてランドリーに避難して日記とか書いてました。そして朝食食べて、テントたたんで、7:50発のシャトルバスに乗るために向かいのYHAまで行きました。あと、カルバリーまで一緒のバスに乗ってたポルトガル女性が1人だけ乗ってきました。9時頃にBinnuでgreyhoundバスに乗り換えて、次の目的地へ向かいます。
2007/4/27の14時前、Cervantes:サバンテスに到着。この辺りの町ではビジターセンターではなく変な場所で降ろされます。サバンテスでも町の入口にあるガスステーション兼ショップのような場所で降ろされました。私だけでしたが。ここで1つ事件が発生!バスが止まったためトイレ休憩に出てた女性がいたのですが、なんとドライバーは人数を数えもせずに出発したのです!トイレから出てきた欧米系女性はあわててバスを追いかけましたが当然追いつきません。
ちょうどそこを通ったツアーっぽい小型バスが女性を乗せてバスを追いかけましたが、それ以降どうなったかは分かりません。。話には聞いてたけど、グレイハウンド恐るべし。トイレはバス中のを利用しよう。外出る時は必ず誰かに伝えておこう。さて、サバンテスへ来た目的は、奇岩(オーストラリアはこれが多いけど(^^;)Pinnacles:ピナクルズを見るためです。がサンセットツアーがあるようなので、YHAで聞いてみたら今はやってないみたい。
キャラバンパークへ歩いて行き、チェックイン後テントを張ってから、ピナクルズインフォメーションへも行ってみました。そこで半日ツアーを見つけたので、今日のサンセットツアーを聞いてみると既に出発したようです。仕方なく、明日の午前中ツアーを予約しました。A$40(約4,000円)/人。ツアーは長くても11時までには終わるようなので、グレイハウンド・バス予約を1日早める電話もしました。
そして今日は朝食のパンから何も食べてないことに気づくと急に腹ぺこになってきたので、この辺りの名物で1度は食べたいと思ってたCrayFish:クレイフィッシュ(ロブスター?伊勢海老?)を食べてみることにしました。店を選んでる時間はなかったので、インフォメーション横のFish&Chipsの店へ入り、Beach Price!!だというクレイフィッシュのチップス(ポテトフライ)付を注文しました。A$27(約2,700円)と高かったけど、クレイフィッシュとしてはかなり安かったと思います。
出てきた料理は、伊勢えびのようなのを真っ二つに切っただけです。たぶん蒸したものだと思います。味付けしてないので、タルタルソースを付けて食べます。これが超うまい!試しに塩を付けて食べると、この方が素材の味そのままなのでおいしかったです。チップスも大量だったので満足満足♪。
でも食べるのに時間がかかったため、食後に行くつもりだったLake Thetis:ティーティス湖へ着いたのは、サンセット間近でした。ここまでは町から歩いて20~30分で来れます。メインロードからは分かりにくいオフロードに入って1kmくらいでしょうか。この湖では、シャークベイで見れなかったStromatolite:古代生物ストロマトライトが見れます。
35~25億年前の先カンブリア時代の海で大繁栄してたというシアノバクテリアや藍藻類により形成されたそうです。これらは日中に酸素を放出して、夜は炭酸ガスを排泄します。この炭酸ガスと水中カルシウムが結合して炭酸カルシウムとして沈殿し、長期間繰り返されて厚い石灰層を作ったそうです。大繁栄期に出した酸素は大量だったようで、その後多くの生物が繁栄していく源になったとも言われています。
テントに帰ってくるともう真っ暗闇で、しかもかなり寒かったため寝袋に包まってました。クレイフィッシュを食べてお腹もいっぱいだったので、しばらくすると(-_-)zzz「コテッ」と寝てました。4時過ぎに目を覚ますと超寒くて、キッチンへ避難したけどそこも寒くて、湯を沸かしたりガスコンロを付けたりしてなんとか寒さをしのぎました。6時過ぎに陽が昇ると暖かくなってきて、朝食を食べたり日記を付けたりしてて、8:15にピナクルズツアーのバスが来たので乗って出発しました。小型バスには他に欧米系夫婦1組が乗ってただけです。
そしてバスはピナクルズとは違う道へフェンスを開けて入ったので、どこか寄ってくれるのかと思いました。しかし違って、あと1組の乗客を迎えに来たのです。その1組の夫婦はなんと空からセスナでやってきました。そこは小型飛行機の空港だったのです。その欧米系夫婦は時間がなかったからか、たぶんパースからセスナで来たようでした。ひょっとしたら、空からピナクルズを見るツアーとセットになってるのかもしれません。セスナ機のパイロットも乗り込んでバスは再出発しました。ピナクルズまでの道は草原の中にある舗装道でした。
そしてその草原にはカンガルーがたくさんいました。ドライバーは探すのが上手なので次から次へと見つけては写真撮影のために止まってくれました。そしてピナクルズに到着。すごい景色です。今まで見てきたオーストラリアの大自然にはなかった奇景です。黄色い砂漠に無数の塔状の岩?が立っています。「荒野の墓標」や「火星」と呼ばれてるそうですが、私的には「漂流教室」や「北斗の拳」又は「ドラゴンボールでギニュー特戦隊と戦った場所」だなと思いました。
太古の昔この辺りは海でした。そして貝が堆積して石灰岩層を形成しました。海が枯れ原生林が深く根を張ったけど枯れて、根の間に残った石灰岩が大地の風化により現れて、今の姿を作り出したそうです。岩は大小いろいろな形があります。空洞になってコカトゥーという鳥が住んでる岩もありました。
ピナクルズツアー後はテントをたたみ、チャックアウトして、キッチンで昼食を作って食べてから、昨日グレイハウンド・バスを降りた場所に行きました。そして13:40から10分遅れくらいでバスが到着して、次の目的地であり、オーストラリアで最終滞在都市になるであろうPerth:パースへと出発しました。