ゆめぽろ(@yumepolo)です。こんちはっ!
南へ来たからか山を降りたからか少し暖かくなりましたが夜は寒いです。2007/8/23の早朝、まだ明るくなる前におきて、この時間帯に活発に動く野生動物を探しながら、ヘインズへ向いました。でも残念ながら昨日とほぼ同様に、うさぎ一匹見つけられず、失望感に満たされた状態でカナダとアメリカ合衆国の国境へやってきました。国境の検問では、アメリカでの滞在期間、出国日、所持金、銃の保持など簡単な質問をされただけで車も降りずに通過することが出来ました。アメリカ出国の航空券はまだ予約してなかったので聞かれたらどうしようと思ってたけどよかったです。ほっ。
ヘインズは東南アラスカのフィヨルド北端の港町です。日本ではあまり知られてなくて、私も知りませんでしたが多くの野生動物を見ることができます。ヘインズに着いたらインフォメーションへ寄って、世界遺産でもあるグレイシャーベイの観光について調べました。が、すぐ前の旅行代理店へ行った方がいいよと言われたので、行ってみました。しかし営業開始時間を過ぎてるのにオープンする気配がありません。少しして分かったのですが、カナダのホワイトホースとここアラスカのヘインズでは1時間の時差があるため、まだ営業開始時間になってなかったのです。
結局その旅行代理店には13時頃に寄って、いろいろグレイシャーベイのツアーについて親切に教えてもらったのですが、クルーズ自体はUS$100ちょっとなのですが、ここからの小型飛行機などでの移動費がかなりかさむため、最低でもUS$400~500は必要だということが分かり、今回はあきらめることにしました。
そしてインフォメーションやホワイトホースの宿で教えてもらった、ベアーがサーモンをつかんで食べるのを見れるという、チルクートリバー[詳細](Chilkoot River)へ行きました。川は町の一番奥にあり、サーモン釣りをしている人がいっぱいいました。サーモンは見えるくらいたくさんいるので、すぐに釣れてました。私も釣って焼いて食べたかったのですが、アラスカで釣りするためには許可をもらう必要があるらしくて面倒そうなので今回はあきらめました。。
あきらめてばかりで、今回のドライブでは大自然を堪能できたこと以外、まだこれといって収穫がありません。。だんだん旅に求めるものが贅沢になってきたのかもしれません。しかしこの川ではやっと満足できたし、翌日以降も本当にすばらしい旅になりました♪その第一弾?として、チルクートリバーでついに!ベアーのサーモンつかみ取りを見ることが出来たのですっ!大興奮!!
クルアネ公園で見ることの出来なかったブラウンベアー(熊)が1匹、川沿いを歩いたり、川を泳いだりして餌をしきりに探していました。ベアーはこの地でも恐ろしい動物の1つなので、最低でも数百メートルは距離を保つように注意書きにも書いてます。しかしこのベアーの10~100m以内には、多くの旅行客がカメラ撮影していました。高価そうな一眼レフを持ってる人も多くいたので写真家などもいるのかもしれません。それだけ人がいてもベアーは無視して食べ続けています。冬眠前のこの時期は食いだめする必要があるため、結構活発に餌を探し歩くようです。人の流れもベアーと同じく動くのですが、ベアーがこちらへ向ったり、チラ見したらすぐにみんな、車の中や遠くへ逃げるのを見るのも面白いです(^^)
そのベアーはブラウンベアーです。もう少しグレーのグリズリーベアーとは正確には区別されるそうですが、ほとんど同じ体格・性質なのでまとめてグリズリーベアーと呼ばれることもあるようです。そのベアーは少し後足が悪いからか川でサーモンを捕ろうとしても失敗ばかりです。そしてどこで覚えたのか、人間が釣りしてる場所まで行って、人間が逃げた後に石で作った池に残されたサーモンを横取りしてむしゃむしゃと食べだしました。釣り人も半分はベアーにあげるつもりなのかも知れないなぁと勝手に思いました。何組かの釣り人の獲物を奪った後、自分でもサーモンを取って食べてました。
更にもう1匹現れて、こちらは自分でサーモンをつかまえて食べまくっていました。かなりの時間ベアーを追いかけてたのですが、やがて2匹ともすごい速さで道路を走り出したので見学してた人達は大あわてで車などへ逃げ込みました。ベアーは時速50~60kmで走れるそうですが本当かもしれないと思いました。朝早くと夕方暗くなる前がよく見れる時間帯らしいので、夕方にも行ってみると同じブラウンベアーがまたサーモンを取って食べていました☆
昼間は明日のグレイシャーベイの観光などを検討していて、結局、ホエール(くじら)ウォッチングと氷河見学がセットになった日帰りツアーを申し込みました。また、明後日のスキャグウェイまでのフェリーもフェリーターミナルへ行って予約しときました。車ごとフェリーに乗る必要があるので、早く予約しないと乗れないこともあるそうです。
夜は海沿いにあるキャンプ場Canal Marine(Ocenside R.V.Park)[場所・料金等]で車中泊することにしました。US$10と格安でしたが、リビング兼シャワールーム兼ランドリーは屋内なので暖かく電源もあるため、寒い夜でも長居してパソコンをすることができました。ネット接続は有料なので利用してません。深夜にはオーロラが見れるかもと期待してましたが、雨っぽかったので残念ながら星すら見えませんでした。そもそもここまで南に来ると、よほどオーロラが強い日でないと見ることは出来ないのかもしれません。
それでは、おやすみなさーい(-_-)zzz「コテッ」