ゆめぽろ(@yumepolo)です。こんちはっ!
南極は超寒いけど船内は常に快適温度でした。2008/2/24の朝早くにサウスシェトランド諸島のエレファント島が見えてきました。フォークランドを出港してからドレーク海峡を越えた翌々日です。豪華客船は超大型船だけど、さすがのドレーク海峡ではかなり揺れました。小型船では酔いと揺れが怖いかも。
南米からの南極クルーズで行けるのは、上陸船、上陸しない船とも、南極半島及び南極大陸の北の一部[南極豪華客船の観光](around Antarctic Peninsula)までです。南極半島は南極大陸の最北端に位置していて、南米大陸の南にちょうど対峙する形です。
南極大陸、半島ともに1961年の南極条約によって、あらゆる国の領有権は凍結されているため、現在どの国にも所属していません。しかし南極観測のために様々な国が基地を建設していて、紛争を警戒してか軍隊が駐留してる国も多いようです。日本の昭和基地も南極大陸近くの島にあります。
2/24、スタープリンセス号はサウスシェトランド諸島のElephant Island(エレファント島)そばを通りました。朝早くに島が見えてきた時には雲や霧が多くて視界が悪かったです。島というか山には一面ではないけど雪が積もってて、周りの海には大小の流氷がたくさん浮かんでました。昼前になるとやっと晴れてきて、きれいな島と流氷を見れました。この島が南極への第一歩目です!
流氷には卓状氷山と呼ばれる、頂上が平らなものも多く見られ、運が良ければこの上にアデリーペンギン等が住んでるそうです。結局幸運には恵まれず、肉眼ではペンギンは見れませんでした。プロカメラマンの超望遠カメラでは流氷上のペンギンがたくさん写されてたけど今年のものか怪しいです。
2/25、朝早くに陸地が見えてきました。南極半島のEsperanza Station(エスペランザ・ステーション。アルゼンチン基地)です。ほとんど雪に覆われています。周りの海は流氷だらけなので大型船では近づけません。流氷は昨日よりも巨大な卓状流氷がたくさんありましたが、残念ながらペンギンは見つけられません。
氷山の一角と言う言葉があるとおり、流氷も海面に見えてない海の中の方が大きいのでしょうか。これを侮るとタイタニックの二の舞になるのでしょう。昨年2007年11月にも南極クルーズ船が沈没したそうです。日本人旅行者も乗船してたそうですが、幸い乗客全員が救助されたそうです。
その午後には南極半島の少し北にあるキングジョージ島のAdmiralty Bay(アドミラルティ湾)へ着きました。イギリス基地があり、小型船が私達の船にくっついて数人が乗り込んできました。もちろん乗っ取りではなく挨拶に来たのです。この島もほとんどは雪だけど、茶色い地面も見えていました。気温はもう氷点下だったと思うので、私の持ってる最高防寒具で甲板に出ましたが、それでも寒かったです。
2/26、今回のクルーズでの最南端(南緯64度。ちなみに南極点は南緯90度)のNeu Mayer Gracier(ニューマイヤー氷河)に到達しました。比較的狭い水道をゆっくり進んで行きました。両側は一面が雪で覆われた南極半島と島々。途中から晴れてきたので、雪景色もすばらしくきれいで、ついに雪の大陸・南極へ来たゾ~と実感!!
長い冬(3月中旬~10月頃)には吹雪で周囲が見えなくなるそうですが、この時期は夏だし快晴できれいな雪の大陸と澄んだ海を見ることが出来て大満足。朝から夜までかけてゆっくりと水道を一周してくれたので、いろんな景色を見れました。ペンギン、アザラシ、しろくま(北極にしかいませんが)などを見れなかったのは上陸船ではないので仕方ないと諦めました。。
ペンギンが海を飛びながら泳いでる姿はちょっとだけ見れたのでラッキー♪。クジラの潮吹きは何度も見れましたが、海上には姿を見せてくれませんでした。もしまたいつか機会があれば南極上陸船にも再挑戦してみたいです(^^)。
2/27の午前中には、再び北上してDeception Island(デセプション島)の周りをぐるっと一周してくれました。上陸船ではこの島の温泉につかるそうです。島にはアザラシ、ペンギン(Gentoo、Chinstrap(あごヒゲ))がいるそうです。天候が良くなくて雲や霧が島を覆っていたので甲板に出てる人は少なかったです。昨日までの景色で南極には満足してしまったと言うこともあるのでしょうが。私達日本人バックパッカーも温泉の代わりにジャグジーを占領してしまいました(^^♪
2/28の夕方には、アメリカ大陸最南端のCape Horn(ケープホーン)へ到着しました。いつの間にかドレーク海峡は超えています。チリ領土なのでチリ国旗が見えました。ここでも小型船でこちらの船に乗り込み、挨拶にやって来ました。
この日も曇りがちだったので視界が悪かったし、南極からは遠ざかってしまったという寂しさも手伝ってか、あまり感動しませんでした。甲板に出てる人も南極の時ほど多くないように思いました。とゆーわけで南極クルーズは終了し、後は南米のいくつかの都市に上陸するだけの日程になりました。
Thank you(サンキュー。英語)(最後まで読んで頂き)ありがとうございます」、
Good Night(グッナイッ。英語)「おやすみなさーい」(-_-)zzz「コテッ」