ゆめぽろ(@yumepolo)です。こんちはっ!
クイズ!ゆめぽろ丼(解答は本文中)。インカの聖なる谷にあるピサック村で7月に行われる聖カルメン祭では、仮面パレードで村を一周した後、教会前であるものを踏んでパレードは終了します。さてその踏むあるものとは一体何でしょうか?
2008/6/22は、朝からピサックの村へ出かけました。この日は日曜日だったのでインディヘナ(ペルーの先住民)による民芸品市場が開かれるのです。クスコからのバスは、12角の石の道をアルマスと反対側へ歩きすぐ右折した通りAV.Tullumayoを更に約15分歩いた先のバスターミナルから出ています。ここへはAv.El Solからも行けるし、時間ない場合はタクシーで2ソル程度で行けます。このターミナルからはピサックやカルカ行きバスが出ています。片道2.2ソル(約80円)。約40分。
ピサックの民芸品市場はかなり広くて、ペルーで買えるほとんどの品が揃っているなと思いました。同じ物でも色や模様違いのものが豊富です。しかし観光客慣れしてるので最初の言い値は高いです。値切って値切って値切ると半額以下にまで下がりますが、たぶん現地価格はもっと安いのだと思います。中途半端にしか下がらないとクスコより高い買い物になる場合もあるので注意です。価格だけでいうならアレキパが安かったけど品揃えはダントツでピサックが上です。
今回の世界一周旅行ではなるべく荷物を増やさないようにと買い物はほとんどしませんでした。メキシコやグアテマラではかなり欲しいものがあったけど我慢しました。しかしペルーやボリビアからは日本への郵便料が安いので、送ることを前提にお土産を好きなだけ買うことにしました。
ピサック市場では先住民のおばちゃんの民族衣装が見れるのも楽しみの1つです。この日は主に、カラフルな布ハット(帽子)を5ソル(約190円)で、きれいな模様で編んだ財布を3ソルで、ペットボトルホルダーを2ソルで、コイヨリッティの覆面を5ソルで購入しました。ピサックでは果物や野菜も安かったので夕食用に買って帰りましたが、クスコのメルカドも同じくらいでがっかりでした。
屋台のAnticucho(アンティクーチョ。牛の心臓の串焼き)がとてもおいしそうだったので買って食べました。好物です♪。あと、小さな露店が並ぶ路地のような場所へ入って行くと、とてもかわいいCuy(クイ。テンジクネズミ)をたくさん買っている場所を見つけました。どうやらペットとしてではなく、丸焼きにして食べるためのようです。私もアレキパで食べたことがあります。
6/29は、オリャンタイタンボで開催された祭りオリャンタイライミ(写真ブログ)を見た後に、ヨシコさんらと一緒に少し寄りました。でももう暗くなりかけだったので店じまいを始めてました。
7/1は、午後前からピサックへ行きました。火・木・日のうちの火曜日だったので市場が出てました。でも私のこの日の目的は市場ではなく、ピサック遺跡でした。この遺跡はマチュピチュに匹敵するとも、マチュピチュ以上に天空の城とも言われるほど評判が良いです。それにクスコ周辺遺跡の周遊チケットにも含まれてるので、それを買ったのならぜひ行くべきだと思います。
ピサック遺跡への道は、民芸品市場を左奥まで行った場所からスタートします。階段をひたすら登って行くのですが、標高2800mを超える高地なので息切れしてすぐ疲れてしまいます。登りだしてすぐの場所でチケットチェックがありますが、いない場合はフリーで入れるとか。しんどかったけどかなり急いで登ったので30分ほどで遺跡の入口に到達出来ました。ちなみにタクシーでも別の道から行けるそうなので、時間ない場合や複数人の場合はそちらがいいかも。バスも探せばあるらしい。
この遺跡はマチュピチュ同様に山の上に築かれているので、下から見上げると城壁が山から飛び出てて、本当に天空の城と呼べるように思えました。実際に遺跡に入ってみるとかなりこじんまりとしています。さすがにマチュピチュ遺跡と比較するには役不足だと思います。しかしインカの石組みをこんな不安定な場所へ持ち込んだ技術は、マチュピチュ遺跡と同様のものです。遺跡まで登ってくると周囲の景色やピサック村もとてもきれいに見えます。
ピサック遺跡は小さいと聞いてたので登ったらすぐに降りるつもりでしたが、実は周辺にはたくさんのインカ遺跡があります。天空の城だけ見ればいいのならすぐ帰れるけど、せっかくなので周辺遺跡も見に行きました。アンデネス(段々畑)が広がってるのはマチュピチュや他のインカ遺跡と同様です。眼下にもインカ遺跡っぽいのが見えます。古い小屋が並んでました。これは食料庫だったとも言われています。
向こうの山にも遺跡が見えたので行ってみました。途中、小さなトンネルもくぐりました。そこにはインティワタナと呼ばれる太陽観測所もありました。マチュピチュにあるのにも似てます。太陽の神殿のように丸みを帯びた建物もありました。インカお得意の水路もあって、今でも水が流れ続けていました。こんなに高い場所に水が流れてるのは不思議ですが、サイフォンの技術を利用してるのかもしれません。
宗教関連だけでなく住居っぽい建物もありました。平日だったからか、ドイツ人カップル1組以外では、ほとんど人には出会わなかったです。結局、山の上の遺跡めぐりに2時間くらい費やしてしまい、ピサック村まで降りてきたのは17時前でした。民芸品市場はもう店じまいを始めてました。それはそれで残念でしたが、ピサック遺跡を気に入ってゆっくり回れたので満足でした。
7/16、いったんボリビアまで行ってたけど、ピサックの仮面祭りのことを聞いてたので戻って来ました。これはVirgen del Carmen(ビルヘン・デル・カルメン。聖女カルメン祭)と呼ばれ、本場の祭りはクスコから北東へ120Kmの場所にある、パウカルタンボという町で7/16に開催されるそうです。しかしそこまで行かなくても、ピサック村でも同じくらいの祭りを見れるそうです。
パウカルタンボでの日程は知りませんが、ピサックでは7/15~18の間が祭り期間のようです。でも仮面祭りはたぶん16日だけだと思います。他の日は見てないのでたぶんですが。聖女カルメンとはキリスト教の守護聖人の1人だそうなので、基本的には教会から出発して教会へ帰って行きます。しかし土着宗教の影響がかなり強くて、この祭りにはアンデス地方の人々の、スペインの圧制に対する気持ちがこめられているそうです。
10時に行くとちょうど始まったばかりでした。いろんな地方のふりふり民族衣装を着た子供たちが超かわいい♪。仮面・覆面の種類はとても豊富です。キツネ、ゴリラ、コンドル、天狗に似てる鼻の長い老人、角のある悪魔のような顔、真っ黒な鬼(黒人を表してるらしい)、コイヨリッティの白覆面、ひょっとこみたいな惚けた顔など。
仮面・覆面と付けた人達はピサック村をゆっくりと一周パレードします。そして仮面を付けた人達によって、聖女カルメンの人形を担いだみこしも一周します。最後は広場前の教会まで戻って来て、その前の地面に作られた砂絵を何度も踏んでから教会へ入って行きました。その後も広場にて、仮面の人達の踊りを1時間くらい見れました。
この祭りはインティライミに比べると小規模だけど、近くで見れるし一緒に歩けるし変わった仮面も多いので、数多く見た南米の祭りの中でも特に気に入りました。
クスコへのバス乗場の前に出てた屋台で、チキン唐揚げ・パスタ・ポテトフライ・ライスがセットになった1皿の食事を買いました。なんと1ソル(約35円)。パスタと米も入っててボリュームもあり、鶏肉もそこそこ軟らかくておいしいのにこの値段。だからペルーの食事は南米一だと思うのです!。実はこれ、オリャンタイタイミの帰り道(6/29)にヨシコさんが見つけて食べてたのが羨ましくて、ぜひ食べたいと思ってたのです。
と言うわけで、クイズ!ゆめぽろ丼の答えは「砂絵」でした(^^)/
Gracias(グラシアス。スペイン語)「(最後まで読んで頂き)ありがとうございます」、
Buenas Noches(ブエナス・ノチェス)「おやすみなさーい」(-_-)zzz「コテッ」