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ジェリコアコアラ/ブラジル旅行!白い砂丘と海の田舎町。カシューナッツの秘密

ジェリコアコアラ、砂丘と海ブラジルのジェリコアコアラ(Jericoacoara)は、日本人にはあまり知られてないけど、欧米人には人気の国立公園です。大西洋の海岸沿いにある田舎漁村です。
海と砂丘が接してる景色がとても不思議です。近くにはアーチ状の岩もありました。ここに来るにも、ここから出るにも砂の道を走る必要があります。最初は非日常の風景に感動するのですが、最後の方は……

ゆめぽろ(@yumepolo)です。こんちはっ!

この時期、昼は暑くて夜は適温でした。

2008/9/9の朝、レシフェからフォルタレーザ経由、そしてジジョカからトラックバスに乗り換えて約1時間で到着。砂の広場で降りました。バスを降りると客引きが来てたので交渉しました。中でも一番安いおじいちゃんに着いて行くと、徒歩3分くらいでPousada do Tirinhaに到着。交渉したところ朝食なしで1人15レアル(約900円)にしてくれたので泊まることに決めました。朝食付でこの値段に出来た人もいるようです。
もう暗くなりかけてたので、夕食のための食材をスーパーまで買いに行きました。ところでこの町、舗装道路はなくて全面が砂の道で歩きにくいです。スーパーは大きな商店程度でした。あまり食べたいものがなかったけど、ふと目に付いたのがヤシの実。連れてきてくれた客引きじいちゃんはCoco:ココというので、ココナッツなんだと思います。ブラジルではよく食べられます。
ココナッツ割るおばあちゃんココ粉でタピオカクレープジェリコアコアラ、砂丘と海
それまで私は勘違いしてたのですが、ココナッツと椰子の実は別物だと思ってました。でも調べてみると、ココはヤシの一種で、その実であるココナッツはヤシの実の一種なのです。ここで疑問なのはよく屋台で売ってるココナッツジュース。大きな緑の実で売っています。これはヤシの実の一種ではあるけど、ココナッツではない気がします。ココナッツはもっと小ぶりで茶色い毛がたくさん実を包んでるものですから。
ついでにココナッツと相性のよいTapioca:タピオカとは、キャッサバと呼ばれる芋の仲間の根茎からデンプンを粉状にしたものです。利用法は小麦粉に似ています。ブラジルはナイジェリアに次いで生産量世界第2位だとか。3位はタイ。せっかくなので、ココナッツを丸い実のまま買いました。そしてタピオカの粉も購入。粉の店はどうやら客引きじいちゃんの店だったらしい。卵も買って、レンソイスやレシフェで食べたおいしいタピオカクレープを再現してみることに。
戻るとさっそく宿のおばあちゃんがココナッツを真っ二つに割ってくれました。そして娘がスプーンで実をかき出し始めました。いとも簡単にかき出すのですが、途中から代わってみるとかなり難しくて大変な作業でした。スプーンが曲がりそうだし。ちなみにかき出す専用調理器具もあるようです。次にタピオカ粉にココナッツの粉や、卵や水を加えて混ぜます。ちなみに娘さんはかなり親切に指導してくれたけど最後にチップを要求してきました。ブラジルでは初めてでびっくりしたけど、欧米人に慣れてるからでしょう。
ジェリコアコアラの町並みジェリコアコアラ、砂丘と海変なサボテン
そしてフライパンで焼くのですが。これがどうも固まりません。後で調べたのですが、水を加える時は少しづつ混ぜながらでないと、ダマになってしまうようです。そして卵を一緒に混ぜたのもよくなかったかも。どうもお好み焼きの要領でやってしまったのが失敗でした。初めて東京に行ってもんじゃ焼きを食べた時もこの要領で作ったら、もんじゃではなく変なお好み焼きになりました。とゆーわけで変なタピオカパイ?になったけど、味は卵とココナッツなのでなかなかでした。
9/10、午前中は海岸&砂丘へ。このジェリコアコアラ国立公園、名前はかわいいけど日本人にはあまり馴染みのない町です。でも欧米人の間では大人気!アメリカの雑誌ではブラジルで一番美しいビーチだと紹介されたこともあるとか。おかげで田舎漁村だったのに、観光リゾート地化されつつあります。リゾートホテルも建ち、お土産屋もいっぱい。人気の理由は海だけではなくそのすぐ隣に砂漠というか砂丘が広がってるからです。
田舎漁村というだけなら、ベリーズのキーカーカー(写真ブログ)など似たような場所もたくさんありますが、このジェリコアコアラは砂漠に囲まれたオアシスなんです。でも大西洋に面してるので、オアシスって言い方はおかしんでしょうね。それにしても砂漠と海の組み合わせってのはなかなか不思議です。そしてとてもきれいなんです。この日はあいにく曇りで青空が少なかったのが残念です。
ジェリコアコアラ、海の景色サボテンの生えてる海沿いジェリコアコアラ、アーチ岩
町から海に出るとすぐ目の前に白い砂丘が見えるので登ってみました。足が砂に取られるため、簡単には登れません。なかなか進みません。でもやっと頂上へ到達すると、海と町との景色がすばらしいです。空から眺められれば、砂漠と海と町が同時に見れてもっとすばらしいでしょう。砂丘の上は気持ちよかったけど、風が吹いて砂まみれになりました。座ったりもしたのでポケットの中も砂だらけ。
海へ下りてみました。砂丘の上からはとてもきれいに見えた海でしたが、近くまでいくとそれほどでした。泳いでる人もあまりいません。実際海に入ってみると、なかなか深くならないので砂が舞って透明度が低いのです。これでは遊泳には向かないかも。欧米人はビーチで本を読んだり、沖でウィンドサーフィンして楽しんでました。海から上がると砂風で砂まみれになりました。
いったん宿へ帰ってから、Pedra Fradaへ行ってみることにしました。ロンプラではジェリコアコアラから3Kmと書いてたけど、私は1人ならかなり足が速いので1時間もしないうちに着きました。そこまでの道はずっと海沿いなので景色もいいし、海のにおいがして良かったです。歩きで来る人は少ないらしく、誰ともすれ違わなかったです。近くの湖などへ行くバギーや乗馬のツアーはあるようです。
ジェリコアコアラ、夕陽ジェリコアコアラサンセットジェリコアコアラ、夕焼け
私が着いた場所に、アーチ状の岩があったのでたぶんPedra Fradaだと思うけど、標識も何もないので分かりません。思ってたほど大きくなかったので少しがっかり。周囲を歩いて湖を探してみたけど、歩いて行ける範囲ではないのかも知れません。あきらめて町へ戻りました。帰り道は地元民や観光客など数人とすれ違いました。地元民にはなぜか、ジャッポネーゼって喜ばれました。本当にブラジル人は日本人好きです。
宿へ戻ると夕陽の時間まで、部屋の前のハンモックでのんびりしてました。そして17:30頃に夕陽を眺めるために海へ。ほとんどの観光客が砂丘に登ってるので大混雑でした。場所取りも大変そうなので、私は海岸から夕陽が沈むのを眺めました。いつ見ても夕陽はきれい。体内時計をリセットしてくれる朝日は有名ですが、夕陽も効果があるそうです。日本で働いてた時はどちらも縁がなかったです。
夕陽が終わる頃に砂丘へ登りました。砂丘の上はかなり広いので、大勢の観光客が登ってもまだまだ大丈夫でした。どうせなら登った方が良かったかなー。しばらく夕焼け空が続いたので、みんなゆったりと眺めてました。ビールを飲みながらの人も多いです。夕焼けも終わりかける頃、町の方へと下りて行きました。すると格闘舞踏カポエイラのスクールが開かれてました。カポエイラについてはサルバドール(写真ブログ)の記事で。
大移動。ジープで渡し舟イカダの向こう岸がカモシン大移動中、巨石が集まる
9/11は、早朝6時前に起きて宿を出ました。チケットは昨日購入してたので、Camocin:カモシン行きジープが宿前に迎えに来てくれました。地元民はみなトヨタと呼びます。それから数人をピックアップしてから出発。右手はずーと海、左手はずーと砂漠で砂の上を走ります。30分も走らないうちに海を渡るため、ジープごと渡し舟に乗りました。向こう岸に着くとまた出発。この辺りには木が生えています。
約1時間走ると、また渡し舟。そして渡った先がカモシンの町。次のミニバスが出発するのは10:30。それまで町をぷらぷらして、食事もしました。ミニバスが走る景色は前半は自然の中、後半は田舎町。巨石の多い地域も通りました。あそこは一体何なのでしょうか。少し気になりました。そして13:30にParnaiba:パルナイバのバスターミナル前で降ろしてくれました。親切なブラジル人に感謝♪
次の町Tutoia:トゥトイアまでのバスは2社あったけど早く出発する方に決めました。14時発だったけど結局は14時半頃に出発。ローカルバスのような中距離型バスで。左右には草木が広がってるけど、ほとんど舗装道路。かなりゆっくりな走行で17時半頃到着。すぐにAtins:アティンス行きバスを探すも見つからず。地元民に聞いたところ、翌朝までないということ。そこで日数計算してみると、今晩行けないと厳しいことが判明。
パルナイバまでのドライバートゥトイア、シュラスコ定食トゥトイアの町並み
ベレンからの飛行機を既に予約してるからです。仕方なく行き先を変更することにして、その日はトゥトイアで泊まることに。バスターミナル近くの安宿は2件とも満員だったので、宿のスタッフに教えてもらった宿Pousada Arpoadorにチェックイン。場所は、ターミナルの方を見て右手に約50m行き、左折して約50m。夕食は近くの食堂でブラジル名物シュラスコ定食。3レアル(約180円)はブラジルでは安い。しかもうまい!。
9/12、午前9時半頃にトラックバスの荷台に乗って出発。アティンスはあきらめてバヘリーニャスを目指します。今回また白い砂の道をガタガタと。周りには木が生い茂ってるのでなかなかきれいな景色。途中、大きな水たまりをゆ~くりと渡りました。そして11時頃にガソリンスタンドに到着。たぶんPaulino Nevesという村。ここからCabure経由でアティンスへ行けるようです。私はバヘリーニャス行きバスを待ちました。
突然ですが私は豆類が大好きです。その豆の中でマカデミアナッツほどではないけど高めのカシューナッツってありますよね。中華料理にもよく使われてます。あのカシューナッツはブラジル原産だそうです。ポルトガル語でCaju:カジュー。その豆がこのガソリンスタンド裏にたくさんあったのです。しかも想像もしてなかった姿で。赤い実はカシューアップルと呼ばれ、ジャムなどに使われるとか。
不思議なカシューナッツ自然の中を大移動自然の中を大移動。クタクタ
その実の下に付いてる緑っぽい実がカシューナッツなのです!私は枝豆やソラマメのようなものを想像していただけにびっくりしました。パイナップルの出来かたを初めて知った時に似た驚きです。そんなカシューナッツを1時間も見てるとトラックバスがやって来ました。横幅ぎりの橋を渡り、ひたすら砂道。青い空、白い砂丘、所々に緑、水たまり、牛やヤギもたまにいる。そんな風景、序盤には感動出来ただろうけど、さすがにトラックの荷台でクタクタ。
でも旅の初めなら感動を持続出来たかも知れません。「感動がなくなってきたら帰国するべし」とは誰の言葉だったでしょうか。そんなことを考えてると、14時半頃にバヘリーニャスの町に到着。

まとめ:今日のゆめぽろ旅行の一言


Obligado(オブリガード。ポルトガル語)「(最後まで読んで頂き)ありがとうございます」
Boa Noite(ボア、ノイチ。ポルトガル語)「おやすみなさーい」

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ゆめぽろ(@yumepolo)でした。ばいちゃお! こてっZzz

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